Deep Sessions

株式会社ジャパンインポートシステムの公式ブログです。海外生産者とのイベントや商品の紹介など、よりDeepな情報をお伝えしていきます。

生産者来社

スペインワインの巨星、来訪!ピーター・シセック氏インタビュー

さすがに来年のことを話しても、
鬼も鼻で笑うくらいになってきたのではないでしょうか。
こんにちは、ちょろまかし呑み助です。

来年は戌年。
年賀状には、犬飼いからのTHE 我が家の犬!が
あふれるのかと思うと、今からとても楽しみです。
猫年がないのが残念・・・

さて本日は、先日弊社を訪ねてくれたスペインワインの
生産者についてご紹介したいと思います。
カルトワインの一つとして知られる「ドミニオ・デ・ピングス」
生産者であるピーター・シセック氏が、
アジア訪問の一環として日本にも立ち寄ってくれたのです。
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ピーター・シセック氏
多忙なスケジュールを縫って時間を作ってくださったため、
日本での滞在時間は1日のみ。
取材とディナー会でバタバタと過ぎてしまいました。
本日はその時の様子をご紹介します。

ピーター・シセック氏はデンマーク生まれ。
1990年からリベラ・デル・ドュエロに住み
ワイナリーで技術ディレクターとして従事したのち、
ボルドーやカリフォルニアの高名な醸造家たちから
学んだ知識と経験を生かして、
1995年にドミニオ・デ・ピングス社を立ち上げました。

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Carlos Gonzalez Armesto ©

初ビンテージの1995からそのワインは名声を博し、
さらには積送中の船が沈没し、海の藻屑となったという
ドラマチックな出来事もあって、
一気に希少価値の高いスターワインへと成長しました。

もちろんその品質に関しても、保証されています。
高名なワイン評論家であるロバート・パーカー氏がつける
パーカーポイントにおいて、
この初代ビンテージ1995は、リリース時に100点を受けました。
PETER SISSECK- 2014 - Carlos Gonzalez Armesto ©131
Carlos Gonzalez Armesto ©

取材には、酒類業界のリーディングペーパー「酒販ニュース」さまに
お越しいただきました。
ピングスの最新ビンテージ(2014)を一緒にテイスティングしつつ、
いま彼が取り組んでいること、理想とすることを
熱く語ってくださいました。
このインタビューは年明けぐらいに掲載していただけそうですが、
ここではちょっとしたこぼれ話を・・・
シセック氏の次の目標は、なんと!!
シェリーを生産するとのこと!!

これは・・・興味深い・・・

シセック氏いわく、8年をかけて最適なシェリー会社を買い取り、
フィノだけを作るための8haの畑を購入したとのことです。
畑を購入したのはバルバイナスという地区。
バルデスピノの単一畑もあるマチャルヌードは
有名で確かによい地区ではあるが、
ここはアモンティリャードに向いている気がする、
というのが氏の言葉でした。
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なぜ普通のワインではなくシェリーだったのか?という問いに対し、
「最初は考えたけれど、Vino da Tavola(テーブルワイン)にしかならないし、
そもそもスペイン原産のブドウにこだわりたい。
しかも、フィノは象徴的かつ素晴らしい(fantastic!)ワインなのに、
シェリーのマーケティングは下手すぎる!
シェリーをワインと伝えきれてない。
それを打開したいと思ったのがきっかけです。」
というご返答でした。
最後の部分をかなり力強くお話しされていたのが印象的でした。

多聞にもれず、シェリーの生産地でも、
若い世代がどんどん都会に出て伝統的な技術が失われつつあり、
それを食い止めたいと思っている。

1976年にこの地を見たときには、
人口も少なく小学校は隣町まで通う必要があったけれど、
いまではワイナリーも増え、その学校にも子供が20人ほどいる。
これは人口がとどまっている証だし、
さらに増えようとしているので、本当に良いことだと思っている。

日本のガラス工芸の技と一緒で、
特に古いワイナリーであれば、
作り方というのはやっぱり人の手に拠るところが大きいし、
難しくはないけどスキルが求められる。
それを残していくことは大事だと思っている、というお話でした。
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Carlos Gonzalez Armesto ©

当ブログでは、お花見シーズンから年末に至るまで、
今年はシェリーをたびたび取り上げた年でしたが、
氏の「マーケティングが下手!」という言葉には、
ガーーーンという思いでした。

と同時に、世界的に有名な「ピーター・シセック」が、
どのようにこのワインにアプローチするのか、
とても楽しみになりました!

当面はワイナリーがまだないので、
われらがバルデスピノの母体、
エステベス社の設備を借りてボトリングする予定とのこと。
よろしければ・・・とイノセンテをお出したところ、
ぼくイノセンテ好きなんだよ!」と
喜んでいただけました。

なお、最新ビンテージであるピングスの2014は、
なんとパーカーポイント100点を獲得!
過去のビンテージにおいても、2013は96点、
2012は100点と、一定して高い評価を受けています。
またセカンドラベルであるフロール・デ・ピングスも、
94点を獲得!
ピングスのスタイルともいえる
「凝縮感とエレガンスの共存」を楽しむことができます。

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田中と談笑しながらテイスティング

おかげさまでピングスは一日で完売いたしましたが、
フロール・デ・ピングスはまだ在庫がございます。
気になる方は、ワインチームまでお問合せくださいませ!

呑み助でした。

年末のお祝いにぴったり!桃色にきらめくスパークリング

こんにちは、ちょろまかし呑み助です。
冬になると、ハロウィン~クリスマスと、
怒涛のように街がイベント一色になるようになりましたね。
ウキウキな空気、楽しいですね!
その空気をたっぷり吸ってから、暗くて深いバーカウンターに
身を沈める呑み助です。

さて、クリスマスまで、あと1か月弱!
独り身ならバーに行ってみたり、
友達とパーティーしたり、
カップルやご夫婦なら、お互いの愛をお金で量ってみたり、
なんだかんだ言ってもやっぱり楽しいイベントです。

当ブログでは、#FESTIVE のハッシュタグで、
お祝いやパーティーに適した楽しく飲めるお酒(とジュース)を
ご紹介してきましたが、本日ご紹介するのはこちら。


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写真をクリックすると商品詳細に飛びます

弊社の定番スパークリングワイン、
セルドン・メトード・アンセストラル・ロゼ(以下セルドン)です。
先日生産者のジャン・リュック・ギヨン氏と、イザベル・ギヨン氏が、
弊社を訪問してくださいました。
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ジャン・リュック・ギヨン氏と、イザベル・ギヨン氏 ← ご夫妻です!
実は今回の来日は、あの富岡製糸場が、
世界遺産登録3周年を記念して開いた日仏交流シンポジウム
「富岡製糸場のルーツを探る」に参加するためのものでした。
シンポジウムの詳細はコチラ!(PDFが開きます)
注意:イベントは終了しています

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富岡製糸場とセルドン村・・・一見なんのつながりもなさそうですが、
現存しているしているセルドン村の銅工場から、
富岡製糸場が1870年に繰糸鍋を購入したという歴史があり、
セルドン銅工場からも管理者が招かれ、パネル発表を行ったのです。

この絆を記念して、ランゴ・マルタン社も
オリジナルスパークリングワインの製造に携わり、
先のお二人もシンポジウムにおいてワインを紹介しました。
本日は、事務所来訪時に開いてくださった
社内セミナーの内容をご紹介します!

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社内テイスティングの様子
セルドンが作られているセルドン村は、
冬のオリンピックが開かれたグルノーブルにも近く、
標高500メートルの高地にあります。

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セルドン村
外から糖分を加えることなく、
自然に近い作り方であるメトード・アンセストラルを採用しているのは
フランス全土でも3つのAOCしかなく、
セルドンはその中の一つ。

ブドウをマセラシオンし、果汁を5℃~10℃の低温で発酵します。
途中でマイナス2℃に下げ、発酵を止めた後、
粗めのフィルターにかけ、あえて酵母を残した状態で瓶詰め。
この方法はシャンパン方式より前からある方法で、
アルコールが低くて甘い、ACセルドンになります。
反対に言えば、完全に辛口のACセルドンは存在しないとのこと。
二次発酵が終わっても糖分が残り、
自然な味わいを楽しめます。

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収穫の様子
寒い地域で育てられているブドウなのに、
暖かい地域で育てられたような成熟味が感じられ、
某有名菓子店不〇家のイチゴキャンディのようなさわやかさも。
不自然な甘みではないのでさっぱりと楽しめ、
飲む人を選ばないカジュアルさに安心します。
まさに、パーティーにぴったり!

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整然と生るガメイ・・・かわいい。おいしそう。
特に、チーズ好きな方ならテッパンの「ACコンテ」と
同じ生産地域なため、このチーズとの相性も最高です。
コンテに合うなら、どんな場所にも持っていける!
なお、富岡製糸場のために作ったオリジナルスパークリングワインは、
「SOYEUX DESTINS(ソワイユ・デスタン)~絹が結ぶ縁~」と名付けられ、
現在製糸場の売店をはじめ、
地域の物産を扱う富岡市観光物産館お富ちゃん家(かわいい)などで
お買い求めいただけます。

クリスマスに、ほのかに紅くはじけるセルドン。
まさにFESTIVEなシーンにぴったりな1本です。
さらに、味わいに比してお値段もリーズナブル。
ぜひお試しください!

呑み助でした。

ギィ・ド・サンフラヴィーのガルデ社より、社長来社!

こんにちは、ちょろまかし呑み助です。
先日友人との家飲み会に行ってきましたが、
ブルーベリーを浮かべたロゼスパークリングワインを供してくれました。
(オシャレ・・・!)
これをみて、そういえば、
先日ワインチームに素敵なお客様がいらしたことを
思い出したのでした!
今日は、その時のお話を少し・・・

いらっしゃったのは、弊社定番商品のシャンパーニュ、
ギィ・ド・サンフラヴィーを作っているガルデ社の社長、クリストフ・プリゥ氏。

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(クリックすると商品説明ページに飛びます)

弊社ワインチームに向けて、社内セミナーを行ってくださいました。

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以下、簡単にセミナー内容をご紹介します。

ガルデ社は、プルミエクリュに認められていえるシニーレローズ村にあり、
年間100万本ほどシャンパーニュを生産していています。

ギィ・ド・サンフラヴィーを作るときに気をつけているのは、ブドウの選定です。
キュベを集める村を厳選し、配合にも配慮しています。
私の主な仕事はアッサンブラージュの決定なので、
もちろんギィ・ド・サンフラヴィーも私自身が味わいを決めています。

シャンパーニュにはピノノワール、シャルドネ、ピノムニエが
使えることになっていますが、
ギィ・ド・サンフラヴィーにはピノノワールを大目にしています。
これにより、フルーティーで親しみやすい味わいになるのです。

さらに、2年もの、3年もの、4年もののリザーブワインをブレンドし、
酸をまろやかにしています。
法定では15ヶ月であるデゴルジュマン後の熟成を、
24ヶ月施し、リリースしています。
ですので、日本に到着することにはちょうど飲みごろを迎え、
すぐにでも美味しいシャンパーニュをお楽しみいただけるようにしています。

呑み助、基本的にはハードリカー担当ですので、
このセミナーに出席し、全然異なる作り方の環境ややり方に、
とても興味を覚えました。
この商品は、某有名料理雑誌において、「安旨シャンパーニュ」として
ご紹介いただいたところ、人気の爆発した信頼のある1本です。
ぜひお試しくださいね。

最後に、弊社定番商品であるマリーフランソワーズカシスをご紹介し、
この2本で作るキールロワイヤルについて意見を求めたところ、
フランスでも人気のカクテルだしこれはいいね!と
お墨付きをいただけました。

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なお、このカシスリキュールは、こちらの過去記事でもご紹介しましたが、
赤ワインをベースに作られる、繊細な味わいの1本です。
ブルゴーニュ産の生カシスを使って作られており、
今年の収穫風景が届きました。(この模様も後日詳しくお伝えしたいと思っています)

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(クリックすると商品詳細のページに飛びます)
このカシスがそのままリキュールになり、日本に届きます。
フレッシュな味わいが楽しめるマリーフランソワーズのカシスもオススメです!

呑み助でした。

シャンベリーベルモット、ロタン来社!

こんにちは、ちょろまかし呑み助です。

先週は世界的なバーテンダー組織のIBA(International Bartenders Association)による、
カクテルコンペティションの世界大会が開かれました。

優勝して世界チャンピオンに輝いたのは、日本代表の
京都 Bar Rocking chair の坪倉健児氏!!


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おめでとうございます!


年末に向けて、どんどんお酒のイベントが増えてくる時期ですね。
本日は、このイベントのために来日していたもう1社の取引先、
ロタンの生産者についてお話したいと思います。

ヘンリー・ランガーマン氏

現在の担当者、ヘンリー・ランガーマン氏。

IBAの公式スポンサーとして、世界大会の会場にブースを出展されていました。
その忙しい合間を縫って、弊社にもご訪問いただき、短いインタビューを敢行。
ロタンについて、お話を伺いました。


IBA会場ブース

ブランドのロゴにもあるとおり、
ロタン社は1883年にフィリベール・ロタン氏によって創業されました。

ロタンの前身は、シャンベリー・コモス。
買収によりその生産は長らくストップしており、
まさに幻のベルモットとなっておりました。
ロタンはその味わいを継承しており、
シャンベリー・ベルモットとしての個性を存分に発揮しています。

なぜ、JISはシャンベリー産のベルモットにこだわるのか・・・
それは、その香りにあります。
アルプスの綺麗な水を使い、ボタニカルを厳選し、
徹底的にその原料にこだわることで、
香り豊かで繊細な味わいを作り出しています。
現在のロタン社でも、アロマを公式化したり、
130年にわたる経験とノウハウを投入し、生産しています。
(そもそも蒸留所名からして、
Distillerie des Alpes=アルプス蒸留所、というのです・・・
アルプスのふもと感がすごい)


最も大きな市場はアメリカで、バーでアペタイザーとして供されることが多く、
使われるシーンは日本とそう変わりはないとのこと。


生産環境は、伝統を守りつつ革新を続けており、
酸化を避けるため新しい樽を投入したり、
ボタニカルやハーブを日々研究し更新したりしています。

ロタン 樽ロタン ボタニカル


ベルモットと同じく、シロップの生産も盛んなロタンでは、
IBAでは下記のシロップが人気でした。
(会場内でもすでに口コミで広がっていたのにはびっくり。)


TOMATE_800SPICY-VERRE_800POPCORN_800

(左から、会場で好評だったトマト、昨年の優勝者が使用したスパイシー、
呑み助が個人的にびっくりした、ポップコーン!←ロースト香もばっちり。)

日本への入荷は未定だそうですが、
スウェーデンの選手が2015年に使用してチャンピオンに輝いたとのこと。
ぜひ日本でも味わいたいですね。



最後に、JISがカクテルとしてオススメする、
ロタンの楽しみ方をご紹介します!

下記2点の画像は、ロタンの取扱を始めて数年した当時、
大泉学園の名店 BARレモンハートの伊藤学氏のご協力の下、
カクテルの材料としてご提案できるように、
ご考案いただいたレシピです。

特にバーテンダーの皆さまにご覧いただきたく、
10年近く前の情報になりますが、
内容に問題はないとのことで、ここに掲載いたします。
(快くご了承くださった伊藤さん、ありがとうございます!)

JISオススメ モルティーニ その1JIS オススメ モルティーニ その2

(画像をクリックすると、拡大されます)


ぜひ、お試しください!