JIM-NETスタッフblog

JIM-NET(日本イラク医療支援ネットワーク)では、
イラクの小児がん医療支援、イラク国内避難民・シリア難民支援、福島の子どもたちを放射能から守る活動を行っています。

2008年03月

会期延長! 【花見と写真・絵画展】 「花よ咲け イラクの子どもたちにも」

080330aJIM-NET関係のイベントが続きます。JIM-NET構成団体の「アラブの子どもとなかよくする会」主催の「花よ咲け イラクの子どもたちにも」が、桜満開の東京中野区で始まりました。この日のために、アラブの子どもとなかよくする会代表の伊藤正子さんと西村陽子あねさんは昨夜は徹夜で準備したとのこと…。
東京土建中野支部会館の展示会場からは、窓越しに満開の桜のパノラマを臨むことができ、花見気分も盛り上がろうというものです。


080330b080330b初日の今日は、東京土建からご近所の皆さんへの花見団子と甘酒のおもてなしがあり、そしてアラブの子どもとなかよくする会からは、ご来場の皆さまへイラク料理とヨルダン料理のおもてなしがありました。


080330c080330eそしてアラブの民族衣装に身を包んだキレイドコロも、満開の桜に負けじと咲き誇っておりました…。
絵と写真の展示は4月25日までの会期延長が決まりましたので、ご近所の方はぜひ!
080330dこんな絵が皆さんを待っています。
くまねこ

多摩 最新イラク現地リポート

080329多摩桜が満開の多摩市の、その名も聖蹟桜ヶ丘でジャーナリストの綿井健陽さんと事務局長の対談形式の報告会がありました。
主催の「多摩平和イベント実行委員会」は、地域から平和を発信する活動をしている団体で、平和活動の一環としてJIM-NETのサポートもしてくださっています。
多摩平和イベント実行委員会のような市民グループがしっかりしている限り、この国もそんなに悪い方向へは行かないのではないかと勇気付けられるような思いがしました。
それにしても桜がきれいだった…。 くまねこ

劣化ウラン兵器禁止・市民ネットワーク 4周年記念集会

西村080328劣化ウラン兵器禁止・市民ネットワークの4周年記念の集会がありました。イラクからも劣化ウランからも日本の市民の関心が薄れてしまったかの感があるこの頃ですが、今日は小さい会場はほぼ満席の約60名の参加者で熱気にあふれていました。
劣化ウランは、JIM-NETがサポートしている子どもたちを苦しめている元凶です。JIM-NETとしても黙っているわけにはいかない問題です。というわけで、われらが「西村のあねさん」が記念講演でイラクのことを熱く語り、ブースでポストカードや関連書籍の販売をしたのでした。080328
そして会の終わりに、事務局長が、危険な状況にあるバスラのため、JIM-NETととしても出来る限りのことをしていくことを会場の皆さんのお話しましたが、どうぞ皆さまもバスラの市民のためにお力をお貸しください。
くまねこ

バスラ危機



バスラ危機 アル・ジャジーラをご覧ください。

おつとめご苦労様です。。。

アネさんがお勤めを終えて、出所じゃなくて、ヨルダンから出国されました。
しばらくは日本での公演活動が控えているとうことで頑張ってください。
ジャガイモのスープおいしく頂きました。ごっつあんです。
ANESANN

隣に移っているのはイブラ兄ですが、暗いとこでみると「お控えなすって!」という感じで凄みがありますが、バスラから悪いニュースが入ってくるために、あまり元気そうではありません・・・。というのもバスラでまた掃討作戦が行われるようで、学校や外出が禁止されるというニュースが入ってきたからです。jimnet news‘ほうに詳細を記してあります。

『絵はココロ。その力とメッセージ〜絵画による国際協力・国際理解展』のお知らせ

すいません。JIM-NETイベントスケジュールからもれていました。
まだ間に合います。イラクのがんの子ども達の絵です。


世界では、紛争や災害、飢餓、病気などで傷ついている人がたくさんいます。そして、その人たちを救うために活動する市民団体がたくさんあります。そんなつらく苦しいとき、食べ物や資金による支援だけでは癒されない部分があります。それが「心」です。
人にとって芸術は食料や水と同じくらい必要なものであり、人は芸術を通してカタルシス(catharsis=精神の浄化)を得ることができます。
今回、芸術活動を通して紛争地で心のケアを提供してきた「国境なきアーティストたち」、イラクでの小児白血病の医療支援・日本国内での啓発活動を行ってきたJIM-NET、絵画を通じた子どもの夢や創造力の育成・生活や文化の理解の場を提供してきた、かながわ国際交流財団(カナガワビエンナーレ国際児童画展)の活動を紹介します。
絵画や音楽などの芸術は、国境や文化を越え、言葉にならないメッセージを伝えます。この企画展では、絵を描くことで「心」を満たし、「思い」を伝えあい、お互いを理解するという国際協力・国際理解がどういったものなのかを目的としています。「絵を描く」ということの意味や、私たちの住む世界のことを考えてみませんか?

特別企画
2008年3月27日(木)19:00〜20:30(要申込み)
国境なきアーティストたち代表の、エクトルシエラさんによる、団体紹介など。支援活動の中で取り入れてきた詩の朗読会、折り紙のワークショップ。Q&A、交流の時間あり

協力団体(団体法人格略、50音順)
かながわ国際交流財団
国境なきアーティストたち
JIM-NET

日時
2008年3月17日(月)〜28日(金)10時〜18時
(土日祝除く、24日は20時まで)
場所
(財)自治体国際化協会 市民国際プラザ
(100-0013 東京都千代田区霞ヶ関3-3-2 新霞ヶ関ビルロビー階)

交通機関
「虎ノ門」駅5番より5分
「霞ヶ関」駅A13り6分
「溜池山王」駅9番より6分
「国会議事堂前」駅3番より6分。いずれも徒歩

(地図URL)

http://www.plaza-clair.jp/plaza/plaza.html#accessmap


内容
絵画による国際協力、国際交流活動をしている団体の紹介&子どもたちの絵画の展示
協力団体から、企画展来訪者へのメッセージ
「子ども人権宣言」と「子どもの権利に関する国連条約」の掲示
「子どもの権利」に関する本のリスト
感想や、「わたしの住むまち」「わたしの夢」を来訪者に描いてもらうコーナーの設置
参加費
無料

旅するポスター展・その10 ふり返ってヒラフ

 山々の向こうにチラッと見えた羊蹄山。 またの名を「蝦夷富士」。 とてもきれいな富士山型の山で、この山の麓には、きれいな水が湧き、畑作地帯がひろがっています。
 あの吹雪の中を行き来したニセコ、ひらふの二大スキー場もこの山の見える町。
「山の天気は変わりやすいからね。 羊蹄山の見え具合で、天気の予想するんだ」 と、お世話になった土地の方が仰ってました。 今頃は、あちらでもフキノトウを食べているのかなぁ。
 まだ報告していませんでした「ひらふ」地区の展示の様子を、遅ればせながらお伝えいたします。
旅の交差点・外観


旅の交差点・居間
 まずは、ペンション「旅の交差点」。 ひらふ地区の窓口になって下さった所です。 入ってすぐの居間の目の前にハウラのポスター。 サマワのDUのことを取り上げた内容なので、宿泊した人たちが英語で熱心にきいてきたそうです。 オーナー夫妻は元・海外青年協力隊員。 「英語のパンフがあったら、もっとわかってもらえたよね」「子どもたちが見られるように絵本館に声かけてみよう」などなど、超繁忙期にもかかわらず、細やかに心を砕いて下さいました。 下村さん! 本当にありがとうございました!
ぽれぽれ外観


ごきげんいかが
 「旅の交差点」のお向かいが「ぽれぽれ」。 玄関を入ってすぐ目の前の、小さな椅子の上にサブリーンのポスター。 小さいお孫さんたちが、喜んで絵を見に来ていると仰ってました。



ポテトチップ

ポテトチップ居間
 ちょっと歩いて、ひらふのメインストリートの坂を下ってゆくと、モダンな外観の「ポテトチップ」があります。 ここに至るまでの道中、日本人はほとんど見かけませんでした。 「ニセコの雪が世界一」と、英語圏の人達がどっと来ているんだそうです。 移住者も多いとか。 人が交流する居間に、さりげなくポスター。


ブルーベル外観

アイデンティティ
 最後に伺ったのが「ブルーベル」。 名前の通り(春に咲く花の名です)、花と絵に囲まれて過ごせるペンション。 オーナーのお母様が、とても絵のお好きな方で、ドゥアの花の絵の色彩に「これ!と思ったのよ」とか。 玄関に飾ってあった有名な画家さんの絵を一時はずして、かけて下さっていました。

コーヒーカップ

 「プラハの春ってご存知? その町の器なの」 と、素敵なカップでコーヒーをご馳走して下さったり、ご自分の少女時代の戦争体験から、絵を描いた子どもたちの身の上に思いを寄せて下さったり。 とても大切な時間を過ごした訪問でした。

 「ただのポスターではない。 知ってもらうことが大事な、公共のことを伝えるためのポスターだから」 と、目が回りそうなくらい忙しい時期に、ご協力下さったニセコ、ひらふの皆さん、ありがとうございました!! 皆さんのような方たちに支えていただいて、「旅するポスター展」、ぼちぼち続行中です。

                           (札幌・のんち.)

旅するポスター展・その9 共和町の美術館

 札幌〜ニセコ〜伊達と続いてきた「旅するポスター展」は、一度海を越えて、宮城県へ。 小学校で3日間展示させていただき、たくさんの子どもたちが見てくれました。 そして再び北海道上陸。 共和町にある美術館で1ヶ月の展示中です。

 3/22(土)、行ってきました!! 共和町へ。 
 札幌からバスで2時間ちょっと。 以前ニセコに行ったのと同じ道。 今は道路もすっかり乾いて、全然揺れず快適な「春の旅」。 斜面の雪も随分とけて、ちょっと地面が見えています。 川の水の流れの勢いの良さが、嬉しいです。 半年ぶりに見る水の流れ。
ドゥア・キルト 
車中で針仕事。 そのくらい穏やかな旅。 「冬の旅」の苦しさが嘘のよう。

 
共和町役場
バス停の前が町役場。 畑に囲まれて、モダンな建物があるなぁ、と思ったら役場でした。 「かかし」をデザインしているそうですが・・・? う〜ん・・・。

ふきのとう
バス停から緩やかな坂を上って10分ほどで「西村計雄記念美術館」。 道中、あちこちにフキノトウがたくさん出ていました。 福寿草も咲いていて、すっかり春です。




展示
久しぶりに再会したポスターたち。 子供向けの特別展(いろいろワークショップを用意してある面白い展示でした)の横の部屋での展示。 絵のタイトル、描いた子の名前、年齢だけのキャプションで、純粋に「絵」として展示しているのが嬉しかったですね。 漢字にルビふってあって。 
 学芸員の方が熱心に質問して下さったのが印象的でした。 絵を描いた子どもたちのこと。 見に来た子どもたちに、絵の背景をどこまで、どう伝えるか。 イラクの美術教育の状況について・・・などなど、話は尽きませんでした。
「絵を仲立ちにして、子供同士が出会ってゆく」ことへの共感。こうして、少しづつ少しづつ、雪解け水が地に浸み込んで、やがて春の川の流れになるように、ゆっくり時間をかけ、出会いを積み重ねて、イラクの子どもたちの命の物語が、伝わってゆくのだと思います。

山
この地で生まれ育った画家を記念して建てられた美術館。 故郷を想って描かれた2枚の絵「希望」「故郷」の前で、しばし涙。今の子どもたちの状況と重ねた時に、この絵のある美術館にご縁がつながって、本当に幸せだったなぁ、と思います。
 帰りの車中からは、白い山々。 チラッと羊蹄山も見え、「あっちはニセコ」と懐かしくなりました。
 ここから次にどこへ行くのか・・・どうぞ、良いご縁が続いてゆきますように。                                                                   (札幌・のんち.)
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