October 19, 2004

夏の終わり〜ベンガ!ベンガ!ベンガ!



情報統制をしてJ Sportsの録画視聴で”ライブ”体験した今年のブエルタも、サインツ監督のかけ声と共に終わりました (^^)
情報が溢れるこの時代にこんな事が可能なのも、日本のアナログ・マス・メディアがヨーロッパのプロ・ロードレースに関心がないからですね。

このままペ様のおけつ(失礼!)を追っかけててください、ジャーナリスト各位殿。

さてブエルタ、終盤山岳決戦の前の記事で新鋭ペレスと一押しヴァルベルデの活躍(つまり逆転!)に期待した私ですが、この二人、明暗を分けてしまいました。
3週間続くレースでコンディションを維持するのは大変なこと。後半に向けて登り調子だったペレスは、たぶんあともう一回山頂ゴールのステージがあったら確実に逆転していたでしょうね。結局最後はエラスと30秒差!の2位。
おしい、フォナック、惜しいことしました。

ムラのある、自転車コントロールの下手なハミルトンと、Tモバイル移籍が決まってモチベーションの低かったセビリャの影で、ペレスをアシストに使っていた前半が、悔やまれます。まぁ、仕方ないことですが。
それでも、リバティが鉄壁に守ったエラスに30秒差は、立派です。
昨年のノサルに続いて、今年も若手スター誕生ですね。

TTが得意で登りの力もつけ始めたノサル、登りは絶好調でTTもセンスありそうなペレス、きっと、グランツールの総合優勝を狙えるスペインの大スターになるんでしょうね、楽しみです。

かたやヴァルベルデは、後半息切れてましたねぇ。
もう、坂が上れない。
まぁ、そのかわりケルメ・チームとしては後半いくつかステージ優勝を拾ってましたから、それで良かったのかもしれません。
ヴァルベルデが総合いけたらめっけもの、相手はツールのUSPSみたいに、チーム全員で一人のエースを守るリバティ(旧オンセ)、かなうわけないじゃん、というのがプロ・チームとしての冷静な判断だったのでしょうか。

注目は、来年彼がどこで走るかですねぇ。
ポポビッチを入れてジロの体制を作ったUSPS(ディスカバリー)、来年のブエルタは、今年みたいなエース不在は繰り返したくないですよねぇ...

マンセボー!
バネスト!
インデュラインの、栄光のチーム。
スペインのUSPS、旧オンセ・リバティーに真っ向勝負をしたのが、マンセボー・バネストでした。
特に、19ステージでしたっけ、山岳の後の平坦ゴールという、放っておくと集団ゴールになってしまう単調な”移動”ステージで、見せてくれました、スペイン戦術。

はじめにアシストを逃げの集団に送り込む。
中盤、集団から別のアシストがアタックをかける。できれば、波状アタックをかけて、エースを逃がす。エースが逃げられなくても、アシストが逃げられたらそれでもいい。

こうすると、先頭の逃げ集団からプロトンまでの間に、チームのメンバーを数名泳がすことが出来る。彼らは基本的にエースが逃げてくるのを待ちながら、だめだったら自分のステージ優勝をとりに行く。

エースが逃げたら、逃げに送り込んだアシストを下げてゴールまで引く!

この見え見えの”ケルメ”戦術を愚直なぐらい繰り返すマンセボー&バネスト。この泥臭さ、好きです、熱いです。

結局、見え見えのこの戦術をアシスト無しのペレスに突かれてカウンター喰らうわけですが、いいんです。面白ければ。


面白ければ、いいんです!



ありがとう、マンセボー、ありがとう、バネスト、ありがとう、ペレス、ヴァルベルデ、エラス、サインツ監督(良かったね!)、ありがとう、みんな!!


こうして、1ヶ月遅れのスペインの夏が、終わりました。


来週のジャパン・カップ、世界選手権、ワールドカップの残りレースの放映が終わると、ロードレース・シーズンも終わりです(寂しい)。

来年、私の英雄達はどんなチームで、どんなジャージを着て、どんな立場で、どんなレースを戦うのでしょう。

まぁ、変わらないのは、きっと、また面白いぞ、ということでしょうか...


待ち遠しいです、来年の夏!



(この記事、ロードレースに興味、関心のない方には、きっと意味不明ですね...)


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TVの前でベンガって過ごした3週間。 (耳の中でサイツ監督がまだベンガってる気がする…^^;)
今年のブエルタも熱かった【ごたまぜの引き出し】at October 19, 2004 17:17
2004年のヴエルタ・エスパーニャのTV放送は、今日が最終日です。 やっぱり、今年も総合優勝争いは、最終日の個人TTまで持ち越し。 恒例になった(?)最終日での逆転は起こるのか? 楽しみである。 しかし、私は、なぜか、まだ仕事をしている。 放送開始に間に合うだろうか?
ヴエルタ・エスパーニャ2004【みのねっとぶろぐ】at October 20, 2004 12:57
この記事へのコメント
あの・・
ママチャリの話題で恐縮です。
こんなすごい記事にコメントで
それも恐縮です。。
あの・・よかったら、チャリ記事書いたので
お暇なとき、のぞいてください。
うれぴいです。
Posted by ひみこ at October 19, 2004 15:11
こんにちは。
(この記事、ロードレースに興味、関心のない方には、きっと意味不明ですね...)
「意味不明」というか、「呪文か暗号か?」(;^_^A
こういう記事を読む場合は、暗号文を解読する学者になったつもりで楽しみます。
まず、ひととおり目を通したあと、膨大な量のカタカナ語の分析に取り掛かります。
とりあえず、名詞を固有名詞(地名、人名、チーム名等)と一般名詞(たぶん専門用語)に分けてですね、あと特有の省略語の解析もありますので・・・・とにかく大変。
で、結局わかったかというと、(・・ )( ・・)(・・ )( ・・)??
ヒマつぶしを兼ねた頭の体操ですね、ハイ。


Posted by ブーブ at October 19, 2004 16:57
あ、チャリメイツ ひみこさん、こんにちは、
ここもよろ、です (^^)
車-->駐車場-->自転車通勤ですか
そういえば、電車-->駅-->自転車通学ってのもありますよね、
自転車、大切な脚ですよね。
Posted by jinx at October 19, 2004 17:01
知らない人にはまず最初の画像からして暗号かも…(^^;)
やっぱりスポンサーのサイト
私もここを真っ先にチェックしましたが(笑)

今年も面白かったですね
またいっぱい将来が楽しみな選手の顔と名前を覚えるのに
衰えた記憶力が嬉しい悲鳴をあげています。
Posted by マージ at October 19, 2004 17:15
ブーブさん、コメント頂けて嬉しいです。
私も、自分の知らない世界の記事に触れると、同じ行動をとっていると思いますが、それをとても明快に整理頂いて、おもわず、そうそうそう、という気分になりました。
自転車ロードレース、日本ではとてもマイナーで、チームも、選手も、競技方法も、ほとんど全く認知がないですよね。
でもですねぇ、これにはまると、めくるめく世界が...ニヤリ
Posted by jinx at October 19, 2004 18:19
頂いたコメントとレスが、ずれております。
申し訳ありません。

マージさん、
お魚ジャージ、探してください!
正式名称、教えてください!

さ〜〜て、cnてはじめに、自転車web見まくるぞ〜〜!
Posted by jinx at October 19, 2004 18:21
ふぁ〜、やっと話せるよ…。
ハミルトンのニュース、結構取り上げられていたんですよ。 NYタイムスではスポーツ一面でした。 やっぱりメダリストだからですかね? 
でも何だか、ショックというよりは、自転車の世界もそんなものなのかなぁ…、って感じになってきてしまいました。

ブエルタ、本当に見たかったです…。 スペインの景色って他のどこの国とも違って、荒涼としていて、でも何だか熱さを感じさせて、とても好きなんです。 話題のお魚ジャージーも見たかったし。

ホント、シーズンの終わりって毎年淋しいですよね。
でも、来年が待っている!
Posted by Seonfa at October 19, 2004 22:26
終わっちゃいましたねぇ。
放送も残すところUCIだけ。この時期になるとJ-SPORTSの視聴契約辞めようかと考えます(笑)
Posted by えてぽん at October 20, 2004 12:04
Seonfaさん、
オリンピック金は立派ですよね。
そのためにTTに絞ったトレーニングを積んで、ブエルタのTTでも見事にステージ優勝。
問題はチームが、ハミルトン、セビリャ、アシスト達にどのようなプランでブエルタを戦うつもりだったのかですけど、まぁ、やって見なきゃわからないところもありますから、なんともむずかしい問題ですね。

えてぽんさん、
>J-SPORTSの視聴契約辞めようかと
これだけ多チャンネルになると、要らないコンテンツもありますし、やはりコンテンツ別課金でライブでも見られる、にしたいですね。
逆にCMつきの番組は、見たらお金が貰えるとか...
Posted by jinx at October 20, 2004 13:06