2011年03月13日

魔法少女ほむら★マギカ

「魔法少女まどか★マギカ」の第10話を見ました。

感想の前にこの度の東日本大震災は本当に酷いことになっており、被災された地域、方々には一日でも早く復興してほしいと切に願います。9.11のアメリカ同時多発テロといい、今回の3.11といい、11日は何か縁起が良くないんでしょうかね。

<感想>
本作はここ数話最高潮ですが、今回はそれに輪をかけていました。というか今回でこのアニメがここ数年で指折りの作品の1つに入ったと確信しました。

今回は本作の世界観を一気にネタばれする回。全てはほむらが普通の少女で魔女に喰われかけた所をまどかとマミさんに助けてもらうも、ワルプルギスの夜戦でまどかを失い、自分が魔法少女になることでまどかを救える可能性のある世界を探す旅に出るというもの。それを試行錯誤しながら何度もまどかを何度も失うほむら。その絶望は一体どれほど深いものでしょう。

このネタばれ回で素晴らしいのは、ほむらが歩いてきた道とまどかが歩いてきた道が対比されていること。ほむらは自分のザ・ワールドで何度も同じ時間軸を経験することで得てきた魔女のカラクリや人を失うことで徐々に強くなる反面、まどかはほむらが明らかにする事実を受け入れていくたびにほむらが最初に契約した頃の強いまどかから、弱いという表現が適切ではないかもしれませんが、私達視聴者が見てきたまどかになるということ。誰もが最初から強くもなく、また誰もが最初から弱いわけでもない。絶望感に包まれた作品のようにも見えますが、人間の成長というとても希望に満ちた部分を描こうとしているようにも見えます。テーマ自体にも対比が上手く作用していますね。

そしてその素晴らしいストーリーを演出が更に引き立てます。その最たるものがオープニング。今回は最後にオープニングの「コネクト」を持ってきましたが、この歌は全てほむらの人生そのものを表現した素晴らしい歌詞。まどかとコネクトする為に決意したほむらを表現したとでもいえばいいのか。

ただここまで来ても謎は残っています。その主なものは2つ。1つはワルプルギスの夜の正体。魔女のからくりが明らかになった際にまどかだと思ったんですけど、ワルプルギスを倒した後に魔女化するまどかの場面があるとなると、別の誰かということが濃厚な気も。そうすると全ての世界の果てのほむらという可能性がありそうで怖いです。もう1つはまどかが魔女になった時の願い。やっぱりどれも自分の願いというよりは、他人を助けるために使っているんでしょうか。そうなると今回は一体何のために使うんでしょう。悪い言い方をすると今の縛りつけられたほむらはまどかの願いによるものなので、そのほむらを解放する願いだといいんですけど。

本作も残すところあとわずかですが、ここまでくるとほむらが全てを救った世界がどこかにあってもいいような気がするんですけど、スタッフさん達はどこでこの物語を締めくくるんでしょう。大団円もあれば、まどか以外絶望のエンドもありそうで、油断出来ません。

それにしても今回で思ったのは、かの名作、「CROSS CHANNEL」を彷彿とさせるということ。やはりこの手の作品は見応えがありますね。

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この記事へのコメント

1. Posted by 東鳩狂   2011年03月16日 20:43
お久しぶりです!

そしてお元気そうで何よりです。

私の家は目の前が海で、となり街の海岸線沿いの家々が一部津波の被害にあったにも関わらず無傷でした。

職場は某コンビナートなので、そちらも絶望的ですが、こんなときだからこそポジティブに行くべきです。

でも残念ながらこのアニメにはポジティブな結末は期待できないかと思います。
2. Posted by はなまる   2011年03月18日 23:46
コメント失礼します!

今回の震災、ボクも実家が東北になりますので、未だに心配です。

家族は、とりあえず無事であります。


良い回でしたね。

かなり振り切ってきました。
この回は本当にテンポも良く、演出も素晴らしかったです。

ボクは、良いエンディングが来るのかな?と思っています。

そして、ラストにキューベーがニヤリみたいな終わり方するとか思ってますw


ただ、心配なのはワルプルギスの夜の終わり=ほむらの死を暗示させている事です。

考え方によれば、ほむらちゃんがまどか達を助けようと頑張ってる。

実際にそうなのですが、結果的にあらゆる悲劇を無限ループさせている存在がほむら自身になってしまっている事です。

もともと、ワルプルギスの夜は来たるべき、新たな5月1日を祝う、祭りのようなモノです。

つまり、ワルプルギスの夜は、ほむらが納得してループを終わらせるか、ほむらちゃんが死ぬしか、明ける可能性がありません。


最悪なのは、キューベーが、ほむらのループによる、メビウスの輪と化した中での永久的なエネルギーの確保すら、計算済みという可能性です。


ですので、jiroさんの仰る通り、ここはまどかがほむらちゃんを解放する願いを叶えての、エンディングが、一番可能性としては、ありえるのかもしれません・・・。

それは、救いなのか、それとも最も傷ついてきた者を断罪する事なのか。

ほむらちゃん大好きなのですが・・・

いや〜、楽しみですね。

3. Posted by jiro   2011年03月21日 09:28
東鳩狂様お久しぶりです。ご実家が東北なのですね。とりあえずご家族が無事ということで、ホッとしました。

>となり街の海岸線沿いの家々が一部津波の被害
テレビで見た映像は衝撃的でした。無傷でいらっしゃったことは本当にうれしいです。

>こんなときだからこそポジティブ
それが一番だと思います。被災していない私が言うのもおこがましいですが、仕事でも何でも悪い方向に考えると本当にそのようになっていってしまうので、是非とも東鳩狂様のポジティブシンキングで周りも明るくしてあげてください。

>残念ながらこのアニメにはポジティブな結末は期待できない
やっぱりそうですかね。どこかに一筋の希望を見せて欲しい所ですけど。
4. Posted by jiro   2011年03月21日 09:45
はなまる様もご実家が東北なのですね。このたびは本当に大変な事態となっており、お悔やみ申し上げます。ご家族がご無事で何よりです。

>本当にテンポも良く、演出も素晴らしかった
本当そうですよね。1話でこれまで張っていた伏線の大部分を回収し、なおかつ次回への期待も残す素晴らしい1話でした。

>あらゆる悲劇を無限ループさせている存在がほむら自身
>新たな5月1日を祝う、祭りのようなモノ
そうですね。キュウべえはあくまでトリガーなだけであって、この作品を作品たらしめているのは、ほむらの能力以外の何物でもありませんからね。ほむらの心情1つで世界のあり方が決まるというのも綱渡りですね。

>メビウスの輪と化した中での永久的なエネルギーの確保すら、計算済み
さすがの敏腕営業マンもほむらが世界をループさせている事実に気付けていなかったので、そこまで絶望感を出して欲しくないなあと思っちゃいます。

ここまできてもエンディングがどこに転ぶかわからないというのは、とても興奮しますね。

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