選挙戦突入8日目にして、ふと思った。

自民党が圧勝して過半数の議席を上回ったら、どうなるか。
安倍のやりたい放題の4年間を思いめぐらす。

秘密保護法のもと、善良な市民時・ジャーナリストが逮捕される。
多くの市民・マスコミはご用聞き以外は何も喋らなくなる。
集団的自衛権を行使するための法律の整備をして、
自衛隊を軍隊にする。
日本の正規の軍となった自衛隊は、アメリカがちょっかいを出す中東に派遣される。
イラン、イラク、パレスチナ、シリア、アフガニスタン・・・・。

自衛隊に人が集まらなくなるから、徴兵制を整備する。
「徴兵を拒否したら死刑だ」って言ってたっけ、あの石破のおっさん。

そうだ、このまま自民が圧勝したら、
私の息子たちは、徴兵制で戦場に持っていかれる初めの世代になるのだ。
今15、16、17、18、19・・・。
選挙権のない彼らは、自分たちの意思を表明することもできず、
戦争をするのかしないのかの議論に入ることもできず、
ただ戦場に駆り出されるのだ。

わたしの息子も、
あなたの息子も、
あなたの孫たちも・・・。

選挙戦8日目にして、はたと目の前の意識に上がったのだ。




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今年7月の滋賀県知事選。
あの時の盛り上がりは、今ない。
なんでか。

あの時、私たちは民主党所属の三日月氏に妥協をした。
二束三文で滋賀の豊かな地を自民党に売り渡したくなかったからだ。
絶対にそれだけは避けなければならない。
だから、民主党所属の三日月氏に、10歩も20歩も、いやいや100歩も譲ったのだ。
原発輸出に賛成した三日月氏の「党是だった」「やむを得なかった」の言葉を飲み込んでやったのだ。
自民党の腹黒い欲のままにこの美しい土地を破壊されたくなかったからだ。
言ってみれば、究極の選択だった。
あの時、何となく、

民主党と妥協するのはこれが最初で最後。

と無意識に思っていたのかもしれない。
だから、今回の衆議院選で、

民主党は再稼動反対と言えるのか?
即脱原発と言えるのか?

そこが問題だった。
もう二度と妥協はしたくない。
譲るのは今度は民主党の方だ。

そう思っていた。
そして民主党のマニフェストを見ると、ほらやっぱりだ。
再稼動容認ではないか!
何を今さら2030年代廃止だ。
今現在動いている原発はないぞ!
規制委員会が許可したものは再稼動とは、よく言えたものだ。
自民と一緒ではないか!
と。

だから、盛り上がらないのだ。
今度譲るのはそっちだ。
譲って、再稼動反対と言うのは、民主党の番だ。
だから、ゆれるのだ、心は民主党に投票などできない、と。

だから、盛り上がらないのだ。
一生懸命動いているのは、コアなお母ちゃんたちだけ。
広がらないのだ、他のおかあちゃんたちに。


そして8日もたってしまった。
民主党なんかに票は入れたくない、という気持ちのままに。


でも、でも、その感情はひとまず置いて、
もう一度想像力を膨らませて考えねば・・・。

少なくとも民主党は、避難計画を国で責任を持ってつくれない限りは、再稼動はできないと明言している。
それ以上に、このまま自民党をのさばらせていたら、4年後5年後に私の息子たちは軍に取られるのだ。
あなたの息子も、
あなたも娘たちも、
あなたのあかちゃんも、
そしてあなたの孫たちもだ。
しかも彼らにその意思を表明する機会は与えられていない。
どんなに戦争に行くのがイヤでも、オッサンたち「戦争に行け」と決められてしまうのだ。


徴兵制や、秘密保護法、憲法9条改悪、不公平税制・・・これから4年間で襲ってくるであろうあらゆる悪法も、もしかしたらいつか取り消すことだってできるかもしれない。
しかしそれはとてつもなく困難なことになるだろう。
それよりは、今この流れを止めることの方が、どれほど簡単だろう・・・。
今戦争への道をまっしぐらに進む自民党を、なんとかして阻まねばならない。
そう思うのだ。


それじゃあ、いま何ができるのか?
あと4日で、何ができるのか?
今動かねばならない。

















週刊金曜日が創刊1000号を迎えた。

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その1000号の中の記事、北原みのりの「メディア仕分け人」がおもしろい。
以下引用。

  ______________________________

  『週刊金曜日』主催の「さらば、独裁者 徹底検証 暴走する安倍
  政権」に出席したとき、私は「安倍には独裁者としてカリスマ性が
  なさすぎる」みたいなことを言った。これほど魅力のない独裁者な
  んてアリか?と不思議でたまらなかったのだ。・・・・・

   映画『THE WAVE』(2008年ドイツ)を見た。1960年代のアメ
  リカの高校で、ナチスドイツについての授業で起きたことをベース
  に作られた映画だ。映画の中で、教師が「独裁制に必要な条件は?」
  と聞くシーンがある。「政治への不満」「高い失業率」「規律」
  「愛国心」・・・・・「ま、今の時代、独裁制なんてありえないけ
  どね」。そんな調子で、生徒たちは和やかに答えていく。やる気の
  ない生徒たちを前に、教師は実験的に「独裁制」を再現する。
   独裁制を始めるために、教師がまずしたのは、「細かい規律」を
  つくることだった。発言するときは起立し、意見するときは簡潔に、
  服の色は白・・・・・はじめは「ばかばかしい」と嫌がっていた生
  徒も、一体感を高めるために一斉に同じリズムで足踏みをさせたり、
  グループのマークや敬礼をつくっていく中で、競うように規律を求
  め、集団に属することに誇りを感じていく。いつでも自分の意志で
  抜けられる面白い授業、という気分でいた生徒たちが、グループか
  ら抜けようとするものに暴力を振るい、また仲間ではないものを排
  除していく。
   独裁制を再現する際の最初の一歩が「細かい規律」であったこと
  に、私は軽くショックを受けた。日本にいれば、毎日のように細か
  い規律を求められる日々だ。電車に乗れば「周りの方に迷惑になら
  ないように」「前の方に続いて降りて」といった幼稚園生に投げか
  けるような注意を受け、誰にも迷惑をかけない行動を求められ、安
  っぽい規律に慣れきっている私たち。・・・・・
  ______________________________

引用ここまで。



「細かい規律」と言えば、幼稚園や保育園から「細かい規律」の猛攻がすでにはじまっている。

朝、幼稚園に行けば
「幼稚園バッグをロッカーにかけ」
「幼稚園のスモッグを着て」
「お手帳に出席シールを張り」
「そのお手帳を先生に提出し」
「用意のできた子から外に遊びにいき」
・・・・とたった4〜5歳の子を細かい規律で縛りまくる。

小さな子どもだけでない。
保護者にも「保育時間は先生に話しかけないでください」からはじまる
細かーーい「〜しないで下さい」と
細かーーい「こういうときに〜して下さい」のお手紙が配られる。

カナダから帰ってきた数年は、ギャクカルチャーショックどころか、びっくりこきまくり、憤慨しまくりの毎日だった。

そして小学校へ行けば、「気をつけ!礼!」にこれまた背筋が凍った。
ここは軍隊かぁ!!

戦後民主主義がアメリカからやってきたとて、日本人の身に染み付いた教練主義は今日に至るまで教育という場に残っているのだ。

そして今がある。
あんな戯言を言う安倍政権の支持率といったら・・・。
70年のあいだ仕組まれてきたのか・・と思うほど。




さて、前述の映画。
「観たいな〜」と思って調べてみれば、『THE WAVE』は2008年のドイツの
映画。今劇場で観ることは出来ない。









北原みのりは最後に、

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  戦後70年かけて、ようやく、空虚で、陳腐な言葉を吐き、中身のな
  い言葉で人を鼓舞し、規律に厳しく、自らの解釈で法律を変えてい
  く独裁者が生まれてしまったのかもしれない。
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としめているが、戦後70年の『教育』の中でこういう空気を作ってきたといえるのではないか。
だから教育の現場からこのような『規律に任せるクセ』をなくさない限り、この空気はずっと日本に根強く生き続けるだろう。
今の教育の現状を考えると途方に暮れるのだけれど・・・。

一方ドイツでは、アメリカで起きたこの実話をわざわざ映画にし、「ナチスの独裁政治を繰り返さないため今なお学校で様々なカリキュラムが組まれる」のだそうだ。

日本中のお母さん、まずは自分の子どもの幼稚園、小学校に顔を突っ込んでみませんか。教育の現場はすごいことになっている!ことに気がつくかも。







もうすぐ滋賀県知事選挙投票日。
怒濤の2ヶ月だった。
知事選が終わる前に、これだけ、あげておく。
ナイスな替え歌。



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