July 23, 2004

ワン・デー・ツール Stage 17

Stage 17
豪華なクラシック・レースを見ました (^^)

総合上位4人によるローテーション、そしてスプリント。まるで、このステージにツールの全タイトルがかかっているかのような、全員本気の争い。

なんて面白いんだ!!

レースだろ? 戦略? 戦術?
んなもん知るか! 一番でゴールする、それだけ!

だって、レースだろ!?

あ〜、面白い。

今日のステージを獲るためだけの、チャンピオンたちの豪華な争い。
満足です、満腹です、気持ちいいです。

超級が一つ、1級が三つ、2級が一つの本格山岳ステージ。モロー、シモーニ、ヴィランクの豪華な逃げ、イワノフが見せたTモバイルのアタック(結果不発)、サストレ、バッソのアタック(ヤタ!)などたくさんの見せ場を経て、最後の1級の上り、USPS最後の一枚フロイト・ランディスの引きについていたのはランス、バッソ、クローデン、ウルリッヒの総合1〜4位だけ。

山頂を越えると、ゴールまでは下り。
この時点で各自の総合タイム差を大きく左右する可能性はなくなり、選手たちは純粋に今日のレースの”勝ち”を獲りに行くモードに。

この5人による豪華な、美しいローテーション。
6連覇を目前にしたマイヨ・ジョーヌまでが先頭を引く、あまりにも贅沢な展開。

ゴール前1kmの鐘が鳴り、ランディスがアタック。
すかさずかぶせるウルリッヒ。そのままランディスを刺して逃げようとする彼を、ぴったり追走するランス。
マイヨ・ジョーヌのカウンター(!)を警戒したウルリッヒが牽制した隙をついて、逆サイドへクローデンが矢のようなカウンターを打つ。

決まった!

見事なタイミングとスピードで、独走するドイツ・チャンピオン。

ランディスが追走、ランスが2番手につけ、ウルリッヒがランスをマーク、バッソもつける。

逃げるクローデンと、ランディス、ランス、ウルリッヒ、バッソ・トレイン!

最後のコーナーで振り返り勝利を確信するクローデン。しかし、ランディスはスプリンター、ランスを発射! そのランスにかぶせようとするウルリッヒ。

しかし、20代の頃のワンデー・レーサーに戻っていたランスはゴール・ハンターのようなスプリントを見せ、ゴールライン直前でクローデンを刺す。

ハンドルを精一杯投げ出す二人。

僅かに前に出たランスが、勝利のガッツポーズ。

あああああ、これがレース。

日曜の午後に行われる、町のロードレースと同じ。
世界中でたくさんたくさん行われている、ロードレースの、ありふれたゴールシーン。
最初にゴールラインに入ったやつが、勝ち。

単純な勝負。
ワールド・カップの1レース。
秋の世界選手権の1レース。
オリンピックのメダルを争うロードレース。
1日のレース一本で決める、ワン・デー・レース。

それを、3週間のグラン・ツールを走り抜いてきた総合上位の男たちがやっている。

駆け引きも、打算もなく、今日のこのレースの勝ちのためだけに。

美しいレース。純粋な争い。

ありがとう。

今夜は、ぐっすり眠れそうです... (^^)



Stage 17: Le Bourg-d'Oisans to Le Grand-Bornand 22 Jul 2004
Pos Rider Nat Team Time Deficit
1. Lance Armstrong USA US Postal 6:11:52 6:11:52
2. Andreas Klöden GER T-Mobile 6:11:52 +00:00
3. Jan Ullrich GER T-Mobile 6:11:53 +00:01
4. Ivan Basso ITA Team CSC 6:11:53 +00:01
5. Floyd Landis USA US Postal 6:12:05 +00:13
6. Axel Merckx BEL Lotto - Domo 6:12:53 +01:01
7. Levi Leipheimer USA Rabobank 6:12:53 +01:01
8. Carlos Sastre ESP Team CSC 6:12:54 +01:02
9. Michael Rasmussen DEN Rabobank 6:12:54 +01:02
10. Georg Totschnig AUT Gerolsteiner 6:12:54 +01:02
11. José Azevedo POR US Postal 6:12:54 +01:02


Overall results
Pos Rider Nat Team Time Deficit
1. Lance Armstrong USA US Postal 74:04:56 74:04:56
2. Ivan Basso ITA Team CSC 74:09:05 +04:09
3. Andreas Klöden GER T-Mobile 74:10:07 +05:11
4. Jan Ullrich GER T-Mobile 74:13:04 +08:08
5. José Azevedo POR US Postal 74:15:37 +10:41
6. Francisco Mancebo ESP Illes Balears 74:16:41 +11:45
7. Georg Totschnig AUT Gerolsteiner 74:17:52 +12:56
8. Carlos Sastre ESP Team CSC 74:20:10 +15:14
9. Levi Leipheimer USA Rabobank 74:21:21 +16:25
10. Pietro Caucchioli ITA Alessio 74:21:29 +16:33



この記事へのトラックバックURL

http://trackback.blogsys.jp/livedoor/jinx/4736716
この記事へのトラックバック
ランス・アームストロングの圧倒的な力を見せつけられた昨日の個人タイムトライアル。
ツール・ド・フランス第17ステージ【ぽたぽたぽたり】at July 23, 2004 01:13
今日のステージも山岳が5つ続くハードな204.5km。 ヴィランク、シモーニ、モローといった面々が抜け出すも、アセベド、ランディスのアシストに支えられたアームストロング率いる集団が追いつく。 そして最後の峠に先頭で辿りついたメンバーは、アームストロング、ウルリッ
ツール・ド・フランス 第17ステージ【柚子庵】at July 23, 2004 10:10
ツール・ド・フランス第17ステージ、ブール・ドワザン〓ル・グラン・ボルナン間の204.5km、またもや長丁場のアルプス山岳ステージです。 出発してすぐに1級の山岳を越え、次に待ち受けるのは超級マドレーヌ峠への長い長い登り。後半にも2級をひとつ、1級をふたつ越えての下り
第十七ステージ・意地と根性と実力と【ごたまぜの引き出し】at July 23, 2004 11:12
昨日の予想が見事に的中、ヒイキ選手のシモーニの逃げが実現されて有頂天になっていましたが...ステージ奪取には至らなかった...残念。 photo : VELONEWS
今日こそは...と思ったのに・・・【自転車レースに.....クビッタケ】at July 23, 2004 11:34
ワン・デー・ツール Stage 17 最後のダウンヒルで何がおきていたのか。 
STAGE 17: 今日の男ランディス【`Velo`Style】at July 23, 2004 12:24
IL NE LEUR LAISSE RIEN 「彼は彼らに何も残さない」 第1
☆第17ステージ【只管打坐】at July 23, 2004 17:12
この記事へのコメント
…もうなんと言っていいのか(笑)。
へ…へへ…っていう笑いが出ちゃいます。
Posted by ダー at July 23, 2004 01:14
最高です。
でも、一番楽しかったのは、この5人なんじゃないかなぁ。
みんな今日はぐっすり寝て、さぁ〜、明日もレースだ!
Posted by jinx at July 23, 2004 01:21