株式教室 - 実践で学ぶ、負けない現代株式投資 「森を見て、木を見る」 


かつて株式投資による大損で連日の追証から一度は「死」が頭をよぎった筆者が、生き延びた後に辿り着いた投資手法をベースに現代の株式相場について語ります。独自の株価判定ツールで市場の姿を把握し相場の天底を判定。2016年は2月12日にドン底の日本株を買い出動。2016年6月24日にはブレグジットの急落底値を買い出動。2017年9月19日に歴史的上昇相場の初動を買い出動。2018年1月31日にダウ急落前の天井を売り出動。毎日の株式指標から相場の姿を分析し、独自の株価水準によって実際の売り買いにまで言及した実践的内容をお届け。銘柄選定ツール「Stocks」と相場の天底を判定する「基礎投資学習ツール」で「森を見て、木を見る」投資を実践。「投資を学ぶ」ことに主眼を置き投資初心者に向け配信します。

 

レジスタンス突破のNY、東京は買われすぎ領域へ

春節で一週間の休みに入った中国市場をよそに、昨日週明けの日経平均株価は続伸となりました。

ただ、週末のザラバ高値20,929.63円は超えられず。

地味にオプションSQ絡みの思惑もありそうですが、TOPIX+1.07%の上昇に対して日経平均株価+0.46%と伸びませんでした。

変わって4日の米株式市場は3指標揃って続伸。

NYダウはわずかながら200日線を上放れるとともに、昨年10月以降のレジスタンスラインも上抜けてきました。

Image4

ナスダックSP500は200日線をキャッチしておらず、ダマシとなる可能性は残っていますが、昨日はベア相場を先導してきたアップルが大きく上昇しており、他のハイテク株もこれに追随。

ひとまず米株式市場には強気が広がっています。

ただ、昨日引け後に決算発表を行ったグーグル(アルファベット)は、最終黒字に転じたものの営業利益が市場予想に届かず、時間外で株価を下げており、5日の米市場に影響するかどうか注目。

本日5営業日ぶりに寄り付いたサンバイオ

ちょうど一週間前、先週火曜日の高値11,860円から4営業日連続のSTOP安を経て本日安値24,001円まで、実に-80%の急落となりました。

本日のマザーズ売買代金2,047憶円と大商いですが、その70%近くはサンバイオの売買となります。

Image2

日経平均株価は小幅反落。

寄付き直後には、1ドル110円台に入った為替を背景に戻り高値を更新。

21,000円まであと一歩のところまで行きましたが、上値を買い上がる投資家がいないため、戻り待ちの売りをこなせません。

結局、ほぼ寄り天安値引けで取引を終えています。

日経平均株価終値
20,844.45円-39.32円 -0.19%

TOPIX
1,582.88pt-1.55pt +0.10%

ドル円
109.820.07円安

米10年債利回り
2.716%

225EPS
1731.27円

売買代金
2.105兆円


25日移動平均乖離率
+2.04%

騰落レシオ
133.06%

空売り比率
43.3%

騰落レシオ133.06%と、やや買われすぎ領域に入って来ました。

サンバイオの影響をもろに受けているマザーズ市場は別として、各市場の「総合売買指数」もやや買われすぎを示しています。

Image6

日経平均株価
-0.19%

TOPIX
+0.10%

東証2部指数
+0.78%

マザーズ指数
-1.19%

ジャスダック指数
+0.09%

◆◆◆◆◆
日経平均株価適正水準:22,485円
日経平均適正水準下限:21,438円
5日日経平均:20,844.45円(乖離率-7.30%)
日経打診買い水準:20,075円
日経底値買い水準:19,879円
◆◆◆◆◆
※日経平均株価適正水準については文末をご参照下さい

日本時間の明日11:00にトランプ大統領の一般教書演説が行われ、明日の引け後はパウエルFRB議長の講演が控えています。(クラリダFRB副議長の講演も行われます。)

FRBの発表によると、昨日、上記3人+ムニューシン財務長官がホワイトハウスで会談したとのこと。

Image8

FOMCではハト派色を鮮明にしたパエル議長ですが、その後に発表された1月雇用統計ISM製造業景況指数が予想以上に強かったため、明日の講演でパウエル議長がちゃぶ台をひっくり返さない様、トランプ大統領じきじきにくぎを刺したという噂。

強い経済指標を受けた上で、明日、パウエル議長がFOMC声明を踏襲すれば、マーケットの警戒は解け、ブル相場に弾みがつく可能性があります。

その前に、明日はトヨタソフトバンクの決算発表に注目。

そして、週末はオプションSQ


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■日経平均株価適正水準及び上限値/下限値について■
当ブログの提示する「日経平均株価適正水準」は、実態と乖離した論理的な値ではなく、実践に即した適正値を算出するため、過去の膨大なデータをもとに株価の 骨格とも言える「企業業績」と「金融政策」の面から導き出された値に、直近3年間の市場特性による誤差調整を加えて算出しています。
直近3年間の全データで、日経平均株価が当ブログの提示する適正水準から乖離する平均乖離率は、12月12日大引け時点で0.85%(約185円以内)に収まります。日経平均株価は、定性的には適正水準中央値に向けて回帰していくこととなります。日経平均株価適正水準の上限値・下限値とも、同様に過去のデータベースを基に導き出され、直近3年間の市場特性による誤差調整を行っています。計算結果として得られる上限値、下限値に対する過去の日経平均株価の分布割合を確認してみたところ、概ね全データベースの70%の割合で日経平均株価が移動する範囲、との結果が得られています。分かりやすく言えば、日経平均株価は、通常の上下動の範囲においては、適正水準の上限値と下限値の間を移動すると思ってください。
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株式投資 寺子屋F5(2019.2.3)

2019年2月3日(日)

株式投資 寺子屋

てんこ盛りのイベントを終えたマーケットですが、2月第1週はマイナーSQ決算発表のピークを迎えることになります。

決算発表は一週間で約1,250社。

一足先に好調な企業業績が確認されている米市場ですが、なかなか浮上しない日本市場がこの後どのように動いていくか。

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FRBの手のひら返しでNYに資金流入

アップルが日本時間の30日未明に発表した第4四半期決算は、売上高は1月2日に下方修正した通り5%の減収となったものの、音楽・動画配信やアプリ販売などが伸び、一株あたり利益が市場予想を上回ることに。

既に売り込まれていたアップル株は時間外取引で買われて上昇。

さらに昨日30日はFOMCで利上げ停止が示唆されたため、NY市場に資金が流入、アップル株は実に+6%超の上昇となりました。

Image3

時系列的には前後しますが、昨日の日経平均株価‐108円の反落。

売買代金は約2.5兆円に膨らみましたが、大引けのTOPIXリバランス分(大塚製薬、ソフトバンク)が約6,000憶円で、実質売買代金は2兆円割れ。

注目決算やFOMCを控ていたため、薄商いも仕方ありません。

ただ、既にご承知の通り、昨日はマザーズサンバイオSTOP安

これまで散々買い煽られ、そこそこの出来高を伴って上昇していたところで、治験結果不振の悪材料。

サンバイオのマザーズ指数寄与度は、2位のメルカリ5%の約3倍でTOP。

そのため、ここぞとばかりに夜間のマザーズ先物に仕掛けが入って、30日のマザーズ指数は実に‐8%近くの急落となりました。

売りが殺到し急落となったマザーズ指数先物は、サーキットブレーカ一発動で一時取引停止となる始末。

マザーズ市場貸借銘柄が少なく信用銘柄が多数。

サンバイオもしかりで追証回避組が一斉に出口に殺到すると、貸借銘柄と違って空売りの買い戻しが入らないため、買い手不在でとことん下げることになります。

30日の現物市場は、高値でババを掴まされた信用組の追証祭りとなりました。

そんなわけで、当然本日31日も買いが入らずのSTOP安

Image5

サンバイオ・ショックにより、関連銘柄の売りに加え、追証切りと抱き合わせの持ち株売却が波及しており、相場の重しとなっています。

新薬開発でサンバイオと組んでいる大日本住友は、2日間で-32%の急落にに見まわれています。

ただし、こちらも昨日はSTOP安となりましたが、東証1部の貸借銘柄のため、本日は空売りの買い戻しが入って値がつくことに。

実際、31日の日証金発表では、貸株が大幅に返済されています。

変わって、本日の日経平均株価はFOMCの利上げ停止観測を受け、円高にも負けず反発。

売買代金2.6兆円とまずまずで、日米金利差縮小思惑の円買いドル売りでも、適温相場期待のリスクオンによる資金流入が勝ったということで、原油をはじめとした商品も高い。

日経平均株価終値
20,773.49円+216.95円 +1.06%

TOPIX
1,567.49pt+1.58pt +0.10%

ドル円
108.730.54円高

米10年債利回り
2.683%

225EPS
1722.51円

売買代金
2.557兆円


25日移動平均乖離率
+2.26%

騰落レシオ
99.26%

空売り比率
42.7%

空売り比率は減少していますが、それでも43%近くを維持しており、FRBによる利上げ停止でも、米中貿易摩擦による業績悪化懸念が、弱気筋をサポートしているようです。

日経平均株価
+1.06%

TOPIX
+1.08%

東証2部指数
+0.78%

マザーズ指数
+1.64%

ジャスダック指数
+1.14%

◆◆◆◆◆
日経平均株価適正水準:22,281円
日経平均適正水準下限:21,244円
31日日経平均:20,733.49円(乖離率-6.77%)
日経打診買い水準:19,892円
日経底値買い水準:19,698円
◆◆◆◆◆
※日経平均株価適正水準については文末をご参照下さい

30日に発表されたフェイスブックボーイングは市場予想を上回る好決算で時間外も含めて大幅上昇、アリババは市場予想を下回ったものの、織り込み済みで株価は大きく上昇。

今のところ米株式市場には、再び投資資金が戻っている印象。

リスクの高い資産から資金が流出していき、最後に資金が抜けたのが米株式市場。

資金が戻ってくるののも米株式市場が最初になります。

NYの上昇に比べて伸びない日経平均株価ですが、NYダウは100日線と200日線を一気に捕まえており、ここを超えていく様であれば、いずれ日経平均株価も資金が流入し、水準訂正のタイミングがやってくることになります。


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直近3年間の全データで、日経平均株価が当ブログの提示する適正水準から乖離する平均乖離率は、12月12日大引け時点で0.85%(約185円以内)に収まります。日経平均株価は、定性的には適正水準中央値に向けて回帰していくこととなります。日経平均株価適正水準の上限値・下限値とも、同様に過去のデータベースを基に導き出され、直近3年間の市場特性による誤差調整を行っています。計算結果として得られる上限値、下限値に対する過去の日経平均株価の分布割合を確認してみたところ、概ね全データベースの70%の割合で日経平均株価が移動する範囲、との結果が得られています。分かりやすく言えば、日経平均株価は、通常の上下動の範囲においては、適正水準の上限値と下限値の間を移動すると思ってください。
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