こんにちは、ちょろまかし呑み助です。

今日から3月!
気温はまだまだ肌寒いですが、カレンダーがまた1枚
春に近づいたと思うと、ウキウキします。
夕空も明るくなるのがだいぶ早くなりましたし、
夜遊びが楽しくなってくる時期ですね。

春になると、不思議と華やかなお酒が飲みたくなります。

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これは、リンゴの花です。かわいいですよね!
今回は、現在弊社のSNSトップ画像にもなっている
シャトードブルイユ」について紹介します。

シャトー

シャトードブルイユは、1954年に設立されました。
先祖代々カルバドスの生産を続けてきたフィリップ・ビゾアール氏が、
現在のシャトーを購入したのがきっかけです。

このシャトーは16世紀の初頭に建てられたもので、
当時はノルマンディーの貴族達が生活を送っていましたが、
現在では歴史的建造物として指定されています。
典型的なペイドージュ地区の建築様式を誇り、
オーク材の梁とノルマンディーのタイルが貼られています。

何百年もまえに造られた地下倉庫は
今はカルバドスをゆっくりと上品なブランデーに熟成させるのに
最適なセラーとして使用されています。

cellar

カルバドスのAOCは3つに分けられますが、
シャトードブルイユはその中の一番の中心地、
ACペイドージュに位置します。
リンゴ100%のみ許される、品質の高い原酒ができる地区です。

カルバドスに使われるリンゴのタイプは、
以下の5つに大別されます。

★ 苦味が強い → タンニンが多く、ボディの厚いシードルになる
★ 糖分が多い → タンニンが少なく、十分なアルコールを作り出す
★ 酸度が高い(acid) → 搾汁後のジュースにシャープな味わいを作る
★ すっぱい(sour) → 苦味のある林檎同様に、タンニンを多く含む
★ 苦く甘い → シードルのアルコール度数を安定させる

pomme

シャトードブルイユでは厳しい選定の下に収穫を行い、
品種のブレンドを決定し、シードルを作っていきます。

シードルの発酵には6週間を費やします。
全て自然発酵で、この間に発酵を促すための添加物や
化学薬品は一切使用されません。
注意深く発酵を進め、品質が一定基準に達したと認められてから、
いよいよ蒸留に進みます。

ポットスチル

銅製の単式蒸留器で二度蒸留し、
リムーザンもしくはトロンセ産のオーク樽で熟成を開始します。
この原酒が次に樽から出るのかは、
卓越した感覚と長い経験のある
セラーマスターにかかっています。

ボトリングされるときには、
生産者が誇りに思っているユニークなデザインの瓶に詰められ、
皆さまのお手元に届くのです。

CHATEAU DU BREUIL 15YO1608

カルバドスが位置するのはフランスの発端、
大西洋に面するノルマンディー地方。

新鮮な魚介類と、盛んな酪農がもたらす
バターやチーズが名産です。
(チーズの中でも最も有名な一つ、
カマンベールチーズはノルマンディー原産なんですよ!)

そのためバターソースの魚介ソテーやクリーム煮などと
とても相性がいい、と社長のディディエ・ベデュー氏は語ります。
しかし!ここで呑み助が個人的にオススメしたいペアリングがあります。

それは、カレー!

カレーの一例

こんなスパイシーなものと・・・?という意外さが、
相性のよさ、美味しさを倍増させますので
ぜひお試しを。

有名なカレールーの一つ、バー〇ントを思い出してみてください。
あれの美味しさの秘訣は、リンゴとハチミツ!
ここからも、カレーとリンゴは相性がよいことを
ご想像いただけると思います。

最近は国産 / 海外産を問わず、リンゴの発泡酒である
シードルもたくさん楽しめるようになってきましたので、
ぜひぜひ!試していただきたいと思います!

呑み助でした。