2021年01月25日

先達の知恵48.「革新あってこそ王者になれる。」

“三代礼を同じうせずして王たり。”
古代中国の三王朝。
「夏」「殷」「周」。

礼制を革新してそれぞれの王になった。
それぞれの時代のやり方は違う。
三王朝ができた所以であるという。

時代と共に、求められることは違う。
その変化にどのように対応するのか。
過去の価値観・慣習に囚われないことが求められる。

人は安定・安堵感を望む。
変化は受け入れ辛い。
それでは、崩壊することを強く意識しなければならない。
  

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2021年01月18日

先達の知恵47.「みんなの利益こそが宝。」

“義は天下の良宝なり。”
正義は天下の宝である。
正義とは何かを問う。

人それぞれによって「義」は違う。
一つの大きな共通要素は「幸」であろう。
できれば多くの人の「幸」だ。

墨子は天下の義を説く。
天下全体の利益を実現する。
其のために、働くことのだという。

我々もなくとも家族の幸せを考える。
共に居る人々の幸せを考える。
そして、自分の幸せも考える。
  
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2021年01月11日

先達の知恵46.「なにごとも根本が大切。」

“原濁る者は流れ清からず。”
戦いに陣立ては必要である。
しかし、勇気がなければ戦はできない。

人が亡くなれば葬儀を行う。
そこに、哀悼の気持ちがなければ、単なる形式になる。
何事にも根本が必要なのだ。

この根本がなければ、思わぬ落とし穴に嵌まる。
苦戦することもある。
努力が続かないこともある。

まずは、足元を確りすることだ。
基礎基本を大切にすることだ。
源流が濁っていれば、言動は醜くなる。
  
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2021年01月04日

先達の知恵45.「言論に三つの基準あり。」

“言に三法有り。”
会議は踊る、されど進まず。
よくある情景だ。

短時間で切り上げる。
感情的にならない。
論理的に話す・・・ことが現在の考え方だろう。

墨家集団は他学派とも論議を繰り返した。
其の時に三つの基準で展開した。
その背景を持って議論に臨む。

先ずは熟考する。
一人よがりにならぬよう広く聞く。
そして、実情に合わせて使い、検証する。
  
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