4月30日、大型連休まっただ中、日本は改元ムードに包まれていますが(働いている方はそうでもないでしょうが)、世界のマーケットは、東の端っこに位置する日出ずる国「日本」の改元文化を横目で見つつ、マネーの奪い合いを続けています。

間もなく令和元年を迎えるわけですが、今から30年前の平成元年、日経平均株価38,915円で史上最高値を記録しました。

「1,000円以下の株がなくなる」と言われ、猫も杓子も株に手を出していたのが30年前。

その後のバブル経済崩壊で時価総額にして270兆円が株式市場から吹っ飛び、多くの投資家がマーケットからの退場を余儀なくされることになりました。

行方知れずとなる投資家も続出し、その後「失われた20年」と言われる時代に突入していきました。

Image44

バブル崩壊のほか、平成の大暴落として記憶に残るのは「リーマンショック」。

2008年9月15日アメリカの証券会社「リーマン・ブラザーズ」の経営破綻が引き金となりNY市場が急落。

その後世界的な同時株安に発展し、地球規模の金融危機へとつながっていきました。

リーマンショックの場合、世界の株式市場は既にサブプライムローン問題からベアトレンドに入っていたため、1987年10月に起こったブラックマンデーの様な、1日での強烈な下落には見舞われませんでしたが、米国を震源地とした金融破たんの影響はその後もマーケットに暗い影を落としました。

あれから10年半、米国、欧州、日本の中央銀行が大量のマネーを市場に供給し続けてきたことで、経済は上向き続けてきました。

様々な試練を乗り越えてきた平成のマーケットは多くの教訓を残しましたが、世界のマーケットは今も途切れることなく動き続けています。

令和元年のマーケットがどうなるのか、にわかに予想することはできませんが、ナスダックSP500に続けとばかりに、NYダウも史上最高値更新まであと一歩というところまできています。

この先のマーケットがいずれの道を進むにしても、「相場のことは、相場に聞け」。

日々相場の声に耳を傾けながら、マーケットを鳥瞰していきます。

それでは、29日の世界のマーケットを見ておきます。

上海総合指数は週明けも-0.77ptの続落。

「節」の上限に当たる3,300pt超えに2度トライして失敗。

ダブルトップのチャートが形成され、足取りはよろしくない状況。

Image37

50日線割れながら、引き続き3,000ptは維持していますので、ここから3度目トライの可能性は十分あります。

本日(30日)より再開される米中貿易交渉の行方に注目です。

変わって、欧州、米国を見ておくと、ドイツDAXは戻り高値を更新、米3指標はかろうじて続伸しており、SP500ナスダックはじわり史上最高値を更新。NYダウは更新待ち状況で変わらず。

ラッセル2000も、ようやく昨年10月16日以来の戻り高値を更新していますが、上値を追う勢いは今一つの状況。

Image39

欧州、米国では引き続き決算発表が続きますが、今週は経済イベントが、欧州GDP4月ISM景況指数FOMC4月雇用統計など盛り沢山。

米中貿易交渉と併せて、マーケットへの影響が注目されます。


尚、昨日発表された米3月個人消費支出(PCE)は、伸び率にして2009年8月以来、約10年ぶりの大幅増となりました。

ただし、消費活動は活発ながらインフレ指標となるPCE物価指数は低調なまま。

PCE物価指数は米FRBが利上げ判断で重視しているため、株式市場ににとっては追い風の流れ。

明日のFOMCではトランプ大統領やマーケットから圧力がかかりはじめている「利下げ」について、どのような議論が行われるか注目。

ここにきて上値を追う勢いに欠ける米株式市場は、「FRBの利下げ姿勢待ち」の状態に入った可能性が濃厚。

30日10:00現在
シカゴ日経平均先物 22,370円
米10年債利回り +2.527%
ドル円 111.57円

本日は欧州1-3月期GDP速報で、明日は米FOMC

暗礁に乗り上げる可能性も残っている米中貿易交渉が本日北京で再開されるため、今週の上海の動きには注目。

それでは皆様、良い「令和」元年をお迎えください。

----------------------------------
会員の皆様、読者の皆様
----------------------------------
株式投資 寺子屋への入会申し込みは、本日をもって締め切らせていただきます
新規入会をご検討の方は、本日中に下記アドレスから申し込みフォームをお送りください。
----------------------------------

本日もブログが参考になった方は、バナークリックにご協力いただけると幸いです。
にほんブログ村 株ブログへ

当ブログは、株式投資初心者の方を対象に、実践を通して、現代の株式投資において負けない投資手法を身に着けていただくことに主眼を置くとともに、日本の投資教育の確立を目指しています。

当ブログが、皆さんの投資人生の一助となれば幸いです。

投資は自己責任が原則です。私の日記をご参考いただければ幸いですが、取引きはご自身の責任で行ってください。

初心者で銘柄選別が困難な方は、大底を待ってのインデックス連動ETF等の取引きをお勧めします。

■日経平均株価適正水準及び上限値/下限値について■
当ブログの提示する「日経平均株価適正水準」は、実態と乖離した論理的な値ではなく、実践に即した適正値を算出するため、過去の膨大なデータをもとに株価の 骨格とも言える「企業業績」と「金融政策」の面から導き出された値に、直近3年間の市場特性による誤差調整を加えて算出しています。
直近3年間の全データで、日経平均株価が当ブログの提示する適正水準から乖離する平均乖離率は、12月12日大引け時点で0.85%(約185円以内)に収まります。日経平均株価は、定性的には適正水準中央値に向けて回帰していくこととなります。日経平均株価適正水準の上限値・下限値とも、同様に過去のデータベースを基に導き出され、直近3年間の市場特性による誤差調整を行っています。計算結果として得られる上限値、下限値に対する過去の日経平均株価の分布割合を確認してみたところ、概ね全データベースの70%の割合で日経平均株価が移動する範囲、との結果が得られています。分かりやすく言えば、日経平均株価は、通常の上下動の範囲においては、適正水準の上限値と下限値の間を移動すると思ってください。
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■