Deep Sessions

株式会社ジャパンインポートシステムの公式ブログです。海外生産者とのイベントや商品の紹介など、よりDeepな情報をお伝えしていきます。

2018年02月

一年で一番のネコの日によせて

こんにちは、ちょろまかし呑み助です。

今年もやってまいりました、グレート・ニャンニャンの日。
(↑ いま初めて使った)
2月22日、1年で最もニャン(2)の多い一日です。
12月22日と、タイです。

弊社では、毎月22日をニャンニャンの日として
オールドトム・ジンのジンクスにまつわるアレコレを
発信しておりますが、
このスーパー・ニャンニャンの日(すでに違う)が
ブログの掲載日と重なりましたので、
本日はジンクスについて、改めてご紹介します。

JINX OLD TOM GIN1606
クリックすると商品紹介ページに飛びます

ジンのカクテルと言えば、
何をおいてもジントニック!というのが今や一般的ですが、
ではなぜジントニックというカクテルが浸透したのか、
その背景はなんでしょう?

それは、スッキリサッパリ雑味なく飲めるジンができたから

ジン、トニックウォーター、そしてライムという、
これ以上ないほどシンプルなこのカクテルを楽しむにあたり、
ジンのドライさ、スムースさというのは、欠かせない要素です。
(昨年はジン&トニック専用のオリジナルジンがリリースされたり
しましたね!完売していますが、某お酒屋さんのページをお借りして・・・→ コチラ


ですが。

実はジンの味わいというのは、
その歴史上大きく変わってきています。

転換期は、1830年。
イーニアス・コフィーが発明した、
連続式蒸留器の出現です。

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連続式蒸留器イメージ

それまでのジンは、粗雑な蒸留により荒々しく、
甘みやジュニパーをこれでもかと添加しないと
飲めるような代物ではありませんでした。

いまやジンの個性の一つとして知られているボタニカルは、
ジュニパーを強くしたり、ハーブを増やしたりして、
飲めるようにするためのアイディアの一つだったのです。

図1
ジュニパーベリー

(ちなみに1998年に発刊された、
デイブ・ブルーム氏著「スピリッツ&カクテル」によると、
当時の味わいに一番近いのは、
オランダで作られているジェネバである、
と書かれているそう。)

当時のこのようなタイプのジンは、
OLD TOM(=黒猫)と呼ばれていました。

この呼び名になったのは諸説あるようですが、
一番有力なのは、
ジン販売店の店外にいるお客様が
店内に立ち入らずともジンが飲めるようにと考えられた、
世界で初めての自動販売機に由来するもののようです。

お店の壁に穴をあけて、
同じく穴の開いた黒猫の看板を、
穴が店内と店外をつなげるように、貼ります。

店内から長いチューブを穴に通し、
店外に垂らしておきます。

そこへ、あなたが通りかかります。
あなたはロンドンを散歩していて、
ふとジンが飲みたくなります。

おりしも目の前には、チューブを垂らしている黒猫。
お金を入れてチューブを口にくわえて待っていると、
あら不思議、口に直接ジンが流れてきたではありませんか!

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当時の様子を表したポスター(口からお金、しっぽからジン)

この方法を開発したのは、
ジンを密造していたキャプテン・ダドリー・ブラッドストリート氏。
氏がこの方法で販売を始めたところ、
ロンドン市内には瞬く間にこの方法が広がったようです。

ここから、甘みを足したジンそのものを
オールドトム・ジンと呼ぶようになりました。

その後上記にあるように連続式蒸留機により
スムースで雑味のないジンが作れるようになると、
ロンドンドライという新たな味わいのジンが誕生しました。

クラフトジンのブームに伴い、
ジンの生産方法やボタニカルの抽出方法にも注目が集まり、
各社こだわりの作り方をプレゼンテーションできる
大きな一工程になっていますが、
ドライな味わいのジンが作られるようになったのは、
ごく最近のこと
なのです。

古くからあるこのオールドトム・ジンは、
現在ではトムコリンズというカクテルに主に使われる、
マイナーなタイプになってしまいましたが、
ジンクスは甘みを抑え柑橘を強く加えることで、
従来のオールドトムよりはもう少しオールラウンドに
お楽しみいただける味わいに仕上がっています。


マキシマム・ニャンニャンの日()に、
ジンの歴史をご紹介してみました。

ちなみに弊社イチオシのこのジンクスですが、
お店ではもちろん、ご自宅でも簡単にカクテルを
お楽しみいただけます。

レシピを作ってみましたので、
ぜひこちらからDLしてご利用ください

ジンをお好きな方は、ぜひ古き良き味わいにも、
注目してみてくださいね。
呑み助でした。
0817黒猫感謝の日

寒い夜をキュッと温めてくれる、ツワモノをご紹介

こんにちは、ちょろまかし呑み助です。

皆さん、寒くありませんか。
立春も過ぎたというのに、寒すぎ寒すぎ。
こんな時には、度数の高いお酒をキューッとやって、
暖かくなるしかないのでは!
という話で同僚と盛り上がりましたので、
本日は弊社の定番商品ラインナップの中でも
度数が60%以上の強者な子たちをご紹介します。
南国の地より、唯一家族経営を続けるネイソン蒸留所
他のブランドに比べ、その生産量は圧倒的に少ないですが、
小さな蒸留所のため、所長であるグレゴリー・ベルナント氏が直接、
品質管理や蒸留所経営に携われることが強みです。

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蒸留所外観
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蒸留所長 グレゴリー・ベルナント氏
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島内に5カ所しか残っていない、100%銅製の連続式蒸留器
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どの蒸留所も設置に頭を悩ませていた浄水場を、いち早く導入

徹底した品質へのこだわりと、
それを実現するための妥協のない設備投資。
それにより、他社には真似のできない商品を
リリースしています。
本日ご紹介する商品も、その一つ。

NEISSON BLANC 70% L’ESPRIT RED TOP1305
ネイソン ブラン レスプリ

一見通常のブランですが、
驚くべきはその度数。
なんと
70% !!

蒸留したばかりのラムをほぼそのままボトリングしている、
衝撃的な商品です。

ラムに限らず、ジン、テキーラ、ウォッカなどの
ホワイトスピリッツは、
熟成せずにできたてを楽しめるのが
ウイスキーやコニャックと違った魅力。
しかしそれでも、蒸留したばかりのような、
度数の高い商品はそうそうありません。

数字に驚いてしまいがちですが、
飲んでみると、またびっくり!!!
こんな高い度数であることを感じないくらい、
滑らかでやわらかく、自然な味わいなのです。

嘘のような、本当の話です。
(ああ、自社商品を褒めるって難しい・・・)

当ブログでも何度かご紹介しているティポンシュでも、
するする飲めてしまうほど。
後から足にクるタイプです。

こればかりは体験していただくしかありません。
ぜひ、お試しください!

60度オーバーのもう1本は、ウイスキーです。

AUCHROISK 27YO  KINGSBURY GOLD
オスロスク 1990 27年 / キングスバリー ゴールド

先週コチラの記事でご紹介した
弊社の看板ボトラー、キングスバリー社の最新作。
オスロスクの27年、1990ビンテージです。
このオスロスクという蒸留所、あまり目にすることのないマイナーな
蒸留所ですので、簡単にご紹介しますね。

もともとは、アメリカで絶大な人気を得たブレンデッドウイスキー、
J&Bの原酒を確保するために設立された蒸留所です。
1970年代創業と歴史は浅いものの、
実に深い味わいの原酒を生産し、
知名度以上の評価を得ている、隠れた実力派蒸留所でもあります。

カスクストレングスでシングルカスクをボトリングする
ゴールドシリーズですが、ラムカスク熟成は初めて!
品質の高いマイナー蒸留所+シリーズ初の熟成樽という、
なかなか珍しいマッチングでのご紹介になりました。

テイスティングの評価は、なんともそそる内容。

以下引用いたします。

***以下 テイスティングノート***
なんといっても、芳醇な香りがこのボトルの魅力。
ラム酒に漬け込んだリンゴで焼き上げたパイを思わせる香りが、
フィニッシュまで幾重にも重なり、
クリーミーな飲み口とともに実に印象深い仕上がり。
カスタードやナッツのような風味も加わり、
最近のキングスバリーのシリーズの中でも
素晴らしい出来栄えと言える
***テイスティングノート ここまで***

寒い夜に、足元を温めながら、
ゆっくり楽しみたい気持ちになります。
ぜひお試しくださいね。

春はきっと、もうすぐそこ!
皆さん体調にお気を付けて~

呑み助でした。

キングスバリー社をご紹介

んにちは、ちょろまかし呑み助です。
いやあ、2/14に向けて、街は怒涛のラストスパートですなあ。
今週末が最後の週末ですもんね。
先週のブログが、少しでもお役に立てていたら、
嬉しく思います。

ぜひ、試された方は感想をお送りくださいませ!

さて、今月の弊社のSNSを飾っている、キングスバリー。
GM同様、弊社の取り扱い歴が非常に長い古参のボトラーの1社です。

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本日は、キングスバリー社についてご紹介します。

キングスバリー社は、スコットランド・アバディーンにて1989年に設立されました。
当初よりシングルモルトのボトリングに特化し、
ロンドンに事務所を構えた後も数々の伝説的なウイスキーをリリースしてきた、
インディペンデント・ボトラー(独立瓶詰業者)です。

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カースブリッジケルティック

当初から「出自の明確な樽=信頼性の高い樽をボトリングする」という姿勢を
貫いており、「オリジナルラベル」として知られている初期のリリースから、
樽番号やそのサイズ、蒸留年月や瓶詰年月を公表してきました。


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当時はシングルモルトウイスキーという言葉自体一般的ではなく、
他のボトラーと言えば、ゴードン&マクファイル社
ケイデンヘッド社がようやく認知されてきた程度。
ダグラスレイン社のフラッグシップ(当時)である
オールド・モルト・カスクのリリースも1998年であることを考えると、
新鋭のボトラーとしては非常に早かったことが分かります。

2012年、スプリングバンク蒸留所創業一族であるゴードン・ライト氏が
同社代表に就任し、ボトリングを監修することになりました。

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ゴードン・ライト氏

実は先日の「酒志貫徹 VOL.2」でもご紹介したとおり、
キングスバリーの初期リリース商品には
「イーグルサム」という会社名が記載されています。

これは当時、スプリングバンク蒸留所を所有していた
ケイデンヘッド社の子会社の名前であり、
生産に携わっていたゴードン・ライト氏の監修のもと、
ボトリングが決定されていたことを証明しています。

キングスバリー社が創業当初から頑なに守り続けている、

・ 出自がはっきりし、かつ品質の高い樽の選定
・ シングルカスク
・ ノンチルフィルター
・ カスクストレングス

のこだわりはそのままライト氏に継承され、
いまなおウイスキーラバーを魅了するボトルをリリースしています。

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蛇足ではありますが、キングスバリー社のもう一つの大事なアイテム。

KINGSBURY VICTORIAN VAT GIN1712
(画像をクリックすると、商品説明ページに飛びます)

ご存知ビクトリアンバット・ジンです。

正統なロンドン・ドライジンであるこの商品は、
世界的なジンブームの中で
なかなかスポットライトがあたりませんが(古いから?)、
「樽で熟成したためにほのかな色合いが付いている」なんていうジンは
リリース当時には唯一無二だったため、
市場の大注目を集めました。

その後生産者の特異性を生かした「シングルカスク」や、
熟成に使用した樽の銘柄を公開したシリーズなど、
母体がウイスキーボトラーであるが故の
ユニークな商品をリリースしています。

再入荷に伴いリニューアルされた新しいラベルでお目見えした、
ビクトリアンバット・ジン。
クラフトジンブーム以前より人気が高かった当商品も、
ぜひ併せてお試しください!

呑み助でした。

今年のバレンタインには、チョコレート プラスα!

毎年同じ言葉を重ねている気がしますが、
あっという間に新年のひと月目が終わってしまいましたね。
地味に焦ったちょろまかし呑み助です。

市場ではイベントの開催告知がどんどん早まっている傾向を感じますが、
今月は、そう。バレンタイン!
理由はどうあれ、そして相手も誰であれ、
「誰かに何かをプレゼントする」というシチュエーションが
嫌いでない呑み助は、ワクワクします。
最近の贈り相手はもっぱら自分です。

本日は、弊社の商品の中から、チョコレートにピッタリなお酒を
いくつかご紹介したいと思います。

とはいえ、ウイスキーブームを始め熟成酒の種類も
チョコレートの種類も増えた昨今、
組み合わせるのは難しそう。どちらのことも、よく知らないのに!
という声も聞かれます。

ですので、ペアリングするときのヒントから!

全ての、とは残念ながら行きませんが、
熟成酒もチョコレートも、
ほぼ100%テイスティングコメントを見つけることができます。
その中で、
同じ味わいを含んでいる二つは合いやすい!

例えば、弊社の推しメンNO.1のベンロマックと合う
チョコレートを探すとしたら、
ベンロマックのテイスティングコメントをまず確認します。

BENROMACH 10yo with WHISKY&SODA

曰く、

香り : 深いシェリーの香りが様々な香りと一緒に感じられる。
フルーツとナッツのチョコレート、繊細なスパイス、青リンゴ、
麦芽のビスケット、かすかなピートと煙の香り。
味わい : 果汁たっぷりのラズベリー、シェリー、
クリーミーな麦芽に加え、ほのかにピート香が感じられる。
とのこと。

とすると、ナッツがたっぷりのチョコレートや、
ラズベリーのようなベリーソースが入っているチョコレートとは
相性がよい可能性が高い、ということが言えます。

もちろん、逆の探し方もできます。
食べたいチョコレートの味わいや原料をチェックして、
それを含むお酒を探せばOK!
ぜひお試しください。

他には、こんなウイスキーも。


DL SCALLY


香り:甘いスパイスの香りが繊細なバニラ香とまざりあう。
味わい:甘いフルーツのコンポート、
ナツメグやシナモンをまぶしたダークチョコの風味が何層にも重なる。
フィニッシュ:甘いタバコ、ココア、フルーツケーキを伴った
オレンジの皮の風味が広がる。

こちらは生産者であるダグラスレイン社が、
オフィシャルに、チョコレートと合うよ!と紹介しています。

熟成酒以外にも、オススメできるお酒はこちら。

JINX OLD TOM GIN1606

まずはわれらが黒猫、ジンクス。

柑橘あふれるその味わいは
甘みも抑えてあるので、
オレンジチョコレートとの相性はばっちり!
さらに、紅茶とブレンドする下記のカクテルとなら
素敵なティータイムになるのは間違いありません。

【猫ティー】
材料
・ジンクス オールドトム・ジン 1/4
・アイスティー 3/4
作り方
・氷を入れたタンブラーに注ぎ、軽く混ぜる。
ポイント
★アイスティーは加糖のものがオススメ!
ジンクスの甘みはそこまで強くないので、加糖を選んでも甘すぎません。
甘いカクテルがお嫌いな方は、無糖でももちろんOK。
★この時期なら、温かい紅茶でも!

さらにさらに、弊社がイチオシのこのカシスリキュールは、
一般的なカシスリキュールに使われる中性スピリッツではなく、
なんと赤ワインを使っているため、
超!自然派な味わいを楽しめます。

MARIE FRANCOISE CASSIS

すなわち、一緒に食べるものの味わいを邪魔しません。

チョコレートと合わせるにも、
オンザロックスタイルや、
ソーダと割ってスプリッツァースタイルにするなど、
素材そのものの味わいを楽しめる方法の方が、
主役のチョコレートを引き立てると思います。

最後に、チョコレートとはテッパンの相性である、レーズン!
弊社でブドウと言えば、もちろんこの方です。

pg-top2

コニャックの人間国宝、ポールジロー氏。
昨年の訪日以来、ご本人がお好きな飲み方としてご紹介している
トラディション+トニック=トラトニ!
ジロトニ イメージ画像 (1)

ぜひお試しください。

今年のバレンタインに華を添える一助になれていたら幸いです・・・

Happy Sweet Valentine !!
呑み助でした。