2月27日に、イラク(アルビル)とヨルダン(アンマン)にてシリア難民の妊産婦の調査を行った国井看護師をお招きし、
報告会を開催しました。(開催案内)
看護師の立場から、シリア難民の妊産婦さんが置かれている現状をお話していただきました。
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(国井真波さん)
まずは、自己紹介・シリアについて・シリア難民妊産婦支援を始める経緯についてから、報告が始まりました。
現在、多くのシリア人が難民として隣国へ避難しており、2013年1月末の時点で、
レバノン約24万人、ヨルダン約23万人、トルコ約16万人、イラク約8万人、エジプト約1万人、アフリカ北部約6000人が逃れていると報告されています。(出典:UNHCR. 2013)
そうした状況の下、JIM-NETがこれまでにヨルダンやイラクを拠点に小児白血病・小児癌の子どもたちを対象に行ってきた医療活動と、
イラク難民支援や難民キャンプ支援をしてきた経験から、シリア難民の妊産婦に対して特別なサポートが急務であると考えます。
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イラク(アルビル)では、アルビルにある公立・私立病院とヘルスセンターの視察や、妊産婦の家庭訪問が実施されました。
9人の妊産婦さんを訪問し調査され、それぞれが身体的なトラブルを抱えていたということでした。
しかし、経済的な問題により、妊婦検診を十分に受けられていないのが現状のようです。
(報告会の様子。一人ひとりの妊産婦の状況を詳しく説明)
ヨルダン(アンマン)では、JIM-NETがすでに支援を開始しているアーキラー病院(参照1 ・ 2)の視察や、
アーキラ―病院で診察・分娩した、またはそれを希望していた妊産婦の家庭訪問が行われました。
比較的大きな身体的トラブルは見受けられなかったようですが、アルビルのシリア難民と同様に、検診回数は少ないのが現状のようです。
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報告後は質疑応答が行われました。
「ムスリムの女性が多いなら、モスクなど集まる機会を利用して情報交換できる場をつくるのはどうか」など、
参加者からも意見が出ていました。
今後もイラクやヨルダンのシリア難民の状況を、伝えていきたいと思います。
報告会を開催しました。(開催案内)
看護師の立場から、シリア難民の妊産婦さんが置かれている現状をお話していただきました。
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(国井真波さん)
まずは、自己紹介・シリアについて・シリア難民妊産婦支援を始める経緯についてから、報告が始まりました。
現在、多くのシリア人が難民として隣国へ避難しており、2013年1月末の時点で、
レバノン約24万人、ヨルダン約23万人、トルコ約16万人、イラク約8万人、エジプト約1万人、アフリカ北部約6000人が逃れていると報告されています。(出典:UNHCR. 2013)
そうした状況の下、JIM-NETがこれまでにヨルダンやイラクを拠点に小児白血病・小児癌の子どもたちを対象に行ってきた医療活動と、
イラク難民支援や難民キャンプ支援をしてきた経験から、シリア難民の妊産婦に対して特別なサポートが急務であると考えます。
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イラク(アルビル)では、アルビルにある公立・私立病院とヘルスセンターの視察や、妊産婦の家庭訪問が実施されました。
9人の妊産婦さんを訪問し調査され、それぞれが身体的なトラブルを抱えていたということでした。
しかし、経済的な問題により、妊婦検診を十分に受けられていないのが現状のようです。
(報告会の様子。一人ひとりの妊産婦の状況を詳しく説明)
ヨルダン(アンマン)では、JIM-NETがすでに支援を開始しているアーキラー病院(参照1 ・ 2)の視察や、
アーキラ―病院で診察・分娩した、またはそれを希望していた妊産婦の家庭訪問が行われました。
比較的大きな身体的トラブルは見受けられなかったようですが、アルビルのシリア難民と同様に、検診回数は少ないのが現状のようです。
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報告後は質疑応答が行われました。
「ムスリムの女性が多いなら、モスクなど集まる機会を利用して情報交換できる場をつくるのはどうか」など、
参加者からも意見が出ていました。
今後もイラクやヨルダンのシリア難民の状況を、伝えていきたいと思います。