2019年10月1日。 身も心もフリーになりました。この数年は自由と言えば自由な仕事だったので、結構楽はしていましたが、それでもやっぱり休日に山へ出かけても明日からの仕事のことが頭から離れることはありませんでした。私は高卒で社会人になったので、まったく仕事に縁のない身になるのはその時以来です。ちょうど50年間働いてきたことになります。 自分、お疲れさまでした。。。 

で、今日は、仕事からの卒業を祝おうと思い、ひとりで地元の山「琴の尾岳」に車で出かけました。冷蔵庫内を物色して、お祝いのご馳走は「うどん」です!パチパチパチ(うどんかよ(/ω\))

曇り空の琴の尾岳には、ひとりおじさんがいただけ。自分を入れると二人ですけどね。。

この日はなんとも不思議なモヤが低くたれこんでいて大村湾の対岸の多良山系は水墨画のようでした。


↓琴の尾岳山頂の祠
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↓記念日のスペシャルメニュー
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↓食後のコーヒー
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↓幽玄な多良山系(撮影が下手と言うわけではありません!)
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という事で、今日の日が来る前から、リタイアしたらどこに行こうか?とスケジュールを考えてばかりいました。でも、そんなに遠方に出かけてばかりできないし、近場の山も含めて何か新しいことも始めてみようかなとも考えています。若い頃は岩とか沢とかばかりやっていたので、有名どころの山岳のピークもあまり踏んでいません。今年の夏の「剣岳」とか「西穂高岳」も初登頂でした。これからボチボチそんな山にも登って行きたいものだと思っています。

最近はシニアの山の事故が多いので、世間に迷惑を掛けないように無理をしない山登りを心がけていきます。山は逃げないと言いますが、年齢は逃げていきます。でも、それに追い立てられるように次から次へと性急な山登りをするようになっては事故の元です。慌てずに一歩一歩登って行きましょう。年齢を重ねた私たちだからこそできる山登りの楽しみ方を、もう一度探してみようと思います。

最近の、山登りに競技性を持ち込むようなジャンル(風潮)は、個人的にはあまり好きではありません。まっ、自分自身若い頃には似たようなこともやっていた気もするので、若い人がそういう方向に向かうのは仕方のないことかもしれませんけどね。

でも、そんな風潮の悪い影響なのかも知れないようなことが山で起こっています。先日の剣岳登山の時、私たち以外の若者(おじさんおばさんもいましたが)の荷物のなんと小さなことか!10リットル位しか入りそうにない小さなザックの登山者ばかり。あのザックの中には非常時の水や食料、ビバーク用の装備、防寒着などは入っていないと思われます。

剣沢キャンプ場や山小屋をベースにして山頂アタックする登山者がほとんどかもしれませんが、それでも往復6時間(渋滞があれば10時間)はかかるはずです。槍の肩から槍のピークをピストンするのとはわけが違います。あまりにもリスクを考えていないのではないかと思わずにはいれません。

私たちが剣から帰ってきて数日後に、若い女性が剣で滑落して亡くなってしまいました。報道によると、単独登山者で山頂到着が17:00、半袖半ズボンだったそうです。防寒着などは持ってなかったそうです。あまりに無謀だと思います。私もたまに地元の山で軽装の方や時間的にどうかなと心配になる登山者と出会う事があります。でも良かれと思ってもなかなか「ちょっと大丈夫ですか?」と声を掛けることはできません。

軽装でも、遅い時間からの登山でも、背伸びし過ぎの無謀なチャレンジでも、登山の場合は何とか無事に下山できる事がほとんどです。だからと言ってそんなことを続けていればいつか痛い目に会うかもしれません。

最近は山岳会に入ると言う選択をする人はあまりいません。山岳会に入らなくてもインターネットに山の情報は溢れています。
ブログやYoutubeを見ればジャンダルムだって自分にも行けそうな気になります。

私が山岳会に入ったころは、槍穂高、剣は上級者の世界でした。九州の山をそこそこ登って岩登りも基本的なことは訓練して、その上きちんとしたリーダーの元でやっとチャレンジできました。ネットに情報が溢れても、装備が進化しても、山の厳しさは昔と何にも変わっていません。変わったのは登山者の意識だけです。

変な記念日のブログになってしまいました。オワリ。