素朴な中国人民のアート？ ～ハルビン・黒龍江省博物館

再びハルビンの話。ハルビンの黒龍江省博物館では、旧正月（春節）の時期に合わせて「年俗－竜年春節特展」を開催し、いわゆる年画が展示されていました。


●門に飾られる年画
 
年画とは、旧正月（春節）に民家の門口に飾られる民間絵画のことです。この時期、中国の民家の玄関は華やかに飾られているわけですが、このような木版でできた古い年画もなかなかいいものです。














●製作の実演も！


●版木も展示！ 

しばし中国の庶民のアートを楽しませていただきました。




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真冬の縁日～瀋陽・関東廟会

先日ご紹介した「関東影視城（映画村）」にて、「関東廟会」というイベントも開催されていたので併せてご紹介いたします。「廟会」とは旧正月（春節）の時期に行われる縁日のことで、具体的に何をするかは地域によって違います。日本の皆様では、おそらく北京の廟会の映像をご覧になった方が多いのではないでしょうか。


●「関東影視城」入口（白いのは邪魔？）


●こっちにも！


●こちらにも！

まあ内容といえば、小さな催し物がちらこらと、これでもかという飾り付けと、露店ともの。園内では花火・爆竹はやりません。静かに楽しめます。


●皇帝行幸？（ただ戦前の街並みを再現した周囲とはミスマッチ？）







夜には、ライトアップが楽しめる「盛京灯会」も開催していました。行くなら夜もおすすめかもしれません（夜9：00まで開園）。但し、帰りのバスの最終は18：00ですので、ご注意下さい。





関東廟会・盛京灯会は2月7日まで、会場の「棋盤山関東影視城」は瀋陽市内からバス168路（北線・南線とも）で終点「秀湖広場」下車。市内から約1時間30分、5元です。期間中の施設への入場料は78元です。「秀湖広場」発の最終バスは18：00発。



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いきなり大連ダービー？ ～中国サッカー・2012日程

ドログバの去就も注目されつつ、噂ばかりが先行しがちなサッカー中国スーパーリーグですが、来たる2012年シーズンへ向けて日程の草案ができたとのことです（あくまで「草案」です）。


 ●「新商報」1月30日付記事

記事によると、2012年シーズンは3月10日開幕、11月3日最終節とのこと。出場チームは全16チーム、シーズン全30節です。ここでは大連の2チーム、大連実徳と大連阿爾濱についてみてみると、第2節（3/16～18）でいきなり大連ダービー（「大連徳比」）が実現することになります。もう1試合は第17節（7/13～15）。いずれにせよ、2012年シーズンは毎節、大連（金州体育場）で試合が行われます。

またここ大連でアネルカを見れそうなのが、

第7節（4/21・22）大連実徳－上海申花
第29節（10/27）大連阿爾濱－上海申花



岡田武史・前日本代表監督を見たければ、

第15節（6/29～7/1）大連阿爾濱－杭州緑城
第23節（8/25）大連実徳－杭州緑城


もちろん、それまでチームにいればの話ですが......。今後各クラブへの意見聴取が行われて最終日程が決定することになります。念のためご注意を！




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ランタンとタルチョーの共演！ ～瀋陽・皇寺

慈恩寺を後にして次に向かった先は、和平区皇寺広場にあるチベット仏教寺院「皇寺（実勝寺）」です。


●北市場の門が目印！

この「皇寺」は、清王朝2代皇帝ホンタイジが建立した寺院で、彼ら満州民族は伝統的にチベット仏教を信仰していたので、以後何人もの清朝皇帝が実際に参拝している寺院でもあります。清朝が建立したチベット寺院では、北京の「雍和宮」も有名だと思います。


●皇寺山門(ここでも巨大線香の煙が充満！）
相変わらずの巨大線香とランタンともに圧巻だったのは、チベット仏教の五色旗「タルチョー（ルンタ）」！これで境内が鮮やかに彩られています。チベット仏教の優れた文化性は以前ご紹介した（くわしくはこちらの記事で）と思いますが、実際にチベット仏教寺院へ行くと興味はさらに強くなります。まあここはチベットではありませんが....、気分だけでも。


●春節の必須アイテム「ランタン」とチベット仏教のシンボル「タルチョー」


●マニ車（チベット仏教の「輪蔵」）もチベット寺院の特徴
（回転させると経典を読んだのと同じご利益が得られる）

中華（漢民族）文化が生んだランタンとチベット仏教のシンボル・タルチョーの共演を目の当たりにし、この中国で真に民族の垣根を越えた社会ができることを切に願います。



2012年、世界の平和を祈念し、合掌。




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旧正月の初詣！ ～瀋陽・慈恩寺

昨日、東北4大古刹「極楽寺」の話をさせていただいたので、本日も4大古刹の1つ瀋陽の「慈恩寺」の話にいたします。


●巨大線香などの参拝用品が並ぶ門前

「慈恩寺」は唐代にまで歴史がさかのぼる、瀋陽で最も著名な仏教（禅宗）寺院です。正真正銘の古刹のようで、境内には遼寧省仏教協会の事務所もあるほど、遼寧省における仏教の中心地と言っても過言ではないようです。


●山門

案の定、この日はあふれるばかりの人が参拝に訪れていました。皆さん、門前で売っていたおそろしく大きな線香で派手に1年の祈願をされていました。おかげで線香の燃えかすの灰がここでも山になっていました。もちろん、境内で爆竹は禁止です。


●ここでも大量の灰！火事には注意！ 

特に印象的だったのが、境内一面に張り巡らされた「ランタン（春節提灯）」でした。これでもかというくらいの量です。しかし中国の仏教寺院には赤が映えますね。


●旧正月（春節）にかかせないランタン（春節提灯） 


●ランタンの長い列

最後に、ぜひ参拝してみたいという方にご注意を。中国の寺院は一般的に午後3時くらいには閉まってしまいますので、参拝は午前中にした方が無難だと思います。

夜間、ランタンをライトアップでもしてみたら、さぞ綺麗だろうなあと思うのですが....



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