終了アニメ評価 2016年12月終わり

ステラの魔法
ストーリー3
キャラ3
画4
演出3
音楽4
満足度4
総合点21
技術もない素人の高校生が趣味でやっていた漫画の模写経験があっただけで同人ゲームのイラスト担当になっての部活ゲーム作りもの。
同人ゲームを技術がなくても作りたいから作るという部活モノで、だからこそ技術を覚えたり、売れなくても作るということで、趣味みたいなものを部活として発表するぐらいの位置で行っており、別に売れないけど、自分が表現するのだと製作者の気持ちはできており、存外まともな内容であった。
とはいえ技術レベルの低い状況だったり、なんとなくやってみようということやらで、平凡な日常の中での製作の日々ということでやはり平凡に感じられた。
ニューゲームの前日譚として成長した人が高卒でゲーム会社に入社ということに接続出来たら良いよね。

灼熱の卓球娘
ストーリー3
キャラ4
画4
演出4
音楽3
満足度4
総合点22
女子卓球部モノ。特筆すべきものはないのだが、それでもキャラはちゃんと描いてるし、競技もちゃんと専門的に描いてるし、試合だって熱い勝負もするし、メンタル面の揺れも描く。
汗だくになっての必死さも描いており、スポコンとしても真っ当であった。
ただキャラ紹介が終わったぐらいで終わっており、もうちょっと見たかったなと食い足りなさもあって、熱血演出やらEDでOPも込みで最終回仕様にするとか高水準ではあっても、そういうものを感じて。
 
ガーリッシュナンバー
ストーリー3
キャラ3
画3
演出3
音楽3
満足度2
総合点17
声優やアニメ製作現場の悪いところを描いたブラックコメディ。
当初は根拠もなく調子の良いだけの傲慢な主人公が適当な上層部のプッシュで主演をやるが、実力不足を露呈、アニメ製作現場もゴリ押しで製作されたことで準備時間がなくて作画崩壊して大赤字して糞アニメの主演になってしまうということがギリギリ楽しく見られるように描かれたのだが、それ以後のまともな話が別に状況をなんとも好転させないもので、批判ばかりしてきたが、何も解決せずに現状維持のみで、薄っぺらいオチであった。
本来求められたブラックコメディとして主人公を傲慢のまま挫折もさせず、ぶれさせないアンチーヒーローとして貫いて技術もないのに美人でイベントでは使えるのでイベント売りしたいから仕事が続いて、また周囲の性格悪いキャラもぶれさせず、糞アニメ作ったのでみんな不幸になったり会社潰したりしたけど、業界が狭いので図太くやってますという徹底首尾ブラックを貫くことが、それが糞アニメ量産の現実の裏側として求められたが、それが出来ない覚悟のなさが、作品を痛くしてしまった。

うどんの国の金色毛鞠
ストーリー3
キャラ3
画4
演出3
音楽4
満足度3
総合点20
香川に戻った30代の男がたぬきの子供と暮らしながら生活するスローライフモノ。
正直、たぬきである意味も、子育ても食い足りない。仕事もどういうことしてるのかも。
しかし故郷でのまだ人生に迷う30代の主人公と姉や親友ともう両親のいない家で過ごして、その寂しくも居心地の良い空気は独自の魅力を持っており、むしろこっちをメインにすべきだろうと思ったりした惜しい作品。


アイドルメモリーズ
ストーリー2
キャラ3
画4
演出2
音楽3
満足度2
総合点16
アイドルモノなのだが、設定を上手く活かせず、盛り上がりもなく、というもので残念だったのだが、まあ設定を抑えているので学生アイドルモノというのはこういう感じになってしまうなあ。

ショウバイロック!!#
ストーリー3
キャラ4
画5
演出3
音楽4
満足度3
総合点22
劣化続編。
1期が1年やっても良いぐらいの良作だったからこそ、シナリオの劣化が著しく、普通の出来でさえ許せなくなる。
1期の誠実な向きあいのない展開や新キャラの不必要さ無意味さ、音楽シーンなのに、その音楽を見せず、仲間内で解決してしまうシーンのほうを見せられて、最後はロボまで出てきて、バンドアニメでやって欲しかったということをことごとく外してしまい、良作から凡作に落ちぶれたと感じさせるぐらい惜しいことをした。


WWW,WORKING!!
ストーリー4
キャラ4
画4
演出4
音楽3
満足度5
総合点24
別店舗のワグナリアを描くウェブ版ワーキング。
当初はキャラや展開が地味だったので既存キャラが出張して来てくれないかななんて思っていたのだが、中盤の酷烈なSMコメディを経て交際まで発展する終盤に至れば、好意の発生や付き合う過程を全て描いてるので、SMラブコメがイチャつきにしかならず、同じことをやってるのにしっかりラブコメに変化させる王道展開の見事さに唸り、また年齢が高めだからこそ後日談の結婚前提に付き合うからバイトやめる、そしてラブコメ要員以外のメンバーのそれを当然に受け止めることで綺麗にバイト先でカップルが出来たので違う仕事するという前向きなエピローグに収まっており見事だった。
1クールという短さもカップルだけを成立させてそれ以外を掘り下げないことでむしろ見守る側として機能させており不足を感じさせず間延びも感じなかったことも好印象に繋がっている。
これによって1クール、別店舗で別のキャラがラブコメするのが成立して良いと思えるぐらいファミレスのバイトというゆるい関係が魅力的であった。


競女 
ストーリー4
キャラ4
画4
演出4
音楽3
満足度5
総合点24
お色気競技でお馬鹿ネタで熱血バトル。
水着でプールで水にお尻と胸だけで落とすというお色気競技を全力でやり抜いて笑わせながら熱血バトルにさせた快作。
技自体がネタであり笑いなんだけど、しかしどんなにネタが下ネタであり突っ込み所満載であっても、試合内容自体は熱血なスポーツバトルを維持し続けて、単なるバカアニメ、エロ枠アニメとは言えないほど愛情深い作り込みがなされており、キャラはちゃんと見せ場が用意され、白熱のバトルが用意され、成長していく王道スポコン路線であった。
だからこそ一層ネタ分の多さに笑わせてくれて、素晴らしい快作であった。 

装神少女まとい
ストーリー3
キャラ3
画5
演出3
音楽3
満足度3
総合点20
和風魔法少女モノ。
基本設定はオーソドックスだし基本水準は高いと思うのだが、複数のキャラが絶対必要な部分が少なく、また展開の説得力も段取りが足りない気がして、最初から最後までちゃんとやってるのに、うーんという伸び悩みを感じた。親子の話としてはまとまってるだけど。 


私がモテてどうすんだ
ブレイブウィッチーズ
オカルティック・ナイン 
フリップフラッパーズ
文豪ストレイドッグス
怪盗ジョーカー シーズン4

刑事フォイル 24話 不発弾 後編

爆弾処理班が隠し金を盗み出したことで隊員が拉致され殺される。
全員毎週死ぬ覚悟で配属されてくる状況での一攫千金、千載一遇だったはずが追い詰められる。
フォイルはグウェンが話したこともない女が物資横流しの噂や撃たれた刑事の話を親が警官だから知らないのかと聞いてきたことで、偽イアンの関係者だと察知して踏み込んで逮捕する。
これで解決なのだが、ローズ警視監が組合に接触する活動家を逮捕しろと社長たちから突き上げられたことでフォイルに命じる。しかしフォイルは私情が入ってるだろうと拒否。
実は画家をやってるレイモンドの恋人がローズ警視監の娘で共産主義者など反逆者だから逮捕しろ。そうすればと。お前も子供がいるなら反逆者との結婚を許せるのかと。
爆弾処理班の隊員が拉致されていたのが殺害されて見つかり、隊長はやばいのに手を出してしまったなと思い金を返還するから死んだ部下の葬式代やら口止め料ぐらい寄越せと交渉しに行く。
フォイルはジャック・アーチャーを拘束して、金を見つけただろう、どこで交渉するのかと問う。
というのも組合長のデリックが200人7割が組合員だという話を聞いて、400人雇ってるという話で調べると100人ほどすでに死んだ人間が働いてることになり、人件費を水増し請求して隠していたと。
そこまで読みきりながら交渉場所がわからない。それを告発すればこっちがタルボット兄弟を逮捕出来るぞと言いながら、グウェンに説得させて現場に辿り着くが、交渉するハモンド大尉はどうせ殺しに来るだろうと解体した爆弾を金だと持っており撃ち殺されてカバンを奪った全員を爆殺される。
金は全部国に返されて、レイモンドがドイツがソ連に侵攻してイギリスは共産主義と共闘を宣言した、情勢が変わると大喜びに。

ちゃちな盗みがあっさりと急に探りを入れて来たから怪しいと夫婦が逮捕されて終了。警視正の妙な反乱分子の監視やら逮捕命令も、実は恋人が娘で逮捕して引き離してやりたかったと。
そういう話で終わるのだが、ちゃんと戦時モノとして、タルボット造船の動きを、軍からの仕事を戦時中だから不当に安く、ストライキもさせないように統制して、15時間以上働かせている。戦時だから。女性の給料も半分。
そうやって不当な労働をさせられても戦時だから労働交渉をしたら、共産主義の革命分子、国家転覆を狙う反政府運動だと難癖をつける。
そして爆弾処理班たちの妙な潔さが、実は爆弾処理なんて配属したら次の任務で死ぬ覚悟で、またみんな爆発して内部構造を調べているから仲間たちの死を見て来ている。
だからこそ絆も強ければ金だって盗む刹那的な行為もする。そしてこりゃ間違ったなと思いつつ、警察に伝えるよりも爆弾で殺してやる。俺は家族がいないからどう転んでもお前の迷惑にはならないよというハモンド大尉の描写が不思議にさせる。
部下の敵討ちもそうだけど、訓練も支援もなかった、ヒッチハイクで現場まで行ったという言葉も印象的だったな。自爆覚悟で敵を殺してしまう。
残ったアーチャーはどうなったのやら。グウェンがサムを失望させている、リバーズもそうだったことがちょっと曖昧でね。

爆弾処理班の話としては空爆されまくりで不発弾が大量にあるからこそそれを処理していくことでヒーローとなる。それはバトルオブブリテンで数ヶ月空爆されまくっていたのがようやく処理出来るぐらいに落ち着いたから。
それでもあの様子から埋めて爆破処理という近年の当然の行為が出来ない。1トン爆弾などザラであり、数が多いから信管を抜くという危険行為をするしかない。
場所的にも公園が丸ごと吹っ飛ぶからね。
その爆弾処理班も急造で死んで覚えるレベル。どこの時代も爆弾処理班の使われかたがね。現代と変わらない。

オチのソ連と共闘するから共産主義とも共闘で悪党に描いてないのも戦後だったら冷戦になるから違う描きだろうに、戦後の5年後10年後に再登場したら捕まってるよね。

もう推理モノというか事件モノになって、爆弾処理班の刹那的な思いやら、戦時企業の癒着や横暴、状況の利用が描かれて、日本じゃまず無理だよね。戦争に勝てるから、戦勝国だから、空襲に耐え抜いて、一息つくということがありであり、そういう抗争してられる余裕があって、という社会の矛盾が描かれる余裕がある。ローズ警視監の動きも会社側の統制に手を貸している象徴でもある。
日本では末期なのにストライキとか非国民で特高に捕まって終わりだよ。 それはそれで羨ましい。イギリスの複雑な立場がアメリカからの補給ラインのために船が必要なんだということで造船所は特別扱いだからさ。

スパイ大作戦 強欲の代償

麻薬組織のボスのクレズニックと銀行家のウォルターを撃破するためマルセイユへ。
ウォルターを仮死状態にしてシナモンを未亡人になって共同経営者だとすることに成功して、ローランら別組織の人間との取引だと麻薬を大量に見せるが、それを奪わせる。
全ての麻薬を独占したことで値を吊り上げ、独占状態だからバイヤーたちは値上げに応じるしかない。
だが、薬剤師に扮しているフェルプスは浴用香剤に偽装した麻薬を粉ミルクに背中に積んだ器具で入れ替える。
これを売り払ったクレズニックのところに、ローランが怒鳴り込み、麻薬は偽物だと言い出して確かめたバイヤーたちは大激怒。
さらにそこにローランが仮死状態から戻って目が見えないのを利用して、ウォルターに金を盗ませており、バイヤーは金がないぞと憤り、ウォルターが盗んでいくぞと射殺して、ウォルターが死んだなんて嘘を言いやがってお前はもう信用出来ないと射殺され、ローランたちは悠々と引き上げる。


未亡人は二度死ぬのほうがサブタイトルは秀逸だったな。 ラストの台詞で同じ亭主で二度も未亡人になるなんてめったにないで、非常に見事だったからさ。

というわけでいつの間にか2期開始。声優も変わらないし顔的にはブリッグスのほうがなんだかいい感じだったのに、フェルプスになるとなんか普通のおっさんって感じで。
とはいえおはようフェルプス君とはミッションインポッシブルの1作目を思い出して楽しかったね。
今回も非常に素晴らしいチーム戦を行っており、バーニーがエレベーターに工作して落ちていく音と階数表示が落ちていくだけでギャーとパニックになるのもわかるし、それに仮死薬を吹き付けて、医者が味方だから行動を束縛。さらにローランが声帯模写で偽の命令を伝えるなどで誘導も見事。
バーニーはほかにもクレズニックの屋敷の金庫破りを事前に行っており、盗むだけの準備を整えているなど、お膳立ても見事。
そしてシナモンが単に盗む合図を出しても不自然じゃない位置にいるために未亡人だとでっち上げ、ローランが敵対麻薬組織だと言い出して、敢えて盗ませ、フェルプスも薬剤師として同行して、俺の麻薬を盗みやがったなと激怒して踏み込み、フェルプスも背中に背負った隠しバキュームで麻薬を吸い取り粉ミルクに入れ替えを、ただ作業してるのを監視されながら成功させて、誰も麻薬が変わったことを気付かない。
この状況で踏み込んだローランの言葉で罠に嵌まったと気付いたクレズニックがじゃあ金返すと思ったら、なんかウォルターが盗んでるで。
バイヤーは延々値段を吊り上げられて腹立っていたから仲間割れを起こして相打ちするという見事な筋書きで。

ウィリーがやや手下その一とか運転手とか雑用ばっかりで、ちょっと目立たないけど、全キャラに出番があり、裏方をやるからこそで、非常に満足度の高い作戦だった。 

刑事フォイル 23話 不発弾 前編

41年6月。爆弾処理班の工兵ジャック・アーチャーがパブで友人の造船技師デリック・ウッドゲート相手に爆弾で毎日死に掛けてるとブチ切れて銃を向ける騒ぎがあり、同席したサムが取り成しでなんとか穏便に済み、裁判でも銃の不法所持やらで治安を乱したと有罪になるところを緊張状態の任務やらサムの証言で無罪に。
というのも彼は受付のリバーズの娘グウェン・リバーズの婚約者だったから。サム個人もグウェンを知っており結婚前に泥酔して馬鹿なことをしたと。
フォイルは窃盗団を捕まえるために3カ月がかりで建設会社を立ち上げてミルナーに接触してきたら逮捕するつもりだったのだが、そこにローズ警視監がやってきて人民会議という左派政治団体のレイモンド・カーターがやってくるので監視対象だから監視しろと。
共産主義者で労働団体と交渉とか争議になったら大変だと。
一応行動確認のみだとするが、同じ頃ミルナーに横流ししているイアン・キンブルが接触。尾行してタルボット社にいると判明。取引ではミルナーが包囲する前に警察だと言いだして取り逃がしてしまったのでフォイルがタルボット社へ出向いて社員だと判明させ住所を抑えるのだが、キンブルが戸籍は死人だったと判明。
一方、フォイルはレイモンドから政府が雑誌を廃刊したしBBCからも降ろされているから自ら動くしかない。階級闘争が戦争で表面化した。前線に行くのは貧しい連中で名門校での指揮官じゃないと言われて、面倒で逃げ出す。
そうしてタルボット社に出向くと駆逐艦の修理もやってるので空襲されて、物置に不発弾が残る事態に爆弾処理班が飛んで来るが、なんとそいつらは札束もあるぞと気の迷いを見せる。

横流し犯を追って造船所に行ったら不発弾が。
ちゃんとグウェン、労働組合のデリック、偽イアンなど造船所の関係が多いのだが、そこに不発弾があって処理班がやってきて金を盗んでしまうと、さあ大変。
ということだが、この爆弾処理班の英雄ぶりを市民からカンパで飲みに行ってとかやってるし、かと思えば泥酔して事件起こしたりというのが、あの爆弾から信管を抜く緊張感を描写するからこそ死と隣り合わせさがある。あの無言さよ。

戦時下の結婚も砂糖なしとかどうしようや死ぬ前に結婚しておきたいもだけど、法廷が機能しているのもさらっとしているけど見事だったな。防空壕のみんな無言で爆撃に耐えて、人数数え担当官が数えに来てるのもらしい描写。

そして左派の社会主義者の話も革命主義者で不穏分子なのだけど、同時に労働組合、争議の国イギリスだからこそ親和性がある。
だが、表現の自由を規制しているのは政府が先だ、BBCもださない。貧乏人が前線に行き、名門は指揮官になってると。
これも今時だよな。
一方で一次大戦でエリート層を消耗したことが衰退に繋がって、二次大戦ではそうなってしまうよね。
でもフォイルの面倒臭い顔がね。

内容自体はミルナーが捕まえてから警察だをやれば良いのに撃たれるとか無能を晒しつつ、タルボット造船に集中して、さあ、どうなるか。

 

刑事フォイル 22話 それぞれの戦場 後編

サムは貢献したいと農場作業を待機ばかりなので手伝うと言い出して、フォイルはじゃあ今日は運転手休んで農場仕事だなと用があったら呼ぶと言いながら放置。
当初はいきなりなんで手伝うと警戒する女たちに、しかしメカに強くてトラクターを操って見せて、田舎育ちで農業仕事に慣れているサムは使えるし一緒の労働をすることであっさりと敵意むき出しだった女たちも軟化して、39年から2年がかりで開墾した広大な土地で30トンのじゃがいもが収穫できたと達成感に震える。
一方、銃を盗まれたドイツ兵は赤い服の女だったと証言。
その赤い服の女バーバラを聴取しに行くと農場をうろつく男を発見して捕まえてみると噂の妻と駆け落ちした雇われ農夫だった。農場主が自殺したというのでやってきたと。というのも自分は駆け落ちしようとしたが来なかったと。そりゃ子供は置いて行けないよなと納得。しかし夫が死んだのならとやってきたら、いない?
この食い違いにフォイルは農場主殺害をしてやってきたという間抜けじゃないなと思いつつ、最近掘り返したあとを調べると豚の死体が。
農場主射殺時の複数の発砲音の一つがこの豚の始末だった。
勝手に牧場の豚を処分して肉を売っていたなと。女たちから事情聴取すると牧場主がトラクターを購入するために給料を払わずその補填に豚肉を闇市に出していた。生活のため、畜産物台帳に空爆の疎開時に盗んだのやらで水増ししており、勝手に殺してもバレないようにしていた。婦人農業隊の食事はうちの牧場から出たものだから自分を逮捕しろ。
とにかく全て農場主が主犯であったと。
しかし共犯とは言わなくても黙認したと思うが、前科があるから農場で地べた這いずって2年生き延びて再出発してみせたのにと思ったり、牧場主の恋人で妊娠していたが子供を望まずに不安定になっていたりという事情やらサムからの人柄情報で不問に。
というのもサムが女たちと働いて農場主がここだけは開墾させなかった場所があると見抜いて妻の死体を発見できたから。
そんな時、農場主の家からルガーを発見。なんで犯人は現場に放置したんだ。自殺だと思わせたいならルガーがあるとまずいのに。
そうしているとバーバラがパラシュートから服を作ったと言い出して、木に引っ掛かって破れていただろうにと思ったらそんなことはなく、フォイルはその兵士の装備が普通はパラシュート降下で伸びるのに延びてない、偽装だと気付いて、なんでそんなことをするのかを、収容所に捕まった最新型レーダー技師を殺害するため。
撃墜されたら機密情報があるから死ぬしかないのでパラシュートが開かないのを使わされるはずだったが、脱出の混乱で間違えていた。
そのことに気付いてわざわざ海峡を越えて暗殺者がやってきてパラシュート脱出兵に偽装して収容所に侵入したのだ。
事に気付いたフォイルが収容所のコーンフォール少佐に事情を話した時にはすでに手遅れだった。
そしてその暗殺兵こそが農場主殺害犯。収容所に侵入するための偽装工作中だったが、墜落現場まで行けず、さらに行く途中を見られて殺害して自殺に見せたが、パニックになってルガーを放置。
だが、通報されても収容所行きは同じで問題なかったはずだ。 
動機はなんだ。イギリス人だったから、かな。
実はフォイルも前大戦中や30年代に警察チームでドイツへ行ったことがあり、言葉がわかった。ドイツ人は賢くて礼儀正しく親切だが、歓迎会で二日酔いになったら相手は飲んでない連中が出てきて参ったと。
戦争に勝つには手の内を読まなければ。
事件は解決してそれぞれを進むが、バーバラは別の任地へ行ってしまい、なぜ農業婦人隊に入って孤独に仕事しているのかも家族を失った悲しみを考えないためだったがあなたのおかげで慰められたという手紙だけを残す。

ドイツ潜入兵に出会ったから殺された。
オチの、いや、戦時中だから、なんとなく殺したという答えに仰天。結構農場内での人間関係とかあると思ったら、みんなちょっと気心知れたらいい奴らじゃんとなって、どうなるんだと思ったら、あのパラシュートが引っ掛かっていたのは偽装でしたで、なんでドイツ兵が怯えているのかも、うーんと思ったら、殺しに来てるで、そりゃビビる。
実際殺してるのが甘くない。
でもなんで生きてるの分ったんだ。Uボートで空襲中に上陸してるわけだし。
行動展開が速過ぎて違和感があったな。潜入スパイだったとかではスパイ網の割り出しとかで大事になるのはわかるけど、上陸が早いよ。

それ以外ではちゃんと全部の伏線が回収されて、そもそも農場主やばい人だったとかを駆け落ち相手が死んだから会えるかなとやってきて判明とか見事過ぎるし、ここがお気に入りだったから掘り起こしたら死体発見で捨てられたと思った息子が真相聞いて、父は愛していたから逃げさなかったしずっとお気に入りの場所で酒を飲み続けたということで救われつつ、父の恋人の女が邪険にされるのも、まあね。ちょっと壊れていた。

今回、ほぼ無関係のバーバラがフォイルといい関係になりつつだったけど、子供を亡くした人が婦人農業隊に入って、正直、体を壊すでしょうと思いつつ、そういう激務がしたいのだろうなと思うからさ。
戦時下で働く女性はいくらでもいる。ということで自然と社会進出が描けているのも上手い。

そして怪しい女たちが良いよね。前半では蓮っ葉な連中だと思ったら、やるじゃんかで一発で友達になるし、その説得力も二人だけより3人でやるとそれだけ早く終わるからで、手伝ってくれるなら良いじゃんかで。
もちろんサムは情報収集も兼ねていたのだけど、兄貴たちが従軍して何かしたかった、前科があるから再出発で、2年かけて広大な農場を開墾して30トンのじゃがいもだ、それを収穫したという達成感も見事だったな。
別にその苦労も描いてないけど、サムは最後の一日を手伝っただけ。ちゃんと外ロケの効果が出ている。

こんな等身大な連中がなにか隠してると思ったらブタの闇取引で。実は給料を全部トラクターに使ってるので出ないから補填を闇取引で。それを婦人農業隊で食べたでしょうで。
家畜の数を事前登録しておいて、実はそれより数が多いので闇取引してもバレない。どこかから盗んでくれば良いしね。
そういうからくりを描きつつ、お前らの晩飯だったんだぞで。
ああ、うん、じゃあ、帰って良いよの太っ腹ぶりもね。戦時では恣意的だよな。

収容所も厚遇して多少なりとも情報をもらえれば御の字で、拷問するより条約に抵触しないし。ということだが、多少俗ッぽいたばこ吸ったりしつつで。

ドイツ人は親切ないい連中だが抜け目ないという評とフォイルがフランス語もドイツ語もちょっと出来るというのも有能だよね。
最後の大団円にしつつもフォイルにはちょっぴり切ないオチもらしい。 

刑事フォイル 21話 それぞれの戦場 前編

41年4月。ロンドン空爆が続く中、農場で農場主が自殺に見せかけて射殺されており、それに使われた銃は撃墜された爆撃機から脱出したドイツ兵の銃が奪われたのだと。
フォイルは農場を奪うために牧場主の息子と恋人が射殺したのではと考えるが、婦人農業部隊のバーバラは農場主と恋仲だったようだが、本人は男嫌いでその話自体ちょっと怪しい。

内容自体は牧場主殺しが朝も早い農家の人たちが空爆を遠目に見ながら仕事始めようかなと思ったら脱出兵が木に引っ掛かって動けないから銃を拝借されて射殺してから猟銃で自殺したように見せているだけという単純なもので距離的にも動機的にも農場関係者の数名に絞られる。
一応男と出て行った奥さんのせいで酒浸りとか女を雇って、その女が農場乗っ取りを考えてるっぽいとか、乗っ取りには男と結婚だが、女は二人、おばさんが近場で一人。
まあ恋人になってる奴もいるが息子も軍で半分やってる状態で除隊できるからと。

別段わかり難い話でもない。隣の農家が3発の銃声を聞いてるので、それが前後するけど原因だろうし。
ドイツ人捕虜もなんか知ってるっぽいけど、コーンウォール少佐が大川透のドイツ語とか上っ面の感じの演技もちょうど良いし別段虐待するでもなく収容所送りで。 

むしろ今回は全編田舎の農場を舞台にしていることで、ガソリンの節約だと婦人部隊の宿舎に泊まって肉とかじゃがいもとか美味しいという平和な食事風景が見事に戦時下ならではだったな。
田舎の方が供給地点だから手に入るし、女性ばかりなのも女性も農業やらせてる。男が兵役だからね。
そうやって入り込むし、農業組織に加入したらいろいろと文句も言われないし器具も融通される。

あと、こっちは働いてるんだよとサムに嘲笑が投げつけられて、じじいが運転したら良いじゃんか、愛人だろ、楽できてさというのが、非常に嫌味だったけど、そりゃピチっとした格好で突っ立ってるのと汗だらけの自分をみたらそう思う。
その後に手伝えることはで、いいやというのが悲しい。

ドイツ兵を追って来たら農場での殺人事件、さあて古典的だが。あのやってきた男は誰だ。
 

刑事フォイル 20話 癒えぬ傷 後編

ゴードン殺害事件でレン先生が第一容疑者に浮上して、泥と血がついた服を着ており、防空監視員のピーター・プレストンから浮気してると伝えたということで動機もある。妻も殺してやると言っていたと証言。
一方でレンはアンを目撃したとも。
アンはウッズに会おうとしたが勇気が出なかったと。それをミルナーから自分も足を失ったが中身は変わっていないと励まして、ウッズが失明を免れたこともあり、看病につく。
そんな時、大量のモルヒネが紛失。病院は窮地に立たされるのだが、フォイルがこれが可能なのは間取りを熟知しており、盗むことで病院を追い出したいと思ったサー・マイケルとローカッスル婦人だけだが、ローカッスルの証言で階段は絨毯があるので音はしないと見抜いていたフォイルに妨害が殺人未遂になると逮捕され、むしろサー・マイケルは第一次大戦中に激戦で精神が疲弊して逃げ出したいと自分の足を撃ち抜いて逃げ出した。それを助けてくれたのがゴードンの父だったが息子は知っていて脅迫に来たと。
あの病院には真の勇者がいると嬉しく、そして自分が偽善者でむなしくなり、病院も手伝えない。 
そんな時、ターナー中佐がアンドリューが48時間の無断欠勤をしており、これ以上は脱走扱いになると伝えて来て、サムの家にいたアンドリューをターナー中佐も戦争神経症だとわかってくれてると、軟弱だなんて思ってないと励まして部隊に戻すと、大尉に昇進してデブデンで教官をやれと。十分やったから。
そしてジェイミン医師もスマイズ大佐に型破りだから大量の患者を救ってることは確認したと評価を得て病院は続行する。
そんな中で、アンドリューが実はウッズの怪我の遠因だとゴードンを殺しに行ったらレン医師が殴りつけていたと証言。
レン医師も一発殴るだけだったが死んだとはと激昂したことを反省するのだが、死因は溺死。水溜はすぐ傍にあったけど、アンドリューもレン医師が殴って逃げたのを確認しており、溺死させていないと。暴行罪や殺人未遂になるけど、ミルナーを救ってくれた恩があるので、無罪だと。
そして防空監視員のピーター・プレストンを逮捕する。
実はゴードン・ドレークの妻の兄で虐待される妹のためにも浮気してるぞとレン医師に焚き付けて、さらにちょうどよく通りがかったらレン医師が殴った直後だったのですぐ近くの水溜りに顔を突っ込んで溺死させた。
街中で浮気して、サー・マイケルを恐喝し、殺してやるべき男だったと。
フォイルは水溜りに顔を突っ込んで見つかればレン先生が殴って溺死させたように思わせられたのに、わざわざ離すからと。

救いありまくりの結末。
アンドリューが本当にボロボロでグチャグチャになってるのを上司のターナーが良い人だから教官やれよというオチは戦力が有り余ってるから出来るだろうことで、まだ41年なのになんとお気楽なことか。まだアメリカ参戦には早いぞ。

今回はみんなPTSDという話でサー・マイケルが地元の名士扱いだけど実はビビって逃げ出して来ただけだった。だからこそ負傷兵に屋敷を解放するのが、わが国には勇者が多いという言葉の含蓄よ。
本当に体中焼け爛れた戦士たちが少しでも治療されるならというのが代替であり、偽善行為だから。

レン先生もあれだけ理知的で多くを救って来たのに冷え切った夫婦仲に入り込んだ男を目の前にしたら殴らずにいられない。
犯人も別にそう強い憎しみがあったわけではないが、絶対出来るならやっただけで、まあこれは違うか。

展開としてはレン先生が怪しくしながら、アンをミルナーが励ましてウッズも失明回避、サー・マイケルの真意と忠臣ローカッセルの思い違い、病院の運営継続決定などをやってから、アンドリューが脱走しているので迎えに行ったら、レン先生がやったの見たで、ああ、やっぱりねと拍子抜け、したと思ったら、溺死だって言っていたねということで、最後に呼ばれたモブキャラに見えた防空監視員が犯人でしたで、ほら、ゴードンの妻が兄貴がいるって言っていたでしょう。ピーター・プレストン、ピッピだって。
経歴調べたら兄貴じゃないかで。
モブキャラだけど、ちゃんと浮気相手の家を調べるとかして告げ口とかで行動してるんだよね。
そして相変わらず、だからなんだよ、ということで関係者かもだけど証拠ないよという警察モノとしては弱過ぎる逮捕根拠で。でもまあ戦時下だしねで。

ミルナーがアンを励ましているのも満身創痍だからこそ説得力あったし、フォイルがサムとアンドリューのことを見抜いていたり、アンドリューを穏やかに励ましているのが良かったな。最善を選んでで。
最後の俺に似ていい男だからで笑わせて、おっしゃる通りも、良いよね。 

正直、上手く行き過ぎて不満なんだけど、まあ良いかな。 

刑事フォイル 19話 癒えぬ傷 前編

41年2月。貴族領主であるサー・マイケル・ウォーターフォードの館であるディグビー館をイギリス空軍が接収して病院にするのだが、謎の妨害が頻発。
ミルナーの負傷手術をしたブライアン・レンがそれをヘイスティングス署に通報。病院の指揮を取るパトリック・ジェイミソンと組んで病院運営を行うのだが、目付役のスマイズ大佐は口やかましくて不仲で、サー・マイケルが館を取り戻そうと工作しているのではと思ったり、家政婦のローカスル婦人がそのまま雇われているしと思っていると、スマイズ大佐の車に石像が落下。
いよいよフォイルたちが捜査にやってくる。
一方、空軍整備士のゴードン・ドレークは適当な整備で風防が開かないから脱出できないぞと抗議するもほかに別の整備士がいるわけでもないのでクビにも出来ず、出撃の連発で欝になる。
戦友と命懸けの激闘を演じたのに、過労でどうでもよくなる。
そんな時、後輩のグレビル・ウッズが代わりに偵察任務を命じられて、自分の機体を貸して出撃して風防が開かないで墜落して脱出できず火達磨に。
そのゴードンは父がサー・マイケルの恩人だったので延々と金をせびり、妻には家庭内暴力、レン医師の妻と浮気して、整備不良でウッズが失明したとウッズの彼女アン・ボルトンにも憎まれる。
誰も彼もから憎まれる立場に。
そして病院での気晴らしの催しの中、レン医師が席を外していると外でゴードンが撲殺される。

誰からも憎まれる男の死。
今回は非常に真っ当な推理モノでとにかく容疑者をクズに仕立てることで誰が殺しても不思議じゃない。
催しを中座したレンが第一容疑者だけど、ゴードンの妻やウッズの恋人も有り得るし家政婦もなんかあるかな。一応サー・マイケル、ジェイミソン医師は最前列で出てないし。
アンドリューも大穴か。
あのたばこ欲しがったジョニー・ブリッジズ大尉も出ていたけどもで。同じように風防が開かなかったからで。

嫌がらせの犯人と殺人は違う気もするが。

貴族の大邸宅が難民収容したり野戦病院になるなど、ノブリスオブリージュだが、サー・マイケルの憔悴感はなんだか同情もするな。
もちろん医師たちが全身火傷の兵士たちを救ってるのは素晴らしいことなんだけど、部屋も破壊して大きくとか勝手にされるとね。

アンドリューの上司のターナー中佐も久しぶり。

刑事フォイル 18話 丘の家 後編

丘の家に入りピアースに案内されスパイ養成施設だとわかり、ウィリアムは恋人に振られたことよりもフランスへの潜入任務に土壇場で外されたからではないか。ファクトールという奴が死んだように運命だったかも。
一方、サムは墓が掘りかえされてると気付きつつ、噂のスキンヘッドが電線の通じていない電話ボックスを使ってるので見張るとそこでフランスのルアンの地図が。
そしてミルナーは大家と恋人を尾行してどちらもデベナムの丘の家に来たことで、自分も追ってやってきて、フォイルと合流。
フォイルも元売春宿の親父が司法取引で教官やってるのを嗅ぎ付けており、車のブレーキを効かなくする細工をされて死に掛けたことと、ミルナー、サムの情報から教会で改めて墓を暴くと棺は空。
ということでMI6からのスパイがフランス出身でもないのに出身だと偽っていたフランス人だと見抜きつつ、指揮官のウィントリガムが無能だからこういうことになると。
実は手に入れた地図は地雷原敷設前でそこに降りたらそりゃ部下は死ぬしファクトールってフランス語でメッシンジャーって意味で爆死したのはウィリアムで、サー・メッシンジャーにミスって地雷原に突っ込ませたなんて言えない。だから墓を暴いて、偽の死体を用意して、架空の大家と架空の恋人を用意して振られて自殺したと思わせた。
調べれば身元なんかすぐにバレるんだ。
耐えがたい無能だと酷評されながら、祖国のため、勝つためだと。
死体を掘り返して爆破するし、目撃者も殴るし巻き込まれた人もいるし器物損壊だ、さらに捜査妨害の偽の証人、最後は殺されかけた。
フォイルがメッシンジャーに通報したら特殊作戦執行部は終わりだ。
ピアースはウィントリンガムが無能でいつか更迭されるが参加者は命をかける愛国者揃いだ。戦後まで公表を待って欲しいと要請され、黙殺したことで希望を持たせやがってと、軍に入りたいと言っていたな、無理だぞと。
それでも帰り道、サムはミルナーからたまねぎを入手したと喜んで帰る。

丘の家内部のフォイル、外でMI6の情報員の動きを察知するサム、そして作戦執行部を尾行するミルナーの3人が合流して、ウィリアムなんかとっくに死んでるという結論に至る流れが美しい。
正直、内容自体は前半の冒頭でお偉いさんの息子が死んじゃったので隠蔽したに過ぎず、スパイもフランス人ぽい奴とか急だし、結局黙殺ということでそりゃ刑事フォイルですから、順当な内容である。
しかしだからこそ内部の売春宿のおっさんが教官になって復讐しようとするとか、ウィントリガムが無能とかありつつ、それは二人だけで、多くの連中が訓練を受けている。勝つ算段を考えている。
その具体的な積み上げが元セクションDのマジシャンがウィリアムの死を難癖のために派遣して来たのでしょうとしながら、単純な陽動作戦が多くを救うことになると伝えたり、破壊工作の練習が具体的で、目を瞑るしかない。
おっさんは逮捕したしね。

サムのなんかいるスキンヘッドを探したら、通話できない電話ボックスで、通話じゃない、荷物の受け渡しかと地図を入手で。
外部連絡員として荷物の受け渡しをやってるんだなと。

ミルナーらヘイスティングス署の連中も何人かは撒かれたが、ちゃんと行き先は突き止めて、全部劇団特殊作戦執行部の作りじゃないかと。

この守秘義務があるからフォイルしか内部侵入出来ないけど、外部でもやることがあるし、あのモロバレに怪しかった大家や恋人もスパイだったとわざわざ丘の家に来るから偽証だったとわかっちゃう詰めの甘さで。
なんで拠点に戻っちゃうのよねで。複数あるとしたピアースの言葉は嘘、というか丘の家の人員でやったからなんだろうな。

ピアースが頼み込むのに応じてしまうのが、単純じゃない。戦時下の権力闘争と作戦上のミス。
報告次第でそうなった。
そうなったんだよな。自分も軍に入りたかったら正直に言うべきだったのに。
不正義、責任逃れ、隠蔽工作。その責任を問わせることなんか作戦だったと言えば問えない。ミスっても挽回すればいい。
そうやって無能に責任を取らせられない。
地図が古いというのもね。単純にして脅威よ。

本当に工作機関の恣意的な運用の回で、平時でも戦時でも死の偽装とかそういうことをやりかねない。
さらっと流してるのも勝つからだよな。多少の不正義がなんだ。作戦失敗がなんだ。勝つまでやるのだ。そうして勝てば全てが許される。
それが戦時であり、実際に勝つから有益な部門の犯罪を見逃さなくてはならない。

しかし密輸屋のおっさんが首を折られて入院とか目撃されたからって酷いよ。密輸先の特定できないじゃんか。
斎藤志郎と後藤哲夫の癖の強いおっさんキャラ声優が並ぶのも吹き替えならではだよな。西村知道とか有本欽隆とか声だけで大物さが出る。

MI6の前身じゃなくて別機関だと判明して驚いたぐらいで、やってることが失点隠しのために現地警察騙して仲間を自殺したことにする工作とか物凄くしょぼいと思いつつ、展開の複数キャラ、3人のキャラを無駄なく捜査させて全体像を見せたりする展開自体は非常に好みだった。

あと連続してみるとわかるけど、結構救いがないとか暗い事件なのに最後に一笑い入れるだけで違う。
昔のポワロもそうだったけど、ユーモアがあるかどうかで印象が違うな。 

刑事フォイル 17話 丘の家 前編

41年2月。フランス北部に潜入した工作員が地雷で死亡する。
対外工作部では特殊作戦執行部は無能だと軍の古株で秘密情報部のサー・ジャイルズ・メッシンジャーに酷評されて、次はないぞと。特殊作戦部のジェームズ・ウィントリンガム中佐はこちらのミスが漏れていると部局内の裏切り者探しに奔走して、それをヒルダ・ピアースに任せられる。
一方、フォイルは親族でアンドリューの叔父に当たるハワード中佐を頼り、リバプールのサー・パーシー・ノーブル大将貴下の西部海域防衛司令部の情報部への職を推薦してもらう。
というのも戦時下の刑事の仕事は密輸業者の摘発ぐらいのもので、いまもミルナーが密輸屋のフェーナーを逮捕しても罰金刑のみ。
ミルナーは小売屋に過ぎないことから誰が供給元だと起訴せずに釈放。
そんな時である。フェナーが行方不明になり、その店の前の閉店した本屋で爆発事件が発生。
死体の損傷が激しく誰が誰かわからない。損傷具合から手榴弾を持っての自殺かなと思うが、身元を示すのは最新型の時計とイニシャル。
爆発事故の身元不明死体として新聞広告を出して、下宿先の人がウィリアム・メッシンジャーだと。恋人と付き合ってるから実家が近いので下宿しており、その彼女、マリオン・グリーンウッド宛ての遺書が。
振られて死んだ。
そういう話だが、ミルナーは身分証も財布も遺書も部屋にあり鍵を持って手榴弾で自殺。違うね。誰が誰だかわからなくなるのに。
当のマリオンに話を聞くと古本屋で出会った恋人だったが別れたと。親は少将だったとかで、仕事は不明。
戦時経済省のメッシンジャーの息子か。
フォイルは報告に向かうが、機密だと詳しい事情を教えてくれず、スパイだったなと直感。母親から最後に会ったのはポーランド人のヤン・コモロフスキ。レベナムにある丘の家で働いていると。
ハンプシャーのレベナムにはサムの叔父が牧師をやっていると。
というわけで向かうのだが、当の情報部ではサー・メッシンジャーにウィントリンガムが休暇中に息子が死んだことを詫びに来るがフォイルが怪しいと探ってると。もし関わっていたら破滅させるぞと。
サムの叔父のオーブリー・スチュアート牧師から丘の家が軍に接収されて、最近不思議な事件が起きて、死んだ若者のテッド・ハーパーの墓を掘り返したり、変な男がうろついてると不審がっていると。
そういう情報がありつつ丘の家に行くとウィントリンガムがピアースから絶対辿り着いて来るという言葉通りに来たが、使えるからスパイ狩りを手伝ってもらうかとピアースの制止を無視。
そしてミルナーはどうも怪しかった大家に本当に20年ヘイスティングスに住んでるのか、じゃあ学歴は、どこの学校出身だと聞いて回り、週末は妹のところに行くから、二日後にまた来ると怪しんでることを伝える。

あれ、前に見たおばさんがと思ったら、対外工作部か。MI6の前身だっけ。
今回はその内部対立。情報部と作戦部が対立しており、情報部が作戦部の内部情報を全部筒抜けにしてるぞ、スパイがいる、ということで裏切り者は息子のウィリアムだと思われる。のだけど、普通に死体を掘り返して偽装して、漏らしたらそいつが犯人だという作戦をやってるんだろうなと思うのだが。
今回はむしろピアースがフォイルは優秀だからやばいってと感じるのが見事にフォイルの優秀性を描写して、実際に、死体発見から大家を見つけてウィリアムだと。恋人がいたよね。マリオンって。そこから戦時経済省の息子だと。
それで息子が死んだと会いに行って、奥さんから怯えていたしポーランド人と一緒だった。働いてるのはレベナムの丘の家だと。
ということで奥さんが微妙に聞いてないと辿り着けないのだが、知り合いを辿って辿り着く調査劇も警察だからむしろ向こうからやってくるで。

だが、フォイルはミルナーと同じく自殺するならなんで身元証明を持たないのか。誰が誰だかわからんだろうで。現場に置けよと。そうじゃなきゃ身元不明死体になる。
そして大家の女性も妙に怪しく、なんでわかるの?というかマリオンは本屋でしか密会してないのに見たことあるって、う、うーん、部屋まで行ったのかと。

現時点ではポーランド人がダブルスパイじゃねえかと思ったり、そもそも事件自体ないだろうと思ったりするのだが、じゃあ大家の怪しいのはなんだと思うし。恋人だってさ。全部作り物臭さがあるよね。
丘の家は潜入スパイ養成施設だしさ。
問題はどこまで作戦部か情報部かで。

どうなっていくのやら。密輸屋が捕まってるようで、彼が目撃者だからどうなるのか。

みんな警察を辞めたがるのも、密輸屋の摘発ぐらいしかやることないからつまんないよね。

あと受け付けのリバーズがいい味だしてるな。連絡来てます程度の話しかしないけど、戦前以来のたまねぎだとかでさ。 

刑事フォイル 16話 隠れ家 後編

サムは輸送隊に出戻りして以前から服務態度が悪かったそうでいびられるが、アンドリューが個人的行為からデートしてくれたと知ってお返しに映画デートしてキスして父のことを頼んで前線に復帰。
一方、ブルックフィールドコートでは突然宿泊客のボードリーが青酸カリで死亡。青酸カリ自体は全員が自殺用で持っていたのだが、その所持云々を問う前に犬に缶詰めをやるために食料品店をやって密輸業者から3倍の値段で買っていると暴露して、店主を逮捕、手下のダンも庭師か雑用で宿泊客の持ち物を盗んでおり、食料の場所を自白しないと死体を埋めた遺棄も合わせて死刑だと脅して全部解明。
大家が子供と情を通じているというのも実は息子が部隊に入る前に怖くなって無許可離隊して匿っていただけで、復隊すればギリギリ脱走にはならないと。
あとはボードリーの死亡案件だけだが、コリアはもうこの案件から外れるので自殺で良いからとミルナーに調査を命じるのだが、そのミルナーはフォイルに捜査状況の報告とコリアが提出する報告書の写しを持って来て、フォイルは改めて自分の足で偽フォイルの証言者を探すとあっさりとフォイルではなくコリン・ファウラーだと。
彼自身は警察でもなく補助隊に一年いたのみで、また避難命令で疎開するはずが一時避難所の学校に3日も足止めされて空爆で家族が全滅。それは担当者が命令の出し忘れが原因だった。
この情報をローズ警視総監に持ち込み、前任者のサマーズを免職に追い込んだから嫌がらせされたかな思っていたが、それすら向こうは面倒で、仕事があるから、そういう事情ならとあっさり停職を解いて、ファウラーの案件を調べる。
そしてヘイスティングスに戻ると犯人はコリアだと。
事の発端は食料品の盗みの調査でブルックフィールドコートに向かった際、ボードリーを調べろというのでミルナーが情報を問い合わせて、雲隠れした官僚を見つけたとコリアは毎回空爆で欝で法螺話をするファウラーがいたことからフォイルと誤認させて停職させて指揮権を得る。
そして家宅捜索で青酸カリを入手すると射殺するか自殺するか迫り毒殺させたと。
学校空爆の際にコリアの親族が全員死んでおり、ファウラーとはその時知り合っていた。被害者リストに名前がある。その移動バスの手配をするのがボードリーであった。
これにコリアは殺人を認め、ボードリーは激務で忘れていたし気に病んで神経症になったというが、可哀想には思わない、死んだ連中に比べれば。
そして病気で雲隠れしたんだから逃げたと殺害した。
なんの後悔もないと。
フォイルはボードリーの気球が防ぐはずという最後の言葉が、低空爆撃を気球で防げると思っていた。自責の念があったはずだと改めて伝える。
そしてサムを運転手が必要だと迎えに行って、上司の車の整備を適当に放置してついていくのだった。

犯人は避難手配を忘れた官僚を追う刑事。
いきなり殺人事件発生で、余罪を疑うぞということで犬の飼い主にペットの食事なんか出せないというから買ってたというので改めて店主逮捕、なので盗みもやっていた手下も逮捕。
ということで食料盗難事件は無事解決だし、大家が不倫と思ったら脱走してきた息子だったりで、ほぼ解決。
偽フォイルもフォイルが自分で調べたら全然違うじゃんかで、証言者も全員、隣のあの人でファウラーですで、どこがフォイルじゃ。ということを直訴して一発解決。
だからなんで殺人?と思っていたら、いきなりコリア、お前が犯人だと言い出して、ちゃんと偽フォイルのファウラーの空爆の話がお前の家族も死んでいてその避難手続きを忘れいたのが被害者だ。
モロバレの案件を持ち込んだのはお前だったよな。
毒も入手可能だし、離れもいつも記者が偽記事書いてるからいるけど、ミルナーに聴取させて不在にさせて、やれたよなで。
正直、物的証拠はないのだけど、わざわざ指揮権奪う工作をして赴任した、動機があったことで、自白したら逮捕だけど、否認したらさ。
しかしそこで後悔がない、家族もいない。だから捕まったら、それで良いですという諦めの良さがね。

最初のしょぼい盗みの話とか、不倫とか、風聞で停職食らうとか、戦時下のしょぼい話になるのかなと思ったら、フォウラーの空爆の話はガツンと来たね。
避難だなんだと思うが、じゃあ疎開先は避難先はそこまでどうやって行く。
移動バスの手配がなければ3日待ちぼうけで食い物も寝る所も用をたすところもない。人間扱いされず。その一時避難所の学校が空爆されて全員死んだ。
理由は簡単。バスの手配を忘れていたのだ。
単純な事務手続きミス。それが戦時では死を招く。
本人は激務で忘れていたし、そのせいで神経を病んで退職して。
だからそこを被害者が狙う。田舎に療養だ、雲隠れだろと。

あくまでも戦時下の日常的な復讐であるのが見事だったな。
平時ではよくある官僚の不手際。仕事が多いから忘れていた。しかしそれで大量の人が死ぬと担当者は殺される。下っ端役人でこれである。反体制テロへ結びつく危険思想が戦時下では噴出する。

記者が誰も現場に行かなくても自己犠牲的な記事を書けば受けるというのもメディア批判はちょっぴりだよな。日本だと扇動しまくったと新聞が軍と並んで民衆の敵として描けているのと違う。
富裕層が犬が可哀想だから缶詰め買ってるとか息子が志願したけど脱走してるとか。
あの屋敷のラストもミルナーが普通にテニスしやがってと見るのみで、あのブルックフィールドコートのこと自体は富裕層の逃げ込み場所として否定してないのも上手いな。
そういう矛盾とかいろいろ抱えているのを溜飲下げるために恥知らずめと破滅させて気持ちよくさせないのがいい。

ボードリー自体もやっちまったことに怯えていたというのも大悪党じゃないのだから。

でもやはりコリアだったな。ロンドンの地獄の中ではヘイスティングスの平和さをこの恥知らずどもと思える。首都と地方の温度差を。
ロンドンでは飢え死にする連中がいるのに食料品を盗み、犬にやる、犬にあげるぐらい良いだろうとは軽く考えるな。空爆で家族を失えば人が変わってしまう。
戦地にも行ってない初老の警部がそう思うのだ。

普通にレストランもあるし、映画館もある。それが戦時中でもね。デートもする。
最後のサムの上司見捨てギャグも今度トラぶって出戻りしたらやばいでしょうに。

飛田展男がいつ出たと思えばちゃんと重要キャラだったな。

戦争という非日常でも事件は起きるという着眼点は見事過ぎて、全部戦時だからドラマになる。 

スパイ大作戦 裏の裏

信託会社社長でNATOの軍事工場の隠れ蓑になってる空港の株券を所有している男が裏切りそうなので株券を奪取せよという命令に、ギャンブル好きだからギャンブルで奪い取る作戦に。
まずシンジケートを装って買おうと接触して、別ルートでシナモンが占い師として接触して能力を信じ込ませるとイカサマして来るから読み切って勝つという予言を与えて、バーニーが机の下にイカサマ装備を用意しながら、標的には工作されたトランプを仕掛けて行ったと思わせて、このトランプは配った先に良い手が出るのでお前が配れとギャンブルに乗って敗北。
イカサマだと抗議してる間に株券を偽物にシナモンが入れ替えて、ギャンブルに持ち込むだけで勝利する必要がなかった。

ギャンブル勝負に持ち込め。
トランプのイカサマが分り辛いものの、基本的には状況への追い込みと準備が描かれて、ギャンブル相手役を出しながら占い師が当たるように見せて、あいつらイカサマしてくるからと伝えることで、またバーニーが見つかることで侵入したのになにしたんだを盗むのではなくカードの入れ替えだとわからせることで、逆用して大金を奪ってやるで。
机の下の装備を見つけさせないためかと思いつつ、それがカードイカサマではなく株券を盗むためで、別にギャンブルで勝利する必要はないというのも捻っていたな。まあ個人個人の勝負だしね。

おんな城主直虎 2話

亀が脱出して身代わりの服で囮をしたおとわは竜宮小僧をしていたと切り抜けるが、今川はちゃんと謀反を通報した小野を目付にして鶴と夫婦にしろと。
井伊側は仕方ないなと思うが、おとわは亀が戻るつもりだから可哀想だと拒否。姫なら皆のためにも受け入れろ、なんとかしてよ、バカじゃないのだからと言い合いになって、親にバカとはなんだと激怒されて部屋に閉じ込められるが突然髪を切り始め仰天される。

バカっぽいのが良いと思ったが、鶴の入れ知恵で出家するのかと思ったら、話が引っ張られて、なんかちょっと残念な気分。バカな主人公の強引さを頭の良い相棒が補完するで、ラストの坊主もすんなり行くのにさ。
まあ強引に人質まで行くようだし。じゃあこれまで人質出してなかったのかで。こうやって今川家に行くことで対決する時に顔がわかるための配慮だろうけど、1クールモノだったらやらなかったろうね。

とはいえ今回も好印象。
とにかくおとわが舐めてるクソガキになっており、今川の使者もなんで男モノの服を着てるんだ、山歩きしていたんだで、うーん、まあ良いだろうということになるが、ここで上手く切り返せないと危なかったし、そもそも捕まる際に間違われて殺されたらどうする気だったんだということには思い至らず、世間知らずの家出をすることやなんか反故にする方法考えてよ、バカですかと暴言吐いたら母親が当然ブチ切れて閉じ込められるなど生意気なクソガキになってることで、どこまで状況を理解しているのかわかってないからこんな馬鹿な行動が取れる。
これがちゃんと1話から好き放題していたことの続きとしてありであり、結構ちょうどいい感じで、活躍してるけど、それは単に偶然で、狙ってやっていたにしてはちょっと脇が甘くて危なかった。それをあとで指摘されて気付くで持ち上げ過ぎていないし、お前が死んだらみんな困るぞという止めるのも正しい。

また親たちのちゃんと政治やらの話もやっていて。
小野が密告してるなというのを、そりゃ今川には都合が良いし、受け入れざる得ない。
謀反って本当か、偽書じゃねえか、死ぬ前に言い訳してないし、殺された山伏が家にいたから、伝令が殺されて奪われたなと。
これがちゃんと小野の正当性を担保して、みんな激怒してるけど独断専行の単独犯を見つけ出して通報した、もし井伊側全体としての責任になっていたら終わってたぞということにもなって、今川への反感はあれどもやったら攻め滅ぼされるのだからと耐えるしかないという姿勢も抵抗しても無駄だからドライでもあって。
そして、今度は鶴と夫婦な、なんで、ともかくそういうことになったからで、おとわも、断る理由が亀が可哀想だからで結婚自体は割りとどうでもいい感じも子供っぽい。

また鶴が親父が売ったなと周囲もそう思ってるし俺もそう思うで、すまねえで。
夫婦約束を断るのも、弟になるだけだぞにも耐えてるし、よくわかってないおとわに、親父が密告したと思うと真正直に伝えて。
お前個人は恨まないで救われつつ、亀のためにも夫婦約束を反故にしたい、俺まであいつを悲しませたくないと加勢してくれるのも良かったし。
これでいきなり丸禿にして出家するという案を鶴が出してくれたら、友達で良かったしさ。
それで幼馴染の家老として最大の味方であり同時に別々の道を行く保険同士として井伊谷を生き延びさせようとする同志として恋愛絡んで欲しくないな。
あっても亀が帰ったら子供いるのかよと、くそ、俺らがくっついても良かったか、ぐらい思うでさ。それぐらい先の話にして欲しい。
単純な恋敵であり敵にして欲しくないな。
和尚が3つの答えを全てあっている。別々の答えと道があるというのも一貫して欲しい。
この言葉がテーマっぽくて結構救われたな。結局今川は滅ぶし武田や北条もだから徳川につくのがというのが答えなんだけど、そこまでにどっちにつくかで誰かがついてパイプ役にならなきゃだめだで。たとえ後世からは裏切り者でも愛郷精神で動いているという裏付けが欲しいな。
そしてなんやかや敵対してるけど、そいつらが死んだら難しい舵取りをすることになって大変になるとかで攻め切れないとかで。

最後の髪を切るのが、頭皮が血だらけなのがリアルで面白くもありお転婆さも出ていて良かったな。

あと、さらっとあのむさ苦しい男が村同士の喧嘩での人身御供のために生きてる奴で、このままじゃ死ぬだけだから姫が入り込んできて、身柄を返して金をもらうのが、上手くやってるな。
子供時代にもさらっとそういう存在が出てくるのも時代劇だ。
そしてお前突き出しやがってと思うけど、食い物やったじゃねえかという抗議に、そうだなと証言するのが、ちゃんと恩に対しての行動でなかなか。
周囲がこの人攫いが、斬首だというのも、人助けして向こうは醜聞を消すために殺すのもあったろうな。ついでに荷物も全部盗んでなかった?
普通は拉致されてどこぞの国に売られるエンドだろうけど、優しい世界。

正直、戦国ドラマとしてはなんか違うような気もしてるけど、ギャグっぽい親父がいきなり斬首しようとするとかお母さんが無茶苦茶やるから親だから当然ブチ切れたり、政治やらもやって、明るい時代劇の中でちゃんと表現されており、今川が全部悪いという偏向もないので見ていて楽しい。
主人公が馬鹿娘だから、その行動力が評価されつつも無茶するなと怒られるという当然のことをちゃんと描いてるカッチリさがリアリティとして出ているな。ギャグであっても、これがあるとないとじゃ白け具合が違っちゃう。

ひだまりスケッチ×ハニカム 2話

2年の5月18~19日。
ゆのは先輩ぶりたいと思うけど、何もできない。 それを吉野屋先生から自然体でと教えられて先輩にやってもらったように銭湯へ行く。
そうした気遣いに後輩は感謝といい子だと思う。
そして帰還した3年生と北海道旅行話やゆのが先輩ぶっていたという話で盛り上がり、ゆのは先輩らしくありたいし後輩でもいたいなと思う。

本当にちょっと先輩ぶるのと北海道満喫からの帰還だけで終わるのに、ゆののその精一杯の一歩すらどうしようかなと思う様子や先輩にやってもらったことをやるだけで良いんだということで等身大の成長を見せたり、楽しかっただけの修学旅行の話や留守の間の話をすることでちゃんと話題になって、楽しく、ほっこりするのが魅力的だな。
そしてその話を普通に見せてるからこそ、馬に乗ったとかオムライス美味しかった、ガラス吹いたのよが、どういうこと?になるし、宮子の胸が凄かったとかも、それだけじゃ、?、なんだけど、一緒に銭湯に行ったんですよで。
やってきたことを話しているからこそ、些細なドラマが積み上がる。

日常劇を力むことなくって感じで素晴らしい。
 

風の谷のナウシカ 公害受容世界を生きろ

もう何十回も見てるけど、改めて見ても尋常じゃない物語だよな。それも終盤の危機の連続の見事さが尋常じゃない。
腐海の秘密がユパも調査を続けていたのにナウシカがあっさりと大地が汚れてるから毒が出てるんだ、戦いを挑んでも無駄だよという結論を出しちゃって、トルメキアの腐海を焼き払って領地拡大だとか、そもそも汚染されてる土地なんだよという結論があるので、そんな考えには賛同できないで。
しかも攻撃したら王蟲の反撃でその死体から腐海が広がるだけだで。

でも展開の見事さが怒涛の連続で、危機に次ぐ危機というのがいま見ても見事過ぎて痺れる。

事の発端は風の谷に巨神兵を積んだトルメキアの輸送船が墜落ということが発端なんだけど、映画開始シーンで、この世界の設定説明を村が沈んだで表現するし、そのその前にユパと谷に帰るシーンを描くことでナウシカのスーパーカリスマぶり、腐海をふらふら歩いてる姉ちゃんではない、ちゃんと風車の修理とかしてるのだ。
腐海の幻想的さ、アクションもやれる映画だと冒頭からちゃんと描くことで30分で見事に空気ができていた。

であの墜落シーンの大爆発ぶりとラステルを見つけて、さらに蟲を殺さずに返してというのが、ナウシカの価値観がちゃんと出てる。
そして風の谷の人々が胞子退治とか遺体の埋葬とかしてるのがちゃんとやってるので、いきなり制圧戦仕掛けたトルメキアへの反感、ジル様も殺しやがってと反発感情も当然出てる。

そこからナウシカらはクシャナに連れられてトルメキアに行く途中にペジテの復讐で動くアスベルに撃墜されるのだけど、このシーンも風の谷を制圧した巨大軍艦が一機で殲滅されるカタルシス、そこから隔壁ぶち抜いて脱出して、仲間を救出に急行というカタルシス。
これが、トルメキアざまあみろと思わせ、しっかり危機一髪の展開になっていて素晴らしい。

そしてナウシカらはミトらと別れてアスベル救出に行くのだけど、アスベルが死にそうになってるところを救出することで、性格も普通の少年じゃねえかで憎めないようにしていて。
そのままペジテに向かうとトルメキアへの王蟲誘導作戦を仕掛けていると判明するが、その移動中にペジテ占領軍を呼ぶために移動中のコルベットに見つかって襲撃されて、それをミトとユパが救援に来て、ナウシカはミトと風の谷に向かって誘導役に対処しようとして、ミトは避難を告げに行く。
このシーンも素晴らしくて、ペジテが全滅じゃんか、やばいよ、と思ったら、残党がやってきて、実は風の谷に王蟲突っ込ませる計画だと教えられて、虐殺されたからトルメキアへ復讐だ、巨神兵を潰すためだ、仕方ないのだという言葉にはちゃんと説得力があって。
いや、お前らの復讐に巻き込まれて故郷が潰されるとかあり得ない。
アスベルが先に行けをやってくれるけど、捕まって大ピンチ。のところをラステルの母が助けてくれて、そこにトルメキア襲来でやられていくのが、ちゃんと事前に脱出寸前になってることでアスベルやラステルの母など助けてくれてる人がいるからざまあみろにしない配慮も見事で。
さらにコルベットに追われる危機一髪をミトのガンシップでの撃墜、ユパが飛び込んで制圧をやってのけて、助けられたので、ユパとアスベルが橋渡しになってペジテと和解出来る。

このナウシカだけでも大冒険なのだが、風の谷も大ピンチで。
輸送船墜落の胞子のせいで森を焼く羽目になって、トルメキア殺してやると蜂起して、酸の海の廃棄宇宙船に逃げ込むが帰還したクシャナに包囲される危機に。
これも事前に戦ったら兵も少ないからやれそうだということで撤退しろよとクシャナにユパが伝えており、自重しろが、暴発する理由として描いており、クシャナも蜂起してるので人が少なくなってるので脱走して追い詰めている。
クロトワの錆た野心に火がついたら、短い夢だったなも、見事な曲者であり忠臣。

その対立で風の谷は追い詰められてヤバイと思ったら王蟲の大群がやってくるという危機的状況に、クシャナは巨神兵を駆り出して一撃目は核レベルの攻撃してるけど、一発が限度だった。
もうだめだ。

そこにナウシカが王蟲の子供を返して土壇場で破滅を回避する劇的な展開よ。


この危機の連続を積み重ねていく構成が、見事過ぎて。
風の谷が占領されたらアスベルに軍艦が撃破されるシーンとか、最後のペジテ残党の風の谷をトルメキア諸共皆殺しにしてやる、伝えようとするナウシカの拘束してからのコルベット来襲、最後の王蟲の群れ相手に大ピンチに風の谷が大ピンチだったのにトルメキアも大ピンチだしに持ち込む展開の見事過ぎる展開よ。

トルメキアを敵だと描きつつなんと魅力的に描くことか。
クシャナ殿下も蟲に体をやられて憎しみで動いていることもちゃんと描いてるし、その対比回答にじいさん軍団の瘴気の毒で体がやられます。でも働き者のいい手だというのが、体がやられていくけど、地面に根を張って代々体が悪くなりつつ生き伸びて来たんだという滅びの感受をやっているという生き方もちゃんと違うんだよね。
そしてクロトワもね。良いよね。
クシャナが最後に結局巨神兵を自滅させるために引っ張りだしちゃうけど、ちゃんと出来ることはしてるのも良いよね。当てにしないよ。

ペジテの連中の復讐の怒りもそりゃそうだからさ。
風の谷のように占領されてるし、実際、風の谷だって蜂起してる。
価値観が違うことはありつつも、ほぼ同じようなもので、風の民はお前らの復讐で殺されちゃ堪らんし、同時にああ、終わりだわって思ってる気持ちもあって。

だからこそギリギリのナウシカの英雄的行為に全てが浄化されて。
あれもご都合なんだけど、王蟲が黄色触手で蘇られて助けてるから、なんか超パワーがあったんだろうで。 


改めて見ても、ちゃんと汚染世界でどうにか生き延びてる状況で風の谷では長く生きられないけど、それを受け入れて生きてる受容精神とトルメキアの腐海焼き払って人類圏拡大だという価値観の違いが出ており、腐海の秘密が、文明崩壊で世界中が汚れきってる浄化作用で、ちゃんと腐海深部では清浄化され腐海自体も自然消滅していくというのも見事だよね。
そんな浄化まで千年も待てないよもそうだし、原作だと違うのだけど、エコ思想の中でどうにかしようとしても悪循環が続いてるのだから公害受容をすべきだ、自然の回復能力に任せるべきという思想をちゃんと打ち出してるし、その真実をある程度知り説得力があるまでやって、あのアクション活劇をやれるのだから宮崎駿は天才だよね。
そして別に皆殺しにもしてないというのもね。

声優陣も若い、という30年前だからね。
30年前の作品が普通にいまでも通用するのだから改めて見ても異常だよ。
いやあ、傑作だな。 

安楽椅子探偵オンステージ 解決編

純粋推理空間で安楽椅子探偵の推理が披露される。
前日の椅子にドライアイスを下敷きにすることで時限式でペンキ入りグラスが倒れることが可能で、誰もいない時間にペンキで汚せる。それで団長に容疑を誘導できる。毒も劇団員なら誰でも仕掛けられる。
椅子の工作が可能だったのはバスケットを持っていた5人。 
そして前日に仕掛けているのに役者を殺しているのはネックレスがタオルをしていたのでネックレスが見えなくて演出助手と間違えた。
では焦った犯人はなにしたのか。
資料室の雑誌の並びが変わっている。それはその後ろのコンセントを使って掃除機を使うため。コンセントが抜かれて時計が止まっている。
そして掃除機を使ったのは壊れているネックレスを回収して舞台で使うため。
だが、旧式掃除機を使ったのは午前中にコードレス掃除機が来ていることを知らない。
改めて椅子を仕掛けていることと掃除機が来るのを知らない。
この条件から犯人は衣装であったと。
動機は舞台上で安楽椅子探偵を殺害。演出助手を誑し込んで毒を入手させつつ、工作。
この手伝いがあったので疑われる前に殺害。
と思ったら間違いだった。
ので助手に代役やれと。
そうして殺害したのだ。
動機も実は団長の妹だったから。父が安楽椅子探偵の話ばかりしていたから否定したいと実は脚本までやっていたら人気になって、もうこれで安楽椅子探偵はいない、作品を終幕にしたいと殺人事件を計画する。 
事件は警察が推理したということになり、団長以外誰も安楽椅子探偵を覚えていない状況に、QEDのカードだけが残っていた。

というわけでまったくだめでした。
チーフかと思ったら全然違ったよ。全然だめだ。もう赤っ恥を晒してしまった。こんな見当外れになってるとは。
しかし解説されるとちゃんとヒントを出しており、わかんねえよと思ったけど、ああ、なるほどで。
普通に流している描写が、ちゃんと注目するとなるほどで。
椅子のペンキも、ドライアイスなんか、出てたねと思うし、バスケットでペンキ隠してというネタで、衣装の子がなぜか持ってたなと、いまなら思うけど、完全に眼中になしだった。

ペンキのネタも、確かになぜ椅子の下にだけということを根本的に疑問に思わないと、普通に垂らしたんじゃないかで。
だけど、そう思うと時限装置で、ドライアイスで誰だって可能、いや、仕掛けられたのはバスケットを持っていた5人だで。

さらに殺人も椅子に仕掛けているなら先に殺す必要はなかった。だから双子を間違えた。その理由がタオルでと。そしてなんでネックレスを助手が持っていたのかで。
現場の時計の遅れはわかっていたけど、雑誌が並びが違ってるで、掃除機使ったけど、血を吸ったんじゃと主たら、ちゃんと写真にも植木鉢にネックレスが一つ残ってるので、ああ、吸い込んだのね。
掃除機のパックも一つないことで、それを確認。
と同時になぜコードレスの新型を使わなかったのかで、注文時にいなかった衣装だと。

この条件当ての絞り込みの見事さは、ちゃんとこれが可能な容疑者はこれだけと示しており、やられたって感じ。
団長の下の兄弟というのも、男か女かもなくて、ああ、女だったので。
年下の存在なだけで。

いやあ、さっぱり条件も見定められなかったけど、面白かったな。
こういう種明かしまで時間が空くことで推理することは、しかもちゃんとヒントも出ていて、よく見たらわかるというのもいろいろ頭捻ったよ。
見てるだけで解説しない、突っ込まないことでヒントがヒントだと教えない作劇は見事だった。
椅子のペンキの垂れ方が初見からおかしいよねって言ったらわかるけど、ないと、垂らしたんじゃないのかと勝手に思ったり、植木鉢のネックレスも出てるのに、モロバレなのに、うーん?でなんであの写真だしてるんだ?で気付かない。
私が自力で解いたのは時計の遅れとそれは掃除機使ったからで、なんで掃除機使ったのかは血でも掃除したんじゃないかとしか思わず、植木鉢にある破片に気付かないと結び付けられない。
そして掃除機が二つあるのはわかってもコードレスかどうかも詳しく見てないから、なんでコンセントが必要だったのかも考えない。よくみたら掃除パックも一個減ってるのにも気付かない。
掃除機を購入した際にみんないたからそれを知らないという伏線も、それを使ったかどうかを考えてないから思い至らない。

また動機も捕まえてから話すので、トリックとして誰が可能だったかで見定めないとだめだったのに、全然わかってなかった。

そしてオチが一番の驚愕で、原作者が総数6000中で4000が犯人は当てており、32人がほぼ推理を的中させていたということで。犯人さえわからなかったのに、大体犯人当ててるのかというのも驚愕だったけど、これを推理プロセスで今回推理されたレベルの理路整然としたこういうことですという回答文書を32名が送ってるというのも驚愕。
名探偵はいるね。

いやあ、面白い企画だった。本格派でしか為せない、賞金も出すので激ムズシナリオが提示されて、また1週間置くからこそ、解説がカタルシスでもあり、それそのままの推理が出来たカタルシスも凄いだろうな。
自分が物語読みだから、ここまで描写するからこいつだというメタ視点になったことは一番反省しないとね。役者も豪華だとかも知らない連中だからこそ機能しなかったし。犯人でも絵になると思ったから犯人とかもあるしね。
メタ読みではなく、純粋に状況の絞り込みをやらないとだめだと思い知る。 

刑事フォイル 15話 隠れ家 前編

40年、10月。ヘイルシャムの食料庫から食料が盗まれる。ヘイスティングス周辺なのでフォイルらが捜査を開始。同時に息子が行方不明になっているという母親から捜索願が出ており、終戦までいる金持ち用の長期宿泊施設ブルックフィールドコートの別荘、通称隠れ家で働いていたら、そこで出会った悪い友人のせいだと。
ミルナーが聞き込みに向かい、この数日いないなという情報が入るのみだったが、客の一人が政治家が怪しいとかダンが怪しいから調べろと教えてくれたり庭師が使えないから怪しいと睨み、盗んだ食料を売って儲けているのがそいつらだと。
そんな時、アンドリューが重傷を負い軍人病院に収容され見舞いに行くので、戦友が全員死んでいるのでサムをデートの相手に宛がうが、同情されたくないねと拒否される。
そしてフォイルがロンドン出張中の空爆で防空壕でイギリスは負けると言い出していたという報告に扇動罪だ、南部統括のフォイルがそうなったらまずいと事実関係調査のために停職にされる。
事件捜査はミルナーが引き継ぎ、行方不明の息子が別荘近くの森から死体で見つかったので、その悪友のダンと親しい町の食料品店が怪しいと睨むのだが、フォイルの代理のコリア警部はじゃあ別荘から調べようと突入して何も出ず、ミルナーは食料品窃盗なら周囲から証拠固めをするべきだろうにとフォイルならそうしたと嘆息するが、サムは無駄な労力でしたねと軽口を叩いて、ムカつかれて、じゃあ輸送部隊に戻れとクビにされる。

謎のおっさんが、俺は負けるって知ってる、政府は戦況を隠してる、負けを認めろと言い出して、周囲から防空壕で叫んでどうすんのよって呆れられるのが、俺は警官で事情通だって言い出したことで、え、本当かもになるが、それがなぜかフォイルがそう言ったことにされて、空爆に動揺したんじゃないのと。
この噂でいきなり停職にさせられるのが戦時。平時ならウダウダ不平を鳴らしても問題にならないが空爆されてる時にそう言い出したら動揺が広がる。
戦時ではこの手の噂が多くて、落下傘部隊が降下したという噂が出たら大騒ぎで、罰金刑だったりしてるし、信用が失墜する。

また富裕層の逃げ込み先にちょっと広い屋敷を田舎に持ってる人が隠れ家として用意するからと集まっていて、地元からは恥知らず、人が増えたらうちの食料供給が減るとか文句が出るし、フォイルたちも内心ではイラついてる。

今回の事件もまだ若い青年が徴兵外れで、ちょっと儲けるために盗みやっていたら自警団に撃たれて死ぬのだけど、母親が、戦場で人が死にまくってるのに、盗みで死ぬとか、情けないという言葉のやるせなさ。
巻き込んだあいつ逮捕だと言うし。
フォイルとミルナーは食料品盗んでる、合法的に出せるのは食料品店で、ちょっと知り合い、あいつらだなと見抜いて、捕まえて吐かせて終わりだなと思っていたら、代理人が見当違いの屋敷調べろと言い出して、なにも出てこない。
ロンドンの無能さを際立たせているが、同時にちょっとやっかみがあったよね。ロンドンは数万の家がなくなり、何百人も死んで、景色も変わり、復興資材もない。
なのに、ヘイスティングスの平和なこと。しかも富裕層が逃げ込んで来てるだ?ちょっとぶちのめさないと。

またアンドリューの負傷休暇も、フォイルが知ってる戦友は、あの同性愛だった親友と会った時に会っただろう戦友は全滅してる。アンドリューは都合上、生きてるけど、そうだよね。
恋人とも別れているし、そりゃ荒むよ。

さてさて今回、前半では大きな事件はなし。
食料を盗んだ3人組もフォイルがいればあっさり逮捕して終わっていたはず。
なのだが、このブルックフィールドコートの別荘には曰くありな住民が泊まってる。
女主人は子供と浮気してるし、それをネタに守れとダンが脅してるし、ほかの住民も知ってるっぽい。その住民も独自に闇取引で食料を得てるし、食い物の量が不平等だと思ったり、盗みが発生してお前だろとかでギスギス。
この時点ではどうなるのやら。

普通の長期宿泊客。それが平時ならなんでもない。だが、戦時でそれをやると憎まれる。
戦争シーンほぼなしなのに、こういう価値観が見事だよね。空爆されて瓦礫でも皆日常を取り戻して仕事に行くというのも必死に日常を送ろうとしていることで。
あの防空壕の負けるから降伏だ、政治家の無能共というのも、日本なら原爆落とされるまで戦うとか狂ってると単純に出来るけど、将来勝つので、ストレートに扇動動揺罪で逮捕が決まるのも日本と違う。

機動戦士ガンダム 41話 光る宇宙

ララァ死す。

そういう内容なのだが、冒頭から前回からの続きで国力の限界からデギン公王が和平交渉に勝手に行っちゃうし、ガルマの肖像画からギレンの声が流れる報告書もデギンの疲れや喪失を表して上手い。
そしてギレンはナレーションで知るところじゃないと言われたばかりなのに、察知しており、弱気になって老いたねとソーラ・レイで主力艦隊諸共消し飛ばす準備をするし、シャアとキシリアの腹の探りあいで、いきなりキャスバルだと正体バレてるし、震えてもいない手の振るえが止まらないと言い出す芝居もして、打倒ザビ家を辞めたのはララァというニュータイプに出会い人類の革新を信じたからだろ、まあともかくア・バオア・クーでの決戦に勝ってから考えよう、それまで組もうぜという、非常にあっさりした共闘劇。
もうちょっとガルマ殺したのに無意味さを感じたとかも語られるのは、別の話なんだけど、この敵側のドラマを的確にあっさり描いていくセンスは化け物だと思うね。
シャアとララァの出撃の際のキスシーンの柔らかい声色もね。ノーマルスーツを着てくださいも、ちゃんと心配以上の意味がある。

アムロは特別だけど、ホワイトベースの全員がニュータイプだよ、そうじゃなきゃ勝ち抜けなかったというニュータイプ論がちょっと特殊。
でも結構この時点では半分エスパー扱いになってる超能力兵士だけど、ブライトさんなんか一度も精神波の針金が出てない。カイやハヤトもあるのかないのか。でもミライやセイラはなんとなくそんな感じもしていて。アムロが特別、というかこのあとのエルメスのビットを脳波察知で先読み射撃で撃墜しまくり、サーベルで斬りまくるというどう考えても異常演出をしているが、一方でじゃあそれが出来たってなにか意味がという話にしているのもまたこの作品の怖さでもあって、ララァの悲劇なんか、ただぶっ殺してしまっただけなのに、ニュータイプであるがために苦しむことになる。
でもこのニュータイプの括りがありかなしかではなく、みんな素養があって、その強弱でしかないというふわっとしてることが最終回に繋がるのだけどね。

戦力はジオンはザンジバル、グワジン、ムサイが3隻、連邦はホワイトベース、 マゼラン2隻、サラミス2隻かな。最初の艦隊戦で2隻ずつ撃沈。
あっさりザンジバルも撃沈してマリガン戦死というのも酷烈だよね。
最後にジオンはグワジンのみ。連邦もホワイトベースとサラミスが被弾してついて来られないということで、順当に砲撃を命中させて勝っており、結構な規模の遭遇戦だったにも関わらず、同数なのに勝ってるホワイトベースはそりゃ熟練だよね。 

そしてエルメスとシャアゲルググ対ガンダムとGファイターの戦いは無茶苦茶あっさりやってるのに、異常な濃さで、戦闘シーンもビット斬りから宇宙チャンバラと無茶苦茶やってるけど、ドラマがやば過ぎる。
ララァとアムロが精神感応で、あなたを殺さないとシャアが死ぬから死ねと襲ってくるララァを余裕で追い詰めるから、あなたはなんでこんな強いのよ、私は自分を助けてくれたシャアのために戦ってるのに、あなたには守るべき故郷も家族もいないのに、なんでこんなに強いの。
なんとなく生きるために戦ってきたアムロはそれじゃ駄目なのか、おかしいわって。
もう無茶苦茶酷いこと言われてます。

これが二人が理解し合ってる描写で、アムロは故郷もなくしてるし家族もいないことを描いて来てるので、それを言い当てられてるのよ。たったこれだけで精神感応による相互理解を精神世界でやり遂げる展開の無茶さ。
そして、その戦闘の罵り合いの途中に、来るの遅いのよ、でも運命だよ、そんな運命は酷いわって、たったこれだけで惹かれる要素皆無なのに、戦闘中なのに、お互い好きみたい、という気持ちを感じるのよ。
お互いに生身で顔を合わせたの一回きりだよ。なのにさ。何回か戦ったりして、精神的には理解し合って好きとか、もう唐突に過ぎる。

だからシャアが飛び込んで、なに敵とイチャついてるんだと激怒するのだけど、ここでララァは渡さんで。
なおここでセイラさんが兄さんだ、殺そうと介入するのも、実を言うとヤバイ。照準シーンがないから気持ちの有無がわからず、兄さん、わからないのって飛び込むのが、もう一度接触して話したいのか、殺したいのかわからなくて本当に酷いからさ。
ヤンデレ妹が、兄貴を殺すは私だ、それが妹が兄に出来る愛だと言わんばかりで。なのに自分のことはわかってくれる、向こうからは殺しに来ないと思ってるアルテイシアの妹故の考えよ。
そしてシャアもまた、あれ、アルテイシアじゃん、軍を結局抜けてないじゃんってビックリしていたら、アムロを倒そうとしていたのに気が削がれてやられそうになる。
これこそがダイクン兄妹のヤバさで。
逆シャアでもアルテイシアが来なかったらやれてたよ、みたいな過去回想するけど、もうシスコンが過ぎる。逆シャアでセイラさんを出して欲しかった。小説のように最後まで写真持っていて、妹が生きてるからこれも良いかなという諦観がさ。
そのドラマがあるんだからさ。

で、である。
ゲルググを庇ってエルメスがサーベルで貫かれてやられるのだけど、ここからのシーンは全ガンダム史上唯一のシーンで、ガンダムがエルメスにサーベルを貫いていく一瞬で二人は精神世界で時空間を越えて、宇宙に大地があったりしてるところを駆け回ったりして、高次元存在になったのか、魂だけで一生分過ごしたのか、時間さえ支配できるようになるという、人が変わる、進化できるという共通価値観を得て、その余地を残しながら、でも実際は単にエルメスが撃破されるというだけのことで。
アムロは取り返しのつかないことをしてしまったと慟哭し、シャアは常にクールなのに操縦席を殴りつける激情ぶり。映画だとマスクから涙だったけど、感情見せてる。

このシーンのヤバさは、逆シャアまで繋がってしまうことはもちろんあるんだけど、ララァがとんでもない浮気女なのだということが描いてあるだけで、圧倒されるということで。
もうね、肉体はシャアに助けられたから恩返しだとシャアのために戦ってるし、実際、キスもしてる肉体的な感覚も見せてるし、最後はシャアを庇って死ぬわけよ。
これはどう考えてもシャアを愛してる行動であるし、それを貫いた。
精神感応で、シャアのことをアムロには愛してるからとかではなく救ってくれたから戦ってると濁してもである。
ちょっと精神感応で惹かれたけど、やっぱりシャアとは深い仲になっちゃったし、恩人だし、過ごしてる時間も長いのよ。
にも関わらず、ララァは死ぬ寸前の魂はアムロのところに行くのだ。
アムロのところで消滅することを選ぶのだ。すぐ傍にシャアがいたのに。
精神的にはアムロを選ぶのだ。
だからアムロはそうなり得たかも知れないララァの死に取り返しがつかないと泣くのだ。

もうこの描写がとんでもないSFオカルト愛憎劇で、肉体はシャアを愛していたが精神はアムロを愛したという、ただ浮気女じゃねえかというのが、ここまで迫ってしまうのがガンダムのオカルトぶりで。
さらに続編になると幽霊になったら夫より殺した愛人のところに取り憑いて嫉妬に狂うという独特過ぎる展開をやるのだ。
殺してるし寝取ってるお前を殺してやる。
わかるけど、うん?!という凄過ぎる展開だと思うよ。

でもこのガンダムで唯一理解合えている描写なんだよね。ここまで深い精神世界での交信って。
Zから逆シャアになると勝手に入ってる来るなと精神世界に入れないからさ。
たぶんガンダムサーガで唯一の描写が、殺す寸前の夢みたいなもの、というのがやるせない。
そしてアムロは絶対希望を捨てないよな。人類の進化の革新は絶対起こると確信している。シャアが結局半信半疑でカミーユが駄目だったしやっぱ駄目だわというのとはこれが分けてると思う。

そしてララァは本当に化けて出るからさ。取り憑いてるんだよ。
でも酷いのはアムロの夢には出てくる描写があるのに、シャアは寝言しか言わないのだ。本当にただの夢かも知れない。そもそもアムロの夢なんだから似たようなものかも知れないのだけど。この落差よ。精神的に愛されてるわとお化けになった白鳥で永遠に美しいからという高次元存在になっちゃってるから、逆シャアの最後は白鳥がアクシズの光の中、迎えに来ていたね。

ララァは別段良いキャラかは不明なのに、主人公とライバルに愛されて死ぬという行動のために、悲劇もあって異常に良いキャラになっちゃったよな。


このガンダムサーガ、どこがリアルだよというオカルト戦争モノなんだけど、ここまでオカルトやったのに、現実は単に死んだだけです。
シャアもグワジンでア・バオア・クーに行きます。アムロも控え室で、大丈夫だよ、みたいなこと言っていて、あっさりなのよ。
さらに次の作戦が始まってで3分割された主力艦隊にグレートデギンがいるのが主力だな、死んでろとソーラ・レイをぶちかまされて、文字通り3分の一が消滅する事態に突入して。
もうこの頃からリアルは地獄よ。
Zでもグリプス2が発射されて終了ってあったな。個人の力なんかでは結局どうしようもないからさ。

今回の戦いはコンペイトウからテキサス、月の侵攻路の索敵半分で、キシリアたちは月から来ていて、ちゃんと戦略作戦行動を取ってるんだよね。主力艦隊はア・バオア・クーに集結してるからグラナダ無視かで。
この月面ルートはサラブレット隊が担うことに。 

いやあ、ちゃんとガンダム、オリジンもあるからちゃんと見れば良いのに、飛び飛びになっちゃうんだよね。

暁の軌跡 プレイ感想16 クロスベルへの帰還

ジェラート屋の依頼で、公室御用達のミスラのジェラート店に向かう。
それはクロスベル創立祭にも出展していたもので晩餐会にも出していた絶品菓子、絶菓粉雪。
アイスとジェラートの差は脂肪分と空気が違うので、素材の味が濃厚だと。
依頼は新作のための手付かずの立ち入り禁止のシギュンの森でハーブや果物を調達して、自家栽培する。 
エインセル号なら管理施設もあるし消毒も可能。
ついでにセイランド社に売るビジネスチャンスもあると。
絶菓郷愁を作る。
両国に出展しているからリーヴのことをわかっていると。
そして食べると懐かしい気持ちになる。

ミスラのジェラート屋?公室御用達?だけでは、リベールにも王室御用達のアイス屋があったからレミフェリアにもあるんだなぐらいの気持ちだったのだが、ロナードがそういえばクロスベルの創立祭にジェラート屋来ていたなと言い出して、ああ!港湾区に来ていて、歓楽街のアイス屋がビビっていたやつだと思い出して、零であった、たったあれだけの描写で、再登場してくるとシリーズ愛溢れている。ちゃんとテスラのジェラート屋で公室御用達って言ってたんだよね。
うわあ、制作側はユーザーが忘れてるようなネタを伏線としてイベント組んでくる。もうこれだけでね。
クロスベルでのことを知ってるからご苦労されてますねとリーヴを慰労して。リーヴも懐かしいような気持ちにさせて、両親にも食べて欲しかったで。
こうやってリーヴの行動は肯定されているのは、レミフェリアでは手も足も出ない厳しい状況だからこそ、頑張ってますねで癒される。
しかし相変わらず選択肢はハーブ、ビルベリー、わさびで、ベリーかハーブだよね。

ロッジ再調査は改造魔獣が無限再生することや6年前の時点で最新型設備が導入されていたこと、心臓移植手術を行えることでただの人間がミラになるとヨアヒムと会話していたジェローム社の協力があったと、それをクロエが見るもので。
まあ内容自体には予測以上のものはない。だが、クロエがなぜそれを見るのだ。ヨアヒムとジェロームの会話だと思うけど、そのどっちもが生きていたので心臓が移植されたなんてことはないだろうし。
ここがちょっと謎になる。誰の心臓移植をしてもらったんだ。
また古代の技術が蘇っているというのも、DG教団の人体実験は悪魔教の儀式。そう思われていたが、単純な臓器バイヤーという側面があると、そんな臓器移植なんて概念すらない、外科の概念もここ10数年だから、内臓を切り取るなんて訳がわからんになってるけど、そういうことだよな。
だから子供を拉致して移植用の心臓を取り出しているのは狂気の沙汰に思える。実際狂気だしね。

なぜDG教団の人体実験にレミフェリアの医療会社が加わったのかもこの視点からだと人体実験が行えるから。それに尽きるか。





チャプター4三ヶ国会談
アーデント空港にてアリオスからニーズヘッグは神出鬼没でどうやったのか堅牢なレイストン要塞への侵入を果たしている。黒幕格の総帥の逮捕や拳大隊を撃破しても誰が依頼者かは不明だと。
そういう話を聞いてミシュラム迎賓館での護衛任務のためアリオスとは別ルート、エインセル号で帰還するのだが、途中でナハトはニーズヘッグと交戦しており、切り捨てられた尻尾が本体に噛み付いたら死ぬだけ。
しかし今更仲間たちも裏切れない。
そんな時、クロエがアイカと同じ辺境の旧い歌を歌っているのを聞く。
退院したら音痴も直って、こう湧き出るように歌えたのだと。
クロエはいつも心配そうな自分を責めてる顔をするナハトに両親と同じだと。娘が病気になれば親が悪いのか、自分の国でテロが起きれば大公や姫が悪いのか、好きな人の妹が教団に誘拐されたら刑事が悪いのか。
理不尽なことはあるが、そのせいではない。
だから遊撃士をやっている。だから相棒がそういう顔するなと。
その説教と励ましにナハトは少し元気が出るのだった。
そうして彼らはクロスベルへ帰還する。


4章突入だけど、またレベル上げの日々か。
普通にレミフェリアの空港からクロスベル空港に戻りましただけなのだが、このナハトの葛藤が非常に丁寧で、彼の古巣との対決は正体露見を高めるだけで、逃げ出したい。
ついにレミフェリアでは戦闘しちゃったし、知り合いに会うかも知れないし、ヤバイ奴に会うかも知れない。
属していたからこそそう思う。
しかし同時に試験班の3人は命懸けだということもわかってる。いい奴だ。そいつらを見捨てられない。
それはみんなを見捨てて逃げた時と変わらないから今度こそとも思ってる。
だからこそ葛藤するし流されていくだけ。

そんな中でクロエが、迷惑をかけたりすることの全てが自分たちのせいではない。世の中にはどうしようもない理不尽があるから遊撃士として戦うのだと励ましてくれる。
ちゃんと両親の自分たちのせいかと思う顔とよく似てるから、そういう気持ちでしょうって深く事情も聞かないし、全然晴れてないよってわかりながら、元気だしてで。お互いに照れながら、礼を言い合うのだ。
これがね、些細な描写だけど、相棒として二人のキャラを立ててるし、これまでのこともあるけど、ロッジ再調査でロナードが相棒だから調子悪くなったらクロエをお前がカバーだと言われて、その前からもちゃんと体調を気に掛けていた描写もあるから、大丈夫?って思う関係が出来てるんだよね。
それが親密で良かったんだよね。
遊撃士は二人だけだから、世の理不尽に戦いを挑むのが、我々だって元気良く言うのが救われるのだ。
ナハトが今は遊撃士でそういう仕事に就いている。だからそういうことをするのだ。
そう思えば少しは楽になる。
だからこそ過去とぶつかってしまうけど。

この曖昧な気持ちが非常に小人として等身大の魅力になっていて、過去に脛があるから気持ちよく正義の味方をさせない。
でもヨシュアもこういう気持ちだったのだろうなとも想像させて、エステルに対してちょっと負い目に思ったり、卑下したりとかあったろうし。
それを救われたりもしてるだろうしさ。

過去に傷のある男が純真な女の子に救われる。本当にファルコムは王道だよね。
空の軌跡自体もどこが元ネタかわからないぐらい王道ネタをぶっこんで来ていたけど、それをちゃんと空ではエステル視点、その外伝というかパロディというかの暁では男視点でやって、いやあ、それを見事にやってるよな。
好きとかはまだ至らないけど、いい奴じゃんって思えてさ。

さて、心臓移植されたとすると冒頭で死んだアイカのだった?という疑惑に、物凄く複雑な状況。
だから元気になって身体能力もバリバリで歌も湧き出てくるし、そしてヨアヒムとジェロームの会話をその場に無言で護衛としていたのか。
まだあの回想シーンの意味不明さで引っ張ってるので、まだまだ謎がありそうだな。
ジェロームもまさかってこともあるし。

それと同時にクロエの手術時期が結構曖昧になっていて、ゲーム開始冒頭からナハトがクロスベルに流れ着くまでの時間経過も不明で、その時間経過で、まだ生きてる身体が回収されて移植手術した。それが1年経てるのかどうかもわからない。
クロスベルに入退院したのっていつだったかな。リベールの異変時はリベールにいたらしいけど。
1203年から4年のいつか。今9月か10月だし。
1203年中だとは思うのだけど。

そしてクロエがナハトを気に掛けるのはまあ置いておくとして、教団を追うのも、まあいろいろあるのだけど、心臓がアイカだった場合、ナハトとアイリに対しては強力な物語カードがあるな。
ナハトは二重の意味で守る意味もあるし、アイリもちょっぴり救われる気もする。
心臓に価値を求める過ぎるのも幻想で、一部は生きているというところをどうやって持ち込むか。
というかこの時代、理解が追いつかないのでなんじゃそりゃと思う気もするんだけど。

どうなっていくのか気になるな。
そしてようやく4章開始だけど、レベル上げが辛い、シナリオ未実装も久しぶりだし。長く続いて欲しいしシナリオは良いけど、苦行だよ。
まあ武具とか集めるので多少は強化になるかな。まだ星6がいないのが辛いから。

クイーン・メアリー 愛と欲望の王宮 13話

カトリーヌ王妃が死ぬので子供たちのためにも盛大な処刑を計画するのだが、そこに事実上のスコットランド女王であるメアリーの母マリー・ド・ギースがやってきて、カトリーヌ王妃には結婚させるから預けたのに命狙うし、なんで庶子と結婚させるんだ、しかも処刑かと嫌味。さらにメアリーに至ってはプロテスタントが多いからカトリックのフランスの皇太子とくっ付くんだ、庶子なんか駄目と自由にしろと言いながら念押し。
その状況でノストラダムスがビジョンが変わったと言い出して、お前の予言を信じて話が拗れてるんだぞと激怒しつつ、ちょうどフランソワも帰って来てるからビジョンが変わったので反対しないしメアリーも受け入れると告げて、バッシュがもう俺のものだと言いながらメアリーに伝えると王妃の保身のためじゃないかと思うが手首切って信じないならどうせ処刑だから放っておけと言い出して証明。
そこにイングランド女王が死んだからさっさと結婚しろとアンリ王がせっつき、バチカンからの使者の手紙は白紙で、好きにしろというのでフランソワを選ぶ。
実はマリーが予言に翻弄されてまごついてるからさっさと結婚させたいので使者を偽造して、まだイングランド女王は生きているし、バチカンからの使者も来てないと。
そのことを後で知って、マリーとは決別して自分はあなたが死ぬか失政しないとスコットランドに帰らないと。
だが、ノストラダムスは予言は死ぬ前の妄想を語ってるシーンで一年で死ぬと思うが、これを言ったら王妃に殺されるし、事実そうなる予言を見たと、もう撤回不能に青ざめ、クラリッサが生きて介入しようとしていると知る。
一方のバッシュは庶子に戻ってこの前までの通りにとは行かず、フランソワとメアリーの情事を見せられ、国外追放になるが、そこで送りの衛兵に殺されそうになって、誰が狙ったと。
そしてケナはアンリ王に結婚しても愛人のままでいるから縁談をと言い出して、ローラはやばいぞと忠告したら、あんたもフランソワとやることやってるんだろ、知ってるぞ、口出しするなと。

結局抉れただけの1クール。
もう権力も女も寝取られたと思ったら寝取り返してやったぜ、もう奪わせないぜというフランソワの猛攻がそりゃそうなるわで。
物語開始当初は無茶苦茶仲が良かったのに、クソムシが、特権野郎と喧嘩して、生きていたかったら国外退去だ、もう俺らの関係は戻らないか、戻る気ないね。
これだよ。ドロドロの宮廷劇ってのはさ。
しかもバッシュにしたら庶子から国王だという話で、そりゃ有頂天にもなるし、メアリーと結婚したら寝かさないぞからの失墜で。もう清々するほどの大失墜は、アンリ王が、お前、国出る前に見てろと縛って、二人の初夜を見せて、向こうも気付いて盛り上がってるしさ。
王位を狙った庶子はそりゃ死ぬしかない。
フランソワにしたら土壇場の大逆転で俺の女と地位を奪おうとしたら、近くになんて置きたくないねで。そりゃそうだわで、盛り上がりまくりだよ。

しかもメアリーはどっちも好きとか言い出して。1年後に死んだら、さあ、どうするか。帰国するんだけど、浮気も上等になるかもね。ローラに手を出していたしね。 

さてさて、相変わらずカトリーヌ王妃危機一髪が楽し過ぎて、メアリーよりもこっちがメインでも成立するし、ノストラダムスも、あら、結局、予言読み切れずにフランソワ死ぬし、ミスって振り回した俺も死ぬわという、結局ノストラダムスが悪いで。
でも王妃は生き延びて、予言なんか信じて無茶したけど、そういう態度になったら皇太子のほうが良いし、助命するよで。
無事に回復で。あれだけの激闘、殺人未遂、失脚とやりあったのに、凄過ぎ。

マリー・ド・ギーズという彼女も時代を代表する女傑の一人で、温厚だが統治能力のない人物で結局スコットランドを収め切れない。カトリーヌ王妃に大きな顔をしていたけど、力量はどの程度なものか。

いやあ、今回、架空のことに翻弄されて、気持ちが変わり決断させられるというのが、非常に上手かったな。
予言が変わりました、マジで?じゃあメアリーを口説きに行くよ。
これ、そもそもおかしいからさ。
イングランド女王が死んだのでさっさと結婚だ、使者が嘘でした。
この決断なんだったんだ。
継承権が認められないから白紙を持たせて、断れるよと事実上の後押しをして、実はバチカンの使者も来てないっぽくて。
メアリーにわざわざバラしちゃう底の浅さを見せて、自分が決めるからと決別されちゃうマリー母上。
でもこのメアリーの王妃は自由意志を認めてくれたも誘導されてることに気付かない小者。手首切るのもメアリーなら助けるし本当はフランソワのことを好きだと見抜いてるからで。
カトリーヌ王妃、上手だな。

アンリ王が裸のケナにホイホイ部屋に入れちゃうのも、宮廷劇は下半身で問題が起きるな。あのエロ親父加減はわかりやすい。宮廷政治駆け引きとか言いながら、ずっと抱けるなら悪くないでさ。
 
いやあ、あの寝取られシーンは屈辱で良かったな。あんな寝取られシーンないぜ。フランスは初夜を公開するからでそのためだけじゃないのも良いよね。 

正直、わざとゴタゴタ作ってるので面倒臭いと思ってるけど、まあ結構乗ってる。 
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