2022年08月31日

円安による飼料価格上昇はもちろんのこと、エネルギーコストの

上昇がすべての物価上昇の根本原因となる。こうなれば鶏肉価格の

2倍となる豚肉、さらにその豚肉の2倍の平均単価である牛肉となれば

牛肉の買われ方に厳しさが出ることは当然のことだ。牛肉どころか

豚肉、鶏肉へとスライドしてしまうことが想定される。

そこでの精肉部門、牛肉売場からの品揃えとしては「国産交雑牛肉」

でのしかも「雌牛」さらには「未経産牛肉」での売場となる。

IMG_6658やはり小サシとしてのきめの細かなサシの入り方と

鮮やかなピンク色の

肉色、味わいとしての柔らかさを取れば

黒毛和牛での去勢牛との比較によれば

十分なコストパフォーマンスが期待できることとなる。

22年の年末商戦を見据えた牛肉における、商品確保という点からも

この交雑牛肉、雌牛での希少部位からの品揃えであり、部位ごとの

あじわいとしての価値がどこまで出し切れるかこの1点に年末商戦の

狙いどころがかかっていると言える。

jimotosuper at 11:16コメント(0) 

2022年06月19日

1頭丸ごとの仕入れで希少部位だけを抜き取った商品化とし

20220508_120229残りの部位はすべて切り落とし、

もしくは、小間切れで

「半額にて売り切れ御免!」

このような売り方で回を重ねるごとに実績数値に検討を重ね

Plan-Ðo-See‐Checkのサイクルを回していく中で

自店流のノウハウを蓄積していくということで実行している。

牛肉では「銘柄黒毛和牛」どこの産地かはそれぞれに見方が

あるだろうがモモ抜けのサシが求められる銘柄であることは

言える。さらに交雑牛となれば雌牛を求める。

このように産地、銘柄、畜種による特徴を追求しながら

牛肉でのプレミアムということを突き詰めてみる。

単に輸入牛肉の相場高というだけでなくプレミアムな牛肉を

さらに美味しく食していただくためのレシピも当然必要不可欠な

ツールとなる。例えばこの和牛部位で作る「プレミアムな

肉じゃが」であるとか。献立は無限にある。レシピもお客様に

提供できるようにしている。POPも出来上がっている。

それでもこの値上げ大合唱の中で銘柄和牛、まして希少部位を

求めていただくに当たってのハードルは高い。

でもこの状況であればこそピンチをチャンスに変える

プレミアムな牛肉の存在を求める

IMG_6664だけのことは十分にあるを
断言したい。

jimotosuper at 10:12コメント(0) 

2022年05月25日

円安により直接輸入する鶏肉をはじめとした食肉はもちろんだが

飼料価格の値上がりによる国産畜産物へのコストアップも

値上げ要因として含まれる。こうなると求める部位を、求める品質で

求める数量だけしかも低価格でとなればかなり厳しいことは明らか。

やはり求めるところは産地銘柄を基本とした半丸セット単位での

安定供給が必要となる。

そこで求められることは物販での国産牛肉でのへそ価格をいくらの

価格とみるのかである。

それは、IMG_6386この売価となる。

税抜きでの100g当たり278円

さらにセールスプライスでは350gの入数に対して

1パック当たり税込み980円が中心価格である。この提供単位が(中)となるので

(小)の単位では230gの容量でセールスプライスでは680円となる。

ちなみに(大)の単位となれば500gで1,480円セールスプライスとなる。

さらに特大メガパックであれば700gサイズで税込セールスプライスが1,880円

となる。この価格帯から商品化としての「小間切れ」となるか「切り落とし」となるか

「うすぎり」となるかは各部位からの商品化の技術となる。

この円安によるコストアップを含めた国産牛肉うすぎり商品化での

中心プライスの基本をまずどこに置くのかが改めて求められる。




jimotosuper at 10:00コメント(0) 
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