2020年10月19日

先達の知恵34.「わが楽しみを真の楽しみとする。」

“自ら其の適を適とする。”
緒方洪庵は大阪に蘭学塾を開いた。
その名の「適塾」はこの言葉から出でいると言う。

人はそれぞれに価値観がある。
それにより判断・決断している。
言動の芯・軸となっている。

其その価値観も他人の影響を受けている。
自分独自の物でないかも知れない。
それに拘る必要もないのでないか・・・。

自分が純粋に好むことを大事にする。
快適では感じることを心から楽しむ。
それが何より大切だと。
  
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2020年10月12日

先達の知恵33.「みんなに素晴らしい点はある。」

“物には固よりの可なる所有り”
荘子は多様性受容力を説く。
価値観を超えて受容することを。

物にはもともと認められる点がある。
元々素晴らしい物だ。
存在を否定される物はない。

実際には差別がある。
麗醜がある。
善悪もある。

それは、見る側の価値観である。
その価値は必要なのか。
そんな問い掛けなのだろう。
  
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2020年10月05日

先達の知恵32.「価値観を超越した境地に立つ。」

“天鈞に休う”(てんきんにいこう)
荘子の言葉。
寓話、比喩で哲学を説くことに長けている。

人の言動の背景には価値観がある。
美醜・善悪・好き嫌い・・全てがそうだ。
しかし、人はそれを意識していない。

極当たり前のこととして生活をしている。
そのことが視点・言動の範囲を狭めている。
このことも意識できていない。

人はこんな些細なことで動いている。
そしてそのことで自分の存在感を味わっている。
なんと狭いことであろう。
  
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2020年09月28日

先達の知恵31.「がんばらなくてよい。」

“学を絶たば憂い無からん。”
孔子・論語・荀子も学問を大切にする。
その中で老子の言葉は興味を惹かれる。

返事には「唯」と「阿」があるようだ。
「はい」と「ああ」という違いだと言われる。
礼儀的と親和的という違いなのだ。

学のある人はこのことで悩む。
礼節・善悪に関することも重大である。
そのために更に学ぶ。

もし、学を辞めれば・・・。
そんな腰は気にしなくて済む。
そんなに頑張らなくてよいと言いたかったのだろう。
  
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2020年09月21日

先達の知恵30.「素直の心を忘れない。

仁を絶ち、義をすつれば、考慈に復す。
仁や義を捨てれば、民は上のものを敬う。
また、下の者も慈しむ。

人はどうしても仁義に拘る。
儒教の教えが浸透している。
それが正しいと教えられてきた。

しかし、拘り過ぎると他人の心は離れる。
思いとは違う行動を強いられる。
息苦しい。

人は思いどおりに生きたい。
好きは好き、嫌い嫌いと言いたい。
適度が良いのだ。
  
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2020年09月14日

先達の知恵29.「頑固ものはろくな死に方はしない。」

“強梁なる者は其の死を得ず。”
「強」はつよいこと。
「梁」は突起している中央部。

「柔軟」を理想する老子。
「」は対極にある姿である。
「強梁」「剛強」は強いがもろい。

強烈に自己主張をする。
他人の怒りを買う。
他者から批判される。

他人に迷惑を掛ける。
自分も嫌な思いをする。
安らかな長寿は全うできない。
  
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2020年09月07日

先達の知恵28.「分かっている者は言わない。」

“知る者は言わず、言うものは知らず。”
真に理解していれば、寡黙が良い。
多くを語る必要はない。

中途半端な理解の人がいる。
多弁なことが多い。
知ったかぶりの人だ。

言葉は大切だ。
言霊という言葉もある。
話すことに敏感である。

他人に影響を与えるからだ。
そして自分にも発言は影響する。
言葉数の多い人は意識したい。
  
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2020年08月31日

先達の知恵27.「成功したら身を引くことを考える。」

“功成り名遂げ身退くは、天の道なり。”
功績をあげる。
名声を手に入れる。

それができれば、すみやかに身を引く。
それが正しい道である。
老子の言。

人は、どうしても成功・名声にしがみつく。
財産を気づくと更に富みたいと願う。
人が尊敬されればささらそれを願う。

それが向上心とも言える。
また欲ともいえる。
ほどほどが良いのだろう。
  
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2020年08月24日

先達の知恵26「満足を知る。」

“足を知れば辱められず。”
京都竜安寺の石庭にある蹲、
身を清めるための石の手洗い。

文字が刻まれている。
中心の口をいれて読む。
吾唯足知と読むことができる。

満ち満ちている状態を盈満という。
権力も富も危険な状態と捉える。
満ちれば必ず欠けるということだろう。

ほどほどが良い。
適度な満足を知っている。
大きな損失もなく、辱めを受けることはない。 
  
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2020年08月17日

先達の知恵25「最高の善は水のようなものだ。」

“上善は水の若し”
老子の言。
この後に続く言葉ある。

水は善く万物を利して而も争わず。
衆人の悪む所に処る。
故に道近畿し。

世の中に水ほど柔軟なものはない。
どんな地形や形状に自ら対応する。
しかし、少しの力でかき混ぜることもできる。

半面、岩を削り、建物さえ流してしまう。
堅固な力をも持っている。
これを老子は称えているのだろう。
  
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2020年08月10日

先達の知恵24「知性を過度に見せない」

“其の光を和らげ、其の塵に同ず。”老子
人には自身の力量は見せたい気持ちがある。
其の力量で他者に先んじたい気持ちもある。

しかし、往々にしてそのことが周囲との軋轢を生む。
摩擦や衝突が生じる。
自分を苦しめることにもなる。

もう少し力を抜く。
極普通の生活をする。
心豊かな時間を過ごすことができる。

しかし、モノを見る目は鋭い。
大所高所からものが見える。
自然と周囲の人から尊敬される。  
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2020年08月03日

先達の知恵23「運の良し悪しは時世の問題」

“遇と不遇とは時なり”
良い上司に恵まれる。
活躍するステージが与えられる。

実力はあるが、発揮場面に恵まれない。
懸命に努力しても報われない。
そんなことも多々ある。

遇と不遇とはこんなものだ。
荀子はいう。
要は、時世なのだと・・・。

このコロナ禍も同じように思える。
もう、待つ以外はない。
その間に力を蓄えることだろう。
  
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2020年07月27日

先達の知恵22「正義を先に、利益を後に」

“義を先にして、利を後にする者は栄あり”
義と利の関係は多くの人の関心ごとだ。
両者とも大切なものなのだ。

義をなくしては恥辱を受ける。
利なくしては困窮する。
極あたり前のことだろう。

義を尽くすと栄誉がついてくる。
栄誉が利を呼ぶ。
しかし、利の先行は他人から批判されやすいい。

義の先行が望ましい。
そして、利を得る。
これが無理ない生き方なのだろう。
  
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2020年07月20日

先達の知恵21「名声を得ようとする者はたちが悪い」

“名を盗むは貨を盗むに如かず”
実態もなく、名声を得ようとする。
財産を盗む泥棒よりたちが悪い。

人は名声を得たいと願う。
SNSの世界では、目立つことを厭わない。
中には、非道徳的なことで目立とうとする。

誹謗・中傷的なこともある。
目立つことだけが先行するケースもある。
誠に残念なことだ。

愚直な努力を重ねる。
他者に評価されるレベルに至る。
それが名声に繋がることを忘れてはならない。
  
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2020年07月13日

先達の知恵20「礼は身を正すためにある」

“礼とは、身を正す所以なり”
孔子も「礼」の大切さを説いた。
荀子は性悪説に基づいて「礼」を説く。

心より入りて、形に至る。
「孝」「忠」と世界なのだろう。
社会を整えるのに役割を果たす。

形より入りて、心に至る。
「儀礼」「作法」「規律」・・・。
これも大切なことだ。

ユニホーム・制服。
特に、公共性の高い職業では重要なものだ。
言動に礼の形式が醸成される。

  
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2020年07月06日

先達の知恵19「争う気質のある人とは論争しない」

“争気有るものとは、与に弁ずるなかれ”
常に殺気だっている人がいる。
初めから論破することを望む人がいる。

対応は、悪い問いには答えない。
期待できない人には問いかけない。
悪論には耳をかさない。

お互いの姿勢が大切だ。
聞く姿勢を持っている。
建設的な論議を望んでいる。

無論、他人を傷付けない。
思いやりや謙虚さがある。
そんな姿勢で自分もいたいものだ。
  
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2020年06月29日

先達の知恵18「二つのものを同時に見ない」

“目は両視せずして明”
二つのものを同時に見ない。
だからこそ、一つのものが鮮明に見える。

一挙両得。
一石二鳥。
ではなく、一所懸命だろう。

心を専一にして集中する。
だからこそ、見えるものがある。
やめるべきことができる。

そんな愚直さがと尊い。
人はそんなに器用ではない。
一つ一つ丁寧にとらえていくことが必要だ。
  
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2020年06月22日

先達の知恵17「勉強は一生続く」

“学は以て已むべからず。”
学問は途中で投げ出してはならない。
これで終わりということはない。
人間一生勉強である。

自然の樹木はそのままでは曲がってしまう。
黒縄を当てて育てればまっすぐになる。
金属も砥石で削れば鋭くなる。

学びて反省すれば、知恵は明晰となる。
ねじ曲がった心も学問により強制される。
行動も正しくなる。

人はついつい甘えが出る。
驕りも出る。
そのためにも勉強は必要だと「荀子」はいう。
  
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2020年06月15日

先達の知恵16生涯両親「生涯両親を大切にする」

“大孝は終身父母を慕う”
真の孝行は死ぬまで両親を慕うことだ。
堯から禅定を受けた舜のことを孔子は言う。

舜は天使となった。
美しい妻を得た。
富と名声も得た。

でも、憂いは残った。
それを晴らすことは両親が喜ぶことだった。
ただ、それだけであった。

大きな孝行とはこんなことを言うのである。
これが分かる年齢にはもう両親は他界していることが多い。
間に合うなら、やっておくべきことだ。  
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2020年06月08日

先達の知恵15「堯舜も人と同じきのみ」

“堯舜も人と同じきのみ”
あの、偉大な堯や舜も我々と同じ人間である。
堯は五帝の一人、その禅譲を受けた堯。

両者は素晴らしい実績を残し、名声を得た。
“同じ人間である自分は全く至らない。”
孔子はそう嘆く。

二人の行動力は需家の思想とは違う。
朱子学に大きな影響を与えたという。
人は行動が大切なのだと。

思想の大切だ。
行動が欠かせない。
両輪が必要なのだ。
  
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