プリンプリン物語 23話 24話

ラセツの女王によって過去の船着場から動いたプリンプリンとそれを追うボンボンたちはラセツの国に辿り着く。
シヴァの神の神殿にてラセツの王はシヴァの神に死なせてくれと頼むが罪として世界が終わるまで生きろと首を落としてもその首を炎に行れても首は無事でプリンプリンは困惑する。

24話
ラセツの王は美しい天使のような子供が生まれるはずがない。だから捨てた。その罪で死ぬことはない。
しかしラセツの女王は娘を捨てた悲しみ、夫が生涯死ぬことはない罪に落ちたことで娘シータを探し出そうとする。
プリンプリンは否定し、ボンボンたちもまた否定するが、シヴァの神に聞く。ラセツならば燃えることはないと炎に突っ込もうとして、ガルダの姿を借りたシヴァに助けられる。

夫の罪を贖うために。
ついにラセツの国に突入するのだが、あれだけ自分勝手に思えたラセツの女王が夫の呪いを解くために、幽霊だかになっても娘を探し続けていたというだけで、見え方が違うのが素晴らしい。
9話10話で唐突にやってきたと思ったら、その時の又聞きの設定話の続きがあって、夫が娘が可愛いなんて嘘だと捨てたことで呪われて1万年以上生きる羽目になったから奥さんがどうにかするんだってのがさ。首を切断しても死ねないからこその凄みで。

しかもタイムスリップしてラセツの国に来てるから時系列も幽霊かどうかもわからないのよ。おお、遠い昔に死んだはずのっていう遠い昔がいつかもわからない。

そしてお見事なのは、首をちょん切り、炎にくべても戻ってくるという異常さを描くから、ラセツって悪魔の国だからって不死身なのか、それとも不死の呪いなのかわからなくてして。
それがそのまま狂気の王として受け付けない存在になる。ラセツの女王が炎にくべても無事ならそれはそれで、駄目なら神の生贄だというのも追認するから良く出来ていて、やっぱり二人共駄目だで。
愛情があるとかいろいろ思うのに、やっぱり呪いを解く道具でもあって。

それでも健全だなと思うのは首を切るとプリンプリンは悲鳴をあげて目を背けるのだ。この描写は素晴らしく健全だし、ラセツの狂気の世界を、仮面を外した顔が無茶苦茶怖いとか首を切る描写を、人形劇だからこそドギツクないように演出できるのだ。
これがアニメだとリアル系になったら恐怖しかない。漫画とかもそう。でも人形劇だからで。
この人形劇のリアルでありながら柔らかい表現って、怪談を表現する時に使われて、四谷怪談のお岩さんが怖いと思うけど、人形だとちょっとだけリアルだけど、実写にするよりは良いぐらいのクッションになる効能があって。それを今回思わせたな。
ラセツの女王の素顔のおぞましさや首を切断とかを見せられて恐怖に慄くことでしっかり表現する演出力も含めて、本気の作品だと思わされる。

信長の忍び 伊勢・金ヶ崎篇 51話

浅井との同盟解消でお市の返却交渉に出向く不破光治に同行する千鳥はお市の意思で浅井家に残ることを知り、ならば滅亡時には絶対返却すると約束を取り付け、長政はどうなってもお市は生き延びられると感謝。
しかしこのお市の造反に信長は人生2度目の弟に裏切られたと信行の名前を出して、長政、お市まで裏切ったと激昂する。

ちゃんと不破光治を使者に立たてる正式交渉に同行という形で浅井訪問がこれまで何度も訪問しているからこそ敵意剥きだしであり、正式な使者だから殺されない、信長殿にお伝えください、御使者殿になって上手い。
それをお市が選んだこと、千鳥のやや考えなしの出戻り祝いの会のための発言に家臣たちはもちろん御家が滅びるというのか、無礼なと激昂しながらも長政は最悪でも妻は生きて返還できる言質を残すことに感謝する。
それが実現するのは3年後のことになるが、これだけで浅井長政の負けなければ滅びないと内向きを説得しつつ、もしもに備えること、妻への愛情も見せる人物像が描けて、非常に見事。

で、そんな浅井長政と好対照なのが一気に暗黒面に突入の信長で、ポロっと人生2度目だな、弟に裏切られるのは。その言葉が出るだけで泣けるのよ。それで暗黒面に至るだけで、ああ、そうか、妹にまで裏切られているからかと。逸話の小豆袋がないから連絡もしないお市の裏切りが本当に弁明の余地がないほど明確であるから、離縁して出戻れというのに戻らないとは。
シスコン的に溺愛していたのも裏切りの衝撃にもなって。

ギャグ的に続けて来てるからこそのこの衝撃で。もちろん織田家の人間ではない浅井家の人間で明確な説明があるんだけど、そうじゃなくても成立したからこそでね。
信長の残虐行為もここらからだったよな。

ところでこれまでいたようないなかったような磯野員昌がいるということは姉川で大活躍だけど、そこまでやるのか。

いやあ、次回で一応終わりっぽいけど、このペースで続けても10年ぐらい掛かってしまうのに、一旦休止するとさ。放送形態が15分とか30分になったら歴史が一気に加速しちゃうのだけど、結構良い感じにやってきてるのに。

ER緊急救命室 シーズン4 15話 緊急脱出

化学工場で爆発事故が発生して救急車に同乗したコーデイは瓦礫に潰された患者を自ら瓦礫の隙間に飛び込んで救い出してERに運び込む。
一方のERではその事故での患者を引き受けるのだが、ベンゼンを浴びた患者を運び込んだことで猛毒でERが汚染される事態に突入。
なんの薬品を浴びたのかわからなかったためにストレッチャーに乗せる際に衣服を脱がして床に放置して、治療しようとしたケリーが昏倒と嘔吐で意識喪失。
グローブをして直接触れるな、隔離と消毒を指示していたものの、ケリーが倒れたこと、ベンゼンの衣服が放置されその薬液をストレッチャーが轢いていることでERは汚染され、緊急で脱出することに。
しかし入院患者を急遽外に出そうとして、コーデイが救急車で患者を連れて戻ったことで、出入り口が大渋滞に。
どっちだ、どうするんだという大混乱状態に、カーターは大声でERは汚染されているから脱出する。汚染されているものは駐車場に移動することと言い、その汚染基準は皮膚の汚れや衣服、ストレッチャーが濡れていたら汚染されていると見做すと。それ以外の急患は食堂へ。
救急隊の処理班がやってきて急造のシャワー施設が作られ消毒施設が作られる。
カーターはERの臨時指揮官として各病室を見廻り、治療薬品の持ち出しを行うのだが、冬の時期で服を消毒だと脱がされシャワー浴びることで心臓発作患者を救おうと汚染も覚悟で飛込み、服を手術着にしながら、食堂での蘇生処置だと動いていく。
結局急患の老女が発作で死亡するものの心臓発作の役員は蘇生させられる。
こうしてケリーの代理指揮官の役割を果たしたカーターは記者会見に出ることになるが、復帰したケリーはマスコミは個人を英雄視するが組織的に緊急災害計画通りに動いたと説明すると言い出す。
そんなカーターは消防隊長から大混乱の中で冷静に対処してよくやった。今後の災害訓練では君が中心になれ、よくやってくれたとインターンで権限がないとしながらも絶賛される。
そこにグリーンが帰還して、なにかあったのかと。

久しぶりにERを視聴。
いやあ、ベンゼンですよ。視聴当時はなんかやばい薬液を被ったというだけだったのに、豊洲市場で何倍ものベンゼン検出とかで知識が無駄にあると、発がん性物質とかいろいろあるけど、接触して汚染されると昏倒と嘔吐で、マニュアルで洗い流して消毒してから酸素供給で対処するということが説明されるし、ケリーがずっと喘息で使う呼吸器を使ってるし、復帰した最後はヨシ・タカタに酸素ボンベ引いてもらいながら鼻に酸素パイプが入ってる。酸素供給で対処してるのがわかる。
ジェリーが扇風機で吹き飛ばそうとしたら火花で燃えるからやめとけもわかるしね。

で、今回、素晴らしかったのは、カーターが大混乱の中で見事な指揮をすることなんだけど、指揮官としての動きは、実は退避命令の最初と戻す最後だけであとは各人がやってるのを見て回ってるだけということで、それほど指揮官してないんだよね。
これはある程度の状況が整うと指揮官がやることはなくなって医者として動いていくといういつものスタイルでそんなに違いはないのだけど、それでも指揮官不在でよく代理を務めていたのはお見事だったな。
指揮官としての動きとして特筆すべきは、大混乱の中で、みんな、黙れ、からのERは汚染されているから避難すると大声で情報共有を図り、汚染されてるのは外、されてないのは食堂だって指示して、マリクが汚染されていることの見分け方は濡れていたらで。
さらに急患は何人だ、ここに何人、外に何人で、11人。じゃあ11人分の治療スペースの確保と医薬品を確保で。
こうやって具体的に動いていくから、みんな自然と従っていく。

ベントンは食堂に残って治療をしていたけど、コーデイは外科病棟に登ってあっさり離脱しているし、食堂にはベントンとアンナとジェニーぐらいしか使える人員がいないから駐車場にいるカーターが呼吸困難患者を汚染覚悟で診ることになって。
食堂の蘇生の話を聞けば駆け戻るという人員不足も描いている。

老女こそ死んだものの、ちゃんと頻脈患者は救えたし、最後の誰もいない消毒されたERに患者と人員を戻すシーンも指示することで誰もがカーターの顔を見る。指揮官として指示があるのではないかと当てにされていることがわかるシーンでお見事でした。

この回のカーターって緊急手術したわけでもない。呼吸困難だからシャワー浴びながら挿管したり、頻脈止めるために氷水に顔を突っ込ませただけなのよ。
でも無茶苦茶格好良いのだ。ただ消毒で脱がされ手術着になって消防士のブーツを代わりに履けって嫌だよって思っていたら蘇生措置中ですで履いて走りこむだけどで違うんだよね。
本当に医療技術はインターンなのだ。でも短い間だけでも指揮官は出来た。この能力設定を逸脱しないことの素晴らしさよ。
まだ4シーズン目、学生は終わったけど、外科インターンからERインターンになってちょっと経験がある新人でしかない。
そんなちょっと慣れ始めた2年目ぐらいの男が、よくやったよって褒められるのだ。
これに燃えないわけないのだ。あの緊張感と疾走感と高揚感があるからこその成功の達成感よ。

カーター君の新人のゴミ時代も知ってるからこその大カタルシスだったな。
今回はコーデイが決死の救出劇から結局腕を切断する羽目になるとかロスとキャロルがエレベーターで子供と閉じ込められて危うく薬物や酸素切れで死なせるところだったりと同時多発的な動きも描けており、患者に掛かりきりだったことでカーターが自由が効く立場なのも担当患者が眼科研修中でいないからで、考えられている。
食堂もちゃんと最初のシーンでお茶飲みながら、今日のシフトはどうだって会話で描いてるから、じゃあ食堂でになるし。
その食堂も食堂の従業員が突然臨時ERになって命令するなとキレていたり、確かに医療関係者じゃないのに医療行為を手伝えとか嫌だよね。
そして救急隊が来て、すぐに簡易シャワー作れるのも凄かったけど、その隊長がホットゾーンはERや消毒施設でコールドゾーンで治療してくれと的確に区分分けを指示している。
また緊急計画副主任のスプーナが指揮するってやってきて、緊急避難は理学療法室だろ、なに食堂に避難させてるのよって怒られたりして、全体指揮はそのスプーナがやるのでカーターはレシーバーもらったのにシャワー浴びて連絡取らなかったりであんまり緊密な連携は出来ない。
このスプーナとケリーが顔見知りなのも、あなたが被害者かって仰天されて。
ここらの指揮系統の描き方はお見事だったな。病院全体が大騒ぎになってるから指揮官が別にいる。

最後のケリーのマスコミ対応もすでに駐車場が大騒ぎだからマスコミが来てるからで。
このケリーのマスコミ対応の打ち合わせも、カーターに代理をありがとうと感謝しながら、緊急事態の対応計画通りに薬物処理班と共同でマニュアル通りに動きましたよって個人を英雄にしないでチーム戦をした、組織戦をしたと。
でもジェリーが緊急事態マニュアルがやっと見つかりましたよで、マニュアル通りじゃなかったのかで。
それでもケリーはマニュアル通りで押し通すのだろうな。

久しぶりにERを見てしまったけど、全盛期だし面白い。
なにより、シカゴメッドと比較が可能で。このERが如何に異常であったのかがわかって。
大忙しの緊急事態の回だけど、画面に映る人物の多さに、正直、感動したもん。
名前ありの医者はメインキャラとしているのに、ケリーは昏倒、ロスは閉じ込められ、コーデイはさっさと外科に、ロマノの外科にいて、ERで動いたのはカーター、ベントン、ジェニー、アンナの4人だけで。でもそれ以外のモブな医者がいっぱいいるのだ。そういう格好をしてる人がね。
看護師だってマリクとチェニーとタカタとリリー以外は誰だっていうぐらい多くいる。受付だってジェリー以外にもランディがベンゼン吸ったのか車椅子で外とかクソ寒いぞって言い出してるし。
大量搬送にキャロルやらがERに使うから物資持って来いって資材管理部に電話しまくってる。
誰が誰だかわからないけど、駐車場に大量の消防士がいて、防護服も着て、消毒している。
それ以外のモブの多さが凄まじく、背景に、別の患者なのか、清掃スタッフかな、それとも技術スタッフかな、そういう人がいるのよ。
明らかに聴診器と白衣を着た人物が走っていたりで、もしかしたら別の科の医者なのかなって人がいて。

この圧倒的人数よ。
名前ありキャラのレギュラーは10人ぐらいなんだけど、30人ぐらい画面上にいるのよ。
さらに無茶苦茶なハイテンポで進むしカメラワークも凄まじいから大混乱の説得力も凄まじくて。
だからこそ、この状況について行けるだけで並みじゃないし、この状況で活躍の凄まじさで。

シカゴメッドが妙に物足りなかったのが、患者のドラマもちゃんと描くので、モブな患者がいないのよね。だから医者と患者が同数とかでドラマを描くのだけど、さすがはER、この緊急事態の痛快さ優先で患者のドラマなんかない、治療するかどうかだけでシナリオを回してくれて、だから入院していた老婆が呼吸器を咥えてるから一言も喋らずに死ぬわけよ。なんか重要そうな患者が大した理由もドラマもなく移送されて出番終了とか、確実に11人は患者がいたとかで、彼らはこの一晩で11人以上の患者を診た。
患者のドラマを描くことがないから余計に大勢を救った感じもでていて。
この圧倒感は、このERでしか体験できないもので、だからこそこの組織を指揮するカーターの凄さも感じられるし、ケリーもそうで。

ケリーやらグリーンの凄さってこの顔すら見えないモブキャラがいっぱいの病院を指揮するからで。
この圧倒的な職場で大活躍したら、素直に凄まじいぞって思うしかないから。

これに新人が数年掛りで参加できるようになるのもアメリカの医療モノの凄さで日常モノも半分足突っ込んでるけど、ゴミな新人のカーター君がガラントに医者は2種類あるの名シーンやるんだぜ。モリスに君がリードしろ言うんだぜ。最終話で1話で言われたように、来なさい、ドクターグリーンとか言うんだよ。
グレイズアナトミーとかでも、最初の指導医の立場になったら、その大変さを知って泣けてくるし、その指導医が外科部長になりますとかでも成長と昇進に感慨深くもなる。
まあ人間ドラマがグズグズになって、横暴になったりするんだけども。

個人的に日本のドラマは成長が個人限界で、部下がいるとか他部門との連携とかの指揮官としての成長要素がないんだよね。まあ個人ドラマが作り辛いし身動き取れなくなるからだけど。

Anison Days 12回

BS11で放送中の森口博子と酒井ミキオのアニソン中心番組。

まったく知らず偶然見てしまって、総集編だったのだけど、いやあ、滅茶苦茶良くてビックリ。
アニソンもアニメの歴史と一緒なので50年以上の歴史があるので、ロボソンから名作劇場、バブルのオシャレなのから最近のまでなんでもありなので、歌手もいくらでもいるし曲もいくらでもあって。
音楽番組だと基本最近の曲の宣伝とかだから、昔の曲も歌ってくれて。
森口博子の水の星へ愛をこめてが聞けたことも感動だったけど、カバーソングが滅茶苦茶やばくて、YWARAの雨にキッスの花束をとか酒井ミキオのシティハンターのスーパーガールとか、やっぱり実力あるから上手いし、それが音楽番組してくれて、かなり気に入りになったな。
森口博子MCのパワーがあるからゲストに昔の人、30年20年前の人が来てもまったく自然だし、気負うこともないしで、凄く良い番組になってる。
本当、アニソンを色物にもせず、歌の一ジャンルとして、まったく恥ずかしく感じることもなくて、好感度が素晴らしく上がったね。

地味にスゴイ!DX(デラックス) 校閲ガール・河野悦子

校閲からファッション雑誌編集者に念願叶って異動した主人公だったが部数は減少のピンチに凄腕編集長がやってきてベテランスタッフの解雇、ネット配信と新機軸を提示。
実地体験を元に紹介した旅行ガイドや天気によってのファッション案内など企画立案をしてそれが好評な主人公は次期編集長として嘱望されるが、廃刊してネット配信だけにしようという編集長に、自分は写真にすら凝る雑誌が好きでありそれ以外は受け付けないと反発して、だったら辞めろというので校閲部に引き取られる形で処分保留に。
そこで校閲する形で編集長が亡くなった小説家の元妻であったこと、遺作に妻との思い出を暗号に忍ばせていたこと、校閲する形で誤字として修正するので校閲以外は暗号であるとも気付くことはなく、愛もなく離婚したと思っていたと感謝して、折良くネット配信だけでは登録数が足りず、雑誌廃刊の反発も強いことから廃刊は撤回。しかしネット配信も宣伝で使えるから両輪で行うと。
こうして危機的状況を持ち直した雑誌で主人公は功績ありだとして副編集長の誘いが来るが、校閲がしたいと断り、ならばファッション雑誌の校閲をしろとわざわざ部門を作ってくれるのであった。
ついでに小説家の彼と擦れ違ったりしながら同棲に持ち込む。

テレビシリーズが好評だったので2時間の続編スペシャルが放送。
校閲で小説の誤字のような暗号を見抜いて、しかも編集長が相手で良い話に持ち込む強引さに笑いつつも、それ以外の要素が非常に手堅く詰められており、夢のファッション雑誌に入ったものの部数減少で大改革を行うことになりベテランも切るし手軽なネット配信に。
これに主人公は信奉してきたから反発するのだが、当のベテランスタッフはそろそろ若返りの時期だとやめるのを受け入れており、自分の企画が好評になって次期編集長にと期待されたのに、雑誌の写真が凝ってるから本を何度も読み返し残しておくぐらいの力作だったのに、もう残して置く価値のない雑誌になると。
さらに廃刊になると反発。
じゃあやめろ。それを緊急避難で保留させつつ、暗号で良い話になる前に情勢がしっかりと動いて、ネット配信だけじゃ登録者数が足りず、廃刊の反発もあるからじゃあ雑誌と配信の両輪で行くということで、ネット配信という新機軸でちょっと宣伝を増やして、企画も頑張った?ということで廃刊になりませんでしたで終わって、このみんな企画頑張ったので廃刊阻止になったという具体性のなさには、オチが弱いと思いつつも、ネットも雑誌もやるという折衷案で上手く進化したように装えている。

むしろ主人公が雑誌の校閲部として雑誌に関われる位置ということでテレビシリーズの校閲部に戻して終わるのが、ちょっと釈然としなかった。
そういうオチになるのはわかっていたのよ。タイトルが校閲ガールだからさ。でも掛け合って雑誌校閲部門作ったからというのが、ああ、雑誌内で校閲するのねと思ったら、校閲部に行っちゃうのねで。
これは雑誌社内で校閲するということで副編集長が責任持って記事の確認をして、それで誤字とか確認するということにしたら成立するのよ。いちいち校閲部に戻さなくても成立できた。
というか主人公が自分だけ企画立案したりと次期編集長のエース級の活躍を一人だけしてるので抜けられたら雑誌としても困るでしょう。
記事も作りながら校閲もするでさ。成立したよね。

校閲部に囚われてしまって尻すぼみになったけど、それでも雑誌の危機に自分を次期編集長にと評価してくれる編集長が雑誌を壊そうとしていることへの対立と葛藤は、ただのムカつく部外者な敵にしない魅力となって、主人公もこんな気持ちじゃ雑誌作りも出来ないから出世を拒否する形で、あくまでも迷ってる、出来ないという暴言も吐くこともなく、相手が全面的に悪いと非難することもなく、私の雑誌はこうなんですと告げて、熱意を見せるけど、編集長への敬意も見せるという複雑で微妙な感情が描けている。
向こうはじゃあやめろよで終わりだけど、主人公が向ける高評価してくれるからって従えない複雑な気持ちは見事だったな。

彼氏とは同棲始めましたで一歩進んで順当だったけど。

凄く良かったかと言われたら、まあまあ良かったかなというぐらいだけど、キャラも元気で楽しくて、キャラも立ってるし、セシルのもくろみよりは雑誌作ってる、企画出して作ってる感もあり、良い気分の作品だった。

クイーン・メアリー2 愛と欲望の王宮 2話

ペストが沈静化してフランソワと合流するもナルシス卿によって息子が殺されたとメアリーが告発を受け、王妃は殺せないのでノストラダムスが誤診だと処刑されることに。
カトリーヌもメアリーに付いただろうと見捨てるのだが、メアリーは殺されたヴォラン卿は浮気相手ではなく同盟者であったことから殺害はナルシスの指示であり理由があるのだ聖職者に告解してローマへの上納金を盗み枢機卿を殺したが怯えて自白しようとしたから口封じしたと。
しかし告解を証言に使ったら誰も自白などしないから証言は無効。
ということでメアリーは遺書があったことにして、フランソワがそれを回収して焼き捨てるから妥協しろ、レイスの土地を寄越したらやり過ぎだったメアリーのことを周囲の貴族にも妥協したと説明出来ると。
これに応じるフランソワはバッシュに政治家は潔癖で不適格だが王を補佐すると言い出して副官の地位をもらう。
そしてプロテスタント風味のコンデ公を改革者だと敵視する堕落しても権威があるカトリックを利用するフランス。
さらに死者の大量発生で子供の乳母にアンリ王の霊が取り憑く。

カッスルロイとレイスが娘の死によってお前を待っていたから死んだ、婚約者は俺の恋人だったんだぞということで険悪になり、領地に引っ込むと思ったら土地も取り上げられ王城に行ったらカッスルロイにやられるぞと大ピンチ。
このレイスがやたらピンチになるのも怒涛だな。
グリアは大変。

一方で今回、成り上がりのナルシス卿が悪い奴であると描きながら、フランスを支えているのは俺だぞと国王に借金までして支えている。食料に金と第一等功臣である。
こいつを改易しても領地の統治が難しく金と食糧供給が途絶えたら面倒だ。諸侯への影響力も強い。
息子を殺したと罪を認めていたのに殺したのはやり過ぎで法を越えているからほかの貴族もやばいぞと権勢を振るう。
そうなられるとまずい。ならば主導権を握るために弱みを握りつつ和解する。
それが出来なくてもそう思わせたら良い。
ということでメアリーが偽手紙を用意してフランソワが奪還して夫婦喧嘩しつつ、バチカンに知られたらお前は困るだろ、俺もお前が死ぬと困るのわかるだろ、だから協力しろよ。
で、ここでナルシスのてがわいのは、貴族の説得になんかくださいよと土地をもらうのだ。結局、息子は死んだものの、土地を拡大したナルシスの勝利なのだ。
王権強化という意味では辛勝したに過ぎず、諸侯をなだめて権力を維持する。中央集権への道はどうなっていくのやら。

手紙を読まないからギリギリだったとか、カトリックとプロテスタントとか王と貴族とか死者と霊とかいろんな情報が出ており、偽手紙のやり口は陰謀劇って感じ。印が捜査パートで見つけてるから使えるしね。

ノストラダムスは離脱しちゃうし、バッシュが使えるかどうかだな。武将だったら使えるけど政治家だとな。

ネイビーシールズ 2012年

CIAの女性潜入職員がテロリストに拉致されその救出にシールズが出動。
無事に救出するが、彼女からの情報で大物とカルテルが組んでるという情報に海上クルーザーを襲撃して大物を確保してメキシコにて自爆テロ部隊が結成されたのだと。
そこを奇襲して撃滅するも隊長は戦死する。

シールズ頑張ってるぞという映画だが、全面協力だからこそのリアリティが素晴らしい。
平時では普通のおっさんであり兄ちゃんでありという部分から死ぬ覚悟で出撃していく最初。
ジャングルでの救出作戦は空挺降下での潜入から敵兵の位置確認、突入経路の確保、撤退支援と素晴らしく臨場感があって、数人ではなく10人以上での作戦で、役割分担を行っている。
これのおかげで、水中から潜入して射殺した敵が着水して音が出ないように受け止めるゆっくり沈める連携とか、戦闘でも同時狙撃射殺と突入からの人質救出で。
この時の本物か確認する質問もお見事で母の旧姓は?って微妙に調べないとわからないので、でもわかるかなって感じで。
で、撤退もお見事で、ちゃんと撤退ルート上にランチャー部隊がいて追跡の車を破壊。さらに船での支援部隊まで事前に来ており、やばいと思ったら撤退用の船の銃座から連射という。
そのまま原潜に向かうことにもなって、ヘリで事前に船ごと輸送してくるとかやっていて、突入部隊と支援部隊が別ルートで動いており、指揮官がしっかり退避ルートで合流させているんだなと。

海上での襲撃もその前に、インド洋にいる原潜に航空機からボートと兵員を送り出して、乗り込むぞをやってから、キャンプの確認とかしつつ海上クルーザーにいるな、包囲して銃撃、ヘリで乗りつけたりと滅茶苦茶リアリティあるのよ。一人でも逃がしたら負けだからこその海上戦闘で、ボート同士の追跡と射ち合いで。

最後のメキシコ市街戦なんか地獄で、ちゃんとメキシコ軍と共同しつつ、トラックの荷台で現場まで行くけど、市街戦だから建物が多くて、事前偵察も難しいから、奇襲だって突っ込んだら、あれ、違う、民家だった、女と子供だ。
工場がここだからと皆殺しにしたりするけど、戦闘が長引くと勘付かれて待ち構えているので負傷者が激増。飛び出したら、待ち伏せされているから撃たれる、なんてザラで。

オチの手榴弾に飛び込んで爆風を防いだとかも有名な美談だし、葬式の無駄な長さも、まあ。

まあオチは無駄に長く、俺たちの戦いはこれからだという話だけど、この映画の戦闘描写、準備描写、事前偵察の重要性がまざまざと見せ付けられて、最初の拉致される女性CIAの拉致描写もカーペットを切り裂いて丸めて拉致とか素早かったし。
というか合流描写で、原潜にボートから降りることで歩いて乗り込むというシーンは本物を使ってないと絶対出来ないシーンで。
航空輸送機からのボートの射出もそうだし、ヘリでの船ごと輸送もそうで、現地に装備を運び込む、人員も同じくで、そういうことが行えることこそが戦闘シーンと同様に興味深かったな。
航空機の中からボートと海に飛び出していくって、本物だという臨場感は出ないからさ。

戦闘もFPSのような主観視点を多様することで撃ち込むことで倒れる敵を描くし、主観だから隠れている相手が見えないし、大勢が逃げたり動いたりすると、乱射するしかない。
射撃も狙撃なら頭部を一撃だが、近接ならマシンガンで蜂の巣にしてという10発ぐらい撃つという絶対仕留めるのも2、3発よりもそうだよな。

おんな城主直虎 37話

武田来襲で井伊谷に戦禍が迫る。
龍雲丸と堺に渡るつもりだった直虎は領地領民を守るために戦闘に臨む近藤に百姓を避難させ戦っても勝てないから和睦、帰順を願うが近藤は戦うつもりだったから拒否して城を燃やして逃走する。

ちゃんと近藤康用が魅力的なキャラに仕上げていることにこの作品の愛情を感じる。
政次の死の原因だったのに、それはそれとして和解したら普通にまともな領主であり武将だった。
それは帰順した直之や残ってくれた高瀬への丁寧な態度からわかるし、傑山の空弓の挑発ですら怪我するぞと嗜めるに留める。
領民がいないとなればキレるけど、最後の説得にも、帰順は嫌だ、逃げるからと。
最後まで愚かで嫌な奴には一切しない。
あれだけ憎らしかったのに。
こういうのが良いよね。

一方でちゃんと井伊谷の関係者の話を丁寧に積み上げ、方久が坊主は2話だけかと思ったら薬売りだし刺繍が売れると結婚したり、龍雲丸が炭焼き屋でつまんなそうにしているから堺に行こう。ちゃんと龍雲党の生き残りもいましたでちょっぴり救いもあって。
母からの孫が抱きたいから逃がすなで後押しもあるしで。
そんな中での武田来襲で無茶苦茶強くてどうにもならん。
元領主として領民保護を行うで。

この時の直之が帰順してるから協力させて、荷物運ぶ龍雲丸の荷物の中に直虎がいて、侵入の手引きをさせて、近藤に刃を突きつけて聞けと脅しながら、ここらが落とし所でしょうと。
直之の地味に実直さがしっかり出ていたのも嬉しかったな。
直虎と同じく井伊谷の城が燃えることになんとも思わない訳がないのも表情でわかる。
直虎も柴崎コウの武人姿が実に決まってるのに、燃える城を見るだけで37話やってきたのに、一戦もせずかと、いろいろ持ち出す文書やらお宝もあろうに、思い出と共に消えることに、ここが舞台だったからこそで。

高瀬が結局間者だったのに暗殺に失敗して有耶無耶になるのかなとか思いつつ、領民もちゃんと徳政令の件からの彼らがずっと出ているおかげで守るべき民という愛着も抱けるし、直虎はそこに混じって暮していた。直虎の執政の初期に田植えの時期に逃げたのがあったよねと懐かしくも連続性を感じて、だから逃亡ぐらいするで。

もはや架空キャラ状態に突入してる感もあるのに、柴崎コウが殿様や尼よりも武人姿が美しいからなんか許せちゃうんだよね。これは直虎が苦労続きでどうしようもないと足掻いてるからの好感度にも影響して、ずっと地味だったから格好が違うだけで似合うねと。
登場人物たちも直之の格好がちょっと違うようになってると良いからさ。
相変わらず地味に面白い。

THE IDOLM@STER MILLION LIVE! EXTRALIVE MEG@TON VOICE! ライブ生放送

夜の部のニコ生中継。2時間半で一時間はクイズに巨大ミリシタしつつ、後半はライブという構成で、無料ライブということもありライブ一辺倒ではない感じ。
ソロは新曲披露の場でもあり、スパークルの第一弾とミリシタでの新加入組の曲が披露されて、もうちょっと時期が違ったら静香と美奈子のは違ったかな。プレシャスグレインはファーストからの大成長を見せられるのだろうけど。

ソロは全員充実の完成度であるものの同時に新人やら初披露曲には緊張も感じさせており、ベテラン組も妙に硬い印象があったな。昼夜公演の疲れもあったのだろうけど、リラックスしたノリノリさはあんまり感じなかった。
一方でミスっても硬くてもミリオンでアイドルやってるのだから貫禄十分の歌声を披露して、センターだって嚙むから良いんだということで、実力と失敗もありつつ、和やかな雰囲気を作っていたのが実に印象的。まだまだ新人も入ったことでぎこちないからさ。こういう積み重ねが次に繋がる。

しかし集団でのセンチメンタルビーナスとマリオネットは眠らないは、編成がいつもと違うことで非常にアイマスらしい楽しさがあったな。新人2名の参加、海美と桃子はこれまでどちらも絡んでないはずで。だから誰でも曲が歌えるから誰でも歌って良い。
それをチームで歌えて、楽しそうでさ。
誰でも曲に参加して良いという幅広さも魅力で。
ソロ曲をほかの人が歌うと困るけど、ユニット曲だと入れ替え自由の魅力がある。

それにしてもクイズやゲームでミリオンの仲の良さが深まっているのを感じさせたな。おふざけが出来るからさ。ミスったらやったなってニヤリだし、ありがサンキュー先輩って言うだけで関係ないでしょうって言い合いだしさ。

あとミリシタとの連動で歌織と紬からのメールで劇場外の初舞台だったということで上手く出来なかったとかアイドルになった実感とかがリンクするような文章で、すぐに配信されたのに、よくやってるなと思わせてくれて。初陣の2人ともリンクするのでね。どちらも追う必要があるように仕向けてくれて。

暁の軌跡 プレイ感想31 ナハト奮闘記Vol.1

Vo1エオリア
マインツ山道のトンネルにて異音発生。修理技師がいないのでせめて崩落の予兆箇所ぐらい特定しておきたいとナハトとエオリアが担当。
しかし壁面調査を異音を頼りにするため無音での調査でじっくりやることになり、なかなか進まない。
そんな時、バスが通ると崩落発生。バスは巻き込まれ魔獣まで出現。
ナハトは治療はエオリアしか出来ないと囮になる。
魔獣自体は撃退して詰めが甘くエオリアに助けられるもナハトが守ってくれたからだと感謝される。
そして通信でマインツ山道の魔獣の巣を爆破で埋める。

リン
龍老飯店のサンサンが残りものの食材が盗まれる被害が微妙だったのに大量に盗まれる。
証拠は営業したいので片付けられてもうない。
なのでナハトはリンと張り込みすることに。
リンはナハトの推理を聞くとナハトは犯人は人ではない。盗まなくてもいくらでも安く買えるし酒も盗むなら不良やらもあり得るがバレるリスクを考えたらしないだろう。
つまり魔獣かなと。リンは合格だと。
現れた魔獣相手に屋内に入ったら出入り口を塞いで挟撃してつつ追い出して撃破するものの、ナハトは数に飲まれて敗北してリンに助けられる。
こうして事件は解決するがフルコースが報酬でリンと一緒に食べるが多過ぎて、食べ切れなかったら泊まりで食えということでナハトは食べきれない。

スコット
ウルスラ病院での依頼を終えたナハトとスコットはウルスラ間道をクロスベルに戻っていた。
そんな時、スコットの馴染みの少年に出会う。遊撃士に憧れる少年はスコットへの憧れとナハトへの反抗心を持つのだが、共和国に引越しするから数年も待てないと。
そんなことは日常でスコットは励ましの活躍話をするのだが、ナハトも同行。
そうして夕方になると魔獣が襲って来て、少年はスコットはライフルだけど、ナハトは斧槍ならお前が接近戦しろと言い出して、まあ確かにと撃破する。
すると少年は遊撃士するより作戦を出す人になると言い出して、受付を目指すことに。
ナハトは熱い憧れを持ってる人に憧れられるのは悪い気はしないと。

ヴェンツェル
マインツ山道にて獰猛な魔獣が発見され 退治に向かうナハトとヴェンツェル。
マインツの滝で目撃証言ということでバス停近くの大瀑布か穴場の小さなほうかで、先に穴場の確認に。
すると発見。気付かれる前に一気に間合いを詰めて殲滅する。
しかしナハトは滝について語るヴェンツェルにいつもと違う意気込みを感じたと。心情や情感を感じられるほどで事務的ないつもとは違ったと。釣り好きかなと思うと。
胸中を見抜かれていたかというヴェンツェルは、実はこの穴場の静かな滝を水稽古の場として、静謐な空間、市内からの距離で仕事の合間に通えると。
ということでこれからオフだから修行だと。
滝に剣戟がかきけされていく。
そしてミシェルは全てお見通しであり、もっと水が冷たくなってから行こうと誘われ、ナハトは気にかけてもらってる間が華とはいえ辟易。

クロスベルの準遊撃士奮闘記。
ナハト個人が4人の先輩と組んで当たる事件簿みたいなものなのだが、クロエと離れることでボケツッコミをさせずナハトの冷静な性格がしっかり出ているし、いつも絡まない4人だからこそナハトが結構余裕がないのに冷静に対処するベテランとしての立場もあって。

また内容も小エピソードとしてスコットなんか帰りに子供と遭遇して話しましたなだけとかだし、かと思えばリンとは市内での窃盗事件の張り込みなんかやるし、エオリアはトンネルの調査、ヴェンツェルも手配魔獣退治からの滝修行で。
この4人のクロスベル遊撃士って意外と掘り下げされているのに絡みがちょっと弱くて、地元出身で婚約者ありのスコット、帝国出身のヴェンツェル、泰斗流のリン、医者でもある可愛いもの好きなエオリア。支援課ではライバルとしてちょっと近付きがたい。
それが後輩だと緊密になっており、良い先輩なんだよね。
スコットのイメージ通り良い人ぶりやヴェンツェルの修行者ぶり、エオリアのお姉さんぶりにリンの気風の良さなどこういうどうでも良いエピソードだからこそ膨らんでいて。

シナリオとしてはリンとの張り込みが事件簿っぽいのでダントツで好き。
ナハトが推理して盗む危険を犯すよりも買ったほうが安全だし盗むにしても今後出禁食らうよりも魔獣が盗んでるほうが合理的。
リンも私と同じだねという嘘か本当かの知力も見せられるし、挟み撃ちしようとして殺到されてやられるナハトの弱さも描けて。
遊撃士なので子供に話をするのも良いし、トンネルの破損箇所調査や修行場捜索などもありなんだけど、唯一の市内での話だったのでね。

とはいえスコットの話もルックパットの伝統的憧れの人とそれになったやっかみとかがありつつ、指揮官になるという落とし所とナハト自身があそこまで憧れる職業になってることを嬉しく思うのは自覚出て来てるなと思ってほっこりだし、ヴェンツェルが真面目一辺倒かと思ったら滝で修行したい修行マニアという真面目過ぎて面白くなってしまった厄介な先輩ぶり、エオリアの話だって精一杯やったナハトが感謝されるで良いものだし。

スコットが帰りの話、ヴェンツェルも退治したらそのままよりも、エオリアのがマインツ町長からトンネルの破損箇所ぐらいは修理できなくても調べておきたいという依頼とどこが破損してるのか音で察知だからわからないから疲れる。そこにバスが帰りということで買い物帰りに仕事帰りの乗客満載という描写がマインツから出勤するし買い物もするとわかる。
こういう描写が一般市民を救う描写にもなるしトンネルの破損箇所を調べることも重要だと思わせてくれて。
エオリアが戦闘能力も高いから結局ナハトより強いけど、しっかりと応急処置ぐらいさせる時間稼ぎをするし、鉱員たちが穴を爆破で埋めると動いてくれて、決して主人公たちだけじゃない動きもあってなかなかの力作だった。

リンもサンサンからの依頼で動くということで、いや、ギルドからも近いのだから、仕事終わりの人とかちょっと手伝ってという感じでもっと何人も絡んでも良いでしょうという深夜の張り込みなんだけど、この深夜の張り込みが張り込みらしくてね。
軌跡シリーズってNPCと絡めなくなるから深夜戦がイベントしかなくてね。遅くても夕方から夜になったぐらいで、深夜から朝方まではあんまりないから。
眠らない歓楽街以外はちゃんと深夜は眠るけど、東通りの深夜は眠ってる感があってね。ちゃんと雰囲気があった。

深夜のクロスベルは高級住宅街とかで個人パーティーしてるとか会社の敷地でなんかやってるとかで出動とかも事件があって楽しそうだし。そういうのはミシュラムで好き放題やるべきだろうと思ったら、出勤するのに朝の定期便まで待てないとか休日でないと使わないとか、公演終わりのアーティストを呼べるし人も集まるとかで豪華なのはミシュラムで休日にやるけど、平日の夜とか明日も予定があると自宅とかでやるよで。
暁はテキストだから個人住宅でこの広さって台詞だけで大勢が集まる住宅に表現出来るからさ。
とにかく深夜戦でいろいろ動いていたら屋台でラーメン食ってる支援課やら1課に遭遇とかも楽しそうだしね。これは昼飯時でも良いけど。養老飯店でリースとリーシャが遭遇とかさ。
クロスベルは貧富の差が凄いので地味な貧乏人の話があると思えば無茶苦茶金持ちの話も作れて。教会ネタも猟兵やらマフィアネタもある。

今回の奮闘記はボリューム1なのでクロエの奮闘記もあるかも知れないしナハトの続きもあるかも知れないけど、リーヴのエルフェンテック奮闘記として部下を率いたり指示したりでどういう仕事してるのかも描けるし、ロナード奮闘記としても1課や2課、支援課に単独協力するのが描けて、単独個別クエストとして時期も不明ながら4人の主人公の物語が、バラバラでもコンビでも個人でも主人公以外と組んでいくらでも作れる。

4つ限定なら実は4つの物語は繋がってるとかで、時系列でスコットのところで出会う少年が、リンのところでサンサンのところで聞き込みで出会うとか、エオリアのところでバス被害に遭遇とかで。
ナハトの実力を細かく遭遇したことで評価するとかで。
逆にスコットの話がラストであんまり使えないのを見てきてるからこその落とし所とかで、スコットの話で認識されるまではどっちも認識してなかったとかでさ。
全部やると全体像がわかる構成も面白いし時系列がわかるのも面白いし、先にメインの事件をやっても良いし、それ以外もわかるとね。
4つ限定でそういう展開もあり得て、同じ日の朝、昼、夕方、夜とかも出来るからさ。
朝の強盗事件で犯人逮捕するけど盗んだ物品はこれからで次になるとかでそれを捜索で昼、それを返却する夕方にまた事件があって、夜で今日こんな事件があってで総括するとか見逃したのを見つけるとかで。

メインシナリオ実装が遅れてもこういう細々としたシナリオを実装してくれたら飽きることはないし非常に好印象。もうそろそろ閃3の季節だしね。暁をやってる暇がなくなるからね。

過保護のカホコ 10話

祖母の死もあって、こういう時こそ結婚したいと言い出して、親族の問題を片付け結婚の支持を取り付けると最後まで反対する両親に許可をもらいに行くが過保護な母は最期まで許さないが、式が台無しになってしまう問題発生に助けを求め、それを解決し指輪を拾う行動で不承不承であったけども認める。
とはいえ子供が巣立って今度は両親の離婚の危機に。
それでもなんとか結婚して同棲するのであった。

チョロチョロと場面的なことを見たり見なかったりしていたのだけど、最終話はちゃんと視聴。
いろいろごちゃごちゃしていた親族衆の問題が一気に解決してるなと思いつつも、最終話だから仕方ないけど、復縁したり、事業始めたり、チェロ売ろうとしたのに大した話もなく結婚式で弾いて仲直りという従姉妹の話は、それでも式で弾くという出番があるだけで納得感がある。親族も式を手伝ってくれるだけでね。
ちゃんと両親も結婚を許可しない高い壁だけど主役たちが逃げずにお願いという過程もやってるし、母親の処理だって口では認めないけど、簡単に諦めるのかと仕切り、落ちた指輪だってどこまで転がるんだという過剰演出でもそれを拾いに行くことで許してくれてるなと思わせて。

最終話だけでも、最終話だから結婚って強引だな、絵描きで生計は立つのかと思いつつも、主人公がちゃんと就職して結婚して家を出るという区切りにまあ良いかな、ぐらいの気持ちにはなるし、親族も問題があったからキャラだけは立っていて、俳優の豪華さもあってやたら濃かったので空気キャラはいないようで。

最終話だけ見たら、抉れた親族関係を修復出来て綺麗に終わったねで印象自体は良い。

ピクセル

82年、アーケードゲーム大会の決勝戦で破れチャンプに鳴り損ねた少年ブレナーは大人になると冴えない電化製品の取り付け業者のおっさんになっていた。
夫に浮気されて離婚に泣くシングルマザーの家に家電の取り付けに行き、慰めようとしたら、会ったばっかりだろうがと激怒される。
その女はパッテン中佐という兵器開発責任者でホワイトハウスから呼ばれるのだが、ブレナーも幼馴染の親友クーパーが大統領で呼ばれていた。
というのもグアムの基地が正体不明の存在から攻撃されたのだが、その映像が慣れ親しんだレトロゲームのギャラガそのままだったからだ。
政府はゲームオタクの説明なんか知らないと追い出され、ブレナーはゲーム仲間の旧友ラドローと再会。彼もまたテレビ電波がハッキングされてエイリアンの宣戦布告があり、それがなぜレトロゲームで挑戦してきているのかというと、自分たちが参加したゲーム大会の映像がNASAが収録して宇宙にメッセージとして打ち上げていたものをゲームを戦争の挑戦だと勘違いして、それで対決するのだと思っているのだと。
3勝先取だが、すでに一回負け、座標を伝えたが、クーパーは信用してくれずインドで事件が発生。これにより次のイギリスでの勝負に備えて軍人たちにレトロゲームを指導し、これまでのエイリアンのレトロゲームが8ビットのキューブ構造であり、接触したらキューブ化して分解するので全ての兵器は無意味だが、光学兵器なら分解可能だとライトキャノンを製作。
しかしいざゲームが始まると慣れない軍人たちはパターンゲーだ、動きを読めと教えたのに対応出来るブレナーらオタク軍がやったほうが犠牲も出ないし対応出来ると参加すると完勝。
これによりブレナーを破ったファイヤブラスターことエディを加えて、クーパー大統領公認のレトロアーケードゲーム、チームアーケーダーズが結成される。
ニューヨークでのパックマンと対決して三回タッチすれば勝利の追いかけっこだが、クッキーを食うと逆に食われることになり、ブレナーは10秒しかクッキー効果がないと知っており、10秒逃げながら10秒後に食われることで自爆を誘って勝利。
しかしエディがチートコードを使っていたことでエイリアンが激怒して全面戦争に突入。これをどうにかするには母艦に突入するしかなくアーケーダーズは母艦に突入し、かつてエディに破れたドンキーコングの樽落としをチートを使わなかったら優勝していたと知ったブレナーがハンマーでドンキーを撃破することで勝利をもぎ取る。
これによってエイリアンは敗北を認め和平を決めて撤退する。

80年代のアーケードゲーマーが世界を救うお馬鹿ご都合映画、ピクセル。
エンド後の1年後のラドローがQバードがレディリサになったので結婚して子供がQバードです、はいらんだろう。あそこで終わってたら綺麗だったのに。

というわけでこの映画、ご都合な映画なのよ。清清しいぐらいに。
元アーケードゲーマーの汚いおっさんたちが敵がそのゲームで襲ってくるから攻略技術を持っているのはお前らだけだで大活躍して世界救っちゃうのよ。
この使えない底辺な人が危機を救ってヒーローは、いじめられっ子がヒーローになる感じで、ありがちと言えばありがちなんだけど、このご都合の陳腐さは、昔読んだラノベでみんな凄い能力持ってるのに、主人公だけはくだらない変な能力しかなくて虐げられてるけど、ラスボスには変な能力しか効果がなくて倒せて英雄になりましたって感じのご都合展開で。
そんなアニメでやったら1クール持たないゴミになるねって素材なんだけど、これがね、面白かったんだ。

冒頭でメインキャラの子供時代を描いて、伏線も張ってから、大人になったら、主人公は電気屋のおっさんです、クレーンゲームが得意な親友は大統領だと思ったら支持率最低の笑いものという、大統領なのになんじゃそりゃで。
そこからヒロインのシングルマザーのところで家電取り付けで遭遇して、そりゃこんな汚いおっさんに慰められてもキスするもんかよって思うのよ。

ところが世界の危機を順序立てて描くことで底辺な元レトロゲーマーがヒーローになる説得力が生まれるのよ。
親友の大統領から、正体不明の敵って、これ、ギャラガだよなって呼び出されて、高官に説明したら、ゲームオタクは帰れで追い出される。
そうしたらゲーム仲間がエイリアンからの挑戦状だと言い出して、大統領には座標はここだよって伝えるけど、誰も信じてないから動けない。
そうしたらそこで本当に襲撃があって、こいつらに指導してもらい指揮を取らせると言い出して、屈強な軍人たちにレトロゲームを教え、キューブだから光学兵器で分解するからキャノン作った。
これでシューティングゲームだ。
しかしいざ、軍人たちが挑戦すると主人公は全部知ってるから、センチピードだ、ムカデの頭部を狙え、胴体は分裂する、キノコを撃って排除して移動パターンを読めとわかるのに、軍人たちはわからず連射して分裂させて食われる奴とかも出て来る劣勢だからこそ、オタク2人が飛び込んで的確に処理して完勝する格好良さが生まれ、エイリアンに勝利できるアーケーダーズだでヒーローになれるのよ。
軍人たちがかませでやられるからこそ、しかもちゃんと教えたのに、あんな死にゲー、覚えゲーなんか一夜漬けで対応出来るか、って感じで、そりゃ普通無理だになり、熟練度が違う主人公たち、すげえで。

パックマン戦に至っては車で体当たりするという単純極まりないゲームなのに、クッキーで逆に追われるから逃げるんだという攻守交替と10秒だけだから10秒逃げて食わせたら自爆だという戦術も披露して、パックマンがニューヨークの町を食い荒らしていくから接触ミスは死ぬという状況で。
だからこそやり遂げた主人公格好良いぜで。

またパックマン戦からユニフォームもあるしパーティーしていたらタキシードで主人公が格好良く見えるのよ。この頃になると民衆がテレビで対決を見てるから一気に支持率激増で文字通りにヒーローになってる。

最終決戦はドンキーコングって梯子登って終わりでハンマー投げしたっけと思うので、まあ盛り上げが必要かなで。
ちゃんとこれだけ大惨事になってそうなのに死人はいないっぽいのも見事で。終わったら戻りましたとかで救済されて後味が良いんだよね。
主人公とヒロインが最後にキスするのも、これだけ格好良く思える展開だったらありになるのよ。
息子も救うしヒロインも救うから、良いじゃんで。
結婚後のアレ以外は後味も良くてね。

この映画、基本はギャグ映画だからネタを入れまくって、ちゃんと笑わせるのよね。
ネタが多くて指摘しきれないけど、ホワイトハウスに入るまでの間に、ストーカーだ、あの女はおかしいですよ、入ってください中佐、あんたなんで入れてるの、執務室へどうぞ、おっと下々を入れないでよで。
すぐさま天丼するし、大統領執務室の椅子に座って良い、駄目。それを繰り返したりで。
小気味よく笑いを供給し続けてくれて。
でもこの映画をちゃんと締めてくれるのはクーパー大統領がナイスサブキャラなおかげなのよ。
最優秀助演男優賞で。
彼が手続きを全部やってくれるのよ。
コメディ映画であっても、物語のリアリティとして締まってるかどうかは手続きを丁寧にやるかで、それがこの映画は出来てるのよね。
親友が大統領になってますという、なんじゃそりゃという展開から始まってるのに、世界の危機だからって、大統領の親友だからって無条件でその発言を信用されない。
ちゃんと政府高官のおっさんたちを描いて受け入れないのよ。
でも座標とか教えてるし正解だったから次のゲームに対応するために軍人に教えろと大統領同席の元で主人公たちを紹介する。
イギリスだって大統領が英国首相に話を通して作戦の許可取ってますとやるし、軍がやられていると指揮権をオタクに任せて参加させろで。
兵士たちが作戦成功で乾杯だってやっていたら、キンキンのを注がせてください、この危機に大統領が酔っ払ってるのを見られたらやばいんだ、だからみんな見るな。ガブ飲み、イエーイ!
このノリよ。
最後も残った装備を持って来て、俺もアーケーターズだとユニフォームを着て、クレーンは得意なのさと見せ場もあって。

彼自身もこれに対処することで支持率激増でノリノリなこともあるし、大統領として記者からの質問を受ける会見を行うのよ。
これだけでお馬鹿大統領だけど、確かに大統領という格もあって、世界観が締まるんだよね。

キューブというドット絵演出もコミカルでありつつも体がキューブになって分解される恐怖も描けて、ドギツイ演出にならないようにもしてるし、何よりもこのドットの敵の脅威を現実が本当に分解されて破壊されることで表現しており、パックマンがいろんな車の胴体を食い散らかして破壊する。
そのリアリティがあるからこそ、ゲームに参加する主人公たちも可笑しくも格好良い。

このゲーム戦のアイデアも単純なのにしっかり盛り上げてくれるのは楽しかった。パックマンなんか良くぞって感じで。

声優は柳沢慎吾がちょっとキツかったけど、まあ大外しではなかったし、それ以外のおふざけネタが多過ぎて、気にするレベルじゃなかった。神谷明なんか無駄に、アタッ!って北斗の拳的叫びなだけで笑わせるのよ。

本当にご都合なお馬鹿映画よ。だけど、しっかり作られた良作なお馬鹿映画。
ご都合主義をしっかり受け入れさせる細かさとエンタメに徹してくれて素晴らしかったね。

蜩ノ記

家老の甥と喧嘩沙汰を起こした檀野庄三郎は切腹モノであったが甥の助命と引き換えに側室と密通して10年後に切腹する戸田秋谷の監視役を命じられる。
彼は家譜の編纂が出来たことからそれを行うために10年の猶予であった。それがもう7年で、あと3年監視しろと。
庄三郎は全てを受け入れて日々、蜩の如く過ごしている秋谷とその家族に好感を覚え、なぜ10年後に切腹という不可思議な処断を受けた事件を探る。
すると幼馴染が側室となったことで親しかったこと、その側室の子が別の側室の子と世継ぎ争いになり暗殺され、側室を守った秋谷が小姓を殺して密通したということで事件を揉み消していた。
それでは理不尽だ。そう思い助かる手立てを探して守った側室を尋ねるとすでに赦免されていた。そして死んだ前殿から別の側室の素性書きを渡されていたから家譜作りに役立てろと秋谷に渡すが、記録を調べてもそんな人物はおらず素性が捏造されていると調べさせると、なんとこの近辺を牛耳る悪徳商人の養女であり、推挙したのは現在の家老。
つまり家老が実権を握るため悪徳商人と結託し側室に送り込んだのだと。さらに現在起きている重税による一揆の予兆はいろいろ事情を知る秋谷が家譜作成で真相も知るだろうから、村の相談役でもあるため起きれば秋谷が扇動したということで切腹を早めることが出来るという家老の策であった。
そんな時、秋谷の息子の友人の農民の父が派遣されてきた奉行を殺害。父は逃走したため息子が攻めを負い拷問死。これに秋谷の息子は友人のために黒幕に一言申し上げると庄三郎の助けもあって会うことが出来て、刃傷沙汰では家族全員が死ぬが殴るだけで抗議とする。
これにより2人は死罪になるが、こうやって行動出来る人物は惜しいし商人の養女を側室にしたという素性書きを譲れば赦免するという取引を秋谷に持ちかける。
これに秋谷は幽閉の身でありながらわざわざ登城して家老に直接渡して助命の約束を取り付ける。
使いに渡せば自身の助命もあり得たのにと幽閉から抜け出たら死罪になるしかないぞと驚愕する家老に、約束を破られるからわざわざ直接面談することで明確にしたと、そもそも死ぬ身で惜しくはないと。この覚悟に圧倒され、さらに死ぬ身だからこそと家老を殴りつけ、財政再建のためとはいえ民衆を苦しませ過ぎている、鎮撫せよ、義を見てせざるは勇なきなりと直言する。
これには確かにそうだと家老も納得して重税解除へ動くことに。
そして10年目。家譜は作り上げられ、先祖の話はともかく自身の関わった事件は処罰されただけで内幕を記さず、側室の素性も家老との関係も未記載となった。
庄三郎は武士とは名誉も全てかけて家に尽くした秋谷の生きかたに修行になったと感謝を述べ秋谷の娘と結婚し、秋谷も息子の元服を見届け、家を継がせ、死ぬ覚悟を自分のものに出来たと切腹を受け入れるのだった。

死ぬ覚悟なんかとっくの昔に出来ている。
覚悟決めた男の高潔な生き様をまざまざと見せ付ける時代劇。本当に全て飲み込んで穏やかに最後まで生きる秋谷とそれを覚悟している妻と娘、それを知らず困惑した息子、そしてこれほどの男がなぜという監視役の庄三郎が事件を追っていく。

まあつまりは家老が悪徳商人と組んでいろいろやってます、その原動力が側室でしたということで、それに関わってるし歴史書作成でそれを探り出しているから、さらに策謀を仕掛け、息子の友達が死にましたで、それに怒った息子が特攻したのでそれを助けるために家老の悪徳の証拠を渡して、自分は死ぬのは良いけど、息子は勘弁してくれ、その条件で良いなら領民にキツイぞと殴るという話で。

そういうミステリーで多少引っ張るのだが、それがありつつも理不尽を受け入れるのが武士であるということとそれに立ち向かうのも武士だ。
滅私奉公でお家のためなら名誉も命も捧げますというのに、だからこそ別に私は死ぬ前に大仕事を成し遂げたいだけで妨害なんかしない。歴史書にも現在生きてる連中に迷惑が掛かる事件の裏側なんか書き込むことはない。
というか領民苛め過ぎだ。だから奉行も殺され、無関係の子供まで死ぬ。

ただ上手いのがこの家老、先祖のミスで軽輩に落ちるも自力で復活したし、だからこそ陰謀策略もしまくりで。でも財政再建優先なんだという一言と無茶苦茶ケチで自分で縫ってるとかで評判悪いけど、お家第一で子供もいない。同時代の人から評判悪いけど、後世からはちょっと蓄えを残してくれた人として評価もあるだろうなと。
庄三郎と喧嘩して足の腱を切った甥が大事というのも家を継がせるためだろうなと思いつつもその甥からも謀略家で約束守らないよなって酷い言いようで。でも甥が庄三郎と仲直りして、叔父さんならやるよねと陰謀を知って味方気味で、これもまた良いんだよね。
領民のために命懸けで行動する。そこまでの男になったかって助命に動いたりして。

正直なところ、清廉潔白かつ覚悟もしてる無敵さがあって、ちょっと鼻白むところもあるんだけど、盛り上げよりも淡々と静かに死までのカウントダウンを描いており、娘も結婚させ、息子は元服したら取り立てられると後顧の憂いなくで、最後まで貫いたということが様式美気味ではあったものの、理想の武士だねと思わされる。
最後の身奇麗にして髪を結い裃を着て切腹に赴くシーンで終わるのも余韻があったし、まったく恐れないのもね。

いろいろと綺麗過ぎる部分はあるものの、まあこれが時代劇よね、という作品。

プリンプリン物語 21話 22話

潜水艦でオサラムームーに向かうプリンプリンたち。その動きはランカーの察知するところにあったが嵐で混乱する潜水艦に箱から謎の女が侵入してくる。

22話
潜水艦が辿り着いた島は無人島なのに3つも港がある島だった。
マイホームは普通は星座は動くというのに動かないのは時間が動いてないぞと。星がまたたかないのは風がない。風の音がしない、波の音もしない、つまり時が止まってるのだ。
そんなプリンプリンに謎の女が、三つの波止場があり過去、現在、未来がある。過去へ来いと謎の女、ラセツの女王が浚う。

箱から女の時点でラセツ女王を思い出してゾッとしたら、時間停止の島に到着して、過去へ来いという女がラセツ女王で、本当に来たというホラー展開へ。

21話はプリンプリンの旅装になって乗組員紹介と潜水艦を運んだ連中からの報告で知ったランカーも孫悟空を例えに仏様の掌から逃れられないという余裕ぶりで。
マイホームとワットの新婚旅行だという浮かれぷりに夕陽がハートになるのも細かい。
そこから潜水艦は嵐だけど、本当に箱から女が出て来て、勝手に舵を握るシーンはホラー以外何者でもないのが素晴らしくて。
そのまま22話もマイホームがあの女、誰って言わないのもホラーだったし、覗いてるのもホラーで、この島はおかしいぞ、からのプリンプリンが一人になったらラセツの女王でしたのオチもホラーだったな。
島のおかしさも無人島なのに波止場が3つ?という不可思議さとマイホームとワットが星座は常に動くものだが動いていない、星は瞬くものだが瞬いていない、それは風がないから、風の音がしない、波の音がしない、つまり時間が進んでいないのだ。非常に具体的におかしいと詰めてきて。

冒険とホラーだな。

クイーン・メアリー2 愛と欲望の王宮 1話

ペスト流行で王城は外界と隔離。
エドゥアール卿はこの状況で殺したい相手がいると言い出し、親の商売相手のヴォラン卿を殺せばいろいろ面倒だがペストを理由にしたら合法的に殺せる。自分の領地は食糧供給地であるから食料を調達してペスト後の飢餓状態を回復させ国政安定に協力すると。
しかしメアリーは不正義だと拒否するがカトリーヌはフランソワも死んだ可能性があるから次のシャルルを守って政権安定だと応じようとしてノストラダムスに反発されて病気にされる。
メアリーは勝手に毒を飲ませヴォラン卿の一族を皆殺しにしたエドゥアール卿をお前の作戦通りにペストの隔離施設行きで死んでもらうと断罪。エドゥアールはお前は政治がわかってない、親父が黙ってないぞと叫ぶ。

フランソワはローラと赤ん坊と合流してルイ・コンデと出会い、ペストを避けてオランダに脱出するので同行することになるが、庶子は可哀想だからそのままオランダ暮らしさせたほうがと迷うが泣いた赤ん坊を抱いて翻意。

ケナはアンリ王が死んで国王の愛人だったから敬意を払ったのだと庶子の国王の兄と結婚しても変わらない事実を突きつけられるも引き取ったペイガンの子供パスカルがあっさり病死する。

グリアはカッスルロイ卿の娘とレイスが付き合っており結婚したら元恋人同士が義理の親子で一生付き合うぞと恐怖するが、その娘はレイスが成り上がり貴族でも付き合ってくれる人だったのにヴィラン卿抹殺に巻き込まれて死亡する。

新展開一発目で面倒臭くなると思ったペイガンの子供やカッスルロイ卿の娘が死亡して、一気に問題が解決した気分。特に子供は復讐の機会を窺うのに養育されるとか主人公以外じゃ無理だからそりゃね。
ケナとバッシュのエロい若い夫婦に子供はまだいらんよ。
レイスの恋人の件は義理の親子が元恋人でドロドロして良いかなと思ったけど、巻き込まれて殺されたからカッスルロイやレイスはこの件でメアリー支持になるかな。

フランソワの冒険は子供を引き取りローラの離脱阻止だが、新キャラのコンデ公や食料貴族で今回殺したエドゥアール卿の父ステファン・ナルシスが顔見せ。

で、メインのペスト流行で人口減少や田畑も燃やされ食糧供給も不足する中で、妻を寝取った奴を合法的に殺したいと言い出す貴族の申し出をメアリーは私が決定者だと拒否して殺人も自白したらあっさり殺してしまうのだ。
私が正義だと。メアリーの行為はそう見えるけど、カトリーヌは玉座というのは貴族たちからの承認があって成り立っている。強権的に領地を取り上げたら反乱されて終わり。なんとか貴族のご機嫌取りをやって権力を維持しようと語り、殺人を申し出て自白までする貴族も、殺されると思ってないからそう言い出しており、メアリーが正義を貫いたら何考えてるんだと動揺する。
これが素晴らしくて参ったのよ。
この貴族はクソ野郎だったかも知れないが、それは食糧供給を握っており、私に恩を売ったら即位仕立ての政権の安定に協力するぞと取引を持ちかけているのだ。ペスト前なら存在は大きくないがペスト後の疲弊状況で食料がなかったら飢えるので政権が不安定になる。
それをわかって殺人を申し出るし自白もする。殺されるわけないと。あっても罰するぐらいで殺されるとは思ってない。
これが次回予告で正当な裁きかも知れないがナルシスからブチギレられることになり、メアリーの統治者として若さが全面に出ている。
これをどう対処するのかで政治ドラマが見える。

いろいろメロドラマとかやってきたけど、統治劇を見せて欲しかったのよ。
国王と貴族の関係、領地をいちいち直接統治できない国王は貴族を承認し、貴族は国王に忠誠を誓う形で土地を所有して、それが世襲されることで権力を得る。
無茶を言ってるけど、そうやって権力を持っていると無茶が言える。貴族のご機嫌取りをしないと駄目。
それをどうするかで。
ちょっと楽しくなったな。

暁の軌跡 プレイ感想30 襲撃の前日

ルーアンの提携事業調査
ルーアンに到着した試験班。クロエは故郷に土産屋やカフェの新設、ライアットVC支援によるルーアン市民劇場なんてのも計画中で市長が提携に前向きだから出来ることで。
クロエは親に紹介すると言い出して、その前に支部受付のジャンに挨拶。研修以来と再会し、カルナからも王都以来だと。
ここでもライアットVCは魚類調査、街道灯の交換、劇場の着工。この魚類調査も漁獲量の少ないレミフェリアへ向けの魚類選別だったのだが、データによって漁業も効率的になったと。漁師だって多いから恩恵ありだと。
話はロレントの事故になり、市の予算が入ってるから簡単には方針転換出来ないので情報共有と市長の考えを聞きに市長邸に。
ホテルブランシェのオーナーであるノーマン市長はそのホテルにはエスペン副社長が泊まってる。
そんなノーマン市長はロレントが慎重になったこと、事故のあった通信装置はすでに運用試験中で、ライアットVCも市内に展開して事業廃止は予算的に不可能。ならばと試験班はツァイスからの正式通達までは一時停止。劇場の着工も遊撃士として点検したりして事故が起きないように対処する対応策を進言。
その劇場は倉庫を改築するというものでナハトは港の立地から猟兵の拠点にしやすい、敵を防ぐのも逃げるのも港だから特にしやすい。
そう思いつつリーヴは事業見学がしたいとラングランド大橋での魚類生態調査を見学させてもらうことに。
ライアットVCの観測調査員は魚に発信機をつけることで生態調査をしており、導力波受信機のメンテナンスチームなのだが、クロスベルではその装置がなくなったのだそうで。
彼らはレミフェリアにデータを送る本社採用社員で給金は安いがルーアンは過ごしやすいのだそうで。
リーヴはロナードから他社の事業リサーチだと突っ込まれながら、この魚類生態調査はルーアンでは漁業に応用されているがレミフェリアでは養殖産業に応用しようとしている。
レミフェリアの水産業は落ち込んで輸入頼りだから試験的な運用もしているが、クロエは別に悪い話でもないのになぜ気になるのかと思うとカルナからバレンヌ灯台で研修を言い渡される。
こうして灯台に魔獣が侵入したので灯台守のフォクト老人を救出に出向く。
そこではライアット社が新規事業の下調べだと装置を置いて行ったことで魔獣が出たのではと装置をツァイスで解析してもらうことに。

港の積荷の配送
オニール免税店に港についた荷物を運べということでクロエと顔馴染みのオニールじいさんがぎっくり腰なのを心配しつつあっさり終わったので余った時間で実家訪問に。
母であるソフィー・バーネットは泣いて帰って来たのねと慰め、父である港の会計士ジミー・バーネットも同じような感じで。ナハトたちはクロエの親だなと納得。
そんな感じでクロエをみんなでよくやってると褒めて、ロナードはなぜ貿易商から会計士になったのかを尋ねるとクロエの病気のために事業と家を売却して医療費を捻出したのだと。
とはいえ忙しくて入院先のウルスラ病院と行き来も出来なかったからちょうど良かったと。
クロエは同級生に手紙を出そうと住所録を取りに来ており、ついでに前の家の5歳頃の写真をみんなに見せて、全然変わってないと。
そんな感じでのんびりと過ごすことに。

メーヴェ海道の魔獣退治。
街道灯を交換したのに魔獣が出るのでその退治に出向くのだが、導力灯の故障はないのでマノリア村まで行くかマーシア孤児院で話を聞くかで王都で会ってるので孤児院に。
ナハトはここが故郷になるんだろうなと。
こうして子供たちがイカを探してるのだそうで、それを探すついでに新型の灯が機能してないことを確認。子供たちも発見して空飛ぶイカなんかがあるのだけど、とにかく孤児院まで連れ帰るのだが、海道安全調査で新型の機能不全が目立つがここまで来ると単なる不良品じゃない予感がするとリーヴは抱き始める。

ルーアンの提携事業調査2
ツァイスから検証報告が届いたのでルーアン支部に集まるとカタリナが合流。
リーヴは安全性に疑問ありで一時事業停止で首脳と対処すべきと提案。しかし市の予算が入って撤退は難しい。
検証報告も導力灯は不可解な機能があることを検証中、通信装置も暴走して魔獣を呼ぶから停止すべき。
これを市長宛にも送られ、各ギルド支部を通して大規模事業展開中だから全事業の洗い出しと問題の警戒に当たる。
カタリナは遠隔医療のために出張してきたのに魔獣集め事業をさせられたと激怒。
これにリーヴもライアットVCがどう釈明するのか知りたいと同行することで試験班も同行。
するとホテルにノーマン市長もやってきており、問題が起きてからでは困るというのをエスペンはその機器個有の不具合であり設置業者のミスだと弁明。ツァイスの調査結果が出るまで事業凍結すると言い出したので、全てはオルソン社長が贔屓の業者にしか予算を回さないからで明日やってくるオルソン社長に予算を回して事業の問題解決に尽力すると約束。
ここまで事業展開してきたのだから役職もかけて成功させる。母からも世の役に立つ男になれと言われているとノーマン市長を説得して一日の猶予を獲得する。
ノーマン市長は立ち聞きしていた試験班たちと合流してリーヴからライアットの機関紙にエスペンの両親は健在だと載っていたと教え、ノーマン市長も泣き落としが嘘なぐらい商人をやってきてホテルのオーナーもやってるからとっくに見抜いていた。
むしろ強攻策に出て妨害工作されるより明日抜き打ちで公開したほうが良い。
事業自体は本当に役立つもので否定しないし、ルーアンでも生態調査の恩恵はあるし、通信も従来のものに切り替えれば済む。街道灯も従来のに戻せば良い。
そうして凍結した事業も問題解決をすれば再開すれば良いだけだと。
それをするのに人出が掛かるからギルドにも協力を依頼する。
ならばと今日中に魔獣が集まる街道灯だけでも交換することに。
ナハトとクロエはコンビを組んで作業をするのだが、故郷のトラブルで落ち込むクロエは最近自分が自分ではない。子供の頃から好きだった好物の魚のサンドイッチが大して好きじゃなくなった。ずっと飲めなかったコーヒーが飲めるようになった。人生で一番悲しかったのは祖母の死だったのに、それでも悲しさと思い出が胸にあったのに、今はもっととても悲しいドロっとした真っ黒な気持ちがあるんだと。
ナハトはそれを疲れていると判断してリベール研修が終わったら休暇をルーアンで過ごそうと。
一緒に休暇かと思いつつ、ふとどろっとした真っ黒な気持ちはあの頃はそうだったと思い出し、アイカもコーヒーが好きだったけとクロエとアイカが被る。
一方、エスペンは私の計画だ、邪魔はさせないと思い、オルソン社長にセクハラされていると訴えるコンサルタントのゾーイ・キャラハンに副社長の引き立てがあってこそで役員会議で社長解任、ほかの役員も鼻薬で支持を取り付けていると報告して、カスペンは新社長になってやると意気込む。
ゾーイは明日は騒がしくなるから休んでくださいと。


巨大クリムゾンイータがまさかの伏線だったことに驚愕。三ヶ国会談警戒中に突然入った描写に、あれはいったいなんだったんだと思っていたら、魚類調査で発信機つけて暴走しますの伏線で。
というか次回がルーアン襲撃で劇場が前線基地になって襲撃、魚の暴走で橋が寸断されるのが起こると推測できてしまう。
問題はなぜそうするのか。一応エスペン副社長が社長になるためにクーデターを策動しており、その功績として導力通信事業や新型導力灯事業で、それが失敗したら駄目だと思うから茶番も言い出してるし責任転嫁の言い訳もする。
のだけど、じゃあゾーイ・キャラハンことアイリ・アドラーが潜入していろいろ仕掛けをしているわけで。これがニーズヘッグがライアットVCを乗っ取りたいとか打撃を与えたい別会社の依頼で動いているとか、この魔獣集め装置の実験をしているとかいろいろ考えられるのだが、金で動くニーズヘッグである。会社を乗っ取りしたほうがということもあるが、ニーズヘッグは狡猾だから複数の案件を同時進行させるなんてのもザラだから。
子会社が分散しているから、ライアット社を名乗って勝手に猟兵団が参加して好き放題しているかも知れない。警備部門ですと言ってね。魔獣集め装置も敵地に設置するだけで撹乱が出来る大発明だからさ。猟兵の破壊工作にはもってこいだよね。
そしてナハトとアイリが同じ町にいる。ちょうどアイナ街道で作業中の入れ違いだけど。
いよいよかも知れないな。クロエのことも。

一方でついにクロエがクロエであったことが証明されて、心臓移植の伏線通りだったのだけど、コメントで、いや、もしかしたら認識操作でアイカがクロエになっているからクロエじゃないかもという疑惑もあったから、両親に過去の写真、同級生の住所録、オニールに昔話を教えてもらったということで確実に存在したと確定。
さらに心臓からの記憶で、好物が合わなくなった、コーヒーが嫌いだったのに飲めるようになった、真っ黒い気持ちがあると言い出して不安がる。
この気持ちをナハトもあの頃はいつもそうだったと。
ランディが語ったことがある煉獄のように熱く、冥府のように寒い、命の輝きと汚泥が入り混じった血も魂も沸騰し何もかもが凍える世界。
それが猟兵の世界。
ナハトも同じだったのだろうかな。そういう真っ黒な気持ちで生きてきた。
あくまでも記憶ではなく気持ちというのも当然なんか疲れてるのだろうぐらいにしかわからない。

ナハトとクロエが微妙に交錯するのが、アイカの心臓のおかげでもあって、決して相容れぬことはない。魂が少しだけわかる。決してクロエはそれだけで左右されもしない。それによってナハトだって少し救われて来たから。

ナハトは疲れていると休暇でリベールに留まるつもりなのも上手く運命のクロスベル不在に繋げて来るな。このルーアン襲撃とクロスベル襲撃は同日かな。

クロエのネタも住所録で手紙を出すということで次章の伏線かな。同級生がどこそこにいます。留学生の友人も。保健室登校で誰?と思われるかも知れないけど。ジェニス学園にはどうやら次回で大詰めなので行かないかも知れないからね。教育事業で出てくると思ったんだけどな。

一方で今回、ルーアンを2年ぶりに描くのだけど、店舗が増えているとか漁業も水揚げ時期を予測して大助かり。劇場なんかも作られる。
これがライアットVCの功績として否定できない面で、劇場もアジト作っていた、通信装置も寸断やら魔獣集めをするという状況になっているけど、魚類調査も暴走させるだろうし。
それでも観光都市として店舗を増やしてくれたり功績がある。養殖のためのデータ集めも悪い話じゃない。もちろん劇場もね。
だからノーマン市長も手落ちがあるなら一時停止で改善してくれと思うだけで、決して真っ向対立はしないことが複雑な魅力で。

正直、SCでの無能さがあったのでノーマン市長は侮っていた。
市の予算まで入ってるからとこの状況にうろたえると思ったら、報告書を受け取ればどういうことだとすぐに怒鳴り込む行動力に、エスペンが泣き落としに掛かって、エリートでコストカットしまくりなのは自分なのに上司に責任転嫁して、死んだ親から世の役に立てと言われたと言い出して、その顔で言うことかと騙されてるなと思ったら、リーヴから別荘で両親と過ごしてるって機関紙に載ってますよ、わかってるよ、商人として成功してるのはああいうのに慣れている。
あいつは駄目だと見抜いて、油断させるために受けいれて、明日の役員会で事業凍結をぶちかましてやると言い出して。これが役員会で窮地になって実力行使になるのかな。
これだけでノーマン市長の力量がSCの混乱状況には打つ手なしだったのに、商人としてホテルのオーナーやってるぐらいだし2年も市長やってるから出来る人になってる。
別に事業自体は予算も入ってるから否定しないし凍結しても問題解決したら復活させるという迅速かつ柔軟な対応をしているんだよね。ヤバイから全否定じゃないだけで一旦止めますなだけで。
しかもちゃんと停止したら以前のに戻すからという展望も語ってくれて。
この具体性がそのまま有能描写に繋がって。

エスペンが悪い奴というのはほとんど顔だけでわかっていたんだけど、ここに来てようやく確定で。
さらに言い訳の上手さがあって、機器の故障は個体のですと言い訳して、事業凍結に焦って、一日の猶予をください、役員会で社長に伝えますからと。
嘘でも責任転嫁と具体的に言うんだよね。
しかもゾーイがセクハラされてますと吹き込んでるのを信じ込んでるようで、その助言で上手く回してるようで、エスペンは操り人形っぷりも感じさせて、まだまだだよねと感じさせる。


今回、サモーナのムニエルとかあったねと好物でも具体名があるだけで、そういえばあったねと思い出して、フォクト老人にもアンチョビサンドとか思い出すわけよ。遊撃士なら御怪我はないですかの一言もないのかもあったあったで。
クロエの両親がクロエのような早とちりで、そっくりだなという話も見事だったけど、具体的な話を逃げずにやって、貿易商で医療費のために事業と家を売ったのだという話が、武器屋の上の住宅街に住んでるから、本来は川向こうの高級住宅地にいたんじゃないかなと思わせて。
そしてそれをやるぐらいの金をクロエにつぎ込んだということは心臓移植費用も出した予感がする。ウルスラ病院に何度も行って見舞っているということはヨアヒムらの実験的外科手術とか勝手にやってない限りだと金払ったかもと予想する。
思い出話として、クロエが祖母が入院する前に死んで辛かったと言い出すこともクロエらしいのだよね。クロエはその程度の悲しみが人生で一番辛いのに、猟兵の真っ黒な気持ちもあるから自分が自分じゃないと困惑するのもわかるようになっている。

クロエの話だから非常にちゃんと描いてくれて、ああ、良かったなって思える。
ただ3章のレミフェリアロッジの記憶が今でも不可解で、ヨアヒムと誰かがいる記憶だけど、それがジェロームだったかはやっぱり確定してないし、誰かが心臓本人か、それとも見ていただけなのかで。
レミフェリアの闇はライアットVCがニーズヘッグとズブズブだった場合は製薬会社以外にも侵入されていることになって、まだまだ根が深いな。
ライアットVCは医療器具の運送もしているわけだから心臓輸送だってやったかも知れないし出来るかも知れない。臓器売買はまだ規制前だろうしね。

この5章っていろいろな絡みがあって、今回だけでもナハトが孤児院を見て、ここが子供たちの故郷になるのかと故郷のない男らしい感情も持つし、リーヴがライアットの事業を安全性がないと危惧することを周囲はあんまり理解出来ていなかった。クロエも故郷にテンション上がって賑わってることを誇りに思うのに危惧がいっぱいでと。
ロナードだって子供の扱いが上手いから肩車してやる、交代でやってやるという兄貴分らしい行動があって。
カルナが先輩として講習したジャンと共にクロエと親しく、またカタリナも事業展開にキレたりと、キャラがわかるんだよね。
ノーマン市長もだし、エスペンだって同じく。
これがこのシリーズの質の高さを感じさせて、馬鹿な奴がいないから、あんまり格落ちさがなくてさ。

しかし空飛ぶイカか。飛行船?

今回、先輩遊撃士が2名いる。戦力的にはそれと試験班の4人とで6人しかいない。対処出来る規模は多くない。魔獣が暴走して殺到することで大混乱になるぐらいの規模じゃないと。一応レイストン要塞を登場させているので軍の救援はすぐに来るだろうけど。
ただカタリナがいるということは負傷者が大勢出そうでね。重傷者の対処には遠隔治療だけでは当然追いつかないわけだし。
医者だから救命救急やら治療ネタが入ってきて、エインセル号での輸送があり得るけど、キャラ的にはクロエが大怪我して胸に手術跡があるとか確認を自然と出来そう。


ところでロレントもリッジさんがいなかったけど、ツァイスはウォンさんが一度登場してるからいなくても良いけど、ルーアンだとメルツは?っスという喋りの頑張り屋だったけどさ。
あとR&Aリサーチの話がないんだよね。市長邸の隣にいるはずなんだけど。市長もライアットVCのことを独自調査の依頼とかしていても良いだろうに。リシャールがもうすぐ共和国に行くはずなんだけど。
元レイブンの遊撃士になった3人以外はどうなったのかは、どうでも良いかな。

とにかく見所盛り沢山で、ホテルブランシェには王族も泊まったんだよという台詞だけでFCを思い出すし、渡し舟ボートで追撃戦したなと思い出して、リベールの思い出は深いな。

しかし1周年で延々と探索を繰り返して非常に疲れているのだが、甚平と浴衣の主役コンビを入手しようと塔の自動攻略を繰り返す日々。そしてパーティーシェラ姉さんに久々に盛り上がる。
キャラの積み上げも含めてセクシーさでは突出だよね。

おんな城主直虎 36話

直虎は御家再興をどうしようか考え、近藤と関係修復して家臣の召抱え、徳川から松下家に虎松の養子話が持ち上がり、井伊家再興よりもそのほうが良いと全員で説明。
各々がそれぞれに動きだしていく。
しかし武田を動かなくさせる情勢安定の北条氏康が病死したことで北条は武田と和睦。氏真は徳川を頼り、武田は徳川を攻めるべく西へ進軍する。

直虎還俗やら井伊再興を諦めたりの雌伏の時期で最後の武田の大嵐が迫る。
やっぱり政次延命のシナリオで中盤に無駄に話数を使ったせいで足りない気がするな。
まあ再興が叶ったと思ったらすぐに井伊谷退去になって、またかよになる戦国の非常さのほうがねと思うけど。

とはいえちゃんと悔し涙を流したりする家臣や直政があり、それぞれがそれぞれで生きるのだとバラバラになるのは、正直、武家の執念はそんなもんじゃないだろう、武家の御家があることは生活に直結する貴族だからで、良い生活と引き換えに戦争するし、それはどこの家に仕官しても養子になっても同じで、戦い続ける時代だから御家再興しなかったら安全ってわけでもないと思うけど、直虎がボロボロで、政次の死ですら無駄にした展開に、不甲斐なく御期待に沿えず申し訳ないと泣き出したら、納得してやりたい気持ちがあるんだけど、う、うーんでさ。ちゃんとみんなに当主として決めたら言及されるけど、お家第一で死んで行った連中の命を無駄にしてると思ってしまうからさ。
家康が来る前に御家再興が叶うと親族の霊に語ったのに、政次以外井伊谷の連中は誰も死んでないのに、これだからさ。

ただ龍雲丸とくっついたのは、なんか少女マンガしていてつまらなかったな。幼少期からグッとこらえて御家のために僧侶になると思っていたのに。一生男と縁遠い人生を送って欲しかったな。もちろんこのちょっとした救いも龍雲丸が先に死なないと言うこと自体フラグで次回以降わからないけど。

今回納得行かなかったのは、武田に占領されてまたかよ回避のための一時御家再興拒否だと思うのだけど、なんでこんな無茶苦茶な人生送ってるのかも御家第一、延命、再興のためだ。それが第一にある。
それが戦国時代だから。
もう男もいないから血筋の自分が立たねば家が終わってしまう。だからスペアとして仏門に入ったし急遽当主にもなったのに。
キツイです無理ですごめんで。ボロボロになってるからわかるんだけど、そりゃないよ、だからさ。

これが架空の武家の物語の最終回だったら良いよ。帰農しましたで。でもそうじゃないからさ。まあ農民と大差ない地侍状態だし。
でも平安以来の名家だぞで。
ただこれに対してのフォローも今川家が大名やめたぞで、上がそうだからありだぞとは思えるようにしてるのだけど。

いろいろ文句はあるけども柴崎コウの頭巾外した顔が美人だったし、御家は潰れた、納得いかんという人たちを入念に描くことで、虎松は諦めてないぞという執念。忠臣2人の涙ながら女に忠義立てしたかったとか本当に鎖帷子とかのネタもあるし。
そして氏康があっさり死んで信玄の嬉しそうな踊りに氏真があっさり徳川にやってきて助けてという情けなさとそれを売ろうとする家康の小者さ。そして次回で武田軍団来襲と思ったら、高瀬が動くようで、そういえば政次が武田の間者か疑っていた、すっかり忘れていたあれが発動するのか。

クイーン・メアリー 愛と欲望の王宮 22話

アンリ王の発狂は止まらずフランソワたちは命の危険もあり抹殺を企てる。クーデターだと。
しかし馬上試合での事故で死亡。
今際にフランソワに兄を殺して王位を得たから魂が穢れるから愛する者を殺すなと。
これにバッシュと仲直り。
バッシュはペイガン抹殺に動き、生贄を捧げるからペストが起こらないと言い出しており、抹殺の結果ペスト流行の兆し。
グリアはレイスが下級貴族になっても親族の借金は払えないと拒否するしかなく、これにレイスはもう愛はないぞと出世を目論見、さらにカッセルロイ卿が愛人だか娘がいる。 
そしてローラはジュリアンも去り死んだとして死ぬかもと手紙を送り、メアリーはフランソワに子供の父親だと言い出して、ペストの中で迎えに行く。
それを君主は慎重に動けと王城を封鎖するメアリー。

カッスルロイ卿も結局かよ。ドロドロですな。
そんなわけでアンリ王が運命の意思で死ぬという都合の良い展開なのだが、兄弟大事にで修復したり、レイスの出世とかローラ出産と発覚とかペスト流行とかがありつつ、王位に至り次のステージへ。

主導権が2シーズン目は王として動くからますます権力の中枢だし。

内容的にはオーソドックスな歴史宮廷モノとしてドロドロやって面白かった反面、それが過剰なまでに波乱万丈過ぎて、さらにどうせ駄目になる話を何話も見せられることの胸焼け感覚が強くなって、正直、謀略陰謀劇は楽しかったからドロドロの面倒臭さがさ。

結局、うーん、まあ、こんなものかなって感じで一応1シーズン最終回。

セシルのもくろみ 9話

雑誌の路線変更に反発して出世も出来ないならと別雑誌を作るからと誘われた主人公だったが、恩義があると元の雑誌に戻り混乱する元雑誌に最初の路線に戻ることもあり、こっちで頑張ることに。
そうして新雑誌もファッション誌じゃないので競合しなかったのであっさり住み分けられるのだった。

カバーモデルになってと誘ったのに新しい雑誌、表紙にモデルいないじゃん、そもそもライフスタイル誌で路線が違うって、ファッション誌じゃないならモデルとかどうなるんだ。
そんなわけで路線変更で反発して出て行ったけど、すぐに売り上げ減で路線戻して終わりましたって、なんじゃそりゃで、やりたいことがファッション誌とはちょっと違ったので別の雑誌作りましたって、良いじゃんか。

普通に競合するけども有力なライバル誌の登場にここからが本当の戦いだ。恩義のあるこの雑誌で撮影から企画の作り方まで学んだことで主人公が立て直してやる。だって私はここのカバーモデルになりたい。そう思えるようにしてくれたのはあなたたちだから。
そういう感じで上がいなくなったことでついに主人公がメインになる。
それでも雑誌作りには企画もそうだし、企業に衣装を頼むとか営業も必要で、そういうことは一通りやってきたことで苦労もあるだろうけど、裏方の仲間たちとも仲良くなってるし仕事も覚えた。
だからやれるよ。

という打ち切りの王道である俺たちの戦いはこれからだという話ではないので、新人が演説して何を言ってるんだとしか思えず、しかもその演説で盛り上がったように思わせているけど、普通に売り上げ減なのでやった人が謝りました、じゃあ路線戻しますんで頑張ろうで、演説なんてなくても、路線戻しますで不満な連中は安心で同じ結果で必要ないのよ。というかグダグダ言い出してる連中を馬鹿にすることで主人公の説教演説をさせるしょうもない知力の低下だったよね。

ラスト前とラストしか見てないので雑誌作りの過程がわからず、主人公だって初イベントだった程度の新人でファンがいるのかもわからないので、大言を言い放つ主人公が社内でどれだけの評価かもわからないから、演説されても、はあ?お前なんか使えないんだよって誰かに言われたら終わってたよ。

2話しか見てないからだけど、ガサツな元ヤンキーでも小奇麗ならモデルになれるという設定に説得力がなかったというのは感じたな。そのままで成長したら良いんですと承認されちゃったけど、いや、礼儀作法とか立ち振る舞いだとか写真撮影でのポーズが出来る体作りモデル歩きとかそういうのを習得するとかはあったのかなと思って。
主人公は受け付けない雰囲気はあるからさ。
ただ相棒のライターが未練もありつつ辞めて別の雑誌じゃなくて別の仕事になったのは結構好感だったな。泣き出してくれることもあって本当にしたいことするからで。

なんとなく前回も見たしすぐ打ち切りで最終回になったしで、駄目なドラマ筆頭ということで見たけども、強引なハッピーエンドで、まあ、上手く終わったじゃないかと。
それだけは感じられて、あとは全編にどうでも良い感があって、普通は初見でも何か吸引力があるものだけど、ダレダレな感じで、具体的な感触もないから、何の意味が、情熱とかないねって感じてね。
まあそんだけだよ。2話分だからクソミソにしたい気持ちは溜まらなかったのが救いだな。

信長の忍び 伊勢・金ヶ崎篇 49話

岐阜への撤退中の千草峠越え中に杉谷善住坊の狙撃されるも千鳥が庇って助かる。

信長の名場面、杉谷善住坊の狙撃。
事前に1期の頃の上洛戦での六角承禎の依頼で探ってるところを千鳥と戦闘しているあのシーンが遠因になっての再登場で25話前のキャラが再登場で正しく大河ドラマを感じちゃったな。放送的にも半年前だからね。
さらにちゃんと六角承禎が暗殺だということでやれるならやってこいと命じてもいるし、この狙撃も大名の顔なんか会ったことないから、行軍中を狙うとはいえ信長の顔がわからんという戦国時代リアリティを入れて来て、秀吉は貧相だ、勝家は髭のおっさんだな、洋装のマントの光秀は着慣れてないな、じゃああいつか、威圧感あるし。
というギャグのような選別の仕方が大将は馬に乗ってるから、その風体で的確に見抜くというプロぶりとたかが20メートルだけど、峠道だから可能であり、夏なものだから蚊が刺して辛いという狙撃耐久ネタまで入れる。
そして千鳥が気付くのも火薬の匂いだという理由があって、からの庇って、忍者は心臓を守るように武器を入れているので助かる。でも頭や腹に当たっていたら死んでいた。その当然を秀吉のギャグ補正で笑って、そうなったらこのアニメでは助かるよにしちゃうギャグオチ演出よ。

5分アニメだし、もう1エピソード、1シュチュエーションでやってるんだけど、これだけ具体的に描いており、ギャグアニメだけど、リアリティがあるのよ。
もう感心するしかない。撤退中に大将狙撃なんてありそうだからさ。これで成功してたら歴史が変わっていた。

六角承禎が史実ではやられたように見えてもゲリラ戦でしぶとく南近江を荒らしており、その依頼があったというのもちゃんと合致させており、もうモブなんだけど、こいつもしぶといねということがあって、モブでも忍者の雇い主設定が生きており、暗殺など工作ぐらい可能というのが見事だな。面白いとそこまで膨らむわけよ。

さてさて、もうすぐ50話で姉川で終わりだろうと思うけど、撤退戦で何話も掛けてるから開始で終わりかなと思うけど、3期あるかな。
このまま着実に毎週やって本能寺まで行って欲しいし、そこに辿りつくのだって、このペースだと比叡山焼き討ちだって1年後ぐらいになるだろうし、本能寺までやると10年ぐらい掛かりそうで。
でもそれぐらいゆっくり丁寧にやってくれそうなんだよね。無限の尺のおかげで、もう50話に迫るけど、普通の大河なら最終回のところを、まだ信長の天下取りは中盤に入るかどうかぐらいだし、信長の人生もあと10年で。
それぐらい本格派でさ。全然熱が落ちないもん。
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