JIM-NETスタッフblog

JIM-NET(日本イラク医療支援ネットワーク)では、
イラクの小児がん医療支援、イラク国内避難民・シリア難民支援、福島の子どもたちを放射能から守る活動を行っています。

【サブリーンの絵の着物】

先日のチョコ募金キックオフに出演してくださった神野美伽さんがインスタに、神野さんの着物の柄を描いたクッキーを載せてくださいました。

サブリーンの絵を使って着物を作ってくださった神野さん。その着物が今度はクッキーに!
ありがとうございます🎵

神野さんインスタ

【難民キャンプからシリアへ帰らざるを得なくなったシリア人】

ここ二ヶ月、イラクのシリア人難民キャンプからシリアに帰ることを余儀なくされたシリア人が急増していると現地スタッフから連絡が入りました。10月以降、イラク・エルビルにあるダラシャクラン難民キャンプだけでも40家族以上のシリア人がシリアに戻ったとのこと。40家族以上が次々にシリアに戻るということは今までになかったことだそうです。

その中の一人、数日後にシリアに戻るというスレイマンさん(31歳)に現地スタッフが話を聞きました。

一体、彼らに何が起こったのでしょうか?

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私の名前はスレイマン。
シリア北東部カミシリ郊外の町の出身です。スレイマンさん
25歳の時に紛争から逃れ、ここイラク・エルビルに難民として来て6年が経過しました。

エルビルで同じシリア人と結婚したのだけど、難民である私はエルビル市内で家を借りるが金銭的に難しく、難民キャンプで暮らし始めました。
ここでも何の金銭的な援助は受けれず、テントや生活用品、すべての物を私は自腹で買い揃えたんです。

◆住む家(テント)はいくらで購入したんですか?

ー4600$だよ。
あと生活に必要なものを揃えるのに1000$以上かかったかな。

◆仕事はしているんですか?

ーイラクでは我々シリア人でも仕事をすることが認められいていて、仕事があった私は生活もそう悪くなかったんだよ。紛争下のシリアに比べると生活はよかったよ。

◆どこで働いているのですか?

ーエルビル市内にあるホテルで働いていたよ。
つい先月までね。

でも、ある日オーナーがしばらくこなくていいよ、というので仕事が再開されるのを自宅で待っていたんだ。でも経営状況が厳しくなって給与を支払うことができなくなったとオーナーに言われ、辞めざるを得なくなったんだ。

元々経済がよくなかったクルド自治区では9月25日の人民投票(クルド独立を問う人民投票)後はイラク中央政府からの制裁もあって経済やセキュリティが以前よも不安になって我々にも生活に影響がでてきたんだ。

◆仕事を失ってしまった、だからシリアへ?
ーはい、ここにはもういることができないんです。

◆それはなぜですか?

ーエルビルとシリアでは物価がだいぶ違うんだよ。

◆だいたいどれくらい違うのですか?一ヶ月100$で生活費はカバーできますか?

ーシリアではそのくらいで一ヶ月暮らせるけど、ここエルビルでは300$でも足らないくらいなんだ。
子どもがもし病気になってもここでは十分に治療を受けさせることもできないんだ。

◆キャンプのクリニックで治療してくれるのでは?

ーここにはクリニックはないんだよ。医者が一人だけいるんだけど、小児科の専門ではないので子どもの病気については良く分かっていないようなんだ。そんなところへ連れて行きたいと思うか?必要な薬もなく、ケアも全くしてもらえないんだ。
結局、専門医がいるエルビルの病院に行くことを余儀なくされ、薬も自分で買わなければいけないんだよ。イラクでは基本的に治療費や薬代が無料なのだけど、プライベートの病院に行けばお金もかかるし、病院内の薬も慢性的に不足しているだろう。だから結局自分で買うしかないんだ。

◆エルビル市内までの交通費は自腹ですか?

ー勿論、それだって大変な出費だよ。

◆もしシリアに帰ったらどこに住むんですか?
仕事はあるの?

ー私たちはシリアに家があって、そこに住むよ。修理しなければいけないけれど家を賃貸で借りるよりずっといい。
収入は少ないだろうけど、あると聞いているよ。

===========

最後にスレイマンさんは

「想像できるかな、仕事と収入がないこの生活を・・・。」

と途方に暮れた目で話していたと言います。

シリアに帰ることを渇望する人もいます。
しかしこのように帰らざるを得ない状況にいる人たちもいるという状況がイラクやヨルダンでは最近では続いています。

選択肢がなく、ただ生きることのために生活を場を変えることはつらいことだという現地スタッフの言葉は考えさせられるものがありました。

スレイマンさん

(斉藤)

【ヨルダンのシリア難民負傷者・障害者支援】

アクセス支援のサービスは子どもたちにも利用されています。

シリアで家族みんなが戦闘に巻き込まれて大けがをして、シリア難民障害者支援ヨルダンまで運ばれてきたジュアンちゃん一家。お母さんとお姉さんはその後亡くなってしまい、お父さんとジュアンちゃんは、爆弾の破片が体の中に残っていていながら、難民キャンプで暮らしています。
今でも左の足首あたりが痛くて、靴を履くのも大変です。痛くて夜起きてしまうこともあるそうで、昨日は、もう一度手術したらよくなるかどうか、キャンプを出てアンマンの病院で検査をしてもらいました。「痛い」感覚は本人しかわからないので、彼女のように、一見普通に歩いているように見えると、大丈夫なのかと思ってしまいますが、この「痛い」を見逃してもっとひどいことにならないようにしないと。周りの大人にその余裕があるようにと思います。

スンドゥスちゃんは3歳。キャンプ生まれのキャンプ育ちです。生まれた時から右足が大腿部からなくて、すでに義足を使っていますが、1年前に作った義足がもう小さくて(子どもって靴のサイズ毎年変わりますよね)、新しいのを作らなくてはならず、アンマンの義肢センターにしばらく通います。キャンプからアンマンまで1時間半くらい、おじいちゃんと一緒ですが飽きちゃいます。はじめは緊張で固くなっていて、慣れてきたらグズグズし始めました。そして帰りは、ポテトチップス買ってもらってうれしそうでしたが、車では食べない、って言われてまた泣いてました。そして疲れてぐっすり。

写真はジュアンちゃんとお父さん。お父さんもまだ治療中です。

【今週末にチョコ募金ができるイベント〜鎌倉編】

「十二月に語る平和」
《ひと、自然・いのちのつながり》をテーマに、2部構成でお送りします。
1部 ドキュメンタリー映画『福島 生きものの記録シリーズ5』
(2017年群像舎作品)上映
2部 探検家で医師の関野吉晴さんのお話「いのちのつながり」

日時:2017年12月9日(土)18:30〜21:10 (開場18:10)
場所:鎌倉生涯学習センターホール(JR鎌倉駅東口徒歩3分)
主催:鎌倉・岐れ路の会 
後援:鎌倉市教育委員会
入場料金 大人 \1500 中高生 \500
チケット取り扱い:島森書店・たらば書房・松林堂書店・オーガニックマートよこい・ソンベカフェ
お問い合わせと市外からの申し込み:
  0467-24-0501(さだかね) 080-5035-7168(小堀)
  fax. 0467-38-7305
email crossroadcafe_kamakura@yahoo.co.jp
*車イス席あります。
  ◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

12月に語る平和

(崔)

【今週末にチョコ募金ができるイベント〜東京編】

「シリアNOW!vol.2〜報道・研究・支援・写真から見るシリア〜」
シリア紛争下の北部アレッポで激しい戦闘の中、自らの命が危険にさらなれながらも人命救助を行うシリア人民間防衛隊の通称を「ホワイトヘルメット」といいます。
2016年ノーベル平和賞候補にもなった、彼らの活動に密着したドキュメンタリー映画の上映及び、各ゲストがそれぞれの視点から見るホワイトヘルメット、またシリア紛争下の状況や今度のシリア情勢についても大いに語っていただきます。
過酷な実状を浮き彫りにするドキュメンタリーと、それぞれの専門家が見る「シリア」に是非触れてみてください。
=============================
◆日時:12月9日(土)13:30開場/14:00開始
◆会場:専修大学 神田キャンパス2号館204教室
◆料金:1000円(資料代)
◆映画上映
「ホワイト・ヘルメットーシリア民間防衛隊ー」
第89回アカデミー短編ドキュメンタリー賞受賞(2016/英/40分)

◆トークセッション
春日芳晃(朝日新聞社 国際報道部デスク・元イスタンブール支局長)
青山弘之(東京外語大学 教授)
鈴木雄介(ドキュメンタリー写真家)
佐藤真紀(JIM-NET事務局長)
主催:JIM-NET(日本イラク医療支援ネットワーク)
【お申し込み】
メール:info-jim@jim-net.net
電話:03-6228-0746

【SUGIZOさんがチョコ募金の紹介♥】

SUGIZO さんのインスタ、Twitter でチョコ募金 紹介して頂きました❗️
ありがとうございます🎵

支援の環が大きく広がりそうです✨

チョコ募金は申込がスタートしており2018年1月末くらいまで受付予定です。
よろしくお願いいたします。

チョコ募金のお申し込みはこちらから↓
https://www.jim-net.org/support/choco_donation/

SUGIZO


【ヨルダンの障害のあるシリア難民支援】

治療中やリハビリ中のシリア人を病院まで送迎するサービス、今日の利用者の一人を紹介します。

モハンマドさんは、左半身麻痺で軽い言語障害もありますが、シリア難民負傷者支援ゆっくりと優しくご自分のことを話してくださいました。
シリアではコンピューター・エンジニアだったそうです。中東地域では、エンジニアはとっても尊敬される職業です。会社員として指紋認証などのシステムを作る仕事をしていた2011年、住んでいたイドリブから実家のあるダマスカスに向かっているときに銃撃に遭って頭を撃たれてしまい、トルコで治療を受けたそうです。
トルコで9か月過ごした後、妻子のいるヨルダンに移ってきて、でもその後離婚。今は、治療中の障害のある人たちが一緒に暮らすアコモデーションセンターにいます。
2011年の受傷からすでに長い時間がたっていますが、まだ手術が必要なのだそうです。今日は左足の付け根の関節手術のための検査にいきました。左足を引きずるように歩きます。


こちらで会う大けがをしたシリア人の多くは、何度も何度も手術を受けています。一度でも手術を受けると体力が相当奪われますから、それを繰り返すなんて本当に負担です。
戦争さえなければ、エンジニアのキャリアを積んでいったでしょう。離婚もしなかったかもしれません。せめて体の状態が落ち着いて、これからの人生に希望を持つことができるようになってほしい。そのための小さな小さなお手伝いがJIM-NETの移送サービスです。
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