今年のチョコ募金のポインセチアを描いてくれたナブラスが2016年1月15日、入院中のドホークの病院で亡くなりました。

a-3_缶ポインセチアナブラス

ナブラスのポインセチアの絵です。
綺麗なはっきりとした線で描かれています。チョコ缶の青い背景によく映えています。
知的で凛としたナブラスの姿そのもののように感じます。

元気な頃のナブラスを動画で紹介します。

元気だった頃のナブラス
https://www.youtube.com/watch?v=0PBzBkUqA3o
この時撮影した写真はエリコ通信社のカレンダーにも使われました。
3月のページで元気に微笑んでいます。
DSC08115IMG_8246

ポインセチアを書くナブラス
https://www.youtube.com/watch?v=9vjXKAIO-Xc
一年前のナブラスの動画です。
ドホークのモールで売っていたポインセチアを買っていって、ナブラスに書いてもらっているところです。
DSC03091DSC03105

今年の初めにナブラスを訪ねた時の動画
https://www.youtube.com/watch?v=XSh0g_t3iAo
この頃はかなり衰弱していました。
ナブラス3


12月31日の佐藤事務局長のFacebookの投稿より
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今年のチョコ募金、テーマは「いのちの花」物語のあるチョコレート。
昨年はチョコ缶を描いてくれた子、4人のうち2人が死んだ。
もし、僕に物語がかけるのなら、原稿を書き直してハッピーエンドにする。
ヤジッド教徒のナブラス。昨年の8月にシンジャールから逃げてきた。
ドホークの病院でであった子だ。ハンケの難民キャンプには入らずに建築中の建物で暮らしている。
ちょうど一年前彼女には、モールで買ったポインセチアを描いてもらった。
昨日電話すると母親が出てきた。「いつでも歓迎します」という。
あいにくの雨で、ナブラスの家の周りはぬかるみになっていた。
普通の車では入れないので、4駆のピックアップで迎えに来てもらう。
薄暗いナブラスの部屋に入ると、彼女は憔悴して寝ていたのだ。
医者は、イラクでは手術が難しいという。父は海外での手術の支援をしてくれないかといってきた。
CTの写真を鎌田に見てもらう。がんが転移して助かる見込みはない。見ていてつらい。
「元気になって、シンジャールに戻ったら何をしたい」
彼女は、「学校に行って、勉強したい」と小さな声で答えてくれた。
彼女が描いてくれた絵を使ったチョコ缶をプレゼントする。
ナブラスはおなかが減っているのか、缶を開けると、3粒ほど食べた。
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最後までナブラスは懸命に生きました。
安らかにお眠りください。
ありがとう。ナブラス。
チョコ柄はがきポインセチア