2009年07月06日

【巧妙な官僚支配の闇を考察する。】

【巧妙な官僚支配の闇を考察する。】


麻生総理に物申す。

日本の政治は「官僚支配だ」と言われている。
この問題を定義する時、一番問題なのは官僚の資質の問題である。
実に哀しい事だが、彼等の頭の良さが自分達の「利」の為に使われている現実に突き当たるからである。
とてもではない現実に、そんな国に生きている自分が可愛そうになる。
こんな話を始めたのは、現在流れている政治家の不祥事の大半が官僚のリークからだからである。
つまり各省庁は膨大な政治家の資料を保持していて、時として政治家を脅しながらコントロールしている。
例を挙げれば以前社会保険庁が与野党の議員による「批判の集中砲火」を浴びた時、彼らは隠し持っていた議員の「未納問題」で口を封じて乗り切った。
問題があるのなら事前に注意喚起すれば良いものが、「隠し玉」として官僚支配の具になる寸法である。
本来省庁の内部資料である筈の情報が、用途に応じて引き出され、官僚の意図に応じてマスコミに流される。
これがあるから政権与党の議員は怖くて官僚や天下りを追及しきれず、最初に威勢良くブチ挙げても「うやむや腰砕け」になるのだが、もしかすると闇の話し合いの駆け引きで、省庁の内部資料が使われている恐れがある。
政治家vs官僚の一番の問題点は、政治家一人にせいぜい十から二十人の秘書、対する官僚は一省で数万人の職員と外郭団体、情報量や機動力で最初から勝負にはならず、その上彼らは「ずる賢い」と来ている。

それにしても、地方分権問題はもう何十年にも成る政治課題であるのだが、それが与党・自民党政権下では遅々として進まない。
言うまでも無く地方分権は、中央官庁の力を削ぎ官僚の権限を薄めて既得権益の壁を壊す事で、官僚としては面白くない改革である。
そこに政権交代の機運が盛り上がって来て、その政権代替政党が民主党で地方分権問を強力に推し進めそうである。
近頃の総選挙選挙直前に立て続けにリークされる民主党・幹部の様々な汚点は確かに悪い事だが、国民がそちらに目を奪われている間に官僚の思い通りになる現政権への援護射撃が功を奏するのであれば、とんでもない陰謀である。
小沢一郎氏の献金疑惑で、言い訳みたいに連座した自民党・二階大臣の捜査はお咎めなし、再捜査を上申されてまたお咎めなしは片手落ちで、官僚が自民党に貸しを創った感が強い。
つまり国民には官僚リークに拠る「めくらまし」に惑わされず、本筋が難であるかを良く考えて欲しいのである。

地方分権行政改革は小生大賛成であるが、しかしその方法論は只闇雲に分権しても問題が在り、その方法論を良く考えないとならない。
前回の日記で明示したように、行政の制度改革は膨れ上がった行政予算の内、重複する何処の行政府を削って全体をスリム化するのかの大命題と中央に既得権的な予算が集中して地方に予算が回らない事である。
中央政府の官僚政治を打破し、膨れ上がった省庁の既得権益予算を削り、同時に地方の行政も重複部分を整理してスリム化しないと形だけ整えても実効は上がらない。
益してや、道州制を敷いてなお都道府県知事を残しては削減したい筈の中央の官庁の役人と組織が道州政府に移るだけで、下手をすれば道州政府に予算が集中し、「見てくれだけ」の地方分権行政改革に成る恐れが強い。

そしてこの地方分権行政改革論議、前回のブログ【政治屋が芸人を笑う。】で記述した通り東国原宮崎県知事や橋下大坂府知事の「地方の反乱騒ぎに踊らされる」と、またぞろ中身を精査せずにムードに国民が乗せられた「郵政民営化」の悪夢がよみがえって来る恐れがある。
本当に効果があり国民の為に成る行政改革を、人気投票にしては断じて成らない事を、「痛みを伴う改革」と歴史に残る手酷い小泉政治で学習した国民を信じたいものだが、人気知事が騒ぐとまたぞろ声無き声はかき消されてしまいそうである。
大胆に提言するなら、小生の地方分権・行政構造改革の提言骨子は行政組織の中抜き案である。
つまり都道府県知事及び都道府県議員、政令指定都市々長と政令指定都市議員を外し、市町村議と指定都市の区議を残す方法で考えている。
まぁ簡単に言ってしまえば民主党案であるが、最初に中央・四、各市町村・六の配分を決めて置けば後はひも付きでない予算が人口比率で分配でき、その地区での固有の事情に対して優先的な予算配分が地元決済で出来る案である。
これでも、議員歳費と重複する行政組織の無駄削減の目的は達成出来る筈である。
そしてこの地方分権行政改革なら、各市町村に配分する予算総額が小型化して無駄使いのチエックは、各市町村区民もそれをし易くなる筈である。
つまり予算執行の透明性を担保するには、行政組織の中抜き案こそ効果的だと言えるのである。

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