グリーク地方南東ゲーテ海を航行する旅客船ロンバルディア号でアドルは臨時水夫として働き、サンドリアからエレシア大陸を目指していた。陸路でアフロカ大陸を西に向かうはずがアルタゴ公国とロムン帝国が緊張状態でゲーテ海を通ることに。
バルバロス船長から船が原因不明の難破をするセイレン島の近くを通るので警戒しろという命令を受けるも突然巨大触手が襲い掛かりロンバルディア号は沈没。アドルも海に投げだされる。
目が覚めると無人島らしき島に流れ着く。乗客の貴族ラクシャと合流したことでとにかく人を探そうと島を探索する。

イースシリーズはなんとフェルガナかオリジン以来だから10年ぶり?
そんなゲーテ海案内記なわけだが、4のあとらしく、いきなりイシオスブレードが出て来てダメージが何百と与えられたのに、錆た剣では雑魚相手に10も食らうかで、さすが最強装備だった。それをあっさりいつもの漂流で失くしてしまうのだから辛い。
とはいえこの装備の紛失より戦闘スキルのリセットもね。強いからシステムの仕様なんだけど。

船上で事件が起きる中でチュートリアルするのも見事だったけど、座礁する海域のある呪いのセイレン島の前フリも完璧にしつつ、登場人物が臨時水夫の時点ではバルバロス船長と先輩水夫のカシュー以外にはキャラの名前表示がされず深く関わることもないというのがお見事で。
船内でパーティーするから警備お願いという巡回で、全員に話しかけられるだろうことで、男、女、おっさん、老婆、子供、幼女、貴族、商人、芸術家、夫婦、親子、シスターといろいろ出て来て、商談に向かう、商談の帰りなんですとか、宣教の帰りです、などなどで。
深く掘り下げればいろいろ面白くなりそうなサブキャラなのだ。その個人グラフィックを全部用意して、これから無人島サバイバルするわけで。
これがね、ファルコムのわかってるさがね。

あんまりイースシリーズやらないのはアクションゲームだし、アクションだけだとつまらないのよ。英雄伝説、つまり軌跡シリーズのモブキャラまで含めた物語性があるのに、イースってただダンジョン攻略とかでそこまでのことがなかったのよ。それがこれだけの人物を描くと、ただ冒険するだけじゃないだろうからさ。
ラクシャと組んでの冒険ということもゲストキャラを空気にさせない配慮で、良いですね。アドルだけよりも、ね。

しかしラクシャさん。冒頭から水浴び中にアドルに遭遇して全裸見られるという相変わらずのギャルゲーやってくれるけど、それよりもホットパンツのお尻が凄い。これだけで健康的ヒロインだよ。
この水浴びもアドルが剣を払うなど凄腕さを見せるのもね。

世界設定も有翼人の古代文明があり、それが蘇ったら大損害シリーズなのだけど、ちゃんと6で言及されたロムン帝国がアルタゴ公国と緊張とかで、7がアルタゴが舞台で、アドルの冒険日誌のタイトル自体はもうこれで序盤で示していたのは使い切ったわけだが、今回のゲーテ海案内記みたいなのが急に出て来ても成立してお見事な統合性だな。
そしてこの古代文明を冒険しながらも現実の国家勢力が入り込むというオーソドックスな展開も王道で、面白さが来るね。
ただの剣持った兄ちゃんの冒険なのに、今でも面白いのはこの設定がちゃんと貫かれているから。
古代文明が本当に超技術の滅んだ文明だというロマンがあるんだ。封印兵器でラストバトルもね。
今回はどうなっていくのか。
本当、お見事だな。