2013年03月21日

三渓園へ行ってきました。

北風の吹く二月某日、三渓園へ行ってきました。
今日は日本民家再生協会の登録事業者の会です。

ここでは様々な時代の貴重な古建築が多数移築されています。
室町時代から昭和まで、まるでタイムトラベル?!


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2013年01月15日

馨しい木の香の家

桧、杉、ヒバを多用した、目黒のお住まいができました。
地下1階地上2階建てです。
地下はRC造、地上は木造の混構造の建物です。
天竜の桧材、杉材、青森のヒバ材を、内装に多用しており、木の香さわやかな住まいです。

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バルコニー手すりにはサイプレス

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玄関ホールの床は、天竜桧の無節

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ホールの建具はポプラ、枠、巾木等は桧

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居間、食堂は、和室の10帖

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家紋付仏壇。大工さんの創作

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キッチンから居間へ

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キッチンにあるポストの口とカウンターデスク

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WCの床はコルクフロア、腰壁はヒバ

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地階のピアノレッスン室

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音響に配慮して斜め貼りのヒバの天井


いわゆる合板の床や、ビニクロスを貼った住まいとの、違いを感じてください。
木のスベッとしたやさしい質感、豊かな香が全く違うのをご理解下さい。

写真じゃ触感も匂いも伝わりませんね!

jingorotsubuyaki at 15:54|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

2013年01月04日

2013年 いい年にしましょう

皆様あけましておめでとうございます。

当社は、平成5年に設立しました。今年は平成25年です。
6月22日の設立記念日には20歳の誕生日をむかえます。
今までのブログにも書けない紆余曲折を経て、皆様の熱いご支援のおかげで、今日まで続けられました。
誠に有難うございます。今後とも益々のご支援お願い申し上げます。

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さて昨年は、あの東北の大地震の影響もあり、動きのなくなった住宅建替の需要が、少しゆるんでまいりました。
既存建物の改修が、増大、一年越えで、動きの悪かった物件が、成約、新規物件も、順調に進行。いくつかの懸案事項が決着。
忙しかったですが、すっきりと充実した一年でした。

さて今年は、しっかりと自分の家づくりのテーマを確立していきます。
「住む人が、健康で長命になり、幸福になれる住まい」
といたします。この軸を中心にして、仕事に邁進してまいります。
新築にこだわらず、むしろ既存住宅の改築、改修において、この理念を推進していきたいと考えております。新築当初より、居住性能を高め、建て替えの費用の3分の1程度で、実現していけると考えています。
この考え方、技術は、できるだけ公開し、世間に拡めていきたいと思います。
HPを作り直し具体化する所存です。
ご期待ください。

皆様、今年も応援よろしくお願いします。
皆様も、お体を大切に、幸福にお暮しください。


jingorotsubuyaki at 15:13|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

2012年12月21日

那須烏山の大木邸を訪問

まさかの初雪にみまわれてしまいました。

先週、日本民家再生協会で「茅」の講座があり、その翌日にこの古民家の見学会がありましたが、私はこの見学会に参加できず、日を改めて個人的に講師の先生にお願いして見学に参りました。

ホームページにも出ていますよ。

しっかりとつっくった家はとても長持ちします。大木邸は100年ですが、現存する古民家は、その土地の建材でその土地の気候や暮らしに合った造りをしています。今たくさん造られてる住宅は、どうなのでしょうね。。。。


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五右衛門風呂です。


ところで、フランスにも民家協会があり、過日、日本民家再生協会から、十数人がフランス民家協会の招請を受け訪問いたしました。
石のあるところには石の民家、木のある山のほうは木の民家が建ち、放牧をしている民家では”牛”が、なんと、暖房の熱源になっています。モーッ!!

これから農村の民家は、都市の住民が所有するものが多く、週末住宅・別荘として現役で使用されています。
日本の農村の民家は、都市居住者の、老後の住まいにぴったりだと思うのですが、皆さん、いかがですか?

よろしかったらこちらもご覧になってください。

日本民家再生協会

ハウジングアシストクラブ

jingorotsubuyaki at 13:03|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

2012年11月24日

茅葺が、誘う優しさ、武相荘(ぶあいそう)

皆さんこんにちは、今日は朝から雨がパラパラ、肌寒いです。
行きたいなと思っていて、なかなか行きそびれていた武相荘に行ってきます。
白洲次郎をご存知ですか。終戦時に吉田茂首相の右腕となって活躍したことは有名です。2回ばかり本を読みましたが、私はこの人の生き方が好きです。
プリンシプルとか、ノブレスオブリージュとか、筋を通した生き方がきれいです。
武相荘は、白洲次郎・正子夫妻が、町田で気に入って購入した農家です。
手を入れて、丁寧に住んで、今日までその美しい姿をとどめています。中は撮影禁止です。外回りだけ見て下さい。

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長屋門があります



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次郎の愛車ペイジ


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見えてきましたかわいい母屋


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綺麗に葺き直されたばかりの茅の屋根


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ところで次郎が正子に送った‘プロポーズ’の手紙。
‘You are the fountain of my inspiration and the climax of my ideals.’
‘君こそは、僕の発想の源であり、究極の理想だ。’



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棟のところ、瓦のようなものが巻かれている


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いい、たたずまい!


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庭の正面、竹林の中に…




皆さん、民家を購入し、手を入れて、住まいにするっていうの、すごくいいと思いませんか?
いろいろある選択肢の中に入れて考えてみませんか。


jingorotsubuyaki at 11:05|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

2012年11月06日

紅葉の中を・・・

中禅寺湖畔にあるイタリア大使館別荘記念公園へ行ってきました。

特に造りこんだ庭園はありません。

ごく自然な環境の中で

実にその土地に馴染んだものでした。

「イタリア」という、カラー、デザイン、石のイメージはなく

日本的な建物であることに感心いたしました。


まずは別館です。

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杉の皮の外装。竹で端部を抑えています。



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木のサッシです。すごくナチュラル。
冬は寒いだろう・・・


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執務室でしょうか。


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手の込んだ天井ですよ。
杉の皮です。






本館にやってきました。

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玄関側です。
石積みの土止めに囲われているようです。


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杉の皮とさわらの皮
2種を使い分けていますね。


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暖炉部分。
そこらにありそうな石を積み上げています。


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湖側外観です。
ガラスばっかり。
耐力壁はどうしているのでしょう・・・


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玄関ホールとLDの間の壁です。
尺角柱と4寸柱とガラスのデザイン。

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居間。
床は杉の厚板。壁のデザインが面白い。


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居間の一角にあるデスク。
窓がきれいですね。


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居間の天井。
おっしゃれー


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食堂です。
何かとっても気持ちいいんです。


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飾り棚です。
イタリアと思えないスッキリサッパリのつくり。


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2階にこんなベッドルームが2室ありました。







杉の皮がとても上手に建物に使われています。

木の皮の表情の違いで建物を飾っています。

内外装が全て”木”ですが、

いわゆる山小屋型ではありません。

邸宅、レジデンスです。

日本的な材料の使い方ですが、

でも洋間のカラーを持っています。

とてもいい刺激を受けました。

常識にはまって固まっていた、住まいのイメージが

ぐっと拡がった感じがしませんか?



皆さん一緒に家づくりを考えませんか?

ハウジングアシストクラブの住宅セミナーhttp://wwwhomevision.co.jp/

当社ホームページhttp://www.jingoro.co.jp/






jingorotsubuyaki at 10:55|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

2012年01月11日

横浜T邸

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ゆったりとした土地にゆったりした家ができました。


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目標は近隣とは一味違う質感を意識しました。

道路から、外観、玄関ポーチ柱にはボリューム感、存在感を強調し


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テラスとバルコニーでは、リズム感のある列柱にゆるやかなアーチがかかっています。

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玄関に入ると大きな吹き抜けホールにゆったり大きなR階段。天井からキラキラと輝かくスワロフスキーのガラスを使用したシャンデリアが下がります。



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木製の玄関ドアの上にはステンドグラス。花はバラとカサブランカ。



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居間、台所、洗面所。艶やかなフローリングと珪藻土コテ模様仕上げ。おとなしいイメージですが、質感はしっとりしています。
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そして寝室。この空間はゆったりした時が流れます。



静けさと安定感のある住まいになりました。










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2012年01月05日

2012年 謹賀新年

皆様あけましておめでとうございます。

昨年は3.11東日本大震災にみまわれ、2万人近くの方が亡くなられました。謹んでご冥福をお祈りいたします。
また原発の事故で郷土に帰れない人も数多く、心苦しくお祝いの気持ちにはなれません。
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昨年は、東京シティライオンズクラブのメンバーとして、小錦さんたちと、6月に岩手を、10月に宮城を訪問し炊き出しをしました。

思うところがあって、NPO法人日本民家再生協会に加盟いたしました。古い建物が好きでしたが、保存して有効活用していくことを自分の社会的役割とも考えております。古い建物を持っている方は、どうか簡単に解体することなく、改修することを今一度ご検討ください。昔の建物ほど長持ちするような気がします。
日本民家再生協会 http://www.minka.jp

林業と生活者を結ぶ協議会 木暮人倶楽部(こぐれびとくらぶ)が発足いたしました。木材をたくさん使うのは何と言っても住宅建設ですが、その多くは北欧の集成材であり、北米の2×4材です。山には杉、桧がたくさんありますが十分活用されていません。私は国産材を活用していますが、木暮人倶楽部においても国産材の住宅建築をすすめるように今年は活動していきたいと考えています。
木暮人倶楽部 http://www.kogurebito.jp                     


さて私自身は、ハウジングアシストクラブメンバーで住宅セミナーをやっています。
お住まいの事何かお役にたてると思いますので、お知り合いお友達をお誘いのうえ住宅セミナーへおいでください。
ハウジングアシストクラブの住宅セミナー http://www.homevision.co.jp

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2011年11月07日

古民家

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千葉県市川市に江戸末期からの商店の街並みがある。
かなり新しい建物に変わってきてはいるが、まだまだ現役で活躍している。
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良材をたくさん使用した“良い家”が住人に大切にされて今日まで使われているわけだ。
住人達は何の不便もない。とても住みやすいと言っていたのが印象に残っている。
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大工の大家さんはわかりやすく説明してくれた。この土地に知らない人はいないほどの顔役だ。
昔は建築材料、主に木材は、施主がすべて用意する。
大工さんは要した日数で支払いをするということだ。
1件の家に2年ぐらいかかることは普通だったという。
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   日本民家協会の勉強会でした。


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2011年11月01日

八ヶ岳の家

東の本の震災後、建材や設備機器が流通に異常をきたすなど、試練を乗り越えようやく八ヶ岳の家は完成を迎えた。
構想1年以上。何人もの設計者と協議をし、何組かの工事業者と話し合いをして思いをとげた住まいができたものと思う。
都会からさわやかな高原へ移住される。この地域には幾人も友人が住んでいるという。
IMG_9798_a (360x243)さて住まいは、雑木林に囲まれた山小屋。でもスタイリッシュな山小屋である。IMG_9782_a (360x230)
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モダンなLDK.美しいプロポーションの暖炉が印象的だ。渋い木目のあるナラの床材は広巾の無垢材である。
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IMG_9660_a (360x237)プライベートゾーンは、床も壁、天井も杉でおおわれている。





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浴室、洗面所は洗練された白のタイルで明るくシャープにまとまっている。



床下は深夜電力利用のヒーターが入り、シーズン中ずっと温度差のない穏やかな室内をつくる。だんねつざいも、現場発泡のもので隙間なく住まいを包み込んでいる。
自然素材でつくったこの住まいは異臭が全くない。明るく気持ち良い住まいで人生を謳歌していただきたい。


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