堅調な戻りを見せている欧米市場の流れを受け、前日比+250円ほどでMSQを通過した日経平均株価ですが、寄付き後まもなくして、円売り・ドル買いが進み、併せて先物買いが相場を押し上げ、日経平均株価は前場に一時+500円を超える大幅上昇となりました。

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トランプ大統領による鉄鋼・アルミニウムへの関税署名は行われたものの「国ごとに交渉余地あり」とやや軟化姿勢が示されたため、リスク緩和につながったというのがひとつ。

もうひとつ、急上昇のきっかけとなったのは、米朝首脳による直接会談の可能性が高まったことで、地政学的リスクが急速に遠のいたため。

寄付き後、1時間半ほど値を伸ばした日経平均株価でしたが、その後は急失速。

ドル円はさほど落ちませんでしたが、雇用統計の発表が控えていることを思いだしたかのように、株式市場は先物主導であっという間に売り優勢となり、300円ほど値を消して前場終了となりました。

年度末の益出しと、世界経済の先行き不透明感も、手じまいに動かせたようです。

後場も積極的な買いは入らず、一時マイナス圏に沈みましたが、TOPIXの200日線接近場面で買いが入り、最終的に+100円で週末の取引を終えています。

TOPIX・日経平均株価は、25日線をレジスタンス、200日線をサポートに、保ち合いの様相が強まっています。

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本日は日銀政策決定会合でしたが、金融政策は予想通りの「現状維持」、黒田総裁の記者会見も、いつも通り「のらりくらり」と記者の質問をかわし、「追加緩和もあり得る」として当たり障りなく終了。


日経平均株価終値
21,469.20円(+101.13円 +0.47%)

ドル円
106.64(0.67円安)

米10年債利回り
2.872%


売買代金
3.558兆円


空売り比率
44.3%


信用買い残(松井)
3,153憶円

日経平均株価はダブルボトムを付けた格好ですが、本日2日続伸となった日経平均・TOPIXともに長めの上髭をつけての陰線引けとなっています。

TOPIXは、本日も200日線付近まで下落したところで持ち直しましたが、9日連続の陰線引けとなっており、出来高を伴ったプラス引けの割には、腰の弱さを感じずにはいられず、全体としては、ダブルボトムの印象よりも、依然として200日線の攻防が続いていると見ておく方が無難と言えそうです。

日経平均
+0.47%

TOPIX

+0.32%

東証2部指数

+0.04%

マザーズ

+0.29%

ジャスダック

-0.78%

2月の急落から1か月が経過し、保ち合いの様相を強めている米株式市場。

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どちらにブレイクするかは分かりませんが、本日の米2月雇用統計と、米10年債利回りの動きに注目が集まります。

本日大引け時点の日経平均株価適正水準を見ておきます
◆◆◆◆◆
日経平均適正水準中央:22,139円
日経平均適正水準下限:21,469.81円
9日日経平均:21,469.20円↑(乖離率-3.03%)
日経平均打診買い水準:20,237円

◆◆◆◆◆
※日経平均株価適正水準については文末をご参照下さい

日経平均株価は、再び適正水準下限を微妙に下回っています。

昨日発表された投資部門別売買動向ですが、海外投資家の日本株売りが止まりません。

2月第4週も現物-3,500憶円先物-5,900憶円売り越しています。

現物の売り越しは、これで8週連続となりその間-2.1兆円を売っています。

同じ期間の先物売り越し額は、なんと-4.9兆円

現先合わせて、2か月間でー7兆円の売り越しとなっています。

個人の買い越しも相変わらずで、2月第4週は現物+3,360憶円買い越し。

うち、現金買い越しが+1,650憶円、信用買い越しが+1,710憶円となっており、相変わらず、下落場面で信用ナンピンを続けている姿が透けて見えます。

個人投資家の8週間の現物買い越し額は+1.86兆円

そのうち、現金買い越しが+9,400憶円で、信用買い越しが+9,200憶円

今のところ、海外投資家の売り浴びせに対して、200日線を守っているのは、個人投資家の旺盛な「押し目買い意欲」といえそうです。

いずれにせよ、日本市場の命運を握っているのは米市場。

昨年続いた「超強気」は、マーケットから消えていますが、2月初頭の「超弱気」から徐々に回復しているのも事実。

どちらに動くか分からない時に丁半ばくちをしていると、いつか痛い目に遭いますが、「保合い放れにつけ」との格言から言えば、ここから米市場が下に抜けたら「売り」、上に抜けたら「買い」と言えるかもしれません。

ただ、「節分天井、彼岸底」との格言からすれば、今回の急落は、まさに節分付近から始まっているため、彼岸(春分)の3月21日に行われる米3月FOMCの利上げまでは、、、、という気になってしまいますが、SP500の抵抗線と支持線がぶつかるのは、もう少し手前?


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■日経平均株価適正水準及び上限値/下限値について■
当ブログの提示する「日経平均株価適正水準」は、実態と乖離した論理的な値ではなく、実践に即した適正値を算出するため、過去の膨大なデータをもとに株価の 骨格とも言える「企業業績」と「金融政策」の面から導き出された値に、直近3年間の市場特性による誤差調整を加えて算出しています。
直近3年間の全データで、日経平均株価が当ブログの提示する適正水準から乖離する平均乖離率は、2月23日大引け時点で0.52%(約115円以内)に収まります。日経平均株価は、定性的には適正水準中央値に向けて回帰していくこととなります。日経平均株価適正水準の上限値・下限値とも、同様に過去のデータベースを基に導き出され、直近3年間の市場特性による誤差調整を行っています。計算結果として得られる上限値、下限値に対する過去の日経平均株価の分布割合を確認してみたところ、概ね全データベースの70%の割合で日経平均株価が移動する範囲、との結果が得られています。分かりやすく言えば、日経平均株価は、通常の上下動の範囲においては、適正水準の上限値と下限値の間を移動すると思ってください。
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