本日の日経平均、寄り付き16,313円と、先週末のシカゴ先物を引き継いだ形となりました。日中は上海市場が大きく値を下げ、為替もジリジリと円高に。
後場も16,300円どころを維持していたものの、14:00前から失速、1時間で約300円の直線降下となり、大引け16,025.76円(-161.65円)で取引を終えました。
寄り付き時点:1ドル113.70付近
大引け時点:1ドル112.90付近
本日立会時間内で、為替は概ね1円の円高となりました。
為替1円で日経平均250円~300円が一般相場と考えれば、納得もいきます。
シカゴ通貨先物の円ポジションは、先週末の発表で、引き続き追加の円ロング。外国人が7週連続売り越し。これに対抗する信託銀行=年金(GPIF)が過去最高の買い越しとなっており、日銀とともに日本市場を買い支えています。
2月29日、大引け時点での日経平均株価適正水準を確認しておきます。
◆◆◆◆◆
日経平均株価適正水準:17,453円
日経平均打診買い水準:15,708円~16,234円
日経平均大底買い水準:14,841円~15,190円
◆◆◆◆◆
※ 日経平均株価適正水準については、文末をご参照ください。
引き続き、一進一退のレンジ相場が続きます。日経平均先物は16,000円を割り、安値は17:05の15,890円となっています。
日経先物が再び「打診買い水準」まで降りてきました。今晩の欧米、NY、原油、為替次第ですが、再び買いのチャンスが訪れるかもしれません。
私は、大底水準までは手を出しませんが、打診買い水準の下限以下に深押ししたところは、少額で買ってみるのも一手だと思います。
ただし、繰り返しになりますが、大底水準以外での買いは、利が乗るまでに時間がかかること。一時的に含み損となる可能性があることを念頭に、取引なさってください。
銘柄選びが困難な方は、指数連動ETFをお勧めします。
先週金曜日(実際には日が変わって土曜日未明)のエントリーで、「自分が『買ってもいいかな』と思いはじめるタイミングや水準は、実は『買ってはいけない水準』に入り始めている」、とお伝えしました。「押し目で買えなければ、待機資金として残しておくこと」をお勧めしました。
先週金曜日と本日の朝、買い方優勢の展開で、16,400円どころを買った方もいらっしゃるでしょう。
皆が買いに走っているところは、自分も買いたくなりますが、「忍」の一文字、次のチャンスを待つことです。
日経平均が売り方優勢で下落基調を強め、15,700円を割ってくると、私たち個人投資家は、不安になり手が伸びなくなります。
買うのは、少なくともそこから下のレンジをお勧めします。
キャピタルゲインの株式投資は、力技のゼロサムゲーム。勝ち組の入り口は、皆が寄り付かないところにあります。
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さくらさん
◇hama さんのご指導で日経平均15700円ぐらいの時に何度か買ったETFの利益が出てきました。ありがとうございます。hamaさんと同じ時期に売るつもりで す。ふくさんも書かれていますが、私も自分でリスク評価できるようになりたいです。何をすればいいのでしょうか?
◆初心者の方にETFを勧めて いるのは、倒産や不祥事などのリスクが軽減されること、つまり個別銘柄の需給関係に左右されないからです。また、個別銘柄は、それぞれ癖があること、また 売られるときは理由なく売られます。その点指数連動ETFなどは、ある意味究極の分散投資とも言えます。現代の株式市場は「銘柄選びは労多くして功少な し」、ファンダメンタルズで選ぶ銘柄は、3年以上保有することを前提に購入されること、できるだけ多くの銘柄を合わせて分散投資することをお勧めします。 私もETFを購入しておりますので、売却時期はブログ等にてお知らせするつもりです。尚、リスク評価については、一朝一夕でその目を養うことはできません が、毎日の株式指標と値動きを確認することでその力を養うことができます。まずは、様々な株式指標を毎日確認してみてください。その動きと、日経平均の動 きを見比べて、日々相場観を養うことが、後々大きな力になると思います。日本の個人投資家が、株式市場を生き抜くため、ご自身でリスク評価できるようにな るための、実践でも使える基礎学習ツールができないか準備しています。今しばらくお待ちください。
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それでは、みなさんがご自身でチャンスをものにされ、現代の難しい株式市場で勝ち抜かれることを願っております。
本日も、ご購読ありがとうございました。
hama
読者の皆さんのバナークリックが大きな励みになります。
当ブログは、株式投資初心者の方を対象に、実践を通して、現代の株式投資において負けない投資手法を身に着けていただくことに主眼を置くとともに、日本の 投資教育の確立を目指しています。
※ 当ブログの提示する「日経平均株価適正水準」は、実態と乖離した論理的な値ではなく、実践に即した適正値を算出するため、過去の膨大なデータをもとに株価 の骨格とも言える「企業業績」と「金融政策」の面から導き出された計算式に、直近の市場特性による誤差調整を加えて算出しています。
直近2年間の全データで、日経平均株価が当ブログの提示する適正水準から乖離する平均乖離率は、本日時点で0.31%以内(約49円以内)に収まります。
後場も16,300円どころを維持していたものの、14:00前から失速、1時間で約300円の直線降下となり、大引け16,025.76円(-161.65円)で取引を終えました。
寄り付き時点:1ドル113.70付近
大引け時点:1ドル112.90付近
本日立会時間内で、為替は概ね1円の円高となりました。
為替1円で日経平均250円~300円が一般相場と考えれば、納得もいきます。
シカゴ通貨先物の円ポジションは、先週末の発表で、引き続き追加の円ロング。外国人が7週連続売り越し。これに対抗する信託銀行=年金(GPIF)が過去最高の買い越しとなっており、日銀とともに日本市場を買い支えています。
2月29日、大引け時点での日経平均株価適正水準を確認しておきます。
◆◆◆◆◆
日経平均株価適正水準:17,453円
日経平均打診買い水準:15,708円~16,234円
日経平均大底買い水準:14,841円~15,190円
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※ 日経平均株価適正水準については、文末をご参照ください。
引き続き、一進一退のレンジ相場が続きます。日経平均先物は16,000円を割り、安値は17:05の15,890円となっています。
日経先物が再び「打診買い水準」まで降りてきました。今晩の欧米、NY、原油、為替次第ですが、再び買いのチャンスが訪れるかもしれません。
私は、大底水準までは手を出しませんが、打診買い水準の下限以下に深押ししたところは、少額で買ってみるのも一手だと思います。
ただし、繰り返しになりますが、大底水準以外での買いは、利が乗るまでに時間がかかること。一時的に含み損となる可能性があることを念頭に、取引なさってください。
銘柄選びが困難な方は、指数連動ETFをお勧めします。
先週金曜日(実際には日が変わって土曜日未明)のエントリーで、「自分が『買ってもいいかな』と思いはじめるタイミングや水準は、実は『買ってはいけない水準』に入り始めている」、とお伝えしました。「押し目で買えなければ、待機資金として残しておくこと」をお勧めしました。
先週金曜日と本日の朝、買い方優勢の展開で、16,400円どころを買った方もいらっしゃるでしょう。
皆が買いに走っているところは、自分も買いたくなりますが、「忍」の一文字、次のチャンスを待つことです。
日経平均が売り方優勢で下落基調を強め、15,700円を割ってくると、私たち個人投資家は、不安になり手が伸びなくなります。
買うのは、少なくともそこから下のレンジをお勧めします。
キャピタルゲインの株式投資は、力技のゼロサムゲーム。勝ち組の入り口は、皆が寄り付かないところにあります。
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さくらさん
◇hama さんのご指導で日経平均15700円ぐらいの時に何度か買ったETFの利益が出てきました。ありがとうございます。hamaさんと同じ時期に売るつもりで す。ふくさんも書かれていますが、私も自分でリスク評価できるようになりたいです。何をすればいいのでしょうか?
◆初心者の方にETFを勧めて いるのは、倒産や不祥事などのリスクが軽減されること、つまり個別銘柄の需給関係に左右されないからです。また、個別銘柄は、それぞれ癖があること、また 売られるときは理由なく売られます。その点指数連動ETFなどは、ある意味究極の分散投資とも言えます。現代の株式市場は「銘柄選びは労多くして功少な し」、ファンダメンタルズで選ぶ銘柄は、3年以上保有することを前提に購入されること、できるだけ多くの銘柄を合わせて分散投資することをお勧めします。 私もETFを購入しておりますので、売却時期はブログ等にてお知らせするつもりです。尚、リスク評価については、一朝一夕でその目を養うことはできません が、毎日の株式指標と値動きを確認することでその力を養うことができます。まずは、様々な株式指標を毎日確認してみてください。その動きと、日経平均の動 きを見比べて、日々相場観を養うことが、後々大きな力になると思います。日本の個人投資家が、株式市場を生き抜くため、ご自身でリスク評価できるようにな るための、実践でも使える基礎学習ツールができないか準備しています。今しばらくお待ちください。
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それでは、みなさんがご自身でチャンスをものにされ、現代の難しい株式市場で勝ち抜かれることを願っております。
本日も、ご購読ありがとうございました。
hama
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直近2年間の全データで、日経平均株価が当ブログの提示する適正水準から乖離する平均乖離率は、本日時点で0.31%以内(約49円以内)に収まります。