先週木曜日時点で「買い参戦は一旦封印」と題してエントリーしましたが、これまで、日曜配信を含めて警告してきた通り、米株式市場が急落に見舞われています。

理由は、昨日発表された「米9月卸売物価指数の上振れによるインフレ思惑から」、とか、「ハードブレグジット思惑」とか、、、

要するに上記は単なる理由付けに過ぎず、本質的には世界を駆け巡る投資マネーの大きな流れがあります。

それも、ここ数週間の日曜配信で耳にタコができるぐらいウルサク書いてきた通り。

NASDAQは200日線割れの安値引けとなっており、3指標とも、これまでと違って買い支えが入らないまま取引終了。

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NASDAQ ▼4.08% -315.97

S&P500 ▼3.29% -94.66

NYダウ ▼3.15% -831.83

SP500は100日線割れ。

9月、NASDAQSP500に出遅れていたNYダウが史上最高値を更新し、先週は米金利の上放れ、そして昨日、米株式市場の急落。

全て寺子屋(日曜配信)で予告してきたことですが、昨日のNY市場の急落が、ほぼ想定通りの流れとなっていることは会員の方が一番良く分かってることと思います。

ドイツDAX英FTSEをはじめ欧州も全面安。

中間選挙を控えたトランプ大統領はお怒りモードでFRBの金融引き締めを「クレイジー」と批判。

FRBの出方に注目が集まります。

日経平均株価終値
22,590.86円-915.18円 -3.89%

TOPIX
1,701.86pt-62.00pt -3.52

NT倍率
13.27倍

ドル円
112.11(1.11円高)

米10年債利回り
3.152%


225予想EPS
1,727.13円

売買代金
3.759兆円

値上がり銘柄/値下がり銘柄
56/2,050


新高値/新安値
4/311

騰落レシオ
96.35

空売り比率
45.2%

信用評価損益率(松井証券)
-10.64%

売買代金4兆円に迫る大商いでそこそこ腰の入った下落となっていますが、まだ序の口と思っておいた方が賢明。

本日の下落程度では投げ売りも限定的。ナンピン対応でしのいでいる投資家が大半と思われ、本格的な嵐が来るとすればこれから。

相場に向かうには、常に森を見ておくことです。

本日の上海総合指数-5.22%の急落で一気に安値更新。2016年初頭の世界同時株安の安値を割ってきました。

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アジアも全面安で香港も安値更新。

深センと台湾は-6%を超える下落に見舞われており、世界の株式市場から一気に資金が逃げ出した格好になっています。

日経平均
3.89%

TOPIX
-3.52%

東証2部
-2.79%

マザーズ
4.81%

ジャスダック
2.93%

◆◆◆◆◆
日経平均適正水準上限:24,797円
日経平均適正水準中央:23,524円
日経平均適正水準下限:22,737円
11日日経平均:22,590.86円↓(乖離率-3.97%)
日経打診買い水準:21,521円
◆◆◆◆◆
※日経平均株価適正水準については文末をご参照下さい

日経平均株価は適正水準下限値を下回ってきましたが、まだ買い場とは言えず。

明日はミニSQですが、細かいことはさておくとして、目先は戻りがあったとしても買い急がないことです。

本日の下落を受けて信用ナンピンしている投資家も多数いると思いますが、信用枠は市場に恐怖やパニックが映し出されたときの切り札。

皆が恐怖で総投げとなるタイミングに照準を合わせ、ごっそり買い出動するためのお守りです。

中途半端な場面で信用枠を使うと、皆と一緒に総投げさせられることになります。

本日、ここからは、最近の日曜配信から抜粋してお送りします。
(会員の方は既読と思いますのでスルーして下さい。)

株式投資 寺子屋(日曜配信)
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9月30日(日)より抜粋
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米FRBは景気に自信を深めており、FEDの進める金融引き締めは今後も続く見通し。売られる理由はさておき、リスクの高いマーケットから資金が抜ける構図は今後も続き、その影響は徐々に米国に迫っています。直近の米10年債利回りは3.065%と、依然としてレンジ内に留まっていますが、FEDが強気姿勢を続ける限り、3.1%の壁を突き破って上昇するのは時間の問題と思われます。
(中略)
先週の米株式市場は、他のマーケットとは一線を画す「高値圏での横ばい」となっているため、米金利動向と併せて、週末の米雇用統計には要注意。NYダウが再び史上最高値を更新したことで、達成感は十分。世界のマーケットは波乱待ちの状態に入っているため、国内だけを見て深追いしないことです。
-----------抜粋ここまで-------------------

そして、先週、9月米雇用統計の結果を受けて米金利が急上昇した後、数日前の日曜配信では、米国の某ETFのチャートを確認しながら、こう指摘しておきました。

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10月7日(日)より抜粋
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債権市場のレンジブレイクと併せて※※※※ETFの最新の動きを確認しておくと以下の通り。

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直近は2月の急落以降のサポートラインを割り込んで、レンジを下抜けてきたことが分かります。

足もとの米経済指標は極めて良好ですが、ここらがピークになるのであれば、待っているのは下り坂。

金曜日は、休場の上海を除くアジア株が全面安となっていることに加え、ドイツDAX英FTSEを含む欧州株式市場も大幅に値を下げており、続落となった米3指標についてもNASDAQの下落が大きくなるという、資金撤退の波がようやく米国にも到達し始めたのではないかと思わせる展開となっているからです。

目先、国内中間決算への期待は高まりますが、株価の骨格をなすのは企業業績と(世界の)金融政策。

先週木曜日のブログエントリーで「買い参戦は一旦封印」としましたが、米当局による金融引き締めげが続く限り、国内の企業業績だけを見ていては判断を見誤ることになります。

NYダウは3日続落となっていますが、米経済のピークアウトまでのカウントダウンが始まった様にも映る世界のマーケット動向を見るに、空売り(インバース購入)のタイミングを見極めるのは非常に難しいものの、近々にそのタイミングがやってくる可能性が高い様に思います。
(中略)
恐怖指数よりも先に動くと言われる※※※です。総合指数Market指数が大きく※※に傾いており、さらに注目すべきは負債・信用指数も先週のLowから今週はNeutralまで上昇している点です。

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総合指数 :105.32110.33Very High
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Macroeconomic:108.69110.09Very High 
Market:110.59117.91Extreme
Debt and Credit:95.7399.07 Neutral
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(今週)
Image3

(先週)
Image4

ニューヨーク証券取引所(NYSE)のマージンデット(信用負債≒信用買い残)は、引き続き歴史的高水準を維持しており、米金利上昇とともに負債・信用指数が上昇していることから、この数字が100を超えてHighVery Highになってくると、投げ売りが出はじめる可能性があり警戒が必要と言えます。

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-----------抜粋ここまで-------------------


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■日経平均株価適正水準及び上限値/下限値について■
当ブログの提示する「日経平均株価適正水準」は、実態と乖離した論理的な値ではなく、実践に即した適正値を算出するため、過去の膨大なデータをもとに株価の 骨格とも言える「企業業績」と「金融政策」の面から導き出された値に、直近3年間の市場特性による誤差調整を加えて算出しています。
直近3年間の全データで、日経平均株価が当ブログの提示する適正水準から乖離する平均乖離率は、9月21日大引け時点で0.65%(約155円以内)に収まります。日経平均株価は、定性的には適正水準中央値に向けて回帰していくこととなります。日経平均株価適正水準の上限値・下限値とも、同様に過去のデータベースを基に導き出され、直近3年間の市場特性による誤差調整を行っています。計算結果として得られる上限値、下限値に対する過去の日経平均株価の分布割合を確認してみたところ、概ね全データベースの70%の割合で日経平均株価が移動する範囲、との結果が得られています。分かりやすく言えば、日経平均株価は、通常の上下動の範囲においては、適正水準の上限値と下限値の間を移動すると思ってください。
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