1. 硬派になっちまった (2)
  2. 熱いよ、銀ちゃん! (6)
  3. 大島源造には誰も敵うまいて (2)
  4. 実はビビり屋の鷹司 (4)
  5. 岩島のどクサレ三段活用劇場 (4)
  6. 屋上へ行こうぜ・・・ひさしぶりに・・・きれちまったよ・・・ (4)

■単行本:本宮ひろ志

2006年11月24日

硬派になっちまった

「硬派銀次郎」全9巻を読みました。
この間読んだ「山崎銀次郎」の前シリーズ。そして本宮大先生の三部作が一角。またしてもU様に借りて読んだ次第です。

まあいつもの如く長くなりそうなので私が言いたい事を
率直に書けば、

本宮作品の迫力を今の漫画界は失いつつある!

ということでしょうか。これさえ押さえてくれれば
以下の長ったらしい感想は読まなくて結構。
銀ちゃんの生き様のように簡潔さが第一です。

U様という素晴らしき着眼点を持つ猛者の意見を引用しつつ自分の意見をちょい真面目に語ると、かつての漫画家さんはどれもこれも迫力が桁違い。漫画の神手塚治虫氏に始まり弟子の石森章太郎、藤子不二雄というこれまた漫画界の重鎮が輩出されノリにノッた漫画。

そして梶原一騎氏の「あしたのジョー」、永井豪氏の「デビルマン」、楳図かずお氏の「漂流教室」、ジョージ秋山氏の「ザ・ムーン」などなど素晴らしき作品が一気に1970年代を席巻(ミーハーですいません)。この頃の経済成長以上に漫画はパワフルですよ。

パワフルさと相まって素晴らしいのは作品の簡潔さ。
「あしたのジョー」だけこの中では少し長めですが、それ以外はいずれも文庫で5・6・4冊と非常に短い。今の人気作の長さとは比べ物になりません。

だからこそ素晴らしい。一気に描き上げることにより
作品がだれない。言いたいことを貫くその姿勢がいいです。

これにご多分に漏れず本宮先生も含まれますね。
確かに単行本等で一気に通してみると伏線なんてものは
シカトされることもしばしば。フラグが立ったように見えて
それをへし折るのもしょっちゅう。つい数巻前の設定を忘れる
なんてこともざらにありまくりです。
「竜童のシグ」だってお手のものですよ。

しかしそんな細かいことはどうでもいい。それだけキャラが
活き活きしている。この作品は月刊少年ジャンプですが、
毎月単位で見ると必ずや興奮しまくるでしょう。
1話で盛り上げる所を心得ているのが何よりも素晴らしい。

しかし今のは・・・正直な所雑誌だけでも週に最低8冊
は読み、また読んでいる作品は数十は超えます。
でもこれだけ魂を打ち震えさせてくれるものはない

全ての原因はだらだらし過ぎな所。これがいけない。
引き伸ばしをされればそりゃ漫画家さんが描きたいのとは
別の物になりますよ。そうすれば魅力も迫力も落ちるのは
当然。まあ漫画屋とはいわないけど、何だか楽しそうに描いている人が少なそうな印象は少なからず受けるかな。

というわけで今の漫画界には漫☆画太郎先生や木多先生、平本先生のようなパワフルな作家さんの希少性を大事にってことです。

では本編の感想を。この作品を知ってそうなのはU様以外いないだろうから、主にU様宛てなので悪しからず。

<シリーズごとの感想>
〜まもるはいいガキだ編〜
母を病気で失い、父もその後亡くし、果てには兄までも
仕事中のトラック運転で失い孤独と闘う銀ちゃん。
唯一の救いは銀ちゃんの兄の子供まもる
兄を裏切った母親を許さないが為に育てる銀ちゃん。

しかし母は裏切ってはおらず母の父親が世間体を気にしたが為に悲劇が起きたとのこと。銀ちゃんの兄とまもるの母は身分違いの結婚だったようです。それでも愛された銀ちゃんの兄の偉大さが1発でわかります。

そんな立派な兄を持つ銀ちゃんだからこそ実の母親に断腸の想いで預ける銀ちゃん。泣けますよ、初っ端から。

しかし大事なのはこれを影から支える最強のお嫁さん、高ちゃん。引っ越してきて早々銀ちゃんに惚れていき、そして銀ちゃんの間違いを指摘する高ちゃん。

このコンビは夫婦として最強の類だ。

ちなみにびっくりしたのが、コオロギにはよし子ちゃん、
勝にはハナちゃんという彼女がいたこと。しかも奴等銀ちゃんの子分で結構武闘派でした。出来る奴等だ。

〜キラキラ小僧、タバコ吹かすってどういう了見だ編〜
特筆すべきことは特にないが、タバコを中学生で堂々と
吹かすのに高ちゃんが突っ込まないのが少しびっくり。

しかしパンタロンって凄いね。
服に金かけてもうちょいマシにしたらカッコいいのにと親と妹に言われる私でさえ、パンタロンはNGだ。

〜バンビ、漢になる編〜
あのバンビがまさかお嬢様学校の生徒の犬だとは・・・。
信じられなくて設定を忘れていました。
その後あの子はどうなったのかな。

とりあえずバンビは初代飼い主を裏切ったということで。

〜かばんを持ちましょうか、へっへへ編〜
コウモリ野郎は気に食わないというお話。
自分を貫けないなら漢としてそれはおしまい。
虎の威を借りず生きることは何と難しいことか。
これが出来る漢は何をしても生きて行けます。

だから金太は百姓になったんだなぁ。

〜2巻は本宮先生が描いてないな?編〜
目を瞑りたくなるような2巻です。1巻の熱さが無理にギャグを
狙ったせいで笑えなくなっちゃいました。

本宮先生はギャグなぞを狙わないで描くと漫☆画太郎先生も木多先生も恐怖で避けて通るくらい立派な方なので、無理にやることないんですよ。だって読者がもう本宮先生の素晴らしさをわかっているのですから。

ただ井筒井田組の3代目の悪かった頃が見られるのは感動。山井心太郎の前ではへたれだったのに。とはいえ最後が椅子で殴ってタンコブはいけません。

銀ちゃんのお兄ちゃんのストーリーはこの巻にしてはいい話。
自分の境遇に似た施設の子供を助けて、残される苦しみを教えて
お兄ちゃんを思い浮かべるあたりは泣けます。
まもるを思い出してくれたらもっとよかったかな。

〜海なのに松坂慶子似がいないよ編〜
おかしいですね。海といえば松坂慶子ですが。

しかし銀ちゃんはチャラ男と格の違いを見せ付けたのでよしと
しましょう。金持ちの娘が海に出る空手家チンピラに
絡まれて、銀ちゃんが一撃でのして背中で漢を語って去る姿は
もはや惚れずにはいられない。

〜ファーストキスはおあずけ編〜
改めてなんですが、銀ちゃんってキスはされまくってますね。
高ちゃんは最後の最後までキスすら守り通しているのに。
女の操を守り通した高ちゃんはやはり最強のお嫁さんだ。

このシリーズは文化祭でクラスの代表者がキスするという
ちょいアレですが、その代表者に引っ越してきたばかりの
頭がカニミソで詰まった子がまかり間違って銀ちゃんとキスする話。しかしこれはまあいい。

重要なのはその投票で銀ちゃんだけ高ちゃんに入れること。
最後の夕日の中歩く2人は全話を通してベストショットかも。
3歩後ろを守りつつっていいお嫁さんにも程がある。

〜カンニングペーパー編〜
今の世なら速攻クビになりそうな暴力教師のお話。
でも怒る人間がいないなら怒るべき人が怒るのは当然だと
思うなぁ。注意したいのは叱るというのを認識すること。
怒るのは人間だからいいんだけど、それを叱る方向に持っていけないなら大人として、人間として失格。そんな人間が上に立ったらおしまいです。

その境目を知るのは平田先生。奈々先生とよろしくやっちゃうくらいカッコいい大人。井筒組3代目を上回る。

このシリーズでは勝が同級生の親に借金しており、
それを脅しのネタにされて銀ちゃんが泣く泣く平田先生と決闘し、
そして勝った平田先生が背中で語る姿は硬派もいい所。

〜銀ちゃんの初恋編〜
奈々先生はまあ一時の迷いかどこか母親を見たってことに
しとこう。じゃなきゃ高ちゃんがかわいそう。
私は何があろうと高ちゃんの味方なので。

奈々さんのクソ彼氏は一遍死んでみた方がいいのでは?
能登さん、お願いします。

〜柔道は漢なんだね編〜
大前田という銀ちゃんでさえ太刀打ちするのが困難な漢が
現れたシリーズ。銀ちゃんの目を見て何かを極めた目と称し、

「いやスポーツでなくてもいい。お茶でも花でもなにか・・・」

と何だか可愛いのが出るあたり、こいつはいい奴。
でもU様にこれを言ったら千利休が出てきたので納得。
確かに千利休は銀ちゃん並に鋭い目をしていた。「花の慶次」では。

このシリーズは柔道大会に出たのに喧嘩で締めくくるのがいい。
無茶苦茶さで当初は頭が飛ぶも、銀ちゃんを受け入れてくれた
柔道部部長さんが銀ちゃんを殴ることで正しい道を示してくれるし。

〜無人島ですか、そうですか編〜
これは読んだ方でないと理解してもらえないだろうけど、とにかく
頭のネジが数本外れたかと思わせられる。

ただラストの敗戦を知らなかった兵士が、ずっと奥さんを1人に
してきて悲しんでいたのに最愛の奥さんが再婚していて、
1人気ままな生活に戻るのは物悲しい。

高ちゃんはこんなことならないから安心ですが。

〜カッコマーン!編〜

じょうじいはカッコマーン!!!

これ以外に言葉が必要ですか?

けんぼうは狂っちゃいましたが、永井豪先生ならきっと
ダルマだったと私は思います。
生き物を大切にしない人間はそれで十分。生きてる価値なし。

〜お前を待っていた、伊達宗光編〜
これが5巻に収録されているから見れたってもんですよ。
銀ちゃんの永遠の心の友が1人、伊達宗光
恐らくこのシリーズを通して銀ちゃんと唯一最後までまともに
闘い、そして引き分けに近いものを勝ち取った人間。

転校してきていきなり出っ張った釘を腕力で抜こうとした時は
カッコマーンが乗り移ったかと思っていましたが、違ったようで安心。

漢とはかくあるべきと見せてくれた伊達と銀ちゃんのやり取りは
まあ歴史に残る漢勝負です。

決着がついて夕日を眺める銀ちゃんといい、ホントカッコいい以外言うことない。本宮先生夕日の使い方絶妙すぎ。

〜天涯孤独編〜
この話はたった1話ですが、ラストへと繋がる素晴らしい1話。
お正月に皆が家族と出かける中、不意に寂しくなった銀ちゃんが
お母さんが眠る地へと行くお話。

文字が本当に少なくて絵ばかりですが、それがまたよし。
余分な背景もないから銀ちゃんの空虚さが窺えます。

〜傾成中学にも困ったものだ編〜
またこいつらか!って感じ。エリート意識もほどほどにね。
所詮高ちゃんという全てが完璧な女性には、そして銀ちゃんという今世紀最後の漢には勝てないことを知ってくれ。

〜近親兄妹編〜
テニスはどうでもいい。大事なのは冒頭実の妹が優しい兄に
かなり惚れていそうなこと。近親○姦でもやるつもり?

とりあえず私が思ったのは、奥様が「エースをねらえ!」が描きたかったんじゃないかなってことです。

これに7話もかけるってどうよ・・・。本宮先生、銀ちゃんのように奥様を3歩後ろに歩かせてくださいよ。

〜義によって助太刀す編〜
覆面野郎はどうでもいい。これまでの銀ちゃんが培った
心の友が大集合するのが何よりの醍醐味。
伊達はやっぱいい漢です。
ただテニスの黒柳がいるのがちょいびっくりだけど。

ちなみにこの話が先にラストに繋がるとしたお話。
銀ちゃんの家で皆が集まってどんちゃん騒ぎ。
それに涙する銀ちゃん。金太が、

「こいつのひとりぼっちにかなうやつなんざだれもいやしねえぞ」

と言いましたが、それが実はそうじゃないのがいい。
銀ちゃんほど皆に囲まれて幸せな漢はいないですよ。

こうした手法は大好きだ。ベタだと言われようと大好きだ。

〜旅立ち〜
ひとりぼっちじゃないと感じられたから大工の修行に何の心配
もせずにいけたのではと思う最終話。
高ちゃんのこの苦しみの果てに帰ってくるのかと思うとまたいい。

以上で本編の感想を終了。
冒頭にも書きましたが本当にパワフルな作品。
突っ込んだら負けなのでそっちは気にしないってことで。

しかし銀次郎を読み通して思いましたが、やはり高ちゃんですね。
彼女がいたから、彼女だけは何があっても銀ちゃんを信じて
くれたから銀ちゃんは歩けたと思います。

高嶺の花過ぎて高ちゃんには届きませんし、銀ちゃんがいるので
私のお嫁さんには無理ですが、本当に最高の女性です。

ところで卒論を書かずに2時間かけて5000文字も打つ私ってアホですか?後悔なんてものはさらさらありませんが。

ってか書きたいこと削って5000文字超えって、
私がこれまでに書いた8000文字に迫ってるじゃん。

卒論のテーマ今から本宮作品にしたいんですがダメかな。

ブログランキング バナー←読んで硬派になれそうだと思った方は、クリックお願いします。

2006年11月16日

熱いよ、銀ちゃん!

「山崎銀次郎」全5巻を読みました。
この作品を当ブログをご覧の方で果たして何人が知っている
ことやら。かくいう私もU様にお借りするまでは知らなかったのですが。さすがは我が大学きっての猛者。

軽く作品を紹介すると、これはかの本宮ひろ志大先生の
三部作が一角、「硬派銀次郎」の続編。
初期の「男一匹ガキ大将」、中期の「硬派銀次郎」、近年の「サラリーマン金太郎」と称されるのが三部作で、そのうち2つが続編が出ているから人気が高いのが窺えます。

ストーリーは銀次郎こと銀ちゃんの痛快男道。
曲がったことが大嫌いな銀ちゃんが熱いです。
ひたすら熱いです!これが本宮先生です!!
目力とでも言えばいいのか、これが圧倒的。
これだけの漢の目を描ける人はそうはいないです。

では個別のシリーズの感想を。
自分で勝手に編を付けているので悪しからず。

<感想>
〜帰ってきた銀ちゃん編〜
初っ端からいいです。銀ちゃんにぞっこんの高ちゃん

「おはよう」

で始まります。本宮先生の作品と言えばあいさつはいつも
1ページか見開きという豪華さ。挨拶の大切さを教えてくれます。
そんなヒロインが銀ちゃんの犬に顔を舐められてギャグ顔になる
あたり、今後のギャグ顔のオンパレードを暗示していたのだと
見返して気付きました。素晴らしい伏線です。

ここで高ちゃんを紹介せねばなるまいて。

彼女は前作で銀ちゃんの子供を産むとまで約束した女の子の模様。そして銀ちゃんが大工の武者修行に出た後も、銀ちゃんの家を掃除し続ける素晴らしく出来た女の子。もはや非の打ち所がありません。しかも頭脳明晰で東大理靴鯀世┐ほどの女の子。これだけ徹底した最高のヒロインをギャグキャラで突っ走らせるあたり、さすがですよ。

さて、それに見合う男が銀ちゃんです。
登場シーンでそれが窺えました。見開き1ページを使って
登場したかと思いきや、大三元を逃した不良さんをいきなり殴り飛ばす。大三元って大きい役ですよね?これを逃してむしゃくしゃした人間を殴り飛ばすなんてそうそう出来ませんよ。何せ相手は大三元ですから。

このシリーズではこの2人が非常に魅力的ですが、
忘れてはならない奴らがいます。
高ちゃんの恋のライバルとして参戦する理事長の娘と、朝倉英雄剣見一郎。この2人はやり手かと思いきやラストまで生き残れませんでした。

理事長の娘さんなんかは普通の作品なら最後までヒロインと
争いそうなキャラなのに、敢えてそうしないところが本宮先生のいい所です。

このシリーズはジャンプ本誌で6回中5回がカラーというまさに伝説のシリーズ。あの鳥山先生の「アラレちゃん」や、ゆでたまご先生の「キン肉マン」などを差し置いてのこの人気。今のジャンプではありえません。

それだけあって、引き込みとしてはいい出だしです。

〜漢山井心太郎編〜
このシリーズは漢勝負真っ青です。銀ちゃんがヤクザの
女を匿うことになるも、その旦那の器が大きくタイマンで
ケリをつけるという。しかも銀ちゃんの親友である伊達なる漢も
現れて死ぬほど熱い!タイマンシーンはド迫力ですよ。

このタイマンを気丈に待つ高ちゃんもいいです。
おにぎり作り出す所なんて涙なしには見れませんよ。

それにしても山井が高校生なのにタバコを咥えて登場するシーンは何度見てもカッコいい。

「やめんかいーっ!!」

と部下に一喝するあたり、本物ですよ。
それに留まらず銀ちゃんの家をいきなり火炎瓶で放火ですから。

ちなみにこのシリーズでも登場し、最初のシリーズでも出る
井筒組三代目はいつの間にか冷や汗ばかり掻いて
小物臭くなっていかん。

〜マジンサーガもびっくり編〜
このシリーズから意味がわからなくなってきました。
本宮先生の真骨頂発揮です。

突如海の家のボディーガードをすることになり、
空手家と闘う銀ちゃん。まあその辺の裏事情はどうでもいいんです。大事なのはその空手家の腐り具合。

みなし子の三兄弟の長女が営む海の家。
その長女をこともあろうに空手家は強姦しようとするのです。
さすがにこの手の展開は今のジャンプじゃ殆どないですね。
あまりにも理不尽なこの展開は。この辺私としてはもっと
あってもいいと思いますが。

こいつらのその際の悪さが腐りまくり。
冒頭で海に来たカップルを邪魔するのは笑えたけど、
これはいけません。永井豪先生リターンズですか!って感じ。

ちなみにこの作品で可愛い女の子はどうやら本宮先生の
奥様が描いたのではというU様の情報。まつげがキマった
ちょい前の少女漫画風なんです。

しかしその海の家のお姉さんは違います。本宮先生のスタッフが
描いたであろうブサめの女の子。
その分余計思い入れが強くなるってものです。

〜童貞じゃないの、銀ちゃん?編〜
空手家という腐った人間が出れば今度は芸能プロの腐った人間。
銀ちゃんに恋する妹のような存在、田村真弓が危うく芸能プロ
の欲望の餌食にされるところでした。

しかしこれはどうでもいい。
大事なのは銀ちゃんが童貞か否か?ということ。
このせいで高ちゃんが上のコマから下のコマへ何度も突き抜けます。懐かしい空気だ・・・。

まあ結局童貞のの字も知らない銀ちゃんは、
自分は大工だから童貞じゃないと意味不明の主張。
まったく、やってくれます。

ちなみにこのシリーズでは田村真弓のCMの古臭さもいい。
水しぶきを浴びるだけというCMが。

〜いきなり陸上部はないだろ!編〜
前のシリーズの中途半端なラブコメから今度は陸上部へ。
あまりにも展開が早過ぎて頭がついていきませんでしたよ。
また「竜童のシグ」かよ・・・と思いつつもページを
何度も見返しましたが無駄でした。

このシリーズは「アラレちゃん」のキャラが総出するのがおいしいです。それだけです。

〜もう銀ちゃんが先生だろうとビビらないよ編〜
・・・・・・はっ!人って簡単に別世界へ飛べるんですね。

というわけでこのシリーズは陸上部なんて目じゃなかった。
私はまだまだ本宮先生を過小評価していました。
これまでは一応高校生のカテゴリでしたが、
荒れた中学校で用務員はないだろ。

このシリーズも大概ドキュンですが、最悪なのは校長。
自分の所の女子生徒と援助交際です。しまぶーも捕まり、
我等がミラーマンなんてその前で捕まったというのに、
この野郎はのうのうと校長職を続けていました。

〜高ちゃんおめでとう!編〜
このシリーズはいいですよ。高ちゃんの想いが遂に伝わり
めでたく結婚までするのですから。
懐かしの面々も登場するのも嬉しいですね。
皆の顔が劇的に変化するでもなく。

ただ某電機業界のトップをパロディした社長のエピソード
は強引過ぎるっしょ。あのおっさんの為のシリーズに
なりかねない所でしたよ。

以上が本編です。長くなるからパラっと印象深かったものだけに
したのですが、それでも長い。

ちなみに読みきりの「さわやか万太郎」は、
これまた理想のお嫁さんが出てくるお話。
どこにあんなお嫁さん落ちてるんですか?

<巻末>
昔のジャンプと言えば巻末にある読者メッセージ。
これが恐らく最高の見所でしょう。
家にある「北斗の拳」にもあるのですが、
皆の熱いメッセージには涙が止まりません。

何より写真に対する紹介のされ方がいいですね。
”タノキンにせまる美形”とありますが別段せまってないし、2巻なんて空手家の悪い野郎が出ているのに、”空手をやっている”と中々痛い紹介。写真からは何一つ”女心がゆれる”様が読み取れないけど、手紙にそのような内容がちょろりとあるからそう紹介される女の子。実際はもう銀ちゃんみたいな彼氏を手に入れたかもしれないのに。

これらを今その本人が見たらどんな反応するのかな。

ちなみにオススメの手紙は2巻の空手君。
本宮先生にタメ口のどころか、

チビ(オレといっしょ)のくせに、めっぽう強く(これもオレといっしょ?)

の文章ですから。”?”がいい味出してますね。

ブログランキング バナー←実は銀ちゃんより悪人の方が熱くね?と思った方は、クリックお願いします。

2006年09月15日

大島源造には誰も敵うまいて

全てのシリーズにあれこれと書くと長くなるので、
私が感じた「サラリーマン金太郎」のおいしいシリーズを厳選して書きます。

〜金太郎ハネムーン編〜
ここは最大の見せ場の1つである、美鈴さんを殴り飛ばす金太郎が描かれます。賭けゴルフで普通のサラリーマンの妻の美鈴さんが200万円も賭けた為。

ここの金太郎は男らしくてキマッたのですがね。
これがよもやこの作品最大のお笑いになろうとはお釈迦様でも思うまいて。

〜YMT出向編〜
冒頭竜太が彼女と登校で調子こくかと思いきや、金太郎が仕事で遅いと美鈴さんに怒らないでと懇願。

この年で既に2人の女性を落とす算段をつけられる竜太は大物です。最初の頃は、

「ばぶっさー!!」

と言って金太郎の言う事を聞いていたのに。
子は親を超えていくものという熱き教訓が胸に染みます。

迫力のある三田善吉にもっともらしい事を言わせて、
本宮先生の本音を押し付けるあたりも見所の1つ。
例えば現代における学歴社会。

答えを先に出して後で理論的に肉付けする。学問をした人間には無理な手法。学問を学んだプライドはバカ。

ここまで自信満々で語られると一心に信じてしまうから不思議です。本宮先生は宗教家も向いています。

ちなみにこのシリーズでは、いつも伏線を張っておいて忘れてしまう本宮先生らしからぬシリーズで、ナビリア編で出会ったコソ泥の親分が外務大臣として来日します。

行き当たりばったりじゃない作品だと痛感します・・・と思わせるのが本宮先生のいい所。

通産省にアラビア国の要人と勝手に会って怒られる金太郎。
それにブチギレて、

「やまかしゃあああっ!」

と前のシリーズを何一つ反省していません。
それに最初にブチギレて屋上に行くのも、
物を壊さない為と言っていたのに、完全にスルー。

〜留学編〜
このシリーズは全体を通してみれば金太郎は成功したとは
言い難い結末なので、ナビリア編のように金太郎の限界が
描かれていて中々いいです。”全体を見れば”ですが。

じゃあ一部を見るとどうなるか?このシリーズでは究極の伏線破棄をなさってしまい、神クラスのシリーズと相成ります。

それは金太郎が美々の婚約パーティーだかに呼ばれて、
ちょっとラリったセレブさんを殴ってしまい、法廷で争う際に
起きた現象。金太郎がそれまでは漢らしく、殴った事実を認めて
おり実に清々しいのですが、最後の最後でやらかしました。

”これまでに女を殴った事が無い”

と金太郎が言うのです。

ここでこの記事の冒頭を見てください。
そう、美鈴さんと結婚してすぐに金太郎は思いっきり美鈴さんを殴っています。賭けゴルフをした際に公衆の面前で堂々と。

これはもう素晴らしいの一言です。人間ノリで行動すると
どんなことも些細な事だと痛感します。本宮先生のその生き様が
金太郎の元になっているのですね。

〜大島復活編〜
この作品で最も熱い漢は?と聞かれたら大島源造と答えるのが世の道理。その熱き漢大島が満を持して復活するシリーズ。

言いたいことはたくさんあります。
金髪の姉ちゃんと遊んでいるのに、家では奥さんとそ知らぬ顔で夫婦生活が続いているだとか、野獣のような大島に対して奥さんは品のある年の取り方をした女性だとか、あの大島でさえ奥さんを殴ったことが長い夫婦生活で無かっただとか。

しかし全てはこれに集約されるでしょう。

”改心しても大島の元に奥さんが戻らなかった事”

私この事態に焦りました。確かに大島は悪かった。
しかし彼はそれを乗り越えて清々しい顔に戻りました。
だから出て行った奥さんも戻ってくるだろうと。

人生そんなに甘くないです。大島はあの大きな家で今も1人暮らしです。これが出世という事なんです。

鷹司最後の逆襲が失敗に終わった事よりも、
私はこっちの方がダメージが大きいです。

〜金太郎入院編〜
このシリーズは何を考えて作られたかホントわからない。
入院している先で中学の同級生に会って、その子の子供が
重い病にかかっており、せめて最期の思い出として子供の夢だった
アマゾン川へ行くシリーズ。

ラスト間際ということで、きっと頭のネジが30個くらい抜けていたのでしょう。サラリーマンじゃないですよ。

〜さらばヤマト建設編〜
長きに渡った作品のラストシリーズ。総会屋と決別をし、
また大和守之助が死ぬいい話。しかし伊郷さんの前では全てが霞みます。

「ユニオンだ・・・」

この一言で全てを黙らせた伊郷さん。

難しい話はどうでもいいのです。人間迫力が大事だとこの作品の本懐を金太郎でなくて伊郷さんでやるあたりに感動せずにはいられません。

ブログランキング バナー←大島の奥さんが戻らなかったのが全てだと見抜いた方は、クリックお願いします。

2006年07月12日

実はビビり屋の鷹司

「サラリーマン金太郎」の8巻から30巻まで全て読みました。
ただ全部語るにはかなり苦しいので小出しにいきます。

<ナビリア編>
8、9、10巻に収録。
サラリーマンらしく失敗の連続のシリーズ。
そりゃいきなりアフリカに飛ばされて電話回線の設備を造って来い
なんて難しいですよ。
しかも他の社員は今にも切られそうな社員で、単独で全てを行う。

これって金太郎がどうこう言うよりヤマト建設がDQNでしょう。

そんな会社の理不尽と砂嵐の理不尽の果てに見つけたのが
インシュアラー(神のおぼしめすまま)
世の中にはどうにもならないことはあるものです。
だからこそ全てを自分で受け入れて自分の血肉として
成長させる糧とする


真面目にこの言葉は熱い。
サラリーマンって感じしますよ。

見所は石峰の髪型が「あしたのジョー」の矢吹丈
そっくりという所か。
しかしその石峰が地獄の現場に行く前に抱く女が金髪なのは許せん。
丈は洋子と相場が決まってんだ!

それに金髪を抱いていいのは大島だけだし。
あいつの動物じみた勘の良さと暴力性が無いと、
あっという間にバレてクビ
ですから。

鷹司はやはりいい。
偉そうに華僑がどうだとか語るも、迫力を出す縦線が入ってない
あたりに、まだ金太郎とどっこいどっこいなのが見られます。

このシリーズでは後に大使としてドロボウのザイードが登場し、
ヤマトを助けてくれるなど案外伏線になってるので、ギャグは
少ないです。

<営業二課金太郎編>
10、11、12巻は初っ端で竜太の運動会で
調子こく親子を殴った相手が実は
今回のパチンコと競馬の一括計画に重要な人物の一人という
なんともわかりやすい出だしで始まるシリーズ。
そして美鈴さんとも結婚する熱いシリーズ。
とはいえ鷹司と大島の失脚に比べればどれも大したこと無いか。

全く持って暴力の裏返しできつい目に遭うことをわかっていない辺りさすがです。
インシュアラーで血肉にするのはわかったけど、そこから
一歩も抜け出せないのもインシュアラーか。
はてまた本宮先生が伏線を忘れるのもインシュアラーか。

そんな金太郎はインシュアラーを忘れるばかりか、
自分の言ったことも忘れちゃいます。
金太郎が部下に美鈴さんの人脈は頼るなと言いつつ、自分は
頼るように仕向けまくり。
それを暗に示した美鈴さんは最上級の女性。
恐らく今世紀最後のあげまんでしょう。
なのに不倫しまくるんだよなぁ、金太郎は・・・・。
私が美鈴さん貰ってあげたいよ。

このシリーズから徐々に本宮先生の伏線を忘れるのが本格的に
なってきたように思います。それは松平一平
パチンコ業界のトップで金太郎とタメをはる度胸の持ち主
でしたが、1発で終了。
ラストの場面では「いつか必ず金ちゃんを部下にしてみせる」
なんて熱い捨てゼリフを吐くんですがね。

対して鷹司クラスになるとそうそう伏線を忘れたりしません。
このシリーズでも自分の企画を通しまくり、
自分がヤマトを変えるしかないと意気込みます。
やっぱ鷹司が出ると一味も二味も迫力が違うなぁ。
どこからこの根拠の無い自信が来るのやら。

しかし鷹司は黒川に金太郎の案を潰すよう指示をするも、
黒川が鷹司に「何を怖がっている」と話を逸らされた
だけでビビりまくり。
冷や汗を出しまくるそんな鷹司の威厳に陰りが見えます。

さらに悪いのは会社の2億円を個人で使っちゃう所
今まで清廉潔白でやってきたはずの彼がたかが2億円で終了。
ここで天地神明に誓わずにどこで誓うのかって話ですよ。

ただぶっちゃけ兆はいきたかったですね。
まあこの伏線が恐らく後に出るマンションだろうから、
億くらいが妥当な所か。
というか松平を忘れるくらいだからそう思わせてくれ。

後はこの作品の大ボス大島。
銀行にヤマトを乗っ取らせようというハラで乗り込む大島。
そしてやらかします、大島劇場。

「ぐわあっははははははは!!」

前の晩も金髪の姉ちゃんとヨロシクやって絶好調だったのか。
ノーブレスで”は”を7回連続。
普通のじいちゃんなら酸欠になります。

これを平然とやってのける大島は明らかに三田のじいちゃん、
本城の親分、山金幸四郎を上回ります。

しかしそんな大島の企みも最強のババアこと中村佳代に一網打尽。
東京昭和銀行がヤマトをカス企業と言った後で

「つぶれろ・・・・・・」

は名言です。
一度銀行の頭取にそんな事言ってみたいよ。

そんなこのシリーズで最大の見せ場は、

「おっはよーーん!!」

意味の無い見開き
ページがどうしても埋まらなくて、でも上げなきゃならない苦肉の
策があの見開きでしょう。

疲れたので今日はこれでおしまい。
というか言いたいことの半分も言えてない。
この興奮はやっぱ本を読みあって、1ページずつ考察しないと
いけませんね。

ブログランキング バナー←鷹司のビビり症にショックを受けた方は、クリックお願いします。

2006年07月09日

岩島のどクサレ三段活用劇場

「実録たかされ」という単行本に
収録されている「波の如く」
U様にお借りして読みました。

これは本宮ひろ志先生の作品。そう、”あの”本宮先生です。

物語は柔道をやっていた高校生の岩島の元に陸央という
相撲部屋から誘いが来るも、ボロいという理由で他の大手に
回った岩島が、同じく柔道部の副主将だった波岩濤(なみいわと)
により倒されるお話。

これだけ見ると案外普通に見えるかもしれませんが、
その岩島が救いの無い悪党な為に普通の作品と器が違います。

岩島は金に釣られて相撲部屋に行くも、

「江戸時代の長屋じゃねぇか!!」

と一方的にブチ切れて逃走。

この後がいただけないんです。
絶望する陸央親方を見かねた娘の京子さんが
岩島に何とかして部屋に戻ってもらう為に体を売るのです。

そして強姦しつくす岩島。処女の京子さんは身も心もズタボロに。
しかしこの岩島。なんと部屋に戻らないという暴挙へ。

京子さんが岩島を誘いに来てバスケットのシュートを打つ姿に
惚れていた波岩濤は終わった事は仕方ない
と怒りを覚えるも静めます。

ここで終わらないから岩島はどクサレ外道。
飲酒運転で付き人の松ヶ岳の忠告を無視して、
陸央親方をビビらせるつもりが、

アクセル全開で陸央親方に突っ込む

のです。そして陸央親方はたった1ページで死亡
京子さんのレイプは3ページに渡ったのに・・・。

その事件の犯人を松ヶ岳になすりつける岩島も捨て難いです。
ずっと寝ていて気付かなかったという白々しい嘘で一人の人間を
ダメにする岩島は極悪人です。

ここで終われば死刑で済みますが、まだまだ続きます岩島劇場。

その主役は同じく京子さんに惚れていた波岩濤の先輩力士の大古
親方の敵討ちの名目で京子さんを穢された腹いせに岩島の下に
強襲しますが、岩島の取り巻きに速攻袋叩き。
”道化師だ!”と笑われて殴られまくる大古。

そしてどうなるかとページをめくるといきなりベッドの上。
大古もわずか1ページでやられました

さすがにこれだけやると波岩濤もブチ切れて、岩島を倒す為だけに
無敗で戦い続ける波次郎。
そして遂に念願かなって大関となった岩島と戦います。

この戦いはもう意味不明。
行司さんが吹っ飛ばされたせいでただのストリートファイトに。
拳で殴る岩島を持ち上げた波岩濤は外に出て行って、
橋から岩島を落としました。

波岩濤は岩を波が打ち砕くという意味があり、
正にそれを実現したのです。

エピローグは岩島は相撲界を引退し、殺人事件も供述。
波岩濤は京子さんとめでたく結ばれました。

なんとも素晴らしい作品でしょう?
終始岩島に同情の余地が無い所が最高です。
醜い人間はやっぱこうでないと。

それにプラスして笑えるのが本宮先生の忘れ具合。
岩島を誘いに来た陸央親方が、土俵には金が埋まってると常套文句で誘うと、

「土俵には”くさるほど”金が埋まっているのか・・・」

誰も”くさるほど”なんて言ってねぇぇ!!!

ちなみにこの最高のコマは同じページ
それどころか間に一コマしか挟んでありません
まるで本宮先生に岩島が宿ったようです。
いや、宿るくらい熱い思いで望んでいたのでしょう。

私はこのくだりに気付けませんでした。
というのもその前のページで岩島が高校の取り巻きに
足をマッサージしてもらうという傑作のシーンがあった為。

ここで思いっきり笑った後でそのすぐ次のページにもそれ以上の
ギャグがあるなんて誰が読めるでしょう!!

ところでそこで勧誘が成功したのを表すのに京子さんが
バスケのシュートを決めるなんて演出がなされますが、
そんな細かい事本宮作品には不要です。
迫力で押し切ればいいんです!!

もう一つ私がいいたいことは、岩島と「サラリーマン金太郎」大島との繋がり。
本宮先生は”島”がつく奴に悪いイメージを
与えたいのでしょうか?
「課長島耕作」に対抗しているのでしょうか?
サラリーマンの正統派にギャグで対抗する為に。

まあそんなのはどうでもいいです。岩島です。
彼はもみ上げが高校の時はもじゃもじゃでなかったのに、
大関になった途端もじゃもじゃ

そしてもじゃもじゃといえば大島
互いに救いようが無い悪党。

恐らく大島と岩島は親子なのでしょう。
じゃなきゃあんな悪い奴がそうそういるはずありませんよ。

とにかく読んだ感想は”波の如く”流されました。
そう、このタイトルは我々読者を笑いの波に押し流すという
意味が込められていたのです。

ブログランキング バナー←どくされ外道岩島の三段活用劇場に満足な方は、クリックお願いします。

2006年06月11日

屋上へ行こうぜ・・・ひさしぶりに・・・きれちまったよ・・・

「サラリーマン金太郎」の1〜7巻を読みました。
ヤングジャンプで現在連載中の「サラリーマン金太郎 マネーウォーズ編」
を読んでいるのですが、イマイチキャラとかがわからないのと、
U様もオススメなので読んでみました。

U様と言えば最初の3冊くらいが漫画のベストという新しい概念
を私に教えてくれた方。
例えば「ジョジョの奇妙な冒険」
あれも最初の2冊が素晴らしいと教えてくださいました。
ディオがあくまで人間染みていて、情けない姿が満載だからと。

そういわれて改めて読んでみると、確かにそうなんですよね。
徐々にディオは神格化されていくのですが最初は何とも人間臭い。
そこにしびれる憧れるです。

私は3部の花京院が死ぬ直前からジャンプで
読み出したために3部崇拝者でしたが、改めて1部、特に
1,2巻の素晴らしさに目覚めました。

話は戻して「サラリーマン金太郎」
私はこの作品を漫☆画太郎大先生のパロディから入ってしまった
ために、どうしてもあの名シーンが気になりました。
そう、3巻で金太郎が大和会長の孫を助けた際に殴った男が、
三田善吉の息子で、その報復に来たシーン。

「屋上へ行こうぜ・・・ひさしぶりに・・・きれちまったよ・・・」

もはや見たときにカッコイイと思わず笑ってしまうこの悲しさ。
漫☆画太郎先生を恨みますよ。

これに象徴されるかの如く、3巻までは破天荒の連続。
行く先々のトラブルが全て後々の金太郎の礎となるのは天祐の
持ち主
だからいいとして、それに惚れていく漢、特に黒川専務
とのエレベーター対決の持論のぶっ掛けあいは、エレベーターの
乗り降りであそこまで熱くなれる二人が最高です。

そして無事3巻で、金太郎は無事大和建設の社員になるのです。
確かにこの締めくくりは素晴らしいです。

ところが「サラリーマン金太郎 マネーウォーズ編」
を読んでいる私としては、7巻までが一区切りに思いました。
というのも山金幸四郎や美鈴さんといった面々が一同に会し、
金太郎がサラリーマンとしての第一歩を踏み出すからです。

私は美鈴さんが二人目の奥さんというのはこの間知ったのですが、
まさか1巻の頭から金太郎の奥さんである明美さんが死んでおり、
そしてこんなに早く美鈴さんとの馴れ初めがあって驚きました。

ただ美鈴さんも素晴らしいですが、やはり金太郎の最初の奥さんの
明美さんがいい。
目が不自由で、しかも族仲間に強姦されるも、それを全て受け入れ
た金太郎についていく姿。
金太郎の包容力も凄いですが、彼女のその意志の強さは感動。
最期まで穢れることなく人生を全うした彼女には降参です。

それと息子の竜太。
奴がこれほど出来た子供とは思いませんでした。

「サラリーマン金太郎 マネーウォーズ編」では、
ちょっと覇気のかけた顔ばかりですが、7巻で火事に遭っても
金太郎の言いつけをしっかり守って逃げたいとダダをこねない姿
には亡き明美さんの血がしっかり受け継がれていると思いました。

2つ目の金太郎がサラリーマンとして踏み出すというのは、
金太郎が族仲間の力を頼って報復に出る行為を始めてするも、
熱き漢が伊郷さんが止めてくれること。
そりゃあ談合でヤクザが絡み、更に竜太が爆弾に巻き込まれると
あれば切れるのは当然ですが、今まで自分の腕一本でのしあがった
彼には珍しい行為。
サラリーマンになって全ての苦難をがむしゃらに乗り越えてきた
彼が、彼が気に入らなかった権力に傘を取る人間と同じ行為を
してしまい、それを後悔するのです。

この2点から私は7巻までがこの作品の本質があると思います。

ところでその爆弾騒ぎの立役者のヤクザ。
当初はクールにキメたヤクザで、大物ぶっていたのに、
金太郎が突っ込んできた途端顔が崩れまくり。

本宮先生一分の無駄も無いキャラの使い方には脱帽です。

残り全巻読んだらまた感想を書こうと思います。

ブログランキング バナー←「屋上へ行こうぜ・・・ひさしぶりに・・・きれちまったよ・・・」
オマケ
RSS feed meter for http://blog.livedoor.jp/jiro_s36/



2005年10/20より始動
Profile
jiro
二次元と三次元を行き来する社会人一年生
タイトルの元ネタは「ネギま!」

三度の飯よりかわいい女の子が大好きだが、最近は準にゃんやはやてきゅんなど可愛い男の子にも目がない。画像は同志wataru氏より拝借した準にゃん。

リンクはフリーです。してくださったらとても嬉しいです。

気軽にコメントしてください。返事は何があってもします。

個別に何か伝えたいことがある方は
下記のアドレスの☆の部分を@にしてメールください。

jirogu☆hotmail.co.jp
カテゴリ