1. 神奈もどうか末永く幸せに (19)
  2. 神奈ってアリア社長に通じる癒しだ (2)
  3. ありがとう観鈴 (33)
  4. 晴子が救われてよかった (2)
  5. 頑張れ観鈴! (0)
  6. 神奈の笑顔が離れない (0)
  7. 神奈声も仕草も可愛い! (2)
  8. 笑顔の観鈴を抱きしめたくなる (0)
  9. 美凪が笑ってよかった! (2)
  10. 観鈴と美凪の涙に泣いた (6)

■アニメ:AIR(終)

2006年09月24日

神奈もどうか末永く幸せに

「AIR」特別編 後編 あめつちを見ました。

<感想>
なんて理想的な家族なんだろう、柳也、裏葉、神奈は。
見ていて心が温かくなります。
時にはふざけあって時には互いを思って。
始まりの神奈も幸せな最後を手に入れたのを確認できてよかった。本編だけだと少し足りない感じがしたので。

それにしてもラストをうさぎの親子と別れるシーンで締めるとは思いませんでした。作りとしては始まりと終わりを抜いたって気分。一番欠けている所に重点を当てて見せてくれた京アニさんに感謝です。

この特別編でお手玉が成功しちゃってました。
本編では一度も成功していなかったのにです。
でもこの見せ方はよかったです。お手玉がこの穏やかな旅の1つのゴールにもなっており、それを旅の途中で描いたことで神奈の母親探しの旅の終焉も近いように感じられたので。逆に本編で成功しちゃったら二重のゴールを果たしてしまうし。

後は神奈が祈るというのが胸に残ってるかな。
本編では空へ皆の想いを連れて行く方の存在が、
このシリーズでは人と同じように祈る。
終始人間で貫き通したあの神奈はこれからを考えると何だか泣きたくなります。

これにて本当にこの作品とお別れ。
劇場版があるようですが、どうやら京アニさんじゃないようなので、違った作品と見た方がいいかもだし。まあ見てみるつもりではいますが。

昨日も書いたように書きたいことはまだまだありますが、私如きがアレコレ書くよりまず見てくださいって感じです。きっと色々想いが巡ると思うので。

<お気に入りシーン>
神奈の寝言の破壊力は他を凌駕しています。

「許してたもれ・・・許して・・・。入らぬ、入らぬというに・・・。これ以上はもう・・・食べられない」

これを自分の指を少し噛みながら、そして頬を染めながら言うから
大したものですよ。神奈は男を天然で手玉にとりまくりです。
観鈴ちんにはこの色っぽさは無かったなぁ。

こんなろくでもないことを書きつつ、最後は素晴らしい一言で
締めます。神奈が見つけたウサギが母親の元に帰るシーン。

「末永く幸せに暮らすのだぞ・・・」

ここでこの一言。もう見事にやられました。

神奈ほど心の綺麗な子が一体どれだけ醜い人間の欲望にまみれたことか。そしてそこから救ってくれた柳也と裏葉にどんな想いを抱いていた事か。

原作では柳也が神奈を抱いたのかもしれませんが、私はアニメの
柳也のように、神奈に手を出さない方が好き。
あくまで家族愛でもって神奈の心を抱いてくれた方がいい。

神奈はあまりにも白くて、痛いくらい白いから。

コメント欄でKK様に教えていただいたのですが、
原作でも神奈は柳也に抱かれてないそうで。
最後まで家族を貫き、また神奈の白さも保てたんですね。


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2006年09月23日

神奈ってアリア社長に通じる癒しだ

「AIR」特別編 前編 やまみちを見ました。

<感想>
今回は細かい事をメモせずに、ただ心の思うがままに見ました。
そして10日ぶりに見て改めて思ったこと。
作画が素晴らしすぎる。オープニング曲で流れる空を見た瞬間
心が洗われるようでした。

でもその綺麗さが悲しくもなりました。
このシリーズは本編で私が少し性急だと感じた神奈編。
神奈の母親に会いに行くまでの道を描いたシリーズ。
そして結末は言わずもがな神奈が空へ・・・。

それだけの事態が起きても空はいつまでも綺麗なままの空。
人が死んでもいつもと何一つ変わらない空。
大きい括りで見ると人の死なんて大したことないんじゃないかと思わせる空。だって仮にこの瞬間私が死んでも明日は何一つ変わらないわけだし。

こう書いていると依然私は観鈴の死から抜け出せていないと
感じます。外に出て空を見るだけでも無性に泣きたく、
また無性に何かを抱きしめたくなるから当然といえばそうか。

・・・悲しい事を思い浮かべていると夏休みを幸せに過ごした
観鈴を冒涜するみたいだから明るく!

神奈が可愛いですねぇ。仕草も西村ちなみ様の演技も完璧!!
あの目一杯体を動かす所を見ると、今までの鎖から解放されて、
自分の心の思うままに動けるんだと感じてホッとする。
せめて”その時”までは神奈に1人の田舎娘であって欲しいですものね。

にしてもどこかアリア社長に通じるところがあるなぁ。
ナデナデしたくなりますよ。
この作品で萌えキャラというのを挙げろと言われたら、
多分神奈とポテトだな。

それと裏葉。彼女抜きでは語れませんよ。
柳也が裾をまくれと言うと、”神奈と2人で?”なんていきなり爆弾発言。そりゃそんな反応してくれたら嬉しくないって言ったら嘘ですよね。

お手玉は面白かった。石でやらせるなんて一体どこの星一徹だよ。
別に一徹は石で練習なんて無かったと思うけど、あの厳しさは
それに通じるところがあります。

ギャグも出来て偉大なる包容力も見せて、彼女は文句無しです。

そんな裏葉がオープニングで妊娠してた姿が出たけど、本当に幸せそうだったのを見て救われた気分です。こんな素晴らしい、そして1人残された悲しい宿命を背負った裏葉が幸せにならなかったら2人が安心して始める事が出来ませんもの。

オープニングが出たのでついでにエンディングの話を。
今回のFarewell songのラストで手を繋いでいたのは神奈と柳也。
全ての始まり。足跡をつけた2人。

本編のラストのあの少年はその全てを理解して始めました。
勿論そこには神奈や柳也の記憶も携えて。
そしてその2人が見ていた海をあの少年も同じように眺める。

上では死が大したことじゃないように書いたのですが、
実はそうではなくて人の思い出、記憶によって繋がれば
それは悲しい事でもないのかなとも思わせてくれたり。

全編見通してからだとまた深い作品です。

何だか語ろうと思えばどこまででも語れそうになるのですが、
このシリーズは心を落ち着けて3人を見守ろうと決めたので、
とりあえずこれくらいに。

コメント欄でKK様に教えていただいたのですが、
エンディング曲で手を神奈と手を繋いでいるのはお母さんのようです。本編ラスト同様の流れかと思い込んでいた為にやらかしました。

母から子へ繋がる話の始まりだからお母さんにしたのでしょうかね。まだまだ見落としがいくつもありそうだ。


〜トラックバックを送らせて頂いた方々〜
ひろしのアニオタ日記様:『神奈激萌え!!!AIR夏・特別編〜京アニGJ!』

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2006年09月16日

ありがとう観鈴

「AIR」の最終話となる第12話を見ました。

<感想>
・・・・・言葉が上手く出ない。
あまりに感動し過ぎて、そして観鈴の衝撃の最期に呆然としている。放心状態ってこういうのを言うんでしょう。

まさか最後で観鈴が死ぬなんて・・・。
最初はただ呆気にとられて、その後の神演出に鳥肌が立っただけだった。1話に繋がるのといい本当に驚いていた。

しかし見終わった後、観鈴のことを考えていたら突然目から涙が溢れてきた。

涙がまたしても止まらなくなった。
もう止まらなくてどうにもならなくなった。
情けないと思われるかもしれないけど声を上げて泣いた。
今この文章を打っている最中も涙が出続けて止まらない。

今すぐ観鈴の元へ駆け寄りたくなった。
駆け寄って抱きしめてその体の苦しみを少しでも共有したくなった。
心が救われた観鈴が安らかに逝けるように体の苦しみだけでも何とかしてあげたくなった。

晴子は凄い。私がもし晴子の立場なら多分持たない。
ゴールした観鈴を追うと思う。

誰が晴子が取った行動を責めることが出来るだろう?
誰が観鈴がゴールした事を責められるだろう?

往人は結果的には観鈴の死に直結した。
彼が現れなければ観鈴は頑張ろうとしなかったのだから。
でもだからといって彼がその死の原因だろうか?

そんなこと観鈴は少しも思っていない。
観鈴の想いはただ1つ。彼女は幸せだったということ。
多分世界で1番幸せな夏休みを送ったと私は思う。

私はこの作品を見終わった今、心から思う。

”ずっとずっと笑い続けて世界がたくさんの笑顔で一杯になって、皆があったかくなって生きていけたらいいね”

<気になった点>

〜お母さん〜
最後の最後で本当の、全てを言い合える親子になれたのに。
2人のスタートが切られたばかりだと思っていたのに。
何で観鈴はゴールしたんだと正直思いました。

その私の視点が既にズレていたんですね。
観鈴にとっては今までどんな関係だろうと晴子は母親。
もっと早くに気付くべきでした。晴子の呼び方で。

記憶を失ってからは”ママ”
記憶を取り戻した後と記憶を失う前は”お母さん”

心が荒んでいる私は、最初の”お母さん”
どこかで心を許していない観鈴が発する自己防衛かと思っていました。いつも迷惑をかけないようにする姿から更にそれを感じていました。

違いました。真っ直ぐな観鈴はそんなことをしないですよね。
”ママ”から”お母さん”に戻った時にそれを
はっきりと感じました。
”ママ”の方が自己防衛なんです。

いつも観鈴は幸せだったんだ。偽りでもなんでもなく純粋に。

〜ゴール〜
観鈴は辿り着いてはいけない空に辿り着いたわけでもないのに
死んでしまいました。
今まで佳乃も美凪も母親に辿り着いて生きる事が出来たのに。

本筋からすればその理由は明らかにされています。
観鈴は星の記憶が見守る新しいスタートを始める前の最後の女の子だから。

でもそれだけじゃないとなんとなく私は思います。
観鈴は辿り着いてはいけない空にもゴールしたからだとも感じます。

その理由が晴子だけでなく、”そら”をゴールに待たせたから。

往人が宿ったからすに”そら”と名付けた時点で
この結末が暗示されいたのかと今だと少し思います。

〜国崎往人〜
凄く表現しにくいポジションにいる男性キャラ。
誰かに告白されて毎日をデレデレになって過ごすような
恋愛シュミレーションゲームの主人公とは一線を画す彼。

彼があの町に来た事で全ては終わりに物語が収束しました。
言わばあの町に現れることのみが彼の役目。
後は全て星の記憶に流されるまま。

普通なら彼が何か行動を起こすたびに事象が変化しますが、
この作品では彼がどう動こうが結末はある種同じ。
往人が救いたいと思っても、それすらも予定された事象。

では彼の存在意義が全て否定されるのかと言うと
それは違うと思います。
彼は現れた瞬間に、全てをやり終えているのです。
観鈴が往人を見て頑張ろうと決めたのですから。

また彼は観鈴の最期を助けたいと願った人間の姿では看取る
ことが出来ませんでした。
でもその代わりに観鈴の想いを空に連れて行くことが
出来ました。

”終わり”とは悲しいものです。
ある意味その世界が閉じてしまうのですから。
でも”終わり”があるからこそ次が”始まる”
表裏一体の関係で、どちらも欠けてはならない事象。
だからこそ往人は次に繋げる為に空に想いを抱えて
飛び立たねばならなかったのです。
そしてあの海岸線の男の子に繋がってゆく。

普通の作品が”始まる”方にスポットを当てる中、
この作品は”終わり”にスポットを当てたが為に、
こういった作りになったのではないかと思います。

だからこそ彼が主人公なのです。観鈴でなくて彼が。

〜真のFarewell song〜
歌詞と1話めと最終話が見事に繋がり鳥肌が立ちました。
歌詞を聞いてどうも釈然としないと思ったら、往人達と
あの1話目で観鈴に手を振った”始まり”の両面を
歌っていたのですね。恐らく前半の神奈が飛ぶまでが往人達、夕焼けが出た後が始まりの2人。

”僕らが残したあの足跡をいつまでも追ってた”

から、いきなり一人称を用いるのからもそう感じ取れます。
別れというのも往人や観鈴達同士でなく、
始まりと終わりの別れだったのでしょうかね。

これに気付いた時、前回あの2人を見たからすの方の往人が震えたのが、これから起こる事態を察知した故の震えだったのかなと感じました。

1話目に最後が繋がる作品は良作が多いのですが、見事この作品もやらかしました。

<お気に入りシーン>
もうあのシーンしかないと思います。観鈴がゴールするシーン。
その際のセリフはもう涙無しには聞けないです。

「もういいよね?私頑張ったよね?もうゴールしていいよね?私のゴール、ずっと目指して来たゴール。私頑張ったからもういいよね。休んでもいいよね?」

「ゴール・・・」

「やっと辿り着いた・・・」

知らない人にはただの文字の羅列ですが、
知っている人が見ると情景が思い出される言葉の数々だと思います。

晴子と同じでなんですが、ゴールして欲しくないというのは
私のワガママでしょうか?
大事な子供が頑張ったら休むのを許してあげるのが親でしょうが、
ここの観鈴だけは何とかしてゴールするのを邪魔してでも休んで欲しくないというのは言ってはいけないのでしょうか?

何度も書きますが、ここで晴子が観鈴の元に立ち寄りゴールさせなかったこと、そしてその後観鈴の後を追うこともせずに乗り越えたことは凄い。

この作品では父親でなく常に母親が主題になっていましたが、
その理由が何となくわかります。
母親の母性から溢れ出る愛情というものは多分この世で最も尊い物だから。何物にも屈しない物だから。往人へ受け継がれた物語も母親から子でしたし。

またそのシーンで流れる挿入歌、「青空」も素晴らしい。
見事に歌詞と映像がリンクしており、思い出すだけで泣けてきてしまう。

<総評>
この作品は賛否両論分かれると聞いたのですが、一旦賛成派に
回ると否定な意見が全て消えます。
唯一挙げようとすれば、ギャルゲーを全然やったことがないのですが、私が思っていたようなギャルゲーっぽくはないってことでしょうか。恋愛系でもないですし。また萌えも絵が嫌いだとアウトだろうし。

でもその程度なら瑣末な問題にも思えるから
もっと別の要因でしょうかね。
自身に何か共有できる経験なりがあれば、きっとこの作品は胸に何かを残す素晴らしい作品だと思いますし。

具体的に私なら両親の問題から派生した親子関係とか。
一旦バラバラになるとあっけないものだったり。
なので美凪に凄く感情移入しました。

私はこの作品は神作品だと認定。多分アニメとしては最高クラス。
今後これを上回るのはそうほいほいと出てこないと思います。

この作品を私に教えてくださったひろしのアニオタ日記の管理人さんのひろしさん、ゲームやマンガのきゃらと〜くの管理人さんのやまだ様には感謝してもしきれない。この場でなんですが本当にありがとうございます。

それとこんな素晴らしい作品を世に送り出してくれた製作者一同にもありがとう。

そして何より観鈴へありがとう。生まれてきてくれてありがとう。

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2006年09月12日

晴子が救われてよかった

「AIR」の第11話を見ました。

<感想>
観鈴が突然記憶喪失に陥って時が止まった。
1人で生きていくと決めた観鈴が晴子の呼びかけに応えた翌日に突如として起きた事態。

悪い事はいくつも重なるわけで、そこに観鈴の父が観鈴を引き取りに登場。3日の猶予を貰って観鈴と過ごしていくうちに観鈴の心が晴子に移って一緒にいることになりました。

この辺かなり展開が早い。そのせいか感動が少し薄まりました。
美凪編なんかはもう少し余裕を持たせて見せてくれたので、
その結末に至るまで完璧な流れだったんだけど。

といはってもその感動具合はやはり高いです。
最後の夕焼けの海に数年かかってやっと来れた晴子と観鈴が
別れたかと思いきや、観鈴が父親を拒絶して、

「ママ!」

何度も母親にはなれないと自分を否定し続けてきた晴子に差す
一筋の光明。
ただ涙を流して繰り返す観鈴。

血なんて関係ない。他人の子供だろうとただ愛する心を持つだけで子供は親と思ってくれる。大人の無粋な考えなんかを飛び越えて。

こうした純粋な気持ちを久しく忘れていた気がする。
あの頃それをしていれば今とは違う形になったと夢を見させてくれました。

<気になった点>

〜旅からす〜
最初の方からずっと晴子はこの銘柄のお酒を飲んでいました。
いつもラベルが出るから何か関係あるのかなと思っていたら、
旅をし続けてきた往人に掛けていたのでしょうかね。

まったくもって京アニさんにはやられます。

〜1人で生きるなんて不可能〜
当たり前ですね。でもそれをわかっていない人も結構いるわけで。
そういう人はこの作品、特に観鈴を見て下さい。

観鈴はそれをわかっていながらも、敢えて大好きな晴子に迷惑を
かけないようにしているから泣けてきました。
それがまた行動にも現れていて。

ずっと恐竜のお人形を強く抱きしめる観鈴。
何かを抱いてホッとしようとするのは、誰かに支えて欲しい時。
本能に忠実な赤ちゃんがいい例です。

ああいったわかりやすいシグナルを読み取れないと子供は
きっと不安がるのでしょうね。

晴子はそこまで理解はしていなかったし、また自分に自信も
なかったけど、観鈴を愛する気持ちが全てをいい方へ向けました。

一番簡単だけど一番難しいことをさらっとやってのける晴子が観鈴の親で本当によかった。私もそうなれたらいいな。

〜髪の毛を切った観鈴〜
5話で観鈴が髪の毛を触りながら晴子にとって自分は邪魔者
だと話すシーンがありました。
そんなバカな自分と決別できたのが髪の毛を切ったことで
繋がっていたと見るのも一興でしょうか。

またその髪の毛を切って1から親子関係をスタートしようとした
ことを神奈が願いを間違って叶えてしまったとも見えなくも無い。

女の子が髪の毛を切るのは一大決心だし、他にもどこかで
隠された要素がありそう。

〜Farewell song〜
言わずもがなこの作品のエンディング曲。
直訳すれば”別れの歌”とかでしょうか。

歌詞からだと往人のことを歌っているようにも感じますが、
このまま往人には自分が救うべき存在を救うだけで別れて
行くのでしょうか。歌詞がそんな感じに聞こえるのですが。

前回書いたように往人はある意味弄ばれた子。
美凪や観鈴らと実は変わらない子。

彼にどう決着をつけるのか。そらが空に飛んで行き、
神奈がずっといる領域に行くのか。

<お気に入りシーン>
観鈴が晴子に車椅子で連れられて海へ行こうとする際に、
拒否をした観鈴に愛想をつかした晴子が観鈴を
1人ぼっちにした場面。
そこで1人で家に帰ろうとする観鈴が車椅子から落ちるシーンは見ていて胸が痛かったです。

誰一人助けてくれません。それが観鈴が望んだ世界。
あんな世界ゾッとします。私なら生きていけません。
それを承知するしかなくて受け入れようとした観鈴が道を踏み外さないでいられたのは本当に救われた気分。

あそこで晴子が助けに来た時がまた何ともいえません。
実は暑さの心配をして観鈴のジュースを買いに行ったという優しさ。
口に出さなかったのを後で後悔していましたが、それはこれから
スタートして積み上げていけばいいだけの話で。

無償の愛とは晴子みたいな行動が出来る人なんでしょうね。

<声優さんについて>
観鈴が泣きじゃくる姿がどんどん子供っぽくなっていくのと同時に、観鈴役の川上とも子さんの演技もどんどん無垢な子供になっていくのはさすがの一言。

また往人役の小野大輔さんもそらになって以後、事態をまるで
理解していないカラスの心情を押さえての演技。
この作品作画も声も見せる要素は完璧ですね。

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2006年09月11日

頑張れ観鈴!

「AIR」の第10話を見ました。

<感想>
今回は前回往人が乗り移ったカラス視点で、これまで語られていなかった部分を描写。その場面場面では徹底して往人の顔は出ませんでした。カラスが見ていたのは往人でなくて観鈴ですしね。

残り2話で一体どう纏めるのか。
予告を見ると次回は悲しくて泣きたくなりそうな雰囲気。
最後はきっと観鈴がゴールして感動の涙を与えてくれる
だろうから、ラスト2回は私の涙腺が悲鳴をあげそうです。

<気になった点>

〜志野まいか〜
確か再登場のはず。2話目で迷子になっていた子だったような。
あの子のお姉ちゃんも今体の調子がよくないようで神様にお祈り。
まさかこの子がここまで作品とリンクしてこようとはビックリ。

まいかちゃんは神様に・・・流れからして神奈に願ったということでしょうか。こういった純粋で綺麗な願いなら神奈もその母親も喜んで願いを叶えたでしょうに・・・。

神奈達を苦しめた醜い欲望を持ったのも人間なら、
自分の利益の為でなくて他人の為にも全てを捧げられるのもまた人間。

この対比には大人と子供ほどしっくりくるものはないですね。

〜迷惑をかけたくない観鈴〜
結婚をする前に生まれてきた観鈴。
母親であり晴子の姉は育てる事もせずに死亡。
父親は観鈴を晴子に押し付けてどろん。

こんな状況なら他人に迷惑を顧みないか、捨てられたくない一心で
迷惑をまったくかけない人間になるかの両極端でしょう。
そして観鈴は言うまでも無く後者。

この背景を知った上で今回往人にゴールに辿り着けると言われた際に、

「がんばってみせるからね」

という発言を聞くとそれが更に実感できました。

”みせる”なんて他人を気にしまくりの一言。
「頑張るからね」でも別にいいと思うところでこの表現。

親が子に与える傷って一生ついて回るんですよね。
だからこそ親とは難しく偉大なわけで。

自分でお腹を痛めて産んでもいない晴子があそこまで
観鈴と距離を置くのも、当たり前かもしれません。
その子を愛しいと思うだけではままなりません。

<お気に入りシーン>
観鈴全開モード。セリフを聞くだけで泣けそうになるってどうよ!

「一人になったらもう頑張れないよ・・・」

「寝よう。もう起きなくてもいいや。」

愛しい人全てを失っても表では気丈に振舞っていた観鈴の本音。

ダメなんですよ、この手の女の子。
自分の苦しみを他人に見せず、1人だけになった時にそれを吐露する女の子。灰原さんや凛、フェイトちゃんなどに代表される種の子達です。

今まで笑っていた笑顔全てが本当に綱渡り。
全神経を集中しすぎると脆さもでるけど、観鈴はまさにそんな状態。

これが切れたら一体・・・。

美しい作画の空が今は少し憎い。
観鈴の心の苦しみをまるで知らんぷりしているみたいで。

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2006年09月10日

神奈の笑顔が離れない

「AIR」の第9話を見ました。

<感想>
いい話で見応え抜群なんだけど、2話から感じていたように
所々でいきなり物語が加速する。もうちょっと裏舞台が見たいなぁと思ったりするところで特に。今回も少しそれを感じました。

でも神奈が弓矢で貫かれるシーン。
あれを見るとそんな細かい事はどうでもよくなります。
あのリアリティ、神菜の寂しそうな表情、
柳也と裏葉を見て嬉しそうな神奈。
涙は流れませんでしたが、目に涙が少し溜まりました。

本筋の方では観鈴と往人の繋がりが判明。
前回思った通り往人は柳也と裏葉の子孫で、
ある意味救えなかった神奈を救う為に生まれてきた子供。

神奈は母親がその翼人の力で戦争の際に殺した人の呪いを
母親から受け継ぎ、また神奈を殺そうとした坊主共の呪詛を
受けて、大事な人達が死ぬ夢を延々と見ているのです。
それが観鈴が見ている夢へと繋がっているようです。

そりゃ夢を見る側は潰れますよ。その容量を少しでも減らそうと
した産物が羽の記憶なのかな?この辺はいまいち判明せず。
間違っている事を一杯書きそうなので少し置いておきます。

ラストで往人は何とカラスに生まれ変わったのか
憑代として借りているのか不明ですがその姿に。
ちょっとびっくりですが、残り3話でどう締めるかの方が気になります。

<気になった点>

〜お手玉〜
これは結局成功せずじまい。神奈は普通の子になれませんでした。
母親も普通の女の子に望んでいたのに・・・。

ただこれは悲観的に見るよりは、今後往人に救われる事で
あそこで普通の子にならなくてよかったと思わせてくれる
産物なのかもしれない。

〜月〜
今回度々出た月。あれは神奈のみならず、
この作品全般を通して母親を象徴しているのかもしれない。

月はいつも側にいてくれて、やわらかい光でそっと
照らしてくれるモノ。辛い時も、自分を見失っている
時も常に優しく見守ってくれます。まるで母親です。

また月が母親に繋がるという点で出産があります。

満潮では子供は生まれやすく、干潮ではその逆。
満潮と干潮はご存知月の引力に因る物です。

この辺の掛け合いは凄く好き。
京アニさんの美しい作画で見ると感動も倍増です。

〜子供は親の玩具か〜
非常に嫌な見方をすると、柳也と裏葉が取った行動は
今までの美凪の母や晴子が取っている行動以上に許せません。

それは自分の子孫を自分たちが達成できなかった目的の為
だけに生み出そうとしたから。そして押し付けようとしたから。

その根底にあるのは確かに純粋な想いかもしれません。
でもそれは同時に翼人を好き勝手に弄んだ人間と同じです。

よく親が子供を自分の玩具の如く扱う事件も見かけますが、
それとある意味では同じ行動だと私は思います。

でも1つ違うのはそれが苦しんでいる親ではない第三者の為
ということかな。これのおかげで皆が救われている。

親子の関係ほど難しい物はこの世の中には無い。
子供を育てる事ほどこの世に難しい物は無い。
愛情を持つ事ほどこの世に難しい物は無い。

〜カラスと”AIR”〜
これに往人が変身した時はさすがにびっくりしましたが、
今ふと思い返すと伏線はあったと思います。
それが神奈編に行く前の7話のカラス。
海に観鈴と一緒に行こうとして横切ったカラスです。

あそこで不意に現れるカラスですが、以前は白い死装束の観鈴に
対比して黒で死を更に象徴したのかと思っていましたが、
寧ろアレはカラスがいるラインを超えないように横切ったのかと
思いました。観鈴を心配していたということですかね。
それに往人がもしかしたらシンクロしたのかもしれません。

また鳥になればその羽で空を飛べます。全ての鍵はやはり空。
それもこれも全ては柳也が神奈にかけた最後の一言が要因。
坊主共の呪詛を見た柳也が、

「もっと空高く!」

ってニュアンスの言葉を発していました。
今空にいるのもその言葉を忘れないていないが為なのかも。

柳也にとっては後悔になるのかもしれませんが、
神奈が空に居続けるのはもしかしたら柳也の”願い”と取った為なのかもしれません。裏葉の願いは叶えられなかったけど、せめて大好きな柳也の願いだけでもと無意識下でそう思って・・・。

フロイト論の超自我・・・いわゆるイドというのは自身が作用できない領域でいて、それでいてその衝動は他の自我を凌駕する領域。もう自分では如何ともしがたいのでしょう。それを助けられるのはその人間を愛せる人のみ。

この辺の論議は「ゼノギアス」をやるのを是非オススメです。

話があちこち飛んでなんですが、
これが合っている云々はどうでもいいです。
製作者側の意図と別の所に私が何かを共感するのが創作物の楽しみの醍醐味だと思うので。

もし柳也が何かの拍子にこれに気付いたならば、
彼はあの安らかな最期を迎え入れる事が出来なかったかもしれない。

<お気に入りシーン>
神奈のお母さんが死んでしまった後の神奈。

「母上母上母上・・・」

ただひたすらにそれだけを繰り返しました。
まるで今まで言えなかった分を全て吐露するかの如く。

言葉になりませんね、あのシーンは。人間の醜い欲望如きで1組の
親子を引き裂いた結末がアレですから。やりきれない。

それだけ重いのを見せてくれた後で、裏葉がちょっとお茶目に
柳也に子供を作るのを勧めるのは少し笑えました。
井上喜久子様ならではというか。相変わらず素晴らしい。

そこまで裏葉自身が柳也に惹かれていたんですね。
先にも述べた通り展開が少し急でその過程はわかりにくかった
のですが、柳也のラストでそれが補完された気分。
柳也は人としては骨と皮だけの醜い部類の姿形で人生を終えましたが、それでも裏葉が離れなかったのですから。

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2006年08月29日

神奈声も仕草も可愛い!

「AIR」の第8話を見ました。

<感想>
この神奈編で言えるのはあれだ。

神奈可愛い!それとアリア社長西村ちなみさんの声可愛すぎ!うきゅ〜ってしたくなる!!

西村ちなみさんの声の可愛さはわかっていたつもりだけど、
古語で話されるとまたたまらんね。
というか個人的に語尾が「〜のう」とか好きだから余計こう感じる。「ハヤテのごとく!」の我が愛しの13歳三千院ナギもこの系統だからいいんだよね。・・・でもちとナギに西村さんは合わないか。

今回に関してはホントのんびりした空気。
勿論この後神奈と悲しい別れがあるのだろうけど、
それでもこの穏やかな、神奈にしてみれば後にも先にも経験できないだろう時間が一生彼女の心に残ると思うと耐えられる・・・はず。

本筋では神奈の夢がやはり鍵。
真っ暗闇の中、幼い頃に見たような暗闇の中、
人の影を追いかけると消えるという夢。
それに光を見る神奈から柳也は母を追っていると示唆。

またここでも母親。この作品、往人を含めて登場人物の全てが
辿り着く先は母親なんですね。
この果てに一体何を見せてくれるんだろう。ここまで盛り上げてくれているから、期待が膨らみすぎてる。

<気になった点>

〜お手玉〜
これまた小道具が登場ですが、それが1月経ってもさっぱり上達
しないというのはやはり何かしらの意図があるのでは。

あの時代の子なら出来て当たり前のお手玉。
それさえ出来ない神奈。
とりあえずその幽閉生活の酷さはすぐに見て取れました。
人間の玩具以外の何者でもないんだと。

もう1つ感じたのが、お手玉が出来たら旅も終わりなのかと。
お手玉が出来ないのはあの流れでは翼人としての証。
もしかしたら空を飛べないこと以上の。

それが出来てしまったら、神奈は普通の人間と大差なくなり、
そうなると翼人の守護人としての柳也、付き人の裏葉とも
お別れになるのではって感じました。

〜柳也と裏葉と神奈〜
親子のような3人。前回を見ていたら柳也と神奈が恋人のような関係になるのかなと思っていましたが、そんなのを超えていました。人間何の繋がりが強いって、やっぱり家族の絆なんだと思わせてくれました。

でもその絆はきっと神奈が抜けることで終わりそう。
そうすると柳也と裏葉が2人で生きていくことになるのかな。
というかあの2人の子供が往人の先祖か?
裏葉の結界を見抜く不思議な力が、往人の法術に繋がるし。

その2人の想いをずっと追い求めているならば、
空に住む少女は自分の娘を探すようなもの。

往人が観鈴を見つけたのは父親としての役目を果たすことだったのかも。そう考えると観鈴の父親らしき人がケーキを往人に渡したのは、その父親の役目を継いだ証にも見えてくる。

<お気に入りシーン>
祈れば願いが天に届いて叶うことを信じない神奈。
自身が羽を持ちつつも、1度も飛べたことがないのがその要因。
また人間の勝手な想いからずっと幽閉されてきたから出る言葉。
それに対して柳也が神奈にかける言葉はたまらないです。

「願いを心に想えばそれだけでいい」

正直な所甘い理想だと思います。けどそれがいいんです。
自分に救いがないと思い込んでいる時ほど、こうした言葉を
何のためらいも無くかけてくれるのは相手が思う以上に救われると思います。


〜トラックバックを送らせて頂いた方々〜
ひろしのアニオタ日記様:『AIR〜夏〜 第8話』京アニ、GJ!

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2006年08月26日

笑顔の観鈴を抱きしめたくなる

「AIR」の第7話を見ました。

<感想>
またしても蝶展開。いきなり往人が観鈴の見る夢に飛んだ模様。
正暦五年 A.D.994年へと年代ジャンプ。
そこで現れるは翼人と呼ばれる神奈と、その守護を命じられた柳也。神奈はエンディングで飛んでる女の子みたいで、柳也はほぼ往人。

展開としてはこの後何話か続くのでしょう。
観鈴の夢の謎が解けるまで。もしくは観鈴が助かるまであの中か?

先読みはまあいいや。大事なのは現在です。

観鈴死んじゃやだーーー!!!!

何故だ?何故観鈴ばっかりこんな目に。
いや、その理由はもう明かされるだろうからいい。
最後にオープニングを見ると救いがありそうだからいい。
それよりも何故あんな風に笑えるんだ?

全てを受け入れて、死を側に感じて、ヴァッシュに勝るとも劣らない灰色の笑顔なんだけど、でも笑う。やましい心など何一つなくただひたすらに観鈴を抱きしめて、世界の全てを敵に回してもその願いを叶えてあげたくなる。

そんな今回はかなり夢の定義が為されました。

空の夢を見る少女は、どんどん過去へと遡り、それが体を蝕む。
次第に大切な人の心も忘れて、その果てには死ぬ。


更にこれに関して更に救いのない条件の追加。

1人ぼっちの少女の側により、
2人の心が近付くと心が共に病んでいき、2人とも助からない。
これを避けるには1人ぼっちになるしかない。


これを往人の母は味わい、その為に空に住む少女を探して、
今度は後悔しないようにしているようです。

ここで問題なのは観鈴。自分の辿り着いた答えを告げます。
夢の中の少女をもう1人の自分と思い、その子を助けることだと。

この作品ではこれまでに辿り着く場所が否定されたので、そこを明かしてしまった観鈴がこれからどうなるのか気になって仕方ないです。

ちなみに今回で観鈴が見た夢は、祭りに出ている少女を遠くから見る夢、森の中で大切な人と一緒に幸せそうに何かを探す夢。神奈と柳也の楽しい記憶だといいですが。

その影響で遂には足さえ動かなくなる観鈴。
森の中を歩き回った影響だったりしたのかな。

それを知って往人が観鈴の元から離れようとしますが、
母親の夢を見て、いつか空に住む少女に会ったら、
往人の母、祖母・・・と連綿と続いてきた想いを込めた
あの人形でもってなんとかしてほしいというのを思い出します。消えた母親の遺言を手遅れになる前に。

観鈴を助けられそうな方法を思いつく往人。
人形を使って観鈴を笑わせる事。そしてそれは往人の願い。

それが叶ったと思いきやいきなり過去へですから。
呆気に取られましたよ。

<気になった点>

〜また明日〜
誰もが使った事がある言葉。友達と遊んで最後を締めくくる言葉。
でもその言葉を友達と遊んだ事が殆どない観鈴が使うと
とても重く感じます。

そんな当たり前のやり取りすら何一つ出来なかった観鈴。
想像しただけで寒気が走ります。

今まで執拗に遊びたがっていた観鈴ですが、
それもこれも全てはこの一言の為ではないでしょうか。
”また明日”は1人ぼっちじゃないと端的に示せる言葉ですし。

〜親子〜
観鈴を押し付けられたという心境を往人に告げる晴子。
それに当然の如く怒る往人。
まるで自分の心のようにぐちゃぐちゃになった寿司を食べる前に

「親子ってなんやろな?」

と呟く晴子。
以前は自分は親になるんじゃなかったと言って、
今回はその心理を顕にしていました。

しかし見ている私としては晴子はもう立派過ぎる母親。
観鈴が誰かと仲良くなると発作が出て、その為に敢えて
距離を置くようにしている姿、他人の子に対して真剣に
ここまで思う人は親でいいのではないでしょうか。

この作品で母親は霧島母、遠野母と2パターン出ました。
そのどちらにも共通していたのが、どちらも娘を第一に考えてその願いを叶えたこと。

病弱だろうが佳乃を産んだ母親。
美凪の妹が欲しいという願いを叶えようとした母親。
その2人に負けていないと思います、晴子は。

とても穿った見方になりますが、晴子は観鈴の1人でいたいという願いを叶えていると思います。こんなの親が叶える類のものではないことを承知して。だからこそ親がわからない晴子。

これを観鈴は真に望んでいる節もあります。
観鈴も自分の発作に対して半分諦めというか、
1人で遊ぶのを受け入れているのが今回にも見受けられました。

一母親として間違っているやもしれませんが、
娘の願いを叶える点に於いては貫いています。
そして観鈴自身、晴子を母として思っています。

「私お母さん大好き」

娘が母と思えばそれはもう母なのです。血なんて問題ないです。
互いの心が通じ合う事こそが全てなのです。

後はその互いの想いが純粋に伝え合う事が出来たなら、
きっと観鈴も晴子も笑顔を見せてくれるのだろうなぁ。

<お気に入りシーン>
冒頭の海に行きたいと観鈴が言った後に映し出される海。
あまりの綺麗さに言葉が出ませんでした。
純粋で綺麗な心の持ち主の観鈴を表しているかのよう。

いかんなぁ、あの秀麗さは。
ボーッと見てしまい、先に進めないことこの上なし。

その海に行きたいという願いを叶える為に歩いていると、
黒のカラスが道を横切りました。まるで観鈴の死を象徴するかのように。

そして観鈴自身も死を覚悟していました。
外へ出た際の服装が上から下まで真っ白
死装束にしか見えません。

普通に青空の中白い服ならば爽やかに見えるけど、カラスを登場させて、観鈴がそれに気付くシーンを入れるだけで180度変わる印象を与えるのに成功。

少しは視聴者のことを考えてくださいよ。
観鈴を真っ直ぐ見れなくなるじゃないですか。

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2006年08月23日

美凪が笑ってよかった!

「AIR」の第6話を見ました。

<感想>
今回も少し涙が出てしまった。
でも今回の美凪とみちるの別れは次へ繋がる別れ。嬉し涙ならいいですよね。

ダメなのは最後の観鈴。もう何だよ、突然倒れて。
2話でふと思ったとおりやっぱ病院行きなのか?
そんなの耐えられないよ、観鈴。

そもそも観鈴は今回冒頭とラストと2回しか登場シーンがなかったのですが、その最初が問題だったんです。

この作品タイトルがAIR(空)だけあって、その熱の入り様が半端ないです。そしてここに京アニさんのこだわりも隠れているのだろうと思っていつも注意して見ています。

ではその観鈴が出た時の空はどうだったか?
往人、美凪、みちるの3人が駅で夫婦と娘の如く仲良くしているのを見て寂しそうに去る観鈴。そこでの空が黒い空になりかかっていました。観鈴の想いがどす黒い色になりかけるかの如く。

またいつも通り冒頭では送り迎えがあるのですが、
そこでの雲の動きが心なしか早い感じ
何かに追われているのか、気持ちが焦っているかのように。

そしてラストで倒れる。過呼吸に陥っているかの如く。
正直次回を見るのが怖い展開です。どうしよう。

出番としては少ないも、さすがにこの作品の主人公、色々な伏線を張っていきました。

いつもの夢では森の中で誰かと話す観鈴。
「海ってなんだ?」と聞かれるちょっと風変わりな夢。
ここで空ならまだしも海を持ってくるあたりが謎めいてます。
母なる海でも象徴しているのか。往人が母親と話す夢でも海の上から始まったし。

みちるが話した空に住む女の子の話では、往人がまたしても観鈴を思い浮かべるのですがその内容が・・・。

悲しい夢を見るだけの女の子が空にいる。
寂しそうにしているだけで他に何も無い。
そして幸せになれないから悲しい夢を見るしかない。
背中には人の思い出が詰まった傷ついた羽。


聞いた時唖然としました。観鈴が辿り着こうとしている場所が完全に暗闇だと知って。既にそこが否定されているのは明らかなのですが、それをここで往人に明かすとは。

ただこれにも例によって一筋の光明があって、みちるが1枚の羽を貰い悲しんでいる美凪を助けたらその子も幸せになれると思ったというくだり。

皆の思い出が詰まっているのを1枚ずつ消すというのは過去との決別。霧島姉妹では姉と母親との、遠野親子では妹と母親とのすれ違いといった具合に。

観鈴と晴子は一体どんな過去と決別するのか楽しみです。

さて、長くなりましたが今回の主役の美凪とみちる。
名字が紹介されていないことや、美凪の妹の名前がみちるだったのからも推測できるように、彼女は美凪の妹のみちる本人。細かいツッコミは無意味です。

美凪の母親が記憶を取り戻しつつあり、荒療治を試みた往人。
そして心を取り戻す母親。
これに伴いみちるの役目も終了し空へ還る決心をするみちる。

わかってはいても避けられない別れ。理想は所詮幻想に過ぎないのかと思わされました。

しかしそれが幻想で終わりませんでした。往人が父親の再婚相手が産んだに会いに行く際に言った、

「飛べない翼にも意味はあるさ。それが空を飛んでいた日々の思い出だから」

のように、忘れずに心に留めておけた為に。

このラストで涙ぐみました。勿論美凪が会うのはみちる
みちるにしてみれば知らない美凪でも、美凪にしてみれば紛れも無いみちる

美凪が頭を撫でたあの1枚の絵は一生忘れられそうにありません。

<気になった点>

〜美凪の罪と母親の罪〜
どちらも被害者です。でも互いに罪があります。
美凪が自分の罪と言ったのは違うと思います。

まずは感情移入しやすい美凪から。
美凪は自分の罪を妹が欲しいと願ったからと言いました。

間違いではないのですが正解半分だと私は思います。
確かに自分の子の願いを叶えてやれなければ親は苦しみますし、またそんな願いをしなければよかったと子も思うと思います。実際私もそうでした。

ただそれよりも美凪には重い罪があると思います。
それがみちるを演じてしまったこと

美凪は母親が壊れていくのを理解していました。
理解しつつもどうしようも出来ないでみちるを演じる一番楽な道に逃げました。一介の少女にそれ以上を望むのは酷なのは無理だと私も十分わかります。

でもやっぱりダメです。楽な道に逃げると後で必ずしっぺ返しが来るんです。そしてそれはもう自分ではどうにもならない事態まで発展しうるのです。私もそれを小学生から中学生の初めで実感しました。美凪同様親子関係で。

もしあそこで美凪が共に母親と歩む道を取れば、例え同じ道を辿ろうともあそこまで諦観の美凪にはならないと思います。

それをどこかで理解しているからこそ、母親に会う前に握りこぶしを握った状態から一度緩め、再び握ったのでは。最初に握っていたのは自分の過ちに気付いていて、準備が出来ていることの表れのように見えたので。

対して母親の罪。
これは親としてはやってはいけない事態。
自分の愛しい娘を死んだ娘と重ねるのは言語道断!

・・・と簡単に斬る事は出来ないでしょう。
仮に自分がそうなったら。それを思い浮かべればわかるように、
多分私も美凪の母親と同様の行動に陥るでしょう。

私が思う美凪の母の罪はこれではありません。
愛しい娘を信用しなかった事です。

美凪の願いを叶えてあげられず、更にはこの世に生を授かりたがった娘を死に至らしめる。

でもそんな母親を美凪は責めたのでしょうか?
責めるような子なのでしょうか?

親子の愛情には私は普通の夫婦などには存在しない無償の愛があると思っています。何を言っているんだと思われるかもしれないのですが、以前も書いたとおり私はそれを体験しています。ここに書けることではないので控えますが。

勿論最悪の結末もよくニュースで見ますが、私はその裏には必ず後悔があると信じています。

なればこそ美凪の母親も自分の娘を信じて共に乗り越えるべきだったのです。その偉大な行為が取れるのは母親以外いないのです。父親では自分でお腹を痛めて産んでいないので理解出来ないのですから。

ちなみに背が大きい美凪。母親よりも大きかったです。
でも抱き合った瞬間美凪が小さく見えました。
母親の偉大さが垣間見えたというか。

背が大きくなったのは無理して大人になろうとしすぎた美凪の思いの表れだったのかもしれません。

〜血のような赤い夕焼け空〜
前回でみちるの流産を模したのかと思って見ていたのですが、もう一つ赤がありました。みちるの髪の毛

そんな赤い夕焼け空に潰されそうに見えていた美凪ですが、実はアレはみちるによって守られていたのかもって思わされました。

別れる間際にみちるの髪の毛を縛るリボンが解けて初めて、美凪のリボンの色と同じだと認識したのですが、髪がほどけたのが美凪に対する心配がなくなったからだとしたら。それなら髪の毛の色にも何か意味があるのではと思いふと感じました。

〜思い出〜
みちるが空に住む少女に対してのメッセージ。

”人間は思い出がないといけない。思い出だけでも生きてはいけない。夢はいつか覚めないといけない。覚めないと夢は悲しみに”

少女に向けてなのですが、これまでの話を見るとこの作品の
根幹にも感じるメッセージ。

それが今回の話にもきちんと繋がっていました。
それはラストのみちると美凪との再会にて。

縁側で遊ぶみちるの側にはスケッチブックがありました。
そこには2人の女の子の絵が。
中々判別しにくいのですが、私はあの絵がみちるが描いた美凪とみちる自身なのではと思っています。帽子をかぶっていそうなのとか怪しいといえばそうなんですが。

シャボン玉が好きなみちるといい、飛べない翼にも思い出として意味があるのならばきっと。

夢は確かに覚めました。でも全てが覚めたというわけではなく、
悲しみになるというわけでもないです。

この絵を美凪が見てまさか・・・なんて展開が私の頭で勝手に作られてしばし戻ってこれませんでした。

〜シャボン玉〜
夢のカケラのみちるがいつまでもシャボン玉を吹けない理由がなんとなくわかりました。

あんな簡単なのを何故か吹けなかったみちる。
恐らくアレは吹いちゃいけなかったのではないでしょうか。

今回のラストで幸せになれた美凪はみちると再会。
そしてこの子も同様にシャボン玉が吹けませんでした。

もし夢のカケラのみちるがシャボン玉を吹いてしまったなら、みちるも吹いてしまっていたでしょう。夢が全て覚めるわけではないので。

そうしたらみちるとの思い出が1つ減ります。
それはつまり生きていく為の思い出が1つ減るということで。

美凪がより笑顔になる為に夢のカケラのみちるが置いていったお土産なのかもしれません。

<お気に入りシーン>
悲しいシーンではみちるがやらかしました。

「生まれてくる事を許してもらえなかった」

と往人に別れを告げる際に出たみちるの言葉。

果たしてそうなのでしょうか。
残酷なことを言いますが、みちるが生まれてこなかったことにより、美凪と母親はそれまで以上に心が繋がりました。父親とは別れましたが、それでも心は繋がっています。そして新しいみちるとも・・・。

これはどこか飛べない翼に意味はあるのかという問いに答えをもたらす一言だったように感じました。

まあぶっちゃけ泣けるからいいんですが。

しかし今回を語るにはこの一言しかないでしょう。夢のカケラのみちるが消える前に美凪に言った一言。

「ずっとずっと笑い続けて世界がたくさんの笑顔で一杯になって、皆があったかくなって生きていけたらいいね」

ここでも私は涙ぐみました。笑いながら別れるのを決めて、
でも2人の溢れる涙は止まらなくて。

現時点で観鈴だけ全然笑顔でいてくれません。
往人も笑顔でいろっていうくらいです。

観鈴の笑顔が晴子、往人をあったかくしてくれたらいいのに。

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2006年08月21日

観鈴と美凪の涙に泣いた

「AIR」の第5話を見ました。

<感想>

観鈴と美凪が泣くシーンで泣いてしまった・・・。涙が止まらなくてどうしようもなかった・・・。

今この記事を書いて改めて思い出すとまた涙が止まらない。
なんなんだ、この泣ける作品は。
私はこれを見ないで思春期を過ごしたのか。
見ていたらきっと家族への態度も違っていたんだろう。
その後の人生に於いても人に対する横暴な態度に歯止めがかかっていたのかもしれない。

第一に泣けたのは観鈴がトランプをやろうと突如言い出すシーン。
頭を使うのは嫌だと往人が言っているのに、神経衰弱
やろうとし始める観鈴。まるでうわの空な観鈴に一抹の不安が。

そこでトランプを落とした観鈴が、

「あそべる・・・がんばらないと、がんばらないと・・・」

と大泣き。それはもう子供が泣きじゃくるかの如く。

晴子によれば観鈴は友達が出来かけると泣いてしまうのだとか。
失う怖さでも想像しているからなのでしょうか?
観鈴は父親がいませんし、今回の観鈴がいきなり

”晴子は母親じゃなくて叔母”

なんて衝撃発言をして、大事な人を2人も失ったかと思わせる
側面を見せましたし。

もうあの作画のクウォリティで観鈴の泣く顔をやられたら無理です。耐えろっていうのは何の我慢大会ですか?

もう1つどうにもならないのが美凪。
柚木さんの演技であまり感情を表に出さない雰囲気の彼女が、背が思ったより高いことを往人に褒められて

「ちょっぴり自慢に思っちゃってます」

なんていつもと違う雰囲気。
みちるを見ても「可愛い、ぽっ」と感情がとても豊か。

それが・・・それが家に送っていった後で突如笑顔がなくなる美凪。あのお米屋で会った女性が美凪の母親だったのですが、「みちる」と呼ぶのです。それに対して何一つ反応しない美凪は異常でした。

一抹の不安はどうにもならない事態へ。
みちるの下に来ない美凪を心配した往人が美凪の家に向かうも、
昨日あったばかりの行人を忘れる母親。極めつけはこの一言。
「ウチには娘なんていません」

そこに事情を知る聖が来て衝撃の事実。
美凪には妹がいるはずだったのだそうです。
しかしその子は流産
そのショックから美凪を流産した娘と思い込んでみちると
呼んでいたのです。

しかし突如終わりは訪れた仮初めの世界。
学校の屋上で美凪が朝母親に言われた信じられない一言を言います。

「あなた誰?」

全ては母親のオママゴト。全ては母親が美凪をオモチャにした夢の世界の出来事。そしてその夢の終わり。

誰が悪いわけでもなくて、美凪も母親も被害者。
その辛さをぶつける先はないわけで。全てを白紙に戻して娘の存在を忘れた母親は壊れる事で対処するも、壊れる事を許されない美凪はただ耐えるだけ。そんな彼女から出た一言は、

「飛べない翼に意味はあるのでしょうか?」

私が聞きたいくらいです、その答えを。
そしてもしその答えがあるならあの時の私に教えに行きたいです。同じ轍を踏まない為にも。

でもこの答えって多分意味は無いになるんでしょう。
やっぱり全てが何かに繋がるなんてのは甘い理想です。

残酷なことを言ってなんですが、その理想がありえないと気付いて、それでも理想を求めるのは私は意義があるかなと思います。一度全てを失った美凪なら、次に手に入れるモノにはきっと違う対応が取れるでしょうし。

もう戻る事は出来ない美凪ですが一体これから彼女は
どこに辿り着く場所を見つけるのでしょう。やはりみちるなのでしょうか。

<気になった点>

〜邪魔者の観鈴〜
本当に晴子が観鈴の叔母なのかはどっちでもいいのですが、
あの邪魔者と自分を称しつつ髪の毛に触れる観鈴が凄く印象的。
長い髪の毛は邪魔だからそれと掛けているのか、また別の理由か。

ただ、オープニングでその長い髪の毛を切ったっぽい観鈴を
見ると、その邪魔者という考えの象徴がなくなり、
つまりはその考えも捨てるというのを表しているのか。

〜星の砂〜
3人お揃いで美凪がみちると行人にくれたもの。
まるで母:美凪、父:往人、子供:みちるみたいな雰囲気。
家族愛が1つのテーマというのが凄くよくわかります。

今回何度も星が出て、ずっと同じ時を過ごすというのを示す
のにも星が出ていたから、美凪の願いが込められたモノ。

でも正直な所往人は無理だろうなぁ。

<お気に入りシーン>
少し悲しくなるので夢が終わった美凪が学校の屋上にいるシーン。
空は真っ赤な夕焼けに照らされている場面。
まるで流産したみちるの血の赤色でも示しているかのような雰囲気。夕日で今にも世界が終わりそうな空気もそれに一役買っていました。

もう1つ悲しいので美凪の家。
2度夜の美凪の家が映し出されましたが、光一つついていない家。まるで美凪の世界は暗闇しかないかの如く。

もしかしたら天文部というのも、空に想いを馳せるのと同時に、夜遅くまであの陰鬱とした世界に帰りたくないという思いもあったのかと思わせる演出でした。

多分私なら狂います。あの家では。
だからこそ懸命に歩く美凪が愛おしいです。

涙が出ない感動の美凪の一言を。

「自分以外の誰かと共にいる幸せ。誰かの為に生きられる喜び」

こんなことをあの若さで考えねばならない美凪は少し胸が痛むのですが、でもその矛先がみちるに向かっているのを見ると凄くホッとします。

背が高いのを空に近いからいいと言う美凪には正直やばいと思いました。この作品の空は前回のように辿り着いてはいけない場所なのですから。

そこに想いを馳せる美凪ですが、でもきちんと両足は地面を踏んでおり、そしてその場所もしっかりしています。この一言がなかったら今回は救いが本当になかったです。

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オマケ
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jiro
二次元と三次元を行き来する社会人一年生
タイトルの元ネタは「ネギま!」

三度の飯よりかわいい女の子が大好きだが、最近は準にゃんやはやてきゅんなど可愛い男の子にも目がない。画像は同志wataru氏より拝借した準にゃん。

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