2008年05月
2008年05月30日
「一流に触れる」の続編です。
「人事部長日記」NO.46
さて、1本40万円のワイン「ロマネコンティ」を手にした私たちは、ある土曜日の午後「ロマネコンティを飲む会」を計画しました。
会場は銀座6丁目のフランス料理店。20人も入れば満席になる、こじんまりとしたお店を借り切ってコース料理を楽しみながら、「ロマネコンティを飲む会」をやろう、というものです。
参加者は元社長を含め10人。
さて、お店にはワインのスペシャリスト「ソムリエ」がいます。1週間前に予約の電話を入れ、会の趣旨を伝えると「そんな大事な事、電話では駄目です。お会いして打合せしたい」とのことです。いやはや「一流に触れる」のはなかなか骨の折れることです。
早速、お店を訪れオーナーと打合せしました。
オーナーの話は次のとおりでした。
・ロマネコンティは会の3日前に持ってきてほしい
・3日間店の常温庫で寝かせる
・当店のソムリエにもロマネコンティをグラス1杯振舞ってもらいたい
(振舞うのはいいけど1杯4万くらいにはなるのに・・・・・・)
さて、当日がやってきました。
綺麗にテーブルセッテイングされ、テーブルの中央には「ロマネコンティ」が威風堂々、燦然とした輝きをもって鎮座していました。
コースが進みいよいよ「ロマネコンティ」を飲む時がやってきました。
ワイングラスは、小ぶりなバケツを小さくしたような大きなグラスでした。
ソムリエが恭しくコルクを抜き、件のグラスに「ロマネコンティ」を注ぎます。
一人一杯、しかも大きなグラスですから注がれたワインは底のほうに2〜3cm。
「一流に触れる」ことは「一流の手続き」を踏む事から始まることを知った一日でした。
●「人事部長日記」についてのご感想・ご意見をお聞かせください。
※本ブログの無断転載を禁止します。なお、転載、引用を希望される方は
株式会社人事サポートまでご連絡下さい。
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さて、1本40万円のワイン「ロマネコンティ」を手にした私たちは、ある土曜日の午後「ロマネコンティを飲む会」を計画しました。
会場は銀座6丁目のフランス料理店。20人も入れば満席になる、こじんまりとしたお店を借り切ってコース料理を楽しみながら、「ロマネコンティを飲む会」をやろう、というものです。
参加者は元社長を含め10人。
さて、お店にはワインのスペシャリスト「ソムリエ」がいます。1週間前に予約の電話を入れ、会の趣旨を伝えると「そんな大事な事、電話では駄目です。お会いして打合せしたい」とのことです。いやはや「一流に触れる」のはなかなか骨の折れることです。
早速、お店を訪れオーナーと打合せしました。
オーナーの話は次のとおりでした。
・ロマネコンティは会の3日前に持ってきてほしい
・3日間店の常温庫で寝かせる
・当店のソムリエにもロマネコンティをグラス1杯振舞ってもらいたい
(振舞うのはいいけど1杯4万くらいにはなるのに・・・・・・)
さて、当日がやってきました。
綺麗にテーブルセッテイングされ、テーブルの中央には「ロマネコンティ」が威風堂々、燦然とした輝きをもって鎮座していました。
コースが進みいよいよ「ロマネコンティ」を飲む時がやってきました。
ワイングラスは、小ぶりなバケツを小さくしたような大きなグラスでした。
ソムリエが恭しくコルクを抜き、件のグラスに「ロマネコンティ」を注ぎます。
一人一杯、しかも大きなグラスですから注がれたワインは底のほうに2〜3cm。
「一流に触れる」ことは「一流の手続き」を踏む事から始まることを知った一日でした。
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2008年05月08日
今回のテーマは「一流に触れる」です。
「人事部長日記」NO.45
私の元上司でもある某上場企業の元社長の口癖は、「一流に触れなさい」「小さくまとまるな」でした。
社員教育に熱心であった元社長は、社員を大きく育てたいという考えから、よくこの言葉を口にしていました。
数年前、新入社員研修会の基調講演で、秋田県立能代工業高校元バスケットボール部監督 加藤 廣志氏をお呼びし、講演会を開催したことがあります。加藤氏も「一流に触れる」ことの大切さを力説されていました。
やはり、二流、三流に囲まれて育つと、人間はその程度の器にしかならないのです。一流に触れて初めて自分の器の小ささに気づき、上には上があることを思い知らされて、向上心を抱くことになるのです。
一流の技術、一流の音楽、一流の美術。しかし、一流に触れるのには金がかかることも事実です。
5年程前までは、前述の元社長とよく飲みニュケーションをやっていました。ワインを飲みながらのその場でも、元社長は「一流に触れる」ことの重要性を説くわけです。
ある時、その中のメンバーが「一流に触れる大切さは理解できますけど、そのためにはお金もかかるし、触れるには限界がありますよ。現に、今日だって1本2,500円のワインを飲んでるけど、本当は一流の高級ワインをたまには飲んでみたいですよ」と言いました。
その数週間後、元社長から我々のもとに1本40万円の「ロマネコンティ」が送られてきました。
<この続きは次回へ>
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私の元上司でもある某上場企業の元社長の口癖は、「一流に触れなさい」「小さくまとまるな」でした。
社員教育に熱心であった元社長は、社員を大きく育てたいという考えから、よくこの言葉を口にしていました。
数年前、新入社員研修会の基調講演で、秋田県立能代工業高校元バスケットボール部監督 加藤 廣志氏をお呼びし、講演会を開催したことがあります。加藤氏も「一流に触れる」ことの大切さを力説されていました。
やはり、二流、三流に囲まれて育つと、人間はその程度の器にしかならないのです。一流に触れて初めて自分の器の小ささに気づき、上には上があることを思い知らされて、向上心を抱くことになるのです。
一流の技術、一流の音楽、一流の美術。しかし、一流に触れるのには金がかかることも事実です。
5年程前までは、前述の元社長とよく飲みニュケーションをやっていました。ワインを飲みながらのその場でも、元社長は「一流に触れる」ことの重要性を説くわけです。
ある時、その中のメンバーが「一流に触れる大切さは理解できますけど、そのためにはお金もかかるし、触れるには限界がありますよ。現に、今日だって1本2,500円のワインを飲んでるけど、本当は一流の高級ワインをたまには飲んでみたいですよ」と言いました。
その数週間後、元社長から我々のもとに1本40万円の「ロマネコンティ」が送られてきました。
<この続きは次回へ>
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