昨日発表された3月米新築住宅販売件数は前月比+4.5%増と、1年4カ月ぶりの高水準となりました。

月曜日に発表されていた3月米中古住宅販売件数が大幅減となっていただけに、新築が大きく伸びたことで投資家のセンチメントが改善。

そこにツイッターコカ・コーラの好決算がオントップされ、NY市場は大きく上昇しています。

NYダウ
+0.55%

S&P500
+0.88%

NASDAQ
+1.32%

ラッセル2000
+1.66%


リスクテイクの流れで、ラッセル2000+1.66%の大幅上昇。

かわって本日の日経平均株価は、ほぼ寄り天。

昨晩のNYが上昇したことで高寄りしたものの、10:30以降は売り優勢の展開に。

「連休前の上昇場面は利確」ということで、前引け時点で完全に値を消してマイ転することになりました。

後場はそのまま失速して、大引けマイナス60円

日経平均株価
22,200.00円-59.74円 -0.27%

TOPIX
1,612.05pt-10.92pt -0.67%

ドル円
111.83(0.09円高

米10年債利回り
2.554%↓

売買代金
2.323兆円

値上がり銘柄数 / 値下がり銘柄数
547 / 1,510

空売り比率
45.6%

日経平均株価-0.27%に対して、TOPIX-0.67%

こちらも昨日指摘したとおり、全体が下げる中でファストリが切り返しており、本日の日経平均株価+40円ほど下支えしているため。

安川電機は今日も続落。


本日、大引と同時に決算発表を行ったファナックですが、20年3月期の連結業績予想は純利益で60%減

株価がどう反応するかは分かりませんが、日経平均株価寄与度がファストリソフトバンクに次いで3位であるため、明日の株価反応には注目が集まります。

日経平均株価
-0.27%

TOPIX
-0.67%

東証2部指数
+0.07%

マザーズ指数
+0.64%

ジャスダック指数
-0.20%

◆◆◆◆◆
日経平均株価適正水準上限:24,290円
日経平均株価適正水準:23,019円
24日日経平均:22,200.00円↓(乖離率-3.56%)
日経平均適正水準下限:21,931円
日経打診買い水準:20,539円
◆◆◆◆◆
※日経平均株価適正水準については文末をご参照下さい

昨晩のNY市場では、SP500ナスダックが史上最高値を更新(終値ベース)してきましたが、3月中旬のブログエントリーで私が指摘したのは、以下の通り。

「週明けのアジア、欧州マーケットの出足を見る限り、NYはこのまま3月FOMCのドットプロットを確認した後、4月中に史上最高値を取りにいく流れに入ったのではないか。」

上記の様に書いたわけですが、結果論と言われればそれまでですが、ようやくSP500ナスダックが終値ベースで最高値更新を達成。

NYダウは足を引っ張るボーイングの影響で未達。

ちなみに、NY市場の史上最高値更新は、既に2月の寺子屋配信で「予定調和」として指摘しておいたところ。

当時は、まだ戻り相場に疑心暗鬼の声が多く、少なくとも「NYが史上最高値更新を睨み始めている」などと言うアナリストは皆無でした。


読者の方から「株式投資 寺子屋の配信内容が知りたい」とのご質問をいただいております。本日は、ちょうど良いタイミングですので、2月の寺子屋配信より、上記に該当する部分を抜粋して掲載しておきますので、ご参考いただければと思います。

以下、2月中旬の寺子屋 日曜配信より抜粋。

==抜粋ここから=======
前略

米株式市場が大幅上昇となった理由は、米中貿易協議における関係改善の期待が高まった、とのことですが、私の相場観で言えば、マーケットは上値を目指すべく”予定調和”で動いており、上記理由はほぼ関係ありません。

もっと言えば、米株式市場は既に「史上最高値更新」を睨みはじめているように見えます。

そのことは、相場雑感に譲りたいと思います。



◆株式相場 相場雑感◆
再び史上最高値を意識し始めた米市場


米株式市場は、大手企業の4Q(10-12月)決算発表をほぼ終えています。

発表された決算内容は事前の予想以上に堅調であることが確認され、S&P500の1株利益(EPS)については、7割超えの企業が予想を上回る結果となっています。

そんなS&P500EPS(現状と予想)に関する2月7日付のデータを確認すると以下の通り。
(※EPSは、企業業績そのものと捉えていただいて結構です。)

Image18

上記チャートは、紫色の実線が過去2008年から昨年3Q(7-9月期決算)までのS&P500EPS実績、の破線(----)は、それぞれ2018年、2019年、2020年の期末時点の予想EPS(アナリストコンセンサス)の変化(推移)となります。

また、水色で描かれた部分は、2008年以降、直近までのS&P500株価(月足)の推移を示しています。

上記チャートを見ていただいて分かる通り、過去2008年から2009年初頭にかけて、リーマンショックを挟んだEPSの下落を織り込みながら、SP500は大きく下落しています。

その後は2015年末まで続いた3度に渡る大規模緩和に伴い、EPSSP500ともに長期上昇に転じました。

2016年には一時的にEPSSP500とも横這いから微減となったものの、2017年以降は再び上昇トレンドを維持してきました。

先週の日曜配信でもお伝えしましたが、株価は時々に調整を伴うため上下(ジグザグ)しますが、その骨格は「企業業績」と「金融政策」によって決まってきます。

昨年秋以降の下落相場を経験した後、直近、米中貿易摩擦が世界景気に影を落とす中でも、長期的に見れば米企業業績は伸びていくことがマーケットの共通認識としてリマインドされつつあります。

もっと言えば、米株式市場は、「FRBの利上げ停止(当面)」と「比較的好調な4Q決算」を受け、EPSが今後も過去最高水準を更新し続けるとの見方に少しずつ確信を持ち始めたと言えます。

そのことを踏まえて上記SP500EPSチャートを眺めると、直近の米株式市場は再び史上最高値を目指している、私にはそう見えてくるのです。

判断の要素は上記のみならずですが、日々様々なニュースがマーケットを攪乱し、その都度、個人投資家は右往左往させられます。

「"予定調和"に向かって上昇を続けている」と書いた理由は、株式市場の大原則として「企業業績」と「金融政策」が株価を作っていくからに他なりません。

そして逆に言えば、様々なチャートや指標の変化が、日々そのことを証明してくれている様に思います。

もちろん断定することはできませんが、現時点の業績見通しとFRBのハト派姿勢が続く限り、遠くないうちに再び「NYダウ、〇〇カ月ぶりに史上最高値更新」といった見出しを目にする日が来るように思います。

後略
==抜粋ここまで=======

ということで、「NYダウは、まだ史上最高値を更新していないじゃないか!」というツッコミはご容赦ください。

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■日経平均株価適正水準及び上限値/下限値について■
当ブログの提示する「日経平均株価適正水準」は、実態と乖離した論理的な値ではなく、実践に即した適正値を算出するため、過去の膨大なデータをもとに株価の 骨格とも言える「企業業績」と「金融政策」の面から導き出された値に、直近3年間の市場特性による誤差調整を加えて算出しています。
直近3年間の全データで、日経平均株価が当ブログの提示する適正水準から乖離する平均乖離率は、12月12日大引け時点で0.85%(約185円以内)に収まります。日経平均株価は、定性的には適正水準中央値に向けて回帰していくこととなります。日経平均株価適正水準の上限値・下限値とも、同様に過去のデータベースを基に導き出され、直近3年間の市場特性による誤差調整を行っています。計算結果として得られる上限値、下限値に対する過去の日経平均株価の分布割合を確認してみたところ、概ね全データベースの70%の割合で日経平均株価が移動する範囲、との結果が得られています。分かりやすく言えば、日経平均株価は、通常の上下動の範囲においては、適正水準の上限値と下限値の間を移動すると思ってください。
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