4桁➗2桁の割り算を学習し終えた生徒には、解き方を忘れないようにするため、授業の冒頭、毎回、2問ずつ計算してもらっています。
この計算をすると、「割り算」はもとより、商と割る数をかける「かけ算」、さらに、割られる数から、この積を引く「引き算」、と減乗除、3種類の計算の練習になります。
1ページ20問の手作り問題(写真参照)を、大きくつまずくことなく2ページ(裏表1枚)終わることができれば、一応、終了となります。
毎回、2問のうち1問を間違えたりしていれば、追加で、もう1枚やってもらうこともあります。2、3年生から、「ほめるん」に通塾している生徒は、ほとんど1枚で「卒業」です。割り算を習う前までに、足し算、引き算、かけ算を徹底して学習するからでしょう。もちろん、例外もあります。
4年生の冬から通塾を始めた生徒は、この割り算に、かなり苦戦しています。
時間はかかっても2問とも正解することもありますが、2問とも間違えて、解き直しても、どこでミスをしたか分からない、ということもあります。
九九の単純ミスもありますが、多くは、3桁同士の引き算のミス。
ミスは仕方ありません。問題なのは、見直しても、自分のミスした箇所が分からないことです。別の日に同じ問題をやれば、解けることもありますが、一度、「迷路」に入ると、なかなか脱出できません。
計算の基礎力が足りないのだろうと考えて、2桁同士の引き算の問題を1分で何問解けるか、やってもらいました。1分を測るというプレッシャーのせいか、わずか、6問しか解答できず、しかも半分が不正解でした。
この計算力では、4桁➗2桁の計算をさせても、時間ばかりかかって、力はつかないと判断。家庭で毎日少しずつ、2桁同士の加減の計算問題を解くよう提案し、実践することになりました。
<目次・算数を理解するポイント>
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文責:小・中学生向け補習塾(算数・数学、国語)「ほめるん」<吉祥寺> →ホームページはこちら