日本市場は買戻し継続で小幅続伸していますが、引けにかけては「ヤレヤレ売り」と「利益確定売り」に押され気味の展開となっており、概ね想定通りと言えます。
日経平均は、ブレグジット前の水準16,300円どころまでの道のりは遠く、半値戻しがやっとです。
ドル円が102円台では、ここから上値を買っていく投資家は現れません。
また、米国の利上げが遠のいているため、ドル円105円水準への復帰も、簡単にはいきそうにありません。
(半値戻しで頭を押さえられる日経平均)
これに対して、震源地ロンドンは、わずか2日でEU離脱前の水準まで急回復しています。
(急回復のロンドン市場)
日経平均株価終値
15,575.92円(+9.09円)
ドル円
102.66円(0.48円安)
出来高
21.30億株
売買代金
2.261兆円
PER
13.01倍
サイコロジカル
75.00
裁定買い残
6.04億株
先週金曜日に買っていた日経レバのみ、本日寄り付きで利確しました。
他の持ち玉は引き続き継続し、現在のCP約50%としています。
明日から7月相場が始まります。
寄り付き前8:30に消費者物価指数、8:50に日銀短観が発表されます。
本日4連騰となっているため、場合によっては明日はちょうどよい売り材料となる可能性があります。
30日大引け時点の日経平均株価適正水準を見ておきます。
◆◆◆◆◆
日経平均株価適正水準上限:16,410円
日経平均株価適正水準中央:15,876円
30日日経平均大引け株価:15,575.92円↑
日経平均株価適正水準下限:15,114円
◆◆◆◆◆
※日経平均株価適正水準については、文末をご参照ください。
本日発表の財務省非居住者売買動向では、先週は外国人が1,800億円の売り越し。
JPX発表の投資部門別売買動向でも、外国人は現物で1,300億円の売り越しとなっています。
裁定残は本日も減少を続けています。
3本の矢で始まったアベノミクスも、1本目の矢(大胆な金融政策)を放ったまま、その矢に頼り切ってしまったため、実質賃金は上がらず、結局デフレに逆戻りしつつあります。
2本目の矢、「機動的な財政政策」がいつ放たれるのか、遅れるほどに事態は深刻になります。
それでも、「負けない現代株式投資」の基本は、大きく売られたところで買い出動し、皆が買っているところで利益を確保、CPを高め次の暴落に備える。
このことは、アベノミクスが終わろうとも変わることはありません。
先週の金曜日、英国のEU離脱をマスコミが騒ぎ立て、「世界は一体どうなってしまうのか」と言わんばかりの悲観的な空気が漂いましたが、世の中は数日間であっという間にその事実を受け入れ始めています。
もちろん、これから世界経済に影響を及ぼすことはあるでしょうが、「総悲観は買い」とも言われ、マスコミに登場するコメンテーターが悲観論を語っているときが、皆が一番不安になり、持ち株を手放すタイミングとなります。
2月12日もそうでしたが、マスコミが大底を作ってくれるといっても過言ではありません。
ブレグジットの24日、まだマスコミが大騒ぎしている大引け後の当エントリー冒頭で、
「大騒ぎになっていますが、第3次界大戦がはじまったわけではありません。遠くないうちに落ち着き、何事もなかったかのように、普通の日がやってきます。」
と申しましたが、24日の買い出動の時点で、多少の前後はあれども、ある程度日経平均が16,000円に向けて戻していく姿が想定できたかどうかが勝敗の分かれ目となります。
今は、戻り場面でCPを高めていく場面になりますが、次回の大幅下落では、マスコミが「一体どうなってしまうのか」と騒いでいるのを見たら、自分も「一体どうなってしまうのか、、、」と考えるのではなく、「水準」と「需給」と「値幅」を確認し、飛び込んでみてください。
「人の行く、裏に道あり花の山」
大半の負け組投資家と、ごくわずかな勝ち組投資家の差は、24日の場面で買い出動できる投資家かどうかの差に他なりません。
---------------------
◆kayorin さん
こんばんは。前回の2月12日に買った株は、かなり早くに売ってしまい、あまり成果がつかめませんでしたが、今回はhama様のコメントや寺子屋ツールをしっかりと勉強して、売り時のほうでも今までより上手になりたいと思っています。
また、らん様、アラームの使い方の説明をありがとうございました。
みなさまのコメントを読ませていただくことで、ああ、みなさん、同じように頑張ってらっしゃるのだなあ、とほっこりとした気持ちになります。
hama先生、みなさま、ありがとうございます。
◇ コメントいただき、ありがとうございます。売り時は、株価適正水準の戻りに合わせて買い玉をCPに戻していくことを意識してみてください。リスクの高い玉 からCPに戻していきます。適正水準中央に戻るころには、リスクに合わせて、CP50%~100%に戻しておくことが肝要です。今後ともよろしくお願いい たします。
◆けんたろう さん
はじめまして。
ネットサーフィンをしていてたどり着きましたが、内容の濃さとスキルの高さに驚いています。
2月12日と6月24日に、ピンポイントで大底を買い出動されているとは、あっぱれとしか言いようがありません。
それも、後出しで、底打ち反転しただろうことを確認してから「底値で買っていました」と報告するインチキとは違って、『買い出動します』と価格まで宣言されてから買っている方は、他のサイトでは見たことがありません。
さらに、その宣言された買い価格が底入れ価格になっているのには、驚き以外ありません。
他のコメントで寺子屋に入っている方がおられるようですが、寺子屋というのは、どのようにすれば入れるのか教えていただければと思います。
どうぞよろしくお願いします。
◇ はじめまして。ご購読いただきありがとうございます。かつての大失敗から独自のツールを作成し、自分なりの「負けない投資」を実践しています。日々「需 給」「水準」「値幅」を確認して、皆が恐怖で投げ売っているところを底値で買って、皆が買い進んでいるところでCPに換え、利確と次のチャンスに備えま す。2月12日と6月24日は、若干の違いがありますが、「需給」と「水準」から市場の姿を見極めて買い出動することに変わりありません。「株式投資 寺 子屋」についてですが、株式投資初心者の方を対象に、5月中旬に開講しました。5月いっぱい会員を募集しておりましたが、現在は対応作業が追い付かなくな る可能性があるため、一旦募集を停止しております。状況が落ち着きましたら、再度募集再開のご案内をいたしますので、募集再開まで今しばらくお待ちくださ い。当ブログにてご案内いたします。
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最後に、本日もバナークリックにご協力願います。
それでは、皆さんがご自身の手でチャンスをものにし、厳しい現代の株式投資で勝ち抜かれることを願っております。
当ブログは、株式投資初心者の方を対象に、実践を通して、現代の株式投資において負けない投資手法を身に着けていただくことに主眼を置くとともに、日本の投資教育の確立を目指しています。
当ブログが、皆さんの投資人生の一助となれば幸いです。
投資は自己責任が原則です。私の日記をご参考いただければ幸いですが、取引きはご自身の責任で行ってください。初心者で銘柄選別が困難な方は、大底を待ってのインデックス連動ETF等の取引きをお勧めします。
■■日経平均株価適正水準および上限値・下限値について■■
当 ブログの提示する「日経平均株価適正水準」は、実態と乖離した論理的な値ではなく、実践に即した適正値を算出するため、過去の膨大なデータをもとに株価の 骨格とも言える「企業業績」と「金融政策」の面から導き出された値に、直近3年間の市場特性による誤差調整を加えて算出しています。
直近3年間の全データで、日経平均株価が当ブログの提示する適正水準から乖離する平均乖離率は、6月30日日大引け時点で0.49%(約75円以内)に収まります。日経平均株価は、定性的には適正水準中央値に向けて回帰していくこととなります。
日 経平均株価適正水準の上限値・下限値とも、同様に過去のデータベースを基に導き出され、直近3年間の市場特性による誤差調整を行っています。計算結果とし て得られる上限値、下限値に対する過去の日経平均株価の分布割合を確認してみたところ、概ね全データベースの70%の割合で日経平均株価が移動する範囲、 との結果が得られています。
分かりやすく言えば、日経平均株価は、通常の上下動の範囲においては、適正水準の上限値と下限値の間を移動すると思ってください。
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日経平均は、ブレグジット前の水準16,300円どころまでの道のりは遠く、半値戻しがやっとです。
ドル円が102円台では、ここから上値を買っていく投資家は現れません。
また、米国の利上げが遠のいているため、ドル円105円水準への復帰も、簡単にはいきそうにありません。
(半値戻しで頭を押さえられる日経平均)
これに対して、震源地ロンドンは、わずか2日でEU離脱前の水準まで急回復しています。
(急回復のロンドン市場)
日経平均株価終値
15,575.92円(+9.09円)
ドル円
102.66円(0.48円安)
出来高
21.30億株
売買代金
2.261兆円
PER
13.01倍
サイコロジカル
75.00
裁定買い残
6.04億株
先週金曜日に買っていた日経レバのみ、本日寄り付きで利確しました。
他の持ち玉は引き続き継続し、現在のCP約50%としています。
明日から7月相場が始まります。
寄り付き前8:30に消費者物価指数、8:50に日銀短観が発表されます。
本日4連騰となっているため、場合によっては明日はちょうどよい売り材料となる可能性があります。
30日大引け時点の日経平均株価適正水準を見ておきます。
◆◆◆◆◆
日経平均株価適正水準上限:16,410円
日経平均株価適正水準中央:15,876円
30日日経平均大引け株価:15,575.92円↑
日経平均株価適正水準下限:15,114円
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※日経平均株価適正水準については、文末をご参照ください。
本日発表の財務省非居住者売買動向では、先週は外国人が1,800億円の売り越し。
JPX発表の投資部門別売買動向でも、外国人は現物で1,300億円の売り越しとなっています。
裁定残は本日も減少を続けています。
3本の矢で始まったアベノミクスも、1本目の矢(大胆な金融政策)を放ったまま、その矢に頼り切ってしまったため、実質賃金は上がらず、結局デフレに逆戻りしつつあります。
2本目の矢、「機動的な財政政策」がいつ放たれるのか、遅れるほどに事態は深刻になります。
それでも、「負けない現代株式投資」の基本は、大きく売られたところで買い出動し、皆が買っているところで利益を確保、CPを高め次の暴落に備える。
このことは、アベノミクスが終わろうとも変わることはありません。
先週の金曜日、英国のEU離脱をマスコミが騒ぎ立て、「世界は一体どうなってしまうのか」と言わんばかりの悲観的な空気が漂いましたが、世の中は数日間であっという間にその事実を受け入れ始めています。
もちろん、これから世界経済に影響を及ぼすことはあるでしょうが、「総悲観は買い」とも言われ、マスコミに登場するコメンテーターが悲観論を語っているときが、皆が一番不安になり、持ち株を手放すタイミングとなります。
2月12日もそうでしたが、マスコミが大底を作ってくれるといっても過言ではありません。
ブレグジットの24日、まだマスコミが大騒ぎしている大引け後の当エントリー冒頭で、
「大騒ぎになっていますが、第3次界大戦がはじまったわけではありません。遠くないうちに落ち着き、何事もなかったかのように、普通の日がやってきます。」
と申しましたが、24日の買い出動の時点で、多少の前後はあれども、ある程度日経平均が16,000円に向けて戻していく姿が想定できたかどうかが勝敗の分かれ目となります。
今は、戻り場面でCPを高めていく場面になりますが、次回の大幅下落では、マスコミが「一体どうなってしまうのか」と騒いでいるのを見たら、自分も「一体どうなってしまうのか、、、」と考えるのではなく、「水準」と「需給」と「値幅」を確認し、飛び込んでみてください。
「人の行く、裏に道あり花の山」
大半の負け組投資家と、ごくわずかな勝ち組投資家の差は、24日の場面で買い出動できる投資家かどうかの差に他なりません。
---------------------
◆kayorin さん
こんばんは。前回の2月12日に買った株は、かなり早くに売ってしまい、あまり成果がつかめませんでしたが、今回はhama様のコメントや寺子屋ツールをしっかりと勉強して、売り時のほうでも今までより上手になりたいと思っています。
また、らん様、アラームの使い方の説明をありがとうございました。
みなさまのコメントを読ませていただくことで、ああ、みなさん、同じように頑張ってらっしゃるのだなあ、とほっこりとした気持ちになります。
hama先生、みなさま、ありがとうございます。
◇ コメントいただき、ありがとうございます。売り時は、株価適正水準の戻りに合わせて買い玉をCPに戻していくことを意識してみてください。リスクの高い玉 からCPに戻していきます。適正水準中央に戻るころには、リスクに合わせて、CP50%~100%に戻しておくことが肝要です。今後ともよろしくお願いい たします。
◆けんたろう さん
はじめまして。
ネットサーフィンをしていてたどり着きましたが、内容の濃さとスキルの高さに驚いています。
2月12日と6月24日に、ピンポイントで大底を買い出動されているとは、あっぱれとしか言いようがありません。
それも、後出しで、底打ち反転しただろうことを確認してから「底値で買っていました」と報告するインチキとは違って、『買い出動します』と価格まで宣言されてから買っている方は、他のサイトでは見たことがありません。
さらに、その宣言された買い価格が底入れ価格になっているのには、驚き以外ありません。
他のコメントで寺子屋に入っている方がおられるようですが、寺子屋というのは、どのようにすれば入れるのか教えていただければと思います。
どうぞよろしくお願いします。
◇ はじめまして。ご購読いただきありがとうございます。かつての大失敗から独自のツールを作成し、自分なりの「負けない投資」を実践しています。日々「需 給」「水準」「値幅」を確認して、皆が恐怖で投げ売っているところを底値で買って、皆が買い進んでいるところでCPに換え、利確と次のチャンスに備えま す。2月12日と6月24日は、若干の違いがありますが、「需給」と「水準」から市場の姿を見極めて買い出動することに変わりありません。「株式投資 寺 子屋」についてですが、株式投資初心者の方を対象に、5月中旬に開講しました。5月いっぱい会員を募集しておりましたが、現在は対応作業が追い付かなくな る可能性があるため、一旦募集を停止しております。状況が落ち着きましたら、再度募集再開のご案内をいたしますので、募集再開まで今しばらくお待ちくださ い。当ブログにてご案内いたします。
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最後に、本日もバナークリックにご協力願います。
それでは、皆さんがご自身の手でチャンスをものにし、厳しい現代の株式投資で勝ち抜かれることを願っております。
当ブログは、株式投資初心者の方を対象に、実践を通して、現代の株式投資において負けない投資手法を身に着けていただくことに主眼を置くとともに、日本の投資教育の確立を目指しています。
当ブログが、皆さんの投資人生の一助となれば幸いです。
投資は自己責任が原則です。私の日記をご参考いただければ幸いですが、取引きはご自身の責任で行ってください。初心者で銘柄選別が困難な方は、大底を待ってのインデックス連動ETF等の取引きをお勧めします。
■■日経平均株価適正水準および上限値・下限値について■■
当 ブログの提示する「日経平均株価適正水準」は、実態と乖離した論理的な値ではなく、実践に即した適正値を算出するため、過去の膨大なデータをもとに株価の 骨格とも言える「企業業績」と「金融政策」の面から導き出された値に、直近3年間の市場特性による誤差調整を加えて算出しています。
直近3年間の全データで、日経平均株価が当ブログの提示する適正水準から乖離する平均乖離率は、6月30日日大引け時点で0.49%(約75円以内)に収まります。日経平均株価は、定性的には適正水準中央値に向けて回帰していくこととなります。
日 経平均株価適正水準の上限値・下限値とも、同様に過去のデータベースを基に導き出され、直近3年間の市場特性による誤差調整を行っています。計算結果とし て得られる上限値、下限値に対する過去の日経平均株価の分布割合を確認してみたところ、概ね全データベースの70%の割合で日経平均株価が移動する範囲、 との結果が得られています。
分かりやすく言えば、日経平均株価は、通常の上下動の範囲においては、適正水準の上限値と下限値の間を移動すると思ってください。
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