真木環展「Sanctuary-少女の王国ー」に出品している作品から、真木さんがSNSで紹介していたものをまとめました。どうぞご覧ください。

今回の個展は、これまでは私が描いてきた標本的オブジェ的少女たちが革命を起こして少女王国を建国したというシナリオになっております。少女王国を象徴するのは二人の守護聖人です。
「愛の守護聖人」(左)2018 91.0x72.7cm (F30)
見る人がわかればすぐにピンと来るセーラムーンのロッドを手にしています。愛の戦士です。愛の力で国を守ります。
「正義の守護聖人」(右)2018 91.0x72.7cm (F30)
モデルガンを手にしています。正義と誠で国を守ります。
MakiTamaki_AinoShugoshinMakiTamaki_SeiginoShugoshin














国を治めるのは白百合の女王です。少女たちが見守る中、戴冠を終えました。
「白百合の女王」(左) 2018  48.0x38.8cm
「白百合の戴冠」(右) 2018  60.6x50.0cm (F12)
MakiTamaki_ShirayurinoJououMakiTamaki_ShirayurinoTaikan














「Angel lollipop」 2018  41.0x27.3cm (P6)
ルネサンス期に流行した壁龕と人物像の組み合わせです。とにかく建物がたいへんだったです…なんとか完成してよかった。そんな作品。
MakiTamaki_AngelLollipop
















「嵐が丘」 2018  41.0x27.3cm (P6)
強い風に煽られながらも凛と立つ少女は革命の旗を掲げます。少し冷たい風の中凛と立つ少女の瞳には意志の力が宿ります。空には渦巻く雲。足元には運命を暗示する車輪があります。空をエルグレコっぽくしたいなあと思いながら描いていました。割とそれっぽくなったと思います。
MakiTamaki_Arashigaoka
















「時の寓意」 2018  41.0x27.3cm (P6)
ガラスの砂時計を持つ少女と満ち欠けする月。地平線は赤く燃えています。黒衣の静かな少女と劇的な空と大地の色合いの対比を狙ってみました。お気に入りの作品。
MakiTamaki_TokinoGuui














「予兆」2018  41.0x27.3cm (P6)
DMに使用した作品。予兆を告げる烏が少女の肩にとまると、空から光が差し、雲が割れ、青空が垣間見えるという情景です。ドラマチック。
MakiTamaki_Yocho















真木環展「Sanctuary-少女の王国ー」
2018年4月27日(金)~5月13日(日)