何事も、自分の身体と心で経験したい。

テレビの前で死にたくはない。

まさに今朝、一週間続いたストライキが終わり、スリランカ一美しい路線と言われるバドゥッラ行き列車に乗れた。

三等車だが、シートはクッションが効いていて快適。ボックス席の窓際。

列車は30分遅れで出発。昨夜の雨も上がり、天候は快晴。憂いの欠片もない。

列車はひた走る。

この列車に乗れたのがラッキーなのかどうか、未来なんて誰が分かる？

何も挑戦しなくて、ゆえに失敗もしなくて、それでいてしたり顔で、実は何もわかっちゃいない。保身に長けた、嘘つきで、中身空っぽの、小賢しい大人にはなりたくない。