本題の前にお詫び……ゆうばり国際ファンタスティック映画祭レポートが途中になってしまっています。映画祭が終わって4ヶ月も経つのにこの体たらくです。
気を取り直して本題へ。
現在、兄金子修介監督作品『1999年の夏休み』が公開30年を記念してデジタルリマスターして新宿K’sシネマで絶賛リバイバル上映中である。午前10時半からの上映にもかかわらず連日大勢のお客さんが足を運んでくれているそうだ。
明日8/1の上映後のアフタートークのゲストはこの春TBSを退職したばかりの安東弘樹アナウンサーだ。
安東さんがゲストに決まったのには僕が絡んでいる。
ハナシは去年の秋に遡る。
TBSラジオの「たまむすび」という番組にリスナーお助け調査企画「竹山、ガムテープ買ってきて」というのがある。これはリスナーから寄せられる疑問・質問にカンニング竹山さんとスタッフがリスナーの力を借りて応えるというコーナーだ。ある日の放送に当時社員だった安東弘樹アナウンサーがこんな相談を寄せていた。
「家に何十年も前に撮影した8ミリフィルムがあるが、映写機が壊れて見ることができない。どうにか見られないか」
という内容のものだった。
ネットで調べればすぐに「フィルムのデジタル化サービス」は見つかるだろうしきっと誰かが完動品映写機を持っていてすぐに解決するだろうと思って聞いていたが、何週か経ってもなかなか解決しない。何人かのリスナーが「映写機は持っていたが何年も前に壊れてしまって動かない」とのメールが寄せられていた。
そこで番組に以下のようにメールしてみた。
「私もたまたま自分で8ミリ映写機を修理していたので、メール致しました。我が家の映写機もゴム製の駆動ドライブが劣化して動かなくなっていたのですがその駆動ドライブにホームセンターで購入したゴムパッキンを代用したところ見事に動き出しました。
フィルムの劣化が心配されましたが、映写してみると見事に40年以上前の我が家が音声とともに映し出され、亡き両親から30年以上前に亡くなった祖母の姿までが蘇りました(中略)部屋を暗くしてカタカタと音を立てながら上映するのは、とても味わい深いものです。安東さんがお持ちのフィルムがスーパー8、シングル8(エイト)なら私の映写機で上映可能です。前もっての準備が少々かかりますが、スタジオでの上映をお手伝いいたします」
そしたらスタッフから連絡があり、10月30日に映写機を持ってスタジオで安東さんの8ミリフィルムを上映することになったのだ。
そのときの様子が番組のブログに写真付きで載っている。
「一人で見てたら泣いてた」安東アナ3歳時の8ミリフィルムが蘇る!
オンエアの後、別室で安東さんに改めて自分は脚本家で兄は金子修介という映画監督だと自己紹介すると、
「私、金子監督の『1999年の夏休み』が大好きなんですよ。確かTBS入社した頃見に行って……」
と熱く語ってくれた。
車と細マッチョのイケメンアナウンサーというイメージしか無かった安東さんが『1999年の夏休み』が好きだなんて少し意外で嬉しかった。そのことを兄に話したら兄も喜んでくれて、今回の上映に安東さんをお呼びできないかということになったのである。
明日、安東さんがどんな風に『1999年の夏休み』を語ってくれるのか楽しみだ。
映画『1999年の夏休み』デジタルリマスター再公開
気を取り直して本題へ。
現在、兄金子修介監督作品『1999年の夏休み』が公開30年を記念してデジタルリマスターして新宿K’sシネマで絶賛リバイバル上映中である。午前10時半からの上映にもかかわらず連日大勢のお客さんが足を運んでくれているそうだ。
明日8/1の上映後のアフタートークのゲストはこの春TBSを退職したばかりの安東弘樹アナウンサーだ。
安東さんがゲストに決まったのには僕が絡んでいる。
ハナシは去年の秋に遡る。
TBSラジオの「たまむすび」という番組にリスナーお助け調査企画「竹山、ガムテープ買ってきて」というのがある。これはリスナーから寄せられる疑問・質問にカンニング竹山さんとスタッフがリスナーの力を借りて応えるというコーナーだ。ある日の放送に当時社員だった安東弘樹アナウンサーがこんな相談を寄せていた。
「家に何十年も前に撮影した8ミリフィルムがあるが、映写機が壊れて見ることができない。どうにか見られないか」
という内容のものだった。
ネットで調べればすぐに「フィルムのデジタル化サービス」は見つかるだろうしきっと誰かが完動品映写機を持っていてすぐに解決するだろうと思って聞いていたが、何週か経ってもなかなか解決しない。何人かのリスナーが「映写機は持っていたが何年も前に壊れてしまって動かない」とのメールが寄せられていた。
そこで番組に以下のようにメールしてみた。
「私もたまたま自分で8ミリ映写機を修理していたので、メール致しました。我が家の映写機もゴム製の駆動ドライブが劣化して動かなくなっていたのですがその駆動ドライブにホームセンターで購入したゴムパッキンを代用したところ見事に動き出しました。
フィルムの劣化が心配されましたが、映写してみると見事に40年以上前の我が家が音声とともに映し出され、亡き両親から30年以上前に亡くなった祖母の姿までが蘇りました(中略)部屋を暗くしてカタカタと音を立てながら上映するのは、とても味わい深いものです。安東さんがお持ちのフィルムがスーパー8、シングル8(エイト)なら私の映写機で上映可能です。前もっての準備が少々かかりますが、スタジオでの上映をお手伝いいたします」
そしたらスタッフから連絡があり、10月30日に映写機を持ってスタジオで安東さんの8ミリフィルムを上映することになったのだ。
そのときの様子が番組のブログに写真付きで載っている。
「一人で見てたら泣いてた」安東アナ3歳時の8ミリフィルムが蘇る!
オンエアの後、別室で安東さんに改めて自分は脚本家で兄は金子修介という映画監督だと自己紹介すると、
「私、金子監督の『1999年の夏休み』が大好きなんですよ。確かTBS入社した頃見に行って……」
と熱く語ってくれた。
車と細マッチョのイケメンアナウンサーというイメージしか無かった安東さんが『1999年の夏休み』が好きだなんて少し意外で嬉しかった。そのことを兄に話したら兄も喜んでくれて、今回の上映に安東さんをお呼びできないかということになったのである。
明日、安東さんがどんな風に『1999年の夏休み』を語ってくれるのか楽しみだ。
映画『1999年の夏休み』デジタルリマスター再公開