2005年08月30日

石野さんの本

79e49838.JPG道具としてのファイナンス


財務モデル研究会の石野雄一さんの本である。池袋リブロにて撮影。こういうのは怒られると聞いていたから、かなりビビりながらの撮影であることが、本との距離感から伺えると思う。

さて、最初の件を読み始めてすぐに石野さんの丁寧な優しい語り口そのままの文章に感銘を受ける。

石野さんご自身がファイナンスを学ぶのに苦労をされたとのこと、とにかく分かりやすく説明がされている。かといって内容が浅いわけではない。Excelを用いて自分の手を動かすというのも良い。読むだけ、聞いただけで分かった気になってしまうことは少なくない。

何度も読み返し、手を動かす。手元に置いておきたい一冊である。  

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2005年08月29日

フリーランニング

セルティック、中村俊輔の試合。

レンジャーズ戦の影響か、セルティックサッカーなのか中盤を飛ばすサッカーが多い。悪いと言っているのではなくて、俊輔が積極的にボールを受けるアクションを起し、ボールを受け、イニシアチブを取る。面白いサッカーになると思う。

さて、珍しいシーン。俊輔が又抜きで2人に囲まれた状況を打開したところ相手に後ろから掴まれる。その際に手が顔に当たって顔を抑える俊輔。一声かけようと手を差し伸べた選手の腕を強く払った。その表情も特別に厳しかった。あれほどに怒りを見せる俊輔はあまり見たことがない。いいぞ!と思った。

この試合は俊輔が点を取ったということに尽きる。しかも、7番の選手が左サイドを突破した時には全く画面には映っていなかった俊輔がゴール前に飛び込んできてのゴールである。

7番のズラウスキが切り込んだとき僕は「俊輔来い!」と強く念じていたが、本当に来た。相当の長い距離を走ってきたであろうから、彼を捕まえているDFはいなかったし、背後からゴールに近い位置への入り方も良かったし、取るべくして取った点だ。ズラウスキがフリーで中に折り返せると分かった瞬間、全力フリーランニングを開始した時点で得点は決まっている。

ゴールの後、選手に囲まれるが最初に近寄ってきた巨漢FWハートソンが手を俊輔の頭にやる。

アナウンサーが言った。「お父さんと子供みたいですね。」

本当にそう見えた。  
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2005年08月26日

眠いのね

池袋の西口のより北口に近いところ、居酒屋、カラオケ、風俗店。雑多。

駅に向かって歩いているとストリート占い師が目に入る。普段だったら気にもしないのだが、なんとなく気になる。なにやら頭が前後に振れている。これが気になった理由だと思う。

1メートル以内に近づいてようやくわかったが、寝ている。占い師が寝ている。小さな机、それに見合う小さな椅子に腰を掛けて姿勢よく寝ている。

占う気はあるのだろうか。それとも寝ているあなたを起してでも占って欲しいと思う顧客を抱えているのだろうか。

「それでいいのかー!」と思いつつも、それとなく可笑しくて笑ってしまう。

誰に咎められることもなく気持ち良さそうだ。ふと目が覚めて時計に目をやり、そそくさと店じまいをしたかどうかは知らない。  
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2005年08月22日

Visconti

87d46298.JPG先週、池袋のイタリア料理「Visconti」に行ってきま
した。

池袋が面白い街だと思い始めたのは最近の話で、美味しい店も沢山あると気付いたのも最近の話ではありますが、中でも「Visconti」はお薦めです。

「食べて健康になるイタリアン」というビジョンのもとオーナーの大賀さんが始められたお店です。店内はとても落ち着いていて、涼しげで透明感のあるシンプルな作りです。普段、わいわいとやるようなお店が多いので、一番最初はなんとなしに緊張しましたがすぐ慣れます。(というよりも、僕はどこでも大抵すぐ慣れてしまうのですが、、)

何が美味しいかと言われると「野菜」と答えるかもしれません。前菜はもちろん、パスタに使われる野菜、魚もしくは肉料理に使われる、添えられる野菜がとても美味しいのです。もちろんパスタもメインの料理も美味しいのですがこの野菜の存在なくしてはその美味しさもありえないと思うのです。

「トマトときゅうりで作った冷製“食べるスープ”」というのはふわっとしたムースのような状態で、そのもので食べても美味しいですし、ハーブが入った自家製のパンと合わせて食べるのも美味です。

「季節の緑野菜とマスタードグリーンのペーストであえた冷製フェデリーニ」、昼時にこれだけ食べるに来たいと思わせる一品です。

おまかせコースで頼めばリーズナブルですし、十分にお腹も満たされます。なにより大賀さんがテーブルにプレートを持ってきてくださる際の食の説明はとても優しいのです。

食事のほうも少し落ち着いてデザートのころ、シェフの柴田さんが出てきてくれます。柴田さんは若く、僕と同年代でセンスもよく、とても研究熱心な方です。少し前からこの店を知っている知人は彼の料理がさらに美味しくなったと言います。若いから伸びしろがあるのか、年齢に関係なく研究熱心であるから伸びしろがあるのか。おそらく両方なのかもしれません。

満たされて帰宅の途につきます。  
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2005年08月20日

ダービー

レンジャーズVSセルティック。世界最古のダービーマッチだそうだ。スタジアムの雰囲気は異様で、観客は異常興奮状態である。

さて、試合であるが選手も最初からトップギアで身体能力フル活用のカマラが左サイドをぶっちぎる。あまり効果的とは思えないドリブルだが、ああなったら味方でも止められない。アメリカ時代に同じように、左サイドを猛烈なスピードで駆け上がってはセンタリングに失敗し「fu----○k!」と叫んでいたニックを思い出す。

こんな様子であるから中村の中盤はすっ飛ばされ、前線にどんどん球を放り込む展開。味方選手が後ろからのファウルで一発退場になった瞬間、嫌な予感がしたがやはり後半早々に中村は交代。やはり10人になったときに交代のファーストチョイスになってしまうのは残念である。

「おっ!」と思ったのは、セットプレーを最初から全て任されていたこと。前節までは8番のトンプソンほとんど蹴っていたが、相手にとって致命的な場所にボールを運べる速く精密な中村のキックが認められたのだろう。

もうひとつの「おっ!」はレンジャーズのブッフェル。ベルギー代表の選手でかつてオランダのフェイエノールトで小野伸二とプレーしていた選手。上手い選手だなーと驚いたのを思い出す。この試合でも胸トラップ一発でDF2人を置き去りにしゴールを決めた。海外のリーグを見るとあまり聞いたことがないけど(自分が知らないだけではあるが)、上手い選手が本当に多いことに驚く。

中村もスコットランドではあまり話題にならない国の選手であるからセルティック・ファンの人達にとっては驚きであるはずだ。  
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甲子園

全国高校野球選手権の決勝、駒沢苫小牧VS京都外大西の8回、9回を見た。高校野球は熱心に見ているわけではないのだが、ついつい引き込まれた。

駒沢苫小牧のピッチャー(田中選手)に引き込まれた。

9回の表、一人目、二人目をスライダーを巧に使いながら三振に取った。あと一人、三人目のバッターを追い込んでから。スライダーを投げるのかと思ったらストレート。このストレートの球速がだんだんと伸びている。最後はストレート勝負、そういうことなのだろうか、そう思った。

すると、次の球はスライダー。バッターはなんとか当てた。もう1球同じスライダーを投げれば、三振すると思った。それぐらいキレていたと思う。が、最後の1球はストレートだった。外郭ややボール気味の真っ直ぐ。ボールが手元からリリースされる前、カメラはピッチャーの顔を写していたが、その眼の迫力が凄まじかった。

絶対に打ち取るという強い意志とキャッチャーミットに収まった150Kmの真っ直ぐ。空振り三振。

ナインがマウンドに集まり人差し指で天を指す。次々駆け寄る選手たちで埃が舞う映像に暑苦しさはなく、実に爽やかなものだった。  
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2005年08月19日

中田の英語

プレミアリーグのボルトンに移籍した中田英寿が入団会見を英語で行った。丁寧に言葉を選んで話す姿は清々しい。(以前川口が同じように英語で記者の質問に答えるのをみて同様の感想を持った。)

イタリアに7年間居たわけで、イタリア語が主になるもののイタリアに来ている外国人との会話、また彼の交友関係を考えれば英語を使う機会も多いのだろう。恐らく日常会話では困らない英語力は持ち合わせているとしても、公式会見で自らの言葉で話すのは、自らの言葉で伝えたいという彼の信念によるものであろう。(通訳を通せば誤解なく伝わるかというと、そうとは言い切れないだろうし。)

会見の中でEnjoyという言葉を沢山使っていた。中田に慣れていないイギリス人には少しばかりの誤解を与えたようで、楽しむためには良いプレーをしなければということで補足をしていた。

プレーで表現すれば言葉は関係ないということは全くなくて、言葉はとても大事だ。「Man on!!」という味方からのコーチングを理解できなければ、背後から来る選手にボールを奪われてしまうかもしれない。この程度の言葉ならすぐに覚えられるが、「僕はあそこのスペースでボールを受けたかった」「(ボールホルダーに対して)左サイドを切れ!」だとかの意思をピッチ上で瞬間的にどんどん表現していかなければいけない。

外国人が多いチーム事情、様々なアクセントの英語が飛び交うのだろうがそんなものはすぐに克服し、常にスターティングメンバーとして活躍する中田英寿が見たい。  
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2005年08月18日

涙するとき

東京タワー ~オカンとボクと、時々、オトン~


久々に物語を読みたいと思い買ったはいいものの、しばらく机の上に平積みになっていた。夏休みで、なんとなく気持ちの余裕が出来たのか手にとって読み始めたら一気に読み終えた。

僕は自分の父親の涙を見たことがない。一度も見たことがない。ドラマを見ていても、阪神タイガースが21年ぶりに優勝したときも、一昨年優勝したときも、涙していない。

随分前に酔っ払った親父が唐突に話始めたことがある。そして時々、酔っ払っては同じセリフを繰り返す。

「おふくろが死んだときは、さすがに辛かったな。涙が出た。」

それは僕が小学1年生の冬だ。その時も母親が涙しているのは薄っすらと記憶にあるが、親父が涙している記憶は全くない。  
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2005年08月17日

皇帝ペンギン

b1e384ad.JPG2週間前の日曜日の話になりますが、午前中サッカーの審判講習会を受けていました。自ら進んで笛を吹きたいという志の高いものではなく、所属しているチームから取得しなさいというお達しがくるわけです。場所は文京区シビックセンター。

講義が終わって携帯電話が圏外の講義室から出ると友達のKaoriからメールが。

皇帝ペンギンのチケットを取ったから、恵比寿に来いと。

なに、動物園、水族館?で、なんで恵比寿なんですか?

曰く、「皇帝ペンギン」というのは映画のことで、癒されるらしいのです。結論から申しますと、おかげ様ですっかり癒されて寝ました、放映中。

1時間半に渡って、皇帝ペンギンの生態を眺めるわけです。決してエキサイティングではありませんが、ペンギンがひょこひょこと歩いたり、腹すべりをしたり、泳いだりするシーンはなんだかホッとします。

泳ぐシーンですが、ちょっとした議論になりました。「あれは早回しか?」「いやいや、ペンギンも水中じゃー本気ですよ。」ものすごく速いのです。地上でのその実力に比較してあまりにも速いのです。空は飛べないけど、水の中は飛べるのね。そんな感じです。

動物園で見るペンギンは都会の空気になんだか薄汚れている感じがするわけですが、映画の中に出てくる南極のペンギンは写真同様とても綺麗な色でした。

*たまには「ですます」調でした。  
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2005年08月16日

脱力コメディ

THE 3名様


クソ暑いときは、筋肉を弛緩してだらっとするのも良いかもしれません。

そんなときに、「The 3名様」。佐藤隆太、岡田義徳、塚本高史、いい味だしてます。フリーター3人が深夜のファミレスで、実に生産性のない話を展開するわけです。

暑いとき、小さく笑いたいときに是非。なんなればDVD貸します。  
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2005年08月14日

サッカーをするにはあまりにも暑い

午前は社会人リーグの試合。暑くて頭が痛くなる。

午後は大学の後輩の練習に顔を出す。7人VS7人のゲームに一本(5分)出たら息切れ。

運動も適度にやらないと体に悪い。  
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中村俊輔 フォールカーク戦

スコットランドリーグ3戦目。中村にとっては2戦目。

この試合で目立ったのは中村のロングキックの精度。サイドを変えるためのロングパス、縦に裏を取っている選手へのロングパス。中でも逸脱は逆サイドの裏スペースを走る選手が自分のスピードを落とすことなく、ボールを受けるシーン。

中村からなら間違いなくいいボールが来る。こう思い始めている選手は多いかもしれない。よって、彼がボールを受ける前にフリーランニングを開始できる。受けてから走り出すのではなく、受ける前に裏のスペースを狙える。

一度逆サイドでボールを受けた選手が結局、そのボールを生かせなかった時に逆サイドの中村に向かって親指を立て、合図を送っていた。ナイスボールだった、またそのボールをくれ。そんなメッセージだろうか。

後半4分に、左サイドでボールを受けた中村がハートソンの頭にドンピシャのボールを入れた。ガツンと強いヘディングでゴール。先週書いた以下の通り、このシーンは何度も見られると思う。
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それにしても10番のハートソンという選手は強烈だ。最初の得点で競り負けないことが分かったし、なによりゴールから離れる、つまり下がりながらでも相当に強いヘディングシュートが出来る。「とんでもねーぞ」とTVに向かって声を発してしまった。中村はサイドでボールを受けた場合、彼の頭に正確で早いボールを放り込んでやることで、アシストの数は自然と増えるはずだ。
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守備では、何度かボールを奪いとり、すばやく次の展開に結びつけていた。これを継続的にやれば、より強い信頼を得られると思う。サッカーではキックオフ、セットプレー以外では相手からボールを奪うところから攻撃が始まる。

3年前、イタリアに渡ったばかりの頃の中村と比較すると驚くほど良くなっているから、もっともっと期待してしまう。

それにしてもサイドバックのカマラという選手のトラップとクロスボールの精度の低さは中村のボールコントロールを見ると余計に目立つ。

来週のレンジャーズはスコットランドでセルティックと並ぶ2強のようだから、この試合で中村が何をできるか、とても楽しみだ。  
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2005年08月13日

festa de verao


マシュ・ケ・ナーダ

「夏だね〜!」とKaori。ちょっと遅れてやってきたMakotoも「夏だね〜!」

二人の最初の一言が同じ。昨日はセルジオ・メンデスのライブに行ってきた。fuyukiと席をとり友達呼んでわいわいやるというのも毎夏恒例。音楽に季節を感じることがあるが、セルジオメンデスのライブは夏だ。夏に来日するからそうなのか、彼らが夏らしい演出をしているのか、「陽気=夏」又は「ブラジル=夏」という僕の勝手な思い込みか。(そもそもブラジルは今夏ではない。)

アップテンポの軽快な曲でライブが始まると照明が落ちた会場の様子は途端に明るくなる。セルジオと女性ボーカル2人の登場でさらにテンションが上がる。嬉しいとか、楽しいといった気持ちが互いに作用して空気が軽くなる、そんな感じ。

どちらかというと僕はアップテンポの曲が好きで特に女性ボーカル2人に加えて、バックの男性陣がユニゾンで声をかぶせてきたりすると特に良い。一方、ビートルズのFool On The Hillのような曲も爽やかでオリジナルとは印象が違うがとてもいい。

特筆すべきは黒人女性ボーカルか。「あのネーちゃんのケツたまんねーな」とMakotoが耳打ち。異論無し。同じことをKaoriに耳打ち。こちらも同意。男女共に支持を受けた彼女、ケツもそうだが、歌いっぷり、身のこなし、とにかくキュートなわけだ。俺はやっぱりブロンドがいいと、今年は来日しなかったブロンドのボーカルを押すfuyuki。

さて、流れの中で突然音が止まって、Mas Que Nadaのピアノイントロが始まると会場のノリは最高潮になる。この切れっ切れのピアノの入りに毎回シビれる。そこから最後のTristezaまで、立ちっぱなし歌いっぱなし。

今年も楽しゅーございました。  
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2005年08月08日

日韓戦 

隣国との戦い、クラブチームで言えばダービーと言われる試合は面白い。日韓戦も漏れなく面白い。どうしても勝てなかった時代はとっくに終わっているから、やはり勝ちたい。

結果は1-0での勝利。「よしっ!」

勝つには勝ったが、攻めに転じたときに、なにか一枚足りないがためにフィニッシュまでもっていけない気がした。

阿部、今野のどちらかは自分のゾーンを捨ててでも攻撃参加がもっと多くても良かったのではないか。前の二人、トップ下にいた本山の3人だけでは数的優位は作れない。

ただ結果的には、阿部と今野含む中盤のディフェンスがよく効いていてゼロに抑えられたとも言える。このあたりのバランスは難しいところである。  
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せみ

78cb8b8a.JPGみんみんみんみんと実に暑さを助長する鳴き方である。

バス停に向かう途中近所のブロック塀に蝉を発見した。抜け殻から出てきたばかりなのか、たまたま抜け殻の近くに止まったのか。


昔は虫が好きで、かぶと虫、クワガタ、もちろん蝉もよく捕まえた。しかし最近はどうも駄目で出来れば触りたくない。この写真、見た目ではよく分からないがかなりの接写で、というよりも僕と蝉の距離は必要以上に近く、そりゃもう決死の覚悟である。

もし、いきなりの初フライトで僕の額にクラッシュされても困るわけで、ついでになんかぶっかけられたらどうしようとか、まあ色々とよぎるわけだ。

それにしても、もう結構いい時間なのに外ではまだみんみんやっている。  
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2005年08月07日

Nakamura 25

25をつけた中村も新鮮だし、緑と白の横縞のユニフォームも似合っている。一度だけ中村を間近で見たことがあるが思ったより体格が良いということだ。横縞も手伝っていっそう大きく見える。

試合開始すぐに、ゴール近くでボールを受け、一度外にボールをはたき、リターンを頭で合わせた。DFにクリアされてしまったが、スペースに飛び込んでいく動きは何度でも見たい。

しばらくはボールに触れずにいたが、15分過ぎあたりからボールに触れる回数が増え、シンプルに他の選手が見せないようなタッチでボールを展開していく。チャレンジはしていないが、まずはボールを沢山受けて、沢山渡す。

この試合でも何度も魅せたが、中村の切り替えしフェイントは深くて鋭い。ワンフェイクであれだけ自分の前のDFを振り切れば、確実に良いボールが上がるし、後半見せたドリブル勝負からシュートのような形も良い。

それにしても10番のハートソンという選手は強烈だ。最初の得点で競り負けないことが分かったし、なによりゴールから離れる、つまり下がりながらでも相当に強いヘディングシュートが出来る。「とんでもねーぞ」とTVに向かって声を発してしまった。中村はサイドでボールを受けた場合、彼の頭に正確で早いボールを放り込んでやることで、アシストの数は自然と増えるはずだ。

さて後半39分に中村は交代。

もっと全力のフリーランニングを見たい。特に速攻時、彼から一度ボールが外に展開、または近くの選手にボールを預けたときに、もう一度ボールを呼び込むようなフリーランニング。FWを追い抜く動き。途中で交代させるわけにはいかないような自ら仕掛けの中心になる動き。積極的な守備。

それでもイタリアデビューの時に比べれば格段によく、事実ボールも回ってくる。試合は終わったばかりであるが、出来れば明日にでも次の試合をやって欲しいぐらいだ。それほどに次の試合が楽しみである。  
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2005年08月06日

中村俊輔

中村俊輔がスコットランドリーグのセルティックに移籍した。今晩がその試合だ。

さて、スペインやドイツでプレーする俊輔が見たかったという思いもなくは無いが、セルティックへでのプレーもとても楽しみだ。

セルティックがスコットランドのトップチームであり、そこでプレーをすることは中村俊輔にとって、とても良いことだと思う。中田英寿はローマ時代に優勝し、優勝に大きく貢献しているがチームの核としてプレーすることはできなかった。

中村俊輔は自らの力を証明し、チームの中心選手として優勝の経験が出来たとしたら素晴らしい。  
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2005年08月04日

取り組み

知れば知るほどに知らない自分に気付く、とは真理だと思う。

僕は、その境地には到底至らず、知らないことが多すぎて不安に思い本を乱読してみたり、その本は結局山積みになっていたり、理解が浅かったりということがよく起こる。取り組むということが足りないのだと思う。

振り返ると取り組んだと言えるのはやはりサッカーだ。プロになれる腕前には程遠いし、それで食えるかと言われるとそうではない。しかし、練習を繰り返し、試合を重ね、中田が外国で活躍するようになってから試合を沢山みて、スタジアムにも足を運んだ。

TV観戦をしていると、目の前の現象を理解し、画面に映っていない場所が想像できる。

原則を理解していれば、議論もできるし、違う意見も仮に同意できないとしても、言わんとすることは分かる。

T.Sエリオットという詩人が言っている。

「我々は探求をやめてはならない。そして我々のすべての探求の最後は、初めにいた場所に戻ることであり、その場所を初めて知ることである。」

達観した人が至る境地は通じていることが多い。  
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2005年08月03日

中国戦

家に帰ると、日本VS中国戦の後半がスタートしたところだった。円陣を組むメンバーはA代表では新しい顔ばかりである。

後半がスタートして、田中達也がサイドを突破したり、基点となるようなポストプレーを見せたりと非常に動きが良かった。そんななか、阿部のFKから同点ゴールが生まれ一気に攻勢をかけようとした。

玉田と大黒が投入された。チームの勢いが止まった。きっと多くの人がそういう印象を受けたと思う。攻撃的な選手交代に見えたがチームの動きが悪くなった。

TVの画面では前線が映らないのであくまでも推測であるが、僕はこう思う。選手交代前は、長身の巻がセンターエリアを中心にポジションをとる。その周りを田中達也が衛星のように動く。こんな形だろうと思う。実際、田中達也が左右前後にできるスペースを使ってボールを受けることが出来た。

交代後はおそらく、スペースに走りこんでボールを受けることを得意とする二人と、同様にスペースでボールを受けていた田中達也の3人が前にポジションを取ることになった。玉田はスペースが無いのを嫌ったのかそういう指示なのかやや引き気味ではあったものの、おそらく前線のスペースは相手ではなく味方の誰かによって最初から埋められてしまったのだと思う。

せっかく自由にスペースを使えてた田中達也の動きが止まってしまった。

選手交代は難しい。ジーコもそんなスペースの話は当然知っているに決まっているし、選手だって分かっているのだが、上手くいかなくなってしまうことはよくある。

このようなスペースがなくなりゲームが膠着したときは、中盤でボールを主体的に奪うことができ、奪った後に一人、二人と相手を置き去りに出来る選手が必要になると思う。置き去りにすれば、当然次の選手が引きずりだされ、スペースが生まれる。

これが出来るのは今の代表では福西である。もしくは今回は呼ばれていない中田英寿。
  
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2005年08月01日

ラーメン二郎

土曜日。N氏に池袋の「ラーメン二郎」に連れていってもらった。

ラーメンは自ら進んで食べにいくことはほとんど無いが、連れていってもらうといつも美味しいと思う。客層はほとんどが男子であり、こんもりと盛られた野菜は冗談かと思うぐらいのボリュームである。

N氏も僕も麺半分で注文したが、それでも十分な量である。

全く関係ないが、僕の友人がその昔、ラーメン文化はある程度認められていて、ラーメン屋の前は駐禁を取られないと豪語していた。

さて、ラーメン二郎であるがスープが美味しい。麺はちょっと太すぎかと思ったがN氏によれば、これがだんだん良くなるらしい。

来ている客は相当通っていると思われる人が多く、サービスのトッピングを注文する際に、「にんにく増増(ましまし)」とか、「野菜増増(ましまし)」と真面目に言っていた。笑いそうになったが、トッピングの量が2段階あるらしく、通常は「にんにく」とか「野菜」でいいようだが、その上は「増増(ましまし)」と言うのが仕来りのようだ。

次は「にんにく増増」で、にんにく臭をぷんぷんさせながら西武線で帰宅の徒につこうと思う。  
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