ラノベなトム・クルーズも観てみたいw ‎英題は「Edge Of Tomorrow‬」だとww「一命」は海老蔵よりも瑛太の方が印象的な作品です

2011年12月08日

「TINTIN」はフランス人ぽく「タンタン」と発音してくださいねw

さっそく観てきましたよw
「タンタンの冒険 ユニコーン号の秘密」IMAX3D版 字幕

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ところで、「TINTIN」はどう見ても「タンタン」とは発音しませんよね。実はこれフランス語読みだそうで、フランス語では「タンタン」と発音するそうです。でも英語ではそうは発音しないので、60年代に日本で放送されたテレビアニメ版は「チンチンの冒険」だったそうですが、たぶんそのまま発音しちゃうといろいろ問題があるだろうとの配慮から「タンタン」になったんだろうなあと深読みしてしまいます。本作だって字幕で観たらもろ言ってんじゃん「ティンティン」ってorz


ところで、今回の「タンタンの冒険」が実はスピルバーグにとって初めてづくしだったことには驚きです。これだけモーションキャプチャーやデジタル3Dって、もう畳み掛けるように製作されている中で、かのスピルバーグがまだやっていなかったのは意外ですが、そろそろ技術的にも機が熟してきているところでの取り組みだけに期待は高まります。


ところで、今回なぜ実写ではなくCGアニメにしたのでしょうか。製作総指揮のピーター・ジャクソンは8歳から読んでいるくらいのタンタン・マニアらしく、彼に言わせればタンタンはあのエルジェが描くマンガのキャラクターしかありえず、実写ではなくあのままでより実写に近い作品を作りたかったようです。そのために必要な技術としてモーションキャプチャーやフルデジタル3Dだったりが必要で、だから今回ようやく満を持して完成したのだと思います。
しかしながら、これはこれですごい偉業です。これまでのマンガやアニメの実写化は当然ながら人間がそのまま演じていたわけで、コスプレよろしく相当違和感のあるものやばっちりはまったものまで多々ありますが、それでもその演じる俳優さんのイメージの方が強くなってしまうわけで、例えばスーパーマンのクラーク・ケントはやはりクリストファー・リーヴのイメージが固定化してしまうように、マンガやアニメがもともと持っているオリジナリティからは逸脱していきます。それに「タンタン」が持つキャラクター性は独特で、これを実際の俳優をあてがって作品にするとオリジナルの作品世界は相当に崩れてしまうことは想像に難くありません。
であれば、マンガのキャラクターをそのままに実写のように動かせばいいじゃないか、という発想はたぶん誰にでもあったかもしれませんが、実現不可能性の方が強かったと思います。これは本当に究極的な発想です。それができるのはたぶんスピルバーグぐらいだろうと思います。というかスピルバーグぐらいしかやらないと思います。


ところで、インディ・ジョーンズはタンタンがモデルだ、というのはフランス人の「レイダース」を観た時の感想らしいのですが、実際にそれを耳にしたスピルバーグはそこで「タンタン」を知り、その作品世界に魅了され、すぐさま原作者のエルジェから映画化権を取り付けたそうです。そうみていくと、今回の「タンタン」のシーンごとにインディー・ジョーンズを彷彿とさせるようなダイナミックなアクションやユーモアが目白押しなのも頷けます。サイドカーに乗ったハドック船長がバズーカ砲を逆に撃ってしまうところなんて「最後の聖戦」のショーン・コネリーを思い出させます。


これとは別にもうひとつ想起するのは「ロジャーラビット」です。実写とアニメの合成映画ですが、CGがまだ技術的に進歩していない時代に、これほど違和感なく合成できている作品はないと思います。さらにはディズニー、ワーナー、MGMといったカトゥーンアニメのプロダクションの境界を超えたオールキャストは前代未聞です。オープニングで2次元のロジャーが頭上から落ちてきた冷蔵庫に潰され、冷蔵庫のドアからロジャーの顔が出てきて、頭の上に星ではなくぴよぴよちゃんを出して怒られるのですが、そう言えばタンタンの中でもデュボンさんかデュポンさんがぶつかった拍子に頭に鳥を出してましたね、実際は自ら出してはないんですけど。この冷蔵庫の扉が開いた瞬間から実はロジャーの周りの空間は三次元に移行していて、いつの間にか実写の俳優たちと違和感なく演技していることに気づき、びっくりしたことを覚えています。この作品での衝撃的な感動はいまでも忘れられません。
このときと同じ感動を今回「タンタン」で味わうことができたと思います。「タンタン」はアメリカのカトゥーンではなくフランスのバンドデシネですが、マンガのキャラクターを実写のように動かすことの発想は「ロジャーラビット」と同じですし、さらに進化しています。また、猫や犬(もちろんスノーウィも)や鷹、牛など動物が多用されていますし、前述のようにカトゥーンのような演出は随所に見られファンを魅了します。マンガやアニメが好きな者にとってこれほど贅沢なCGアニメはないのではないかとさえ思います。


ところで、この「タンタンの冒険」は1929年に初めて発刊された相当昔の漫画ですから、ぼくの記憶には曖昧にしか残っていません。でもタンタンというキャラクターは確かに記憶しているので、それだけ世界的にポピュラーなキャラクターであることは周知の事実だと思います。とりあえず原作を読んでおきたかったので、今回の原案となった3つのエピソード「なぞのユニコーン号」「レッド・ラッカムの宝」「金のはさみのカニ」を購入しましたが時間がなくてきちんと読まないまま映画に臨んだのは失敗でした。映画を観終わって大急ぎで家に帰り原作を読み直しましたが、当然のことながら原作のエピソードがふんだんに使われていて、これはもう一度映画を観ないといけないと思いました。
スピルバーグはエルジェをすばらしい絵コンテを書く漫画家だ、というようなことを言っていますが、つまりスピルバーグはエルジェの描く漫画のコマとコマの隙間に創造力を奮い立たせる秀逸なエピソードが隠されていることを言っているのです。そしてそれらのエピソードがスピルバーグの手で映画という新しい表現を使って描かれるわけです。

同じようなことを浦沢直樹も語っていました。手塚治虫の漫画「鉄腕アトム」の地上最大のロボットの巻を「PLUTO」という漫画で描き直したとき、浦沢はこの手塚治虫の原作をいま読み返すと、あのストーリーがない、といった行間の喪失を感じたそうです。そういう意味では、表現者の創造力というのははかり知れないものだと驚かされます。



ところで、「タンタンの冒険」は当然ながこれで終わりません。観終わった方はご存知のとおり、次の冒険に続く前ふりはきちんとされています。また、ウィキを読む限りでは2〜3作の予定はどうもあるようです。これっきりで終わるのはもったいないですよね。ぜひ続編を期待しています。 

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jinfs at 16:56│Comments(0)TrackBack(1)このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック 映画評・ドラマ評・アニメ評 

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1. 映画「タンタンの冒険/ユニコーン号の秘密」感想  [ タナウツネット雑記ブログ ]   2011年12月10日 21:38
映画「タンタンの冒険/ユニコーン号の秘密」観に行ってきました。 ベルギーの漫画家エルジェ原作の同名マンガを3Dアニメーションで映像化した、少年新聞記者タンタンとホワイト・フォックステリア犬のスノーウィ、そして伝説のユニコーン号の船長の子孫であるハドック船

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