5月14日の安保法制関連法案閣議決定を受けて、JIM-NETの理事6名が声明を出しました。
※追記:理事4名に加えて谷山理事の声明を掲載しました(2015年5月15日15:13)
※追記:鎌仲理事の声明を掲載しました(2015年5月18日10:35)

代表理事 鎌田 實
70年間、戦争をしなかった日本を守り続けたい。
70年間、外国で兵士が人を殺さないできた日本を守り続けたい。
安保法制案に反対します。
安保法案閣議決定_鎌田先生コメント


副代表理事 佐藤 真紀 
安保法案が5月14日閣議決定されました。私たちJIM-NETは、日本が戦争をする国になることを非常に危惧しています。昨日、安倍首相の記者会見では、「戦争法案などといった無責任なレッテル張は全くの誤りだ」と言っています。しかし、法案は、同盟国が攻撃を受けた場合、武力行使が可能だと。それは、日本が紛争当時者としてアメリカと一緒になり、敵に攻撃を加えることになります。これはもう戦争以外のなにもでもありません。
安倍総理の会見では、敵が、北朝鮮であったり、テロリストであるとしていますが、一般市民を少なからず巻き込んでいくのが戦争です。アメリカはイラクで一体何名の民間人を殺したのでしょう。アブグレーブ刑務所で、拘束したイラク人に行った虐待やレイプ。まさにそういった不正義が憎しみを生み出しテロを支持する基盤を作り上げていったのです。イラク戦争から10年あまり経ちますが、イラクに平和を作るための努力を怠ってきたことが、「イスラム国」に活動の場を与えてしまったのです。
NGOが襲われたら駆けつけて救出にあたるという説明もありました。しかし、そんなことが可能なのでしょうか?彼らには、テロリストと、私たちローカルスタッフの区別がつくのでしょうか?
積極的平和主義を掲げる安倍首相ですが、この新しい法案は、あくまで「日本人の命と平和な暮らしを守るため」でしかなく、日本国憲法で謳う、「われらは、平和を維持し、専制と隷従、圧迫と偏狭を地上から永遠に除去しようと努めている国際社会において、名誉ある地位を占めたいと思ふ。」というような世界の平和を目指したものではなく、日本がいかに石油を確保するか、とか、兵器産業でもうけていくかというようなことしか見えてきません。残念なことに、多くの日本人は、例えばイラクの人々が、日本が支持したイラク戦争の結果、いのちが脅かされ、人権が侵害されていることにどれだけ関心があるのでしょうか?日本が、まさに積極的に、武力行使で人命と人権を奪っていく国にしてはいけません。
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理事 井下俊(医師)
安倍自民に至誠はあるか?残念ながら死誠もしくは失誠だろう。
汚染水は完全にコントロールされているか?東京オリンピックと東北の復興のどちらを優先している?経済成長しか道はないか?年金基金をつぎ込んでの株価上昇が経済成長か? TPP参加でどこからかすめ取るつもりだ?絶対得票率25%で国民の信を得ているか?原発輸出?原発がベースロード電源?再生可能エネルギーが促進されているか?オスプレイの配備・購入?沖縄県知事を門前払い?防衛設備移転三原則?積極的平和主義? そして国際平和支援法案だ。完全な失政でしかない。
ごまかしばかりで誠実さのない安倍自民の安全保障法制関連法案すべてに反対する。
安保法案閣議決定_井下先生コメント


理事 池住義憲
今日(5月14日)午後4時40分、私は首相官邸前にいた。
その数分後、官邸で、安保法制の閣議決定が、為された。
私たちの声を無視して。
今回の閣議決定は、憲法破壊、九条破壊の暴挙。
憲法違反の法律を一挙に11本も作り、それを段階的に施行して既成事実化していこうとする。
私は、徹底して、抗う。
NGOのNGO(「非」政府組織)たる所以が、今、試されている。
安保法案閣議決定_池住先生コメント


理事 谷山博史
国家安全保障戦略や昨年7月の閣議決定で示された国の防衛と国際安全保障への貢献という日本の軍事運用策の二つの柱の境すら見えなくなった。まさに米軍との時間の切れ目ない、地域の境ない協力となってしまう。日本の人びとは自国を守ることなのか他国を侵略することなのか分からぬまま戦争に巻き込まれ、加担することになりかねない。アメリカがイラク戦争で自国を守るためと言って侵略戦争をしたように。中東やアフリカの人びとの日本への信頼は欧米と違い軍事的な思惑を持たない支援だったからだ。
これからアメリカとの一体化が強烈に印象づけられるであろう。日本のNGOも日本人も民衆に信頼されていなければ危険はます。政府は「平和」という名のもとに国民を危険に晒すことになす。
NGOは自分の命は自分で守ること、壊れて行く日本への信頼を、国ではなく「日本人」と言う名の人間として繋ぎ止め豊かにしていくことが重要になる。そしてなによりも、私たちは、戦争が人間の殺し合いだという凄惨なリアリティを訴え、法案成立を阻止しなければなりません。
安保法案閣議決定_谷山さんコメント


理事 鎌仲ひとみ
軍隊はどんな冠をつけても言い訳をつけても人を殺し、殺される可能性を孕んでいます。
安保法制を7月には国会に通そうという計画だとか。
きちんと議論されないままにこんな重大な決定をされては、日本人が戦後大事に
守ってきた戦争しないという誓いが覆されてしまいます。
安保法制に反対します。
安保法案閣議決定_鎌仲さんコメント1