2021年09月27日

寺子屋の教え 5.「尺壁は宝に非ず・・・。」

“尺壁は宝に非ず、寸陰これを競うべし”
尺壁とは大きな宝石のこと。
寸陰は僅かな時間。

どうしても、大きな成果を望む。
効率的に入手したいと考える。
しかし、継続は難しい。

目標が高すぎるからだ。
努力が見えづらい。
日々が苦行となってしまう。

それより小さなことに目を向ける。
寸暇を惜しんで取り組む。
その積み重ねが大きな成果に結びつく。
  
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2021年09月20日

寺子屋の教え 4.「・・・学の身を理むるを知らず。」

“薬は病を理むるを知ると雖も、学の身を理むるを知らず。”
薬が病気を治すことは誰もが知っている。
しかし、学問が人の行いや心を正しくすることを知る人は少ない。

勉強は試験のために行う。
良い学校に進むために必要だ。
望む就職のために学習する。

生活を豊かにするために学ぶ。
そんな指導を大人たちから受けてきた。
心の豊かさを得るという指導は記憶に薄い。

道徳・倫理の授業も言動を諫める内容だった。
そんな印象が強い。
もっと広い視点を持って学びを大切にしたい。
  
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2021年09月13日

寺子屋の教え 3.「忠言は耳に逆らうと・・・」

“忠言は耳に逆らうと雖も、身に行いて必ず徳在り。”
他人の忠言は耳障りなものだ。
しかし、人からの諫めは大切にする。

結果として、正しい言動に至る。
健やかに成長ができる。
成功への道を外さない。

とは言っても、自分に自信のある人は多い。
自分なりに培った考え、信念がある。
それを否定されることは辛い。

素直には聞けないこともある。
謙虚さが足りないのだ。
自分にはまだまだ未熟な部分もあることを認めたい。
  
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2021年09月06日

寺子屋の教え 2.「良薬は口に苦し・・・」

“良薬は口に苦いけれどよく用いれば病を癒す。”
苦いからと言って飲まなければ良薬も役に立たない。
孔子家語より

勉強も同様だ。
役立つことが盛りだくさんだ。
しかし、学ことは楽ではない。

不明点があれば理解に苦しむ。
時間も掛かる。
楽しさを味わうのに時間が掛かる。

途中で投げ出しなる。
さぼりたくなる。
学んだ効果や学ぶ意義を再度考えたい。
  
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2021年08月30日

寺子屋の教え 1.「寺子屋での学び」

寺子屋は江戸時代前に始まっている。
寺院が開いた福祉施設のようなものだったという。
江戸中期には全国で15,000を超えたていたとか。

江戸時代は契約社会だ。
読み書き、ソロバンが求められた。
日常生活の実務学として教えられた。

しかし、それ以上に寺子屋では「人間教育」にウエイトがあった。
躾が整っていないと自前の机を持って退学させられた。
親が親戚と共に、躾の不十分さを謝罪し、復学が許されたとか。

寺子屋の教えは論語がベースだ。
儒教、朱子学等も加味したことだろう。
今一度、人間学の根底を学び直したい。
  
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2021年08月23日

先達の知恵 完 「師・友・書・銘・働。」

“人生を充実させる。”
まずは「師」を持って、高い視点を持ち続ける。
心の通う「友」を持って、共に成長する。

「書」をとおして、発想・判断などのベースとなる知見を拡げる。
座右の「銘」は言動の拠り所となる。
そして「楽しく働くこと」だ

できれば「他者への役立ち」を意識した働き方。
会社、家庭、地域・・・様々な場面で働く。
楽しく働くことを継続したい。

ボランティアでも良い。
時々でも良い。
他人の役に立つことをやり続けたい。

無論、心身の健康は言わずもがなである。
一生、充実感を持って楽しく過ごしたい。
  
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2021年08月16日

先達の知恵77.「老人を敬い幼児を慈しむ。」

“老を老い幼を慈しむ。”
孔子の弟子の仲弓の言葉。
孔門十哲の一人。

老を老い幼を慈しみ、
有司を先にし、
賢才を挙げ、
過ちを宥し罪を赦せ。

・・・と孔子が言う一部だ。
これが政治の要諦だと。
役人として心構えだ。

老齢化、少子化の時代に合う。
役人の不人気時代にも合う。
いつの時代にもフィットする言葉だ。
  
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2021年08月09日

先達の知恵76.「人より進めば道を開き導く。」

“人に先んずれば則ちこれを啓き道く。”
一歩先を走れば、道ができる。
そんな一人称的な発想ではない。

まずは自分を高める。
その実力で、他者を助ける。
他者の道を拓いてあげる。

上司や先輩の役割を問う。
なかなか、その姿勢を持つことは難しい。
自分のことで精一杯が現実だ。

しかし、本来のあるべき姿は持っていたい。
其のことが、自分を成長させる。
其の姿が後進を育てることになる。
  
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2021年08月02日

先達の知恵75.「まずは、男女の別があっての社会。」

“男女の辨ありて言を生ず。”
男子の区別があってこそ、正しい言葉が生まれてくる。
郭店楚簡「六徳」の話。

男女差別の話ではない。
六徳では男と女、親と子、君と臣の関係を述べている。
まずは男女の関係が大切だと説く。

これが無ければ、親と子、君と臣に適切な言葉は生まれない。
男と女、親と子、君と臣に徳のある言葉が生まれない。
善なる社会が構成されないという。

男女が尊重し合う。
其の特性を生かし合う。
其の関係構築がベースとなる。
  
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2021年07月26日

先達の知恵74.「忠臣とは君主の悪事を指摘する者。」

“恒に其の君を称する者、忠臣と謂うべし。”
上司に真心を尽くす部下を「忠臣」という。
孔子の孫の子思の言葉だ。

往々にして、人は上司の意図に反しない、
保身があるからだ。
身分や収入を守る。

そこを乗り越えて、上司の悪所を指摘する。
無論、この時代だと命がけのことになる。
まさに忠臣というべきだ。

自利の意図がない。
そんな生き方は至難だ。
だからこそ、価値がある言葉なのだろう。
  
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2021年07月19日

先達の知恵73.「押してもダメなら、引いてみる。」

“害を除き利を興し、万姓を慈愛せよ。”
役人たる者は、人民の害を除去する。
そして、利益を振興し、人々を慈愛しなければならない。

2200年前の秦国の役員に与えられた教訓。
楚の国を支配していた秦の指針だ。
そうしなければ、統治が難しかったということであろう。

まさに、現在の我国においても望むところだ。
政治が人民のためにあることは分かる。
しかし、実感がない。

政治が難しいことも分かる。
高所対処に立った視点の必要性も分かる。
しかし、人々の生活は大きく政治に左右される。
  
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2021年07月12日

先達の知恵72.「まず敵将の才能を知る。」

“戦いの要は、必ず先ず其の将を占いてその才を察す”
音楽でも決定的な影響を持つのは指揮者だ。
指揮者が変われば、音楽の質も雰囲気も変わる。

指揮者は、作曲家の意図を解釈する。
そこに自分なりの意図を加える。
そして、オーケストラとして表現する。

指揮者の才能が問われる。
軍隊で言えば、将軍である。
将軍次第ということである。

敵将の才能を見極めることが求められる。
その観察力が自軍の運命を握る。
どの集団のリーダーにとっても求められる。
  
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2021年07月05日

先達の知恵71.「教え戒めることが第一。」

“用兵の法は、教戒を先と為す”
兵を動かす秘訣は教え戒めることである。
魏の軍師の呉氏の言。

戦いは数の多さだけではない。
軍隊の規律の浸透も大切だ。
一人ひとりが賞罰を理解していることが大切だと言う。

そのために、一人が数人を教育する。
その数人がそれぞれ数人にまた教育する。
結果として、全員に細かな教育が行き届く。

そして、魏軍は辺境防衛に成功する。
5万と50万の戦いに勝った。
兵の一人ひとりが果敢に秦に立ち向かった結果だ。
  
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2021年06月28日

先達の知恵70.「必死の覚悟でこそ生き残る。」

“死を必すれば則ち生き、生を幸めば則ち死す。”
死の覚悟があってこそ生き残れる。
生きることに執着すれば死を招く。

将は兵士に猶予を与えない。
猶予があれば、兵士は色々と考える。
生き延びる策を考え出す。

逃げ時を探す。
寝返りも考える。
悪だくみもする。

背水の陣を敷く。
もう後がないと覚悟を持たせる。
そんな戦略も必要だ。
  
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2021年06月21日

先達の知恵69.「君主の師をとりたてる。」

“能く其の師たる者を得たれば王たり。”
楚の荘王は五指に入る名君と言われた。
それでも、悩みはあった。

師と仰ぐ人材がいない。
自分に意見するものがいない。
友と呼べる者がいない。

魏の武候は朝廷会議ではひとり舞台だった。
誰も自分を凌ぐ考えを持つ者がいない。
そのことに満足していた。

師に恵まれないことはある。
だからこそ、視野を広く持つ。
謙虚さを持つことが望まれる。
  
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2021年06月14日

先達の知恵68.「恥こそ言動力」


“夫れ人に恥あれば、大に在りては以て戦うに足り
小に在りては以て守るに足る。”
魏の兵法家の呉氏の言である。

そもそも人に恥じる心があれば
大軍の場合は攻撃が可能となる。
小部隊でも充分に防衛できる。

まずは、礼と義の教育を徹底する。
そして、激励する。
そこに恥が生まれる。

その恥が人に主体性をもたらす。
主体性のある人は強い。
そんな人の組織を作ることが肝要だ。  
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2021年06月07日

先達の知恵67.「勝敗を知る。」

成功の衆にいずる所以の者は、先知なり。
いつの時代にも、争いごと、戦争があった。
古くは易や亀朴で勝敗を占った。

天文観察、雲気の観望。
呪詛も行った、神頼みだ。
それほど、勝敗に拘った。

先知の欲求。
当たり前のことだ。
負けることはできない。

今は、情報収集力が問われる。
分析力が問われる。
先知力が更に求められる。
  
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2021年05月31日

先達の知恵66.「部下を慈しむ。」

“卒を視ること嬰児の如し。”
将軍は我が子のように部下を大切にする。
その関係がないと士卒と共に戦場には赴けない。

将軍の資質は、智・信・仁・勇・厳。
孫氏の言。
この仁が必要なのだ。

部下の命を大切にする。
暖かく見守る。
慈愛の心をもっている。

しかし、甘くはない。
優しさと厳しさを合わせ持っている。
上手く使い分けている。

  
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2021年05月24日

先達の知恵65.「戦わずして勝つ。」

“戦わずして人の兵を屈するのは、善の善なる者なリ。”
謀略による攻撃の有効性。
情報戦による勝利が何よりの価値がある。

実際に兵を戦わせる。
味方、敵にも損害が出る。
戦いで家や土地が荒れる。

敵方の財産を温存したまま勝つ。
それが最上の勝利だという。
そのために情報戦に勝つ。

調略、謀略を仕掛ける。
折衝交渉に持ち込む。
そしても勝つ。
  
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2021年05月17日

先達の知恵64.「守備が先決。」

“勝つべからざるはおのれにあり。”
敵に負けないような守備の形をつくるのは、こちらの責任である。
守備力を強化せよ。

戦いには攻撃と守備がある。
どうしても攻撃に注力したくなる。
“攻撃は最大の防御なり”ともいわれる。

しかし、守備に徹した陣営を攻めるのは大変なことだ。
籠城戦では、3倍の戦力が要ると言われる。
とんでもないことだ。

攻撃は相手の意志で、こちらは如何ともできない。
守備は自分で何とかできる。
このことは重要だ。
  
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