JIM-NETスタッフblog

JIM-NET(日本イラク医療支援ネットワーク)では、
イラクの小児がん医療支援、イラク国内避難民・シリア難民支援、福島の子どもたちを放射能から守る活動を行っています。

こどもアートアドベンチャー@練馬ココネリ

🌻夏休みの恒例イベント🌻

こどもアートアドベンチャー @練馬ココネリ
https://www.city.nerima.tokyo.jp/…/bunka/kodomo-art.html

◆2026年8月19日(水)10時〜17時
◆入場料・参加費無料

夏休みの子どもたちと一緒にワークショップを楽しむ
『こどもアートアドベンチャー』に今年も参加させていただきます♪
JIM-NETはフェルト作家の百子先生と地球儀を作ります🌎
今年はなんと19ものアート体験ワークショップがあるそうです!
(ワークショップは一部チケット制です。参加整理券を9時30分より配布いたします。)
🌈ライブペインディング、操り人形、お相撲さん、歌…etc
楽しいショーもたくさん💕
夏休みの楽しい思い出作りにぜひお越しください!
パンフレットのpdfはこちらです。
https://www.city.nerima.tokyo.jp/…/kodom…/kodomo2026.pdf

敗戦記念日に寄せて―ピースフェスで考えた、世界の戦争と私たちの暮らし

🌈敗戦記念日に寄せて🌈
「日本の平和は、障子の和紙のように薄い」
 ―ピースフェスで考えた、世界の戦争と私たちの暮らし
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7月4日(土)、パルシステム東京の平和カンパを広め、平和について学びを深める「ピースフェス」が開催され、JIM-NETもブース出展させていただきました。
JIM-NETでは、パルシステム東京が組合員の皆さまに呼びかけてくださっている「平和カンパ」よりご支援をいただいており、日頃から私たちの活動を温かく支えていただいています。
今回の基調講演には、俳優・表現者のサヘル・ローズさんと、ウクライナからの留学生で茨城県留学生親善大使のトロプチン・ニキタさんが登壇され、JIM-NETの崔がファシリテーターを務めました。

<3月のJIM-NETギャラリー展から、今回の「ピースフェス」へ>
今回のサヘルさんとニキタさんのクロストークには、ひとつのご縁がありました。
今年3月、JIM-NETのギャラリー展でお二人によるクロストークを開催した際、パルシステム東京の政策推進課の方々が参加してくださいました。おふたりのお話を「ぜひ組合員の皆さまにも紹介したい」とお声かけくださったことから、今回のピースフェスへとつながりました。
ニキタさんは、ピースフェスの前日に、来日してちょうど4年目を迎えたそうです。
「『郷に入っては郷に従え』ということわざ通り、ウクライナ人というアイデンティティを保ちながらも、どうやって日本の文化に合わせるかという日々でした。ウクライナと離れた一方で、日本と近づく機会ができたことは嬉しいんです」
そんな言葉から、トークは始まりました。ニキタさんは、日本の難しいことわざもさらっと話されます。
一方、サヘルさんは、イラン・イラク戦争で孤児となられ、8歳の時に養母とともに来日されました。サヘルさん自身も大変な経験をされたはずですが、「自分は幼い子どもで脳も柔らかく、気づいたら日本に馴染んでいて、すぐに対応できた」と話されました。
そして、18歳という多感で将来を考える時期に、家族と離れ、たった一人で異国である日本にやってきたニキタさんについて、「不安の中で過ごしたニキタさんの思いを、改めて考えたい」と語られました。
相手の経験に静かに思いを寄せるサヘルさんの言葉に、胸が痛くなりました。
この日のトークのテーマは、
「イラク、イラン、そしてウクライナ。遠く離れた地で起きている出来事は、決して別々の問題ではない」ということでした。
サヘルさんからは、こんな問題提起がありました。
「日本のメディアに『現場を見て、彼らの言葉を届けたい』と伝えても、『今それをやる意味は何ですか?』と言われてしまう。
けれど、私たちは地球という、このひとつの星で生活しています。
ひとつの場所で荒れ始めれば、私たちの日常にも必ず影響を与えます。
私たちが日々口にするコーヒーやチョコレート、スマートフォンに使われるレアメタルも、すべて世界のどこかからやってきます。関係のない社会なんて、ひとつもないんです。」

【戦場に残された光ファイバーで、鳥たちが巣をつくる】
崔からは、JIM-NETが昨夏に開催した、ウクライナで取材を続けるジャーナリスト・玉本英子さんの報告会で伺ったお話も紹介しました。ウクライナの最前線では、電波妨害を避けるため、光ファイバーケーブルを用いた有線ドローンが使われています。そして驚くことに、戦場に残された無数の光ファイバーケーブルを鳥たちがくわえ、巣作りに使っているというものです。会場では、玉本さんからお借りしたドローンの模型と、光ファイバーでつくられた鳥の巣の写真を紹介しました。人間が引き起こした戦争が、人間だけでなく、自然界の営みにまでその痕跡を残している・・・。
その事実に、言いようのない怒りを覚えました。

【家族みんながいる時に落ちてほしい。一瞬で殺してほしい。】
また、イラクで起きていることについてもお伝えしました。2月28日のアメリカ・イスラエルによるイラン攻撃後、米軍基地や関連施設に向けた攻撃が続き、ドローンによる攻撃は民間地域にも及びました。そのなかで、上空を飛ぶドローンやミサイルの音に恐怖し、音にとても敏感になってしまったJIM-NETスタッフの9歳の娘さんが、家族にこんな言葉を口にしました。
「どうせドローンが落ちるなら、今、家族がいるこの場で、家の中にみんながいる時に落ちてほしい。一瞬で殺してほしい!」
ある日突然始められた戦争によって、普通の人たちの、普通の暮らしが奪われてしまう。
戦争とは、ニュースの中の軍隊や兵器だけの話ではありません。その下には、一人ひとりの生活があり、家族がいて、子どもたちの日常があります。私たち自身がそのことを改めて突きつけられた出来事でした。

【日本の平和は、障子の和紙のように薄い】
そしてニキタさんは、平和と、そこに生きる私たち一人ひとりの責任について語りました。
「国民が無関心になれば、権力者は好き放題に戦争を進めてしまいます。日本はこれだけ言葉の自由があるということが貴重なもので、それが平和を守る第一線だと思います」
そして最後に、大切なメッセージを残してくれました。
「私は日本に来て、日本の人々にいろんなことを教わったんです。
日本に来なかったら知らなかったことがたくさんあって、その代表例を言うと、『相手を思うこと』。世界は自分だけじゃない。日本は、これだけ互いに密接に暮らしているこの島で、人々と一緒にならざるを得ないからこそ、相手を考えなくてはいけない。一層深く……。
日本での様々な経験を通じて、ウクライナの視点から日本の皆さんに伝えたいということがあります。戦後の日本は、焼け野原になって、そこから建て直し、現在は高層ビルとコンクリートでできています。戦争が終わった時の平和は、コンクリートのように分厚かったと思います。ただ、今は薄っぺらの、障子の和紙のような、猫の足で破れるような平和になったように思います。

私はこれまで、北は北海道や青森、そして南は四国まで旅行しているんですが、この間、田舎では古民家の存在を知りました。特に東京の人、大都市の人、今の経済を動かしている人、皆さんにお伝えしたいのは、戦後の東京も古民家ばっかりだったんですね。木材の家で、着火しやすい家だったんですね。一つの火を消し忘れたら燃えてしまう。障子のような薄い紙でできていた仕切りもあったように、何も変わっていないです。それをコンクリートに変えただけで、本質は変わらない。そんなリマインドを、今日の最後の締めくくりとして残したいです。日本ならではの、日本の本来の、薄いけれど綺麗。それを大事にしないと、綺麗であり続けない。であれば、大事にしましょう、ということです」

【「遠くの出来事」にしないために】
お仕事と並行しながら、さまざまな場でご自身の経験と気づきを発信されているサヘルさん。そして、戦争をきっかけに日本へ来ることになり、この4年間、日本で暮らし、学び、日本という国を自分自身の目で見てきたニキタさん。お二人の言葉を聞きながら、改めて考えさせられました。
遠く離れた場所で起きていることと、私たちの日々の暮らしはつながっています。そして、今ここにある平和も、決して「当たり前」に続いていくものではありません。
ニキタさんが語った、日本の「薄いけれど綺麗」な平和。それを壊さず、大切に守っていくために、私たちに何ができるのか。世界で起こっていることに関心を持ち続けることは、とても忍耐のいることですが、この平和が次の戦争までの「ひと休み」の期間ではなく、永遠に保てるよう、歴史と今を知り、これからを考え続けたい――と改めて感じた時間でした。

【ピースフェスの時間を、これからも】
会場では、今回のトークの記念としてニキタさんが選んだウクライナの詩人、コステンコ・リーナ『人生は進み、書き直しはできない』、ペルシャのウマル・ハイヤーム作四行詩の一遍(無題)、一休宗純『一休み』の資料が配布されました。
折に触れてこの資料を手にして、ピースフェスの時間を思い出したいと思います。

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#イラクレポート26 現地スタッフ リームからの報告

イラン攻撃後の現地の声を届ける
#イラクレポート26

今回のイラクレポートは、アルビル事務所で働いているリームからの報告を元にしています。
リームはシリアから難民としてイラクに逃れてきました。様々な困難を乗り越え、
私たちジムネットとの出会いがあり、スタッフになっていただきました。
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昨年、私がイラク訪問をした際に初めて顔を合わせたのですが、第一印象は「情熱的でありながらクールな知性の持ち主」という人柄でした。自身も母親なので、病気の子供たちを自分の子供のように親身になって考えることができる資質があるようにも感じられました。また、とても勉強熱心で、白血病やがんの子供たちにどのような配慮が必要なのかを理解し、絶えずそのことに留意して活動をしています。

彼女は病院の隣に併設されたジムネットハウス(現在はナナカリ病院とシェアしている)で、子供たちのサマーコースなどを担当してくれています。ボランティアのコーディネートも担当しており、特に女性が主なボランティアグループなので、リームの存在はとても貴重だと思います。

イラク戦争後、すでに22年が経過し、昨年の初め頃は「戦後最も平和で経済も安定してきた」とイラクの人たちは感じていました。
しかし、それがイランとアメリカ・イスラエル間の緊張で、またしても厳しい状況が生まれています。
ジムネットのメインオフィスは、戦後最も安全と見なされていたエルビル(アルビル)にあります。
戦後直後は首都バグダッドでテロが頻発しており、本来は首都に事務所を置くべきだったのですが、あまりにも治安が悪く断念した経緯があります。それに比べたら、今はとても治安が落ち着いています。

リームは上司であるラワンドと一緒に最近、バグダッドとバスラに出張しました。バグダッドでジムネットが活動している拠点を改善するためです。
リームが一番気にしているのは、子供たちが病院で待機するプレイルームの衛生状況です。抗がん剤の投与を受けている子供たちは免疫力が下がっている状態だからこそ、徹底的に衛生的な環境のもとで遊ぶということが大切です。
バグダッドのスタッフは長くブランクがあり、教育が不十分だったとリームは感じ、昨年スタッフをアルビルに招聘して彼女自身がトレーニングを施しました。その成果をチェックすることが今回の出張の目的の一つです。(その成果については、また次回以降のレポートで報告させていただきます。)

今のイラク全体の状況としては、リームによれば次の通りです。
「現在、エルビルでは深刻なガソリン不足が発生している。多くのガソリンスタンドで長蛇の列ができ、時には1キロメートル以上にも及ぶ。不足に加え、燃料価格も高騰しており、住民や日常生活で交通機関に頼っている人々にとって、さらなる困難が生じています。」
石油産出国なのにガソリンが高騰しているのは、油田がある地域がクウェートとイランの国境に近く、まだ時々爆撃があるような不安定な状態が影響しているのではないかと推察されます。アルビルからシリア難民のキャンプに出かけるリームにとって、物資を必要としている人々に届けることが困難になるこの状況は、もどかしさの極みかもしれません。
一方、アルビルのサマーコースについては順調な様子が伺えます。

「夏期講習は順調に進んでおりいい感じです。子供たちは引き続き定期的に授業に出席し、活動を楽しんでいます。このプログラムには、英語と数学の授業に加え、クルド語の授業も含まれています。さらに、子どもたちは編み物などの手工芸活動やその他の創作活動にも参加します。また、一日を通して様々な活動に参加する工夫をしているので、子どもたちは飽きることなく、夏期講習を楽しく過ごすことができています。」
一時の戦争に近い状態から、幸いにも今は落ち着いているようです。
シリアという故郷を喪失しながらも、子供たちのために働くことに情熱を持ち続けているリーム。様々な困難を乗り越えてきたからこそ醸し出される彼女の強さ、そして優しさが、ジムネットの活動にとって本当に貴重で尊いものだと感じています。

夏募金2026 ご支援よろしくお願いいたします。

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🌞夏募金2026🌞
〜ご協力をよろしくお願いいたします〜
ご寄付はこちらから
 ※夏募金を選択してください。

🍉学ぶ喜びと安全な居場所を守るために🍉
2026年2月28日のアメリカおよびイスラエルによる
イランへの攻撃後、イランや親イラン勢力による報復攻撃が
イラク国内の米軍基地・施設にとどまらず民間地域にも及び、
院内学級は、一時中止を余儀なくされました。
この間、子どもたちはドローンやミサイルの音におびえる日々を過ごしました。
現在も、依然として郊外ではミサイル攻撃が発生していますが、中心部では日常生活を取り戻しつつあります。
7月1日より、サマーコースとして院内学級を再開しました。
闘病中の子どもたちだけでなく、復学後のフォローアップ中の子どもたちも一緒に参加しています。

🌻子どもたちの心に寄り添って🌻
サマーコースでは、週に3回、クルド語や算数、英語などの学習にくわえ、レクリエーションなどの心理社会的支援(心のケア)を提供していきます。
これまでも保護者の方々から「子どもたちの心の健康が支えてもらえる」「過酷な治療のストレスを和らげてくれる」「希望とやる気を与えてもらった」等、大変嬉しい感想が届いています。
皆様からのご支援は、院内学級の運営を中心にJIM-NETの小児がん支援活動全般に大切に活用させていただきます。

◆病院への医薬品支援に
◆患者家族への宿泊場所の提供に
◆貧困患者への薬代と交通費の支援に
◆保護者の悩み相談に

#イラクレポート25 変わらず続くガソリンの高騰

イラン攻撃後の現地の声を届ける
#イラクレポート25
アルビルの現地スタッフより、今週のレポートが届きました📝
——–
今週、アルビルの情勢は安定していました。
7月後半は、米政府施設や米軍基地があるアルビル空港への攻撃、
そして米軍とサウジ軍合同によるイラク国内の親イラン派への攻撃がありましですたが、
8月に入ってから、アルビルではドローンによる攻撃の報告はありませんでした。
しかし、大きな問題は燃料価格の上昇です。イランと米国の間の緊張に関するニュースが、現地市場に影響を与え、過去数週間と比較して、レギュラーガソリンの価格はほぼ2倍に跳ね上がり、多くのガソリンスタンドで入手困難となってしまいました。
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政府の補助金により低価格で販売されているガソリンは依然として入手可能でしたが、多くの人々が2〜3時間以上も長い列に並んで待たなければならない状況でした。

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(バグダードのスタッフとアルビルのスタッフが顔を合わせてミーティング)

そのような中ですが、JIM-NET現地事務所では、
バグダードへミーティングのため出張に行くチーム
日帰りでドホークのジン病院に訪問し、医薬品を届けるチームに別れて業務を行いました。

ジン病院では、病院長から直々に御礼の言葉をいただきました。
ご支援くださる皆さまに、改めて感謝申し上げます。

最新のニュースによると、ドナルド・トランプ米大統領は、イランとの戦争は「まもなく」終結すると考えていると述べています。(8月7日時点)しかし、状況が以前のように本当に正常に戻るのか、どうなのかという点について、アルビルに住む人々は依然として疑念を抱いています。

チョコ募金:アルバイト募集!

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チョコ募金:アルバイト募集!
〜電話受付・事務・発送作業をしてくださる短期アルバイトを募集します〜

JIM-NETの冬の募金キャンペーン『チョコ募金』は、今年で22回目を迎えます。
年間の寄付の8割を占める大事な募金キャンペーンです。

縁の下の力持ちとしてキャンペーンを一緒に支えてくださる方を募集します!
チョコ募金とは→https://www.jim-net.org/choco/

・職  種:電話受付・事務・発送作業
・仕事内容:Excel入力・電話受付業務に付随する事務。発送作業など。
・時  給:1,281円(交通費は別途支給致します)
・勤 務 地 :JIM-NET東京事務所 (高田馬場駅戸山口より徒歩3分)
・契約期間:2026年9月下旬〜2027年1月下旬頃
      平日週3〜4日/10〜16時(昼休1時間)
      (年末年始休み:12/26〜1/4)  
 ※土日祝にイベントがある場合は勤務をお願いすることがあります。
 ※場合によっては、残業をお願いすることがあります。
・資  格:パソコンのタイピングがスムーズに出来る方、地道なExcel入力や発送
      作業を厭わない方、丁寧に電話対応して下さる方を募集します。

◆履歴書は郵送またはe-mailで受け付けます。(2026年8月25日消印有効)
住所:〒169-0075 東京都新宿区高田馬場4-4-11内藤ビル2C JIM-NET岩崎宛
e-mail:info-jim@jim-net.net

※ 書類選考の上、選考通過の場合のみ9/4までに面接のご連絡を差し上げます。
※ 応募書類は返却いたしません。こちらで適切に処分させていただきます。
※ 受付状況により、早めに募集を締め切ることがありますのでご了承ください。

◆問い合わせ
 平日10-17時 03-6228-0746 (JIM-NET事務局 担当:岩崎・大嶋)
 メール info-jim@jim-net.net

◆日本イラク医療支援ネットワーク(JIM-NET)とは。⇒http://jim-net.org/
がんの子どもたちの命をつなぐためイラクで活動するNGOです。 医師・作家の鎌田實が名誉顧問を務めます。 主な活動内容:イラクの4つの病院へ医薬品支援/貧困家庭の患者支援/患者家族用の宿泊場所の提供/シリア難民支援/福島基金(福島の子どもたちを放射能から守る活動を行う団体へ助成)

#イラクレポート24 広島大学との連携と心理的支援(バスラより)

イラン攻撃後の現地の声を届ける
#イラクレポート24

🍀今日は、イラク国内の支援拠点の一つ、バスラのレポートをお送りします。
バスラ中央小児病院のジムネットの院内学級で働くイマーンが報告してくれました。
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日本も猛暑に襲われていますが、バスラではなんと気温が52度を記録したそうです。
バスラはイラン、クウェート国境に近い場所にあり、こんな猛暑の中でもイラン側、クウェート側双方から爆撃などの音が聞こえてくるそうです。戦闘の影響は至る所に出ています。

『州内で続く電力危機の影響で、私たちは深刻な疲労を感じています。停電が4時間連続で続くこともあります。
その結果、すべての政府機関において、公式の勤務時間が短縮されています。
イランと米国間の政治的緊張は、医薬品の入手可能性にも悪影響を及ぼしています。航空輸送の混乱、海峡の封鎖、そして価格の継続的な上昇により、医薬品へのアクセスはより困難になっているのです。』

🍀そんな厳しい状況下ですが、良いニュースもあります。

『今月最も前向きで心強い進展の一つは、広島大学病院との遠隔医療会議を通じて科学・医療協力が再開され、医学遠隔学習プログラムが継続されたことです。
バスラ小児病院が科学と医学の進歩に遅れをとらないよう尽力していることを示す取り組みとして、今回の会合では、フサム・マフムード医師率いる当院の専門スタッフと日本の医療チームとの間で、医学的知識と専門性に関する集中的な意見交換が行われました。その目的は、小児医療プログラムを強化し、世界中の最新の治療法に関する情報を常に把握することです。』
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🍀実はイラクは1991年の湾岸戦争以来、国連の制裁によって、医学の最新情報を国内で受け取ることができない、という厳しい現実を長く味わってきました。
だからこそ今回、広島大学病院との連携が続いていることは意味深く、現地にとって大きな希望となっているはずです。
加えて、イラク国内で活動する医療支援団体は数少ないのですが、バスラではジムネット以外の国際支援団体が、支援に入ってくださっています。

『私たちは、児童保護に尽力する主要な国際団体の一つであるイタリアのNGO<Terre des hommes>と協力し、入院中の子どもたちへの包括的な心理的支援を継続的に提供しています。
心理的支援、レクリエーション活動、音楽療法セッションは、週に1回実施されています。
さらに、回復した子どもたちのための壁画を制作するという私のアイデアを実現するにあたり、支援をいただきました。
これらの壁画は、回復した子どもたちの写真とともに、病棟や外来診療室に設置されています。
希望と励ましを与えることで、子どもたちの治療過程に非常に大きなプラスの効果をもたらすと私たちは考えているからです。
今月(7月)だけでも、170人の子どもたちが院内学級に訪れました。』

気温が50度を超える酷暑でも 、周辺地域で緊張が続く中でも、子どもたちの笑顔を守ろうとする人たちがいます。
一枚の壁画、一回の音楽療法、一つの遠隔医療会議。 その積み重ねが、子どもたちに希望を届けています。
医薬品が滞ることなく届き、こうした営みがこれからも続いていくことを心から願っています。

そして、現場で働く人たちへ心よりの感謝を!
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