給水塔のカラス

基本的には日記、その他ざっくばらんに/敢えて言うなら、もの作りか。

Future Pinball台を作っていた。


 随分昔にこんなの作ってました。
pin1



















pin2



















Future Pinballというのは、昔のゲームセンターにあった実物台をそのまま移植して遊べるピンボール・シュミレータのことです。ちなみにフリーで遊べます。

 詳細はこっちを見てね。
 http://www.futurepinball.com/

 各台のデータはこちらから入手できます。
 http://www.pinsimdb.org/fpreleases/

その昔ゲームセンターに置いてあったピンボール台にあっけなくお小遣いを吸い取られていた無念さを晴らすべく、古い台のデータをダウンロードして遊んでみた結果は惨敗orz

そもそも、いかに見栄えよくチンドンさせて、効率よくさっさとボールをアウトレーンに引き込むかに注力していた(偏見)古い台は、その台の忠実なシュミレーションを目指すFuture Pinball(希望)でも

「そうら、ぼうず、フリッパーにボール当たるまえにアウトレーン行きー、残念でしたー」とこすっからくひねた場末の小銭稼ぎマシーンの本領までもシュミレーションで再現するのである。


そういえば、ピンボールって台揺すったりしてたよなぁ、と思い出し、邪悪なアウトレーンに向かうボールの軌道を変化させてやる、とキーボードにアサインされた揺すりを連打するも…。


 こんなのピンボールじゃねーじゃんw

というのも、そもそも操作が違う…。フリッパーを動かすキーボードの両サイドシフトキー以外に左右上への揺すりボタンをタイミングを見計らって押す、とか…それはない。 そうなってくると、そもそも、ピンボールって台の前に立ってプレーするものだろう、と、古いCMでピンボールをプレイするダイアナレインの力強いお尻の揺れが脳裏に蘇ったり…w。


 とまあ、そういうわけで、じゃあ台作ろう、ちゃんと揺すりのできるやつを。


台そのものは安価なスチールラックやらディスプレイを傾斜して置けるようなL字フレームやらをホームセンターで買ってきてやっつけで出来ちゃう代物。

問題は、揺すりを検知する部分で、当初、本物台のティルト検出に振り子が使われていたと知って、小さな振り子式のセンサを自作した。
左右上に電極を作り、振り子と接触すると通電し、ハッキングしたキーボードの基板で揺すりキーを押した状態するものだった。

pin4



















pin3




















 リレーから取り出した電磁石が付いているのは、一旦振れた振り子が取り囲む電極に当たった後、振れ過ぎて逆方向の電極に当たるのを防ぐ仕掛けだった。

 結果から言えば失敗。



調整が難しい上に、顕著に揺すった方向と逆の揺すりとなってしまう。電磁石の揺すり止めも期待したほどの結果に結びつかなかった。

ならば、加速度センサーとマイコンで何とかしようと、今から4年くらい前の話なので、ArduinoもメジャーではなくAVRのマイコンと秋月で買った3軸加速度センサーで揺すり検知をさせた。プログラム上で揺すり感度や方向などをいかようにも制御できるので当然のごとく簡単に、揺すりを検出できるようになってしまった。

pin5



















もともと自作振り子式揺すりセンサが配置されていた中央にAVRと加速度センサのユニットを乗っけている。周囲にあるロジックICやらリレーは自作振り子式揺すりセンサ用をそのまま流用したので回路そのものは最適化されていない。
しかもものすごいやっつけで、適当にストック部品やらなにやらででっち上げた代物なので汚い。でっかいコンデンサは振り子振れすぎ抑止の電磁石用で現在使われておりませんw

pin6



















メインパソコンの電源がいかれてその交換のついでに、直さないで放置していたパソコンを再生して、ピンボール専用にしてみた。死蔵していた組み立て済みの真空管アンプやら本体故障破棄した安物コンポのスピーカーとか他はジャンクで構成。バックパネル用の液晶ディスプレイもすごい古いジャンク。バックパネルが全部表示されないのはご愛嬌w


で、どうなのかと言えば、

「あー、そんなに揺すっちゃだめじゃん、ハーイ、ティルトねぇ」と未だにこすっからくいけずな古い台に弄ばれていますorz

左右上に揺すれるし、感度もそれなりに上げてあるので本物の台よりは揺らせやすくなっているにも関らず、です。
そんでも、キーボードでやっていたピンボールと比べると雲泥の差。ピンボールで遊んでいる感はすごく出て、まずまず成功かな、と。
ちなみに、揺すりでボールの軌道は変えられます。ここぞという時に揺すりプレイは可能ですよw

今後やるかもしれないこと。



 1)揺すりコントローラー部分をArduinoに置き換えて再設計
  気が向いたらソースと回路図公開するかも。あくまでもかもw



 2)ジャンクパソコンからもうちょっとマシなグラフィック性能のあるパソコンにする。
  高解像度3Dでうはうはリアルなピンボールを堪能する。
  現在AMD Athlon XP 1800+,GeForce 7300 GS
  これじゃさすがに、グラフィック設定低ランクに落とさないと無理。



というところかな…。

春、来たりなば…


 様々な想いを込めて見上げる今年の桜は、きっと強く心に染みて残るのでしょう。

 儚いと思う気持ちも、もちろん、明日を生きる力にも。

sakura1

sakura3

sakura2

sakura4

MTM06出展終了ですが、自分のブースの写真撮るの忘れましたorz

MTM06出展レポートです。初めての出展です。


jinnki_orig名刺


 ストレートに題名の通り、自分のブースの写真を取り忘れたため、お話できたご来場の方々にお渡しした名刺代わりのカラーコピー紙の写真で誤魔化しますorz

(ビスタプリントとかいう業者に名刺作成頼んだのに、MTM06終わっても未だ未着。なんだか世界的なネット商売でオランダで名刺作成して国際郵便で郵送してくるのだが、おまけで頼んだ名刺ケースだけ届いたorz。ホントにオランダからの国際郵便だった)

 撮れていたのは、そんなアホな作製者にがっかりしているクローラー君の姿です。

がっかりクローラー

 と、いろいろがっかりしていたところ、
 所属しているNPOの理事長の出展ブースの写真後ろに写っていました。

理事長ブース2


 なんだかもう、がっかりの上乗せですorz

  MTM06初日の11/20は、浜松から車で上の写真のブース主であるNPOの理事長の車に同乗させてもらい、AM7:00に出発。古いナビの変態的インメルマン・ターンな道案内で会場の東工大大岡山キャンパスに到着して会場入りしたのがAM12:00過ぎ、もうMTM06開催されてましたorz

 両隣のブースは左が件の理事長の手の込んだ4体同時に音楽に合わせて踊る人形ロボ。右が双葉電子工業さんの高性能サーボモーターの紹介とそのサーボを使った精巧に動く2足歩行ロボ…。現場に来て初めての出展者を実感、いったいどうしろと…。

 なんだかよくわからない熱気に飲み込まれながらも、最初に準備できたクローラーを適当に机の上で走らせておきました。自律型なので机の上から落ちないし、光の強い方向に勝手に進んでいきますから手離れがいいのはメリットだなと思いつつ、パンフレットの代わりに持ってきた小さな黒板になんて書こうかと思いを巡らせていると、初老の男の方がひとり足を止めてじっと見ているではないですか…。

 
「これ、周囲を見渡してなんかしているの?」

 「あ、これはですね、PSDセンサーといって赤外線で距離を測るもので、サーボで周囲を見渡して障害物を検出して避けるように走行します…」

 とかなんとか、かなりいっぱいいっぱいでしたので、その時どんな風に説明したのか、その後に足を止めてくださった方々への説明とごっちゃになっていますが、

 と続けると、件の方が、

 
「おもしろい動きだよね、安くできるのもいいね」

 とうれしいことを言ってくださいました。
 どこか遠くを見ながら、微笑みを浮かべたその表情は、なんだか仕事でお世話になった技術スキルが高く、人柄もいい諸先輩方の表情を思い出して、はずかしくなりました。

 と、それがきっかけで、何を書こうか迷っていた黒板には、こう書きました。

 ##########################################
 自律クローラーを作りましたが…
 制作費が安い、タミヤの楽しい工作キットを使用(費用は1万5000円以下)
 クローラー部分の改造は簡単
 今後の発展性、拡張性もあるよ(今後予定)
 ##########################################

(写真がないし、黒板も消したので不正確orz)

 その後は2~3時間くらい、足を止めてくださる方に説明するのが精一杯であっという間に過ぎてしまいました。状況的な流れでの描写はこの辺に留めて、どんな反応があったかまとめてみます。


 <よかったところ>


 1)PSD+サーボで首を振り、周囲の状況を見ながらの動きがおもしろく楽しい。


 2)簡単な構造なので、自分にも真似できそう。


 3)安価に作製できる。


 4)Arduinoを持っているけど、その後の利用が思いつかないので参考になった。


  5)テーブルの上から落ちない
   (出展者の方から、テーブル上での走行可能が評価された)


 <わるかったところ>


 1)動きがゆっくりすぎる。


 2)光に機敏に反応しない。


 3)障害物を避けている感じが伝わらない。


 よかったところは、お話できた方々からの声ですが、わるかったところは足を止めて見てくれた方々の様子から推測したものです。


 MTM06は肩の力を抜いて、「こんなアイディアでこんなにたのしくて、おもしろいものが出来たから、みんなに見てもらおう」というイベントなので、本来こういう分析はどうでもいいことかもしれませんが、一応、工作教室の教材を模索していたり、今後の展開で、生活の中に共存して長く楽しめるロボットという長期的な目標に対してのひとつの指針として必要なことだと考えています。


 頭の中にはだいたいの展開や目標に関しては構想がありましたが、その場しのぎで行き当たりばったりな始め方をしてしまったので、一度、今後の展開や目標に関してまとめる予定です。


 11/21、2日目は午前中からそれでもぱらぱらと足を止めてくださる方や、お話できた方などがあって、初日と同じくらいの人が訪れてくれました。しかし、昼も過ぎると説明しているこちらの方が疲れてきてしまい、お話できそうな方と積極的にコミュニケーションをとれなかったのが残念です。1日目も含めてせっかく来たのに無視されたよ、と思われている方が奇跡的にでもいらっしゃるのであれば申し訳ないことをしました。


 このように、自分の出展でいっぱいいっぱいだったので、他の出展者さんのブースをじっくり拝見したり、お話したりは残念ながらできませんでした。写真もあまり撮れませんでした。


 次回出展時は、出展ブースの完全自動化を果たして、自分は来場者と化して他の出展者さんとのコミュニケーションに時間を割けるようにしようなどと妄想していますw
 自分のブースへ来られた方との直接コミュニケーションは、会場をうろうろしている自分のヘッドセットで遠隔対応なんていいかもしれません。単なる妄想ですw



 と、自分のことはそろそろ終了にして、それでも何とか会場を回ってお話できた他の出展者さんの紹介です。



 <<<twitterでお知り合いになった@lynxeyed_atsuさんのブース>>>


 mp3やoggなどの不可逆的な音声圧縮ではなく、可逆的な音声圧縮をmbedで作ってしまったすごい人です。mbedとその拡張ボードとI2SによるDACとのデータ通信によるシンプルな回路構成で出来ているのもいいですね。

lynxeyed_atsu_1


lynxeyed_atsu_2


 音を聴かせてもらいました。細かくは周りがうるさくて聴きこめませんでしたが、バイオリンの弦の音の響きがいい感じでした。mbedを使いたいので、ハードを真似してソフトは公開してくれているものを利用して、ちゃんとした機材で聴いてみたくなりました。オーディオは主観が支配する世界で、いろいろ思うところがあり遠ざかっていましたが、こうした音声圧縮のアルゴリズムを作り込んで楽しむ世界があるとは思いも付きませんでした。せいぜい自作したのはメインアンプとスピーカーキットのカスタム止まりだったので、新鮮な驚きです。


 ブログはこちら。
 「Lynx-EyEDの電音鍵盤」
 http://ecrafts.g.hatena.ne.jp/Lynx-EyED/



 難しそうですが、興味のある方はぜひ!
 mbedやソフトに詳しい方なので、いろいろ教えてくださいと、お願いまでしてしまいましたw


 <<<MOMでお知り合いになった@arms22さんのブース>>>

 @arms22さん、twitterのIDですね。MOMお手伝いで参加した時、お隣のブースでスタバカップアンプを発見して、「なんでも作っちゃう、かも。」のブログ主さんだとわかって、おお、と感動した記憶が鮮明に…。実は以前に、Arudinoってなんじゃらほい、と思っていた時にこのブログを検索エンジンで発見して、すごいじゃんArudino、すごいじゃんこのサイト、といろいろ参考にさせてもらっていたところだった、というわけです。

arms22_1

 今回はこちらの写真が量産販売品です。Dotsduino(ドッツデュイーノ)8x8LEDマトリクスと同サイズの基板がArudinoコンパチで、スケッチも公開されています。日本のMakerの鑑です。

 このキットが欲しかったのですが、行くのが2日目の遅くで売り切れていました。基板のみ購入できましたので、なんだかつらかったりやるせなかったりした時に作って遊んでみようと思います。そういう状況を癒してくれそうな感じがあるのはなぜなんでしょうかね。

arms22_2

 スタバカップアンプ健在!

 ブログはこちら。
 「なんでも作っちゃう、かも。」
 http://arms22.blog91.fc2.com/

 最後に、若者の出展者さんで、これは、と思ったところのご紹介。


 <<<Hello WORLD さんのブース>>>


 AVRへの書き込み機、AVRライターの基板販売をしていました。


Hello_W_avr

 基板設計を行い、プリント基板を見た限りではプロ並みに作製しています。
 チップ部品も実装済み。裏面にAVRのQFPやらが載っています。
 かなり小さく、たぶんUSBに直結できるライターでは最小クラスだと思います。

 「買ってくださいよー」
 「ええ、だってAVRライターのUSB版、純正持ってるし」
 「小さいでしょいいでしょ?」
 「基板は小さくてよく設計できている気がする。でも買わない」
 「ええーそんなー」
 「でもちゃっちゃく設計できているし、いい感じだから写真は撮る」
 「ええっー」


 とかなんとか会話が楽しかったです。今思えば買ってあげたほうがよかったかなw
 そしてまだ続きはあって、その本命のAVRライターではなくその横でデモっていたものにいたく感激したのでした。

 Hello_W_!

 電磁石とたぶんホール素子か何かの磁気センサーでフィードバック制御して宙に浮くボールです。これ、何気に結構おもしろい制御ですし、いろいろ応用が期待できそうで良かったです。

Hello_W_!!

 宙に浮いた感じはボールではないけれど、こっちの写真の方がわかりやすい。


 「こっちが本命じゃないの?」
 「ええっ、これはおまけの出展です」
 「こっちの方が注目度あったでしょ?」
 「…」


 などと、なかなか将来が楽しみな若者(たぶん大学生)でしたw


 以上、とても有意義で楽しく、くたびれたMTM06でした。


 出展者のみなさん、お疲れ様でした。
 ご来場のみなさま、ありがとうございました。

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