2008年09月05日

【福田康夫よ、お前もか?】

【福田康夫よ、お前もか?】


「政権の疑惑を追求せよ」第四十一弾


日本国の総理大臣が、一年も立たない間に二度総理の椅子を投げ出した。
怒りよりもあきれたが、本音である。

福田康夫氏は、国民生活に直結する難問が山積にも拘らず政権を放り出した。
本人は「潔(いさぎよ)さが格好が良い」と思っているようだが、農林水産商工業の中小零細業者は、投げ出せないから格好が悪くても、苦しくても、見っとも無くても歯を食い縛って頑張っている。
本来日本人が世界に誇るべきは、おのれを殺し人を殺める武士道の国なんかではけしてない。
世界に誇るべきは、しなやかだった日本人の「共生主義」の行き方である。

福田氏の退陣の弁を聞いて、「やっぱりな」と思った事と「酷いな」と思った事がある。

まず、先に「酷いな」と思った事から取り上げるが、福田氏の退陣の弁を聞いていると、彼の言葉の端はしに滲んで来るのが、政権政党としての党利党略のタイミングとして「退陣の時期がベストである」との言い分を、記者会見で平気で言える所である。
この事は、福田康夫氏は最後まで日本国民の総理大臣では無く、頭の中に在ったのは「自民党の総理大臣で在った」と言う事で、つまりは彼の在任中の施策も全ては自民党の総理大臣に終始していた事になる。
残念ながら、福田康夫氏は民主国家日本国の国民の方を向いては居ず、彼が在職中にとった施策の全てが、国民の為を思ったのではなく党存続の為に国民を懐柔する為の少しばかりの妥協に過ぎなかった事が、露呈した「退陣の時期の選択」だった。
その少しばかりの妥協を、福田氏は国民の為に「道筋を為した」と胸を張ったが、肝心の施行段階に彼が首相職に無い事は無責任で、誰がそれを担保すると言うのか?
自由民主党の過去を振り返れば、選挙前や選挙中と、選挙後の言動の不一致は当たり前の事で、そこを突かれると幹部が「あれは選挙中の事ですから」と平気で言えるほど、自由民主党の議員様と国民の常識はかけ離れている。
その自民党が来るべき解散総選挙で訴えるマニフェストを、果たして国民が信じられるだろうか?

さて、「やっぱりな」と思った事の方であるが、福田康夫氏は退陣の弁の中で「過去の懸案事項の噴出の対応に追われた」をあげているが、そのほとんどの中身は小泉パホーマンス政権が先送りして解決しなかった問題と、小泉・竹中政権がやり過ぎた極端な米国モデル経済化施策の反動噴出の対応だった。
やり続けられるものなら、誰も任期途中で政権を放り出したりはしない。
前任・安倍晋三氏も後任・福田康夫氏も、小泉・竹中の米国モデル経済化の五年にも及ぶ付けの始末に追われて収集が付かず、その「余りの酷さに政権を放り出した」と言うのが真相である。
「小泉さんの尻拭い」と公然と言い放つ自民党幹部も何人か居た位だから、当然党としての認識はあるのだろうから、「総理を退任したから」と言って小泉氏の責任をうやむやにしては国民は納得しないだろう。
何時も思うのだが、「こう言う事象があります。」ではなく、誰がその原因を創ったのかを問わないと、無責任な政治家や官僚が横行して自分達だけは安全な所でほくそ笑む。

つまり現在の政治的手詰まりの元凶が、五年にも及ぶ小泉・竹中政権の悪政の結果であるのだから、自民党がそれを反省して小泉氏を党籍除名するくらいのパホーマンスを見せないと、解散総選挙で国民に過去を反省した「新しい自民党」とは見せられないであろう。
小泉氏の党籍除名案を「酷い」と言うなかれ、まさにそれは過日小泉氏が解散総選挙で為し、大勝利した手法そのものである。

以前から指摘しているが、まともな人間なら少し考えれば判るが、自分の家と隣りの家では各々で諸般の事情が違う。
小泉氏・竹中氏の取った政策手法は、その事情が違う家が「隣りが上手く行っているから。」と無理して隣りのやり方に合わせるような「稚拙」なものである。
断言するが、「いざと成る」と軍事力を背景にしてでも国益に有利な駆け引きができる米国とは基本的に大きく体質が違うのに、自由競争経済の「表面的な格好」ばかり真似ても上手く行く訳が無いのである。
そして隣とは違う我が国特有の物造り大国としての基盤である日本人気質とでも言うべき資質が、欧米の「マニュアル型・標準化量産工業」とは異なる手造り「高精度・高級」の「誰々作」は、日本の誇るべき熟練技術力の源であるにも関わらず、それを小泉・竹中政権が政策的に見殺しにしてしまった。
日本が世界に誇るべき熟練技術力は、日本人の特別な思い入れの感性と価値観に裏打ちされて、町工場に到るまで浸透している。
しかし残念ながら、現在の大企業優先政策により中小零細を取り巻く経済環境の悪化で、この熟練技術力を継承させる土壌を失いつつあるのが現在の日本の現状である。
日本経済の再生は過去の歴史から学ぶべきで、小泉氏・竹中氏の薄っぺらな「米国型経済化」と言う構造改革は、「国家固有の事情を考慮しない」と言う観点で、強引な猿真似(ウゥ〜ン、猿でもしないから猿に対して失礼かも知れない)と言う過去の過ちを繰り返すものである。

小泉改革の正体

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