2012年11月14日

【TPP加盟問題って、わかっていますか?】

無題2

【TPP加盟問題って、わかっていますか?】



TPP(環太平洋戦略的経済連携協定)はヒト、モノ、サービス、カネの移動を「ほぼ完全に自由にしよう」と言う国際協定である。
この協定締結によって、原則加盟国間の関税が撤廃される事から、加盟国の産業に拠ってプラスやマイナスの過激な影響を与える。

このTPP加盟、実は「引くも地獄進むも地獄」の米国に拠る経済支配の罠である。
日本が引いてTPPに加盟せず関税制のままでは、車も家電もその他の工業製品も輸出競争力で負ける事に成る。

つまりTPPに加盟しないで取り残されると、自動車や家電などの工業製品の輸出に著しく不利に成る恐れが在り、加盟は急がれている。
かと言い、進んでも米国の大規模農業製品に日本の農業は太刀打ちできない。

農業と成ると問題は深刻で、小規模・零細の農業は関税が撤廃されたら輸入品に太刀打ち出来ず、この先日本の農業は生き残れない。
つまり、「引くも進むも」どちらを選んでも日本経済に打撃を与える米国一人勝ちの隷属型戦略的経済連携協定なのである。

それでも日本の工業産業界は、形振り構わずに自分達だけの生き残りを目指して早急な加盟を政治家に働きかけている。

何故日本の農業が弱いのか?
敗戦当時の日本が立ち直る起爆剤と成った占領軍の「農地解放政策」が、少数の大地主から小作農家に農地が分割されて、結果小規模・零細の農家ばかりに成ってしまった。

それで外国の大規模農家の真似が出来ないから、どうしても生産効率が低くなる。
現在の日本の農業は、TPP(環太平洋戦略的経済連携協定)と言う国際協定への加盟ついて、全滅しかねない悩ましい状況に置かれているのだ。

この現状はもぅ、日本が「工業を採るか農業を採るか」の難しい選択枝を突きつけられている事に成る。
ただ、己の立場だけで「利」を追い求めれば、「人としての良心」から遠ざかる。

この二十年、日本の工業が戦後復興期のガムシャラな技術開発熱から「楽をしよう」と変質してしまった疑いが強く、農業を切り捨てる価値が有るや無しやである。

確かに、日本は技術立国の国だから農産物は「輸入すれば良い」と言う意見もある。
しかし日本人の多くの方は、日本と言う国家と日本人の正確な成り立ちを知らない。
歴史的に観れば、、米作りは特に「日本人の魂の問題」とも言うべき側面を持っている。

米作りの「農」は大和民族成立過程の原点で、アイデンティティ(連続する同一性)としての現日本人の精神的柱の一つである。
つまり日本の農業は、只の食料確保の為のものだけでない神道国家観と日本人の成り立ちそのものである。

賀茂・葛城氏の神として発祥した事代主神(ことしろぬしのかみ)=田の神を信奉する大和民族にとって、「農」は大和民族成立過程の原点である。

日本の元神様は事代主神(ことしろぬしのかみ)で、田の神様(稲作の神)である。
日本人の魂として稲作が特別なものである事は、稲荷(いなり/いねなり)神社信仰にも顕著である。

特に米作りの水田風景は大和民族の原風景であり、民族構成に資する精神的要件だった。
この事代主神(ことしろぬしのかみ)は、畿内賀茂神社に於いて神格化された氏上(氏神)として上賀茂明神社・下賀茂明神社となる。

「明神」はこの世に姿を現した神で、「三島」の名は伊豆七島を指す名称である。
つまり三島大社に祀られる「三島明神」は神格化された氏上(氏神)の一族・賀茂氏(葛城氏)の氏上(氏神)と言う事に成る。

そしてこの賀茂・葛城氏は、大和王権初期に於いて大王家(おおきみけ)と呼ばれた天皇家と五代に渡る婚姻関係が伝承されて、斎王様式(さいおうようしき)の儀礼が残っている。

現在の京都・上賀茂神社に継承(伝わる)「葵祭り」には斎王代(さいおうだい)が登場する。
これは天皇家が娘を神様に捧げる斎王様式を、儀典的に現している。

つまり葵祭りの斎王代(さいおうだい)は、天皇でさえ賀茂神社の主神・事代主(ことしろぬし)の神には娘を捧げる儀典形式を踏んでいるのである。
斎王代(さいおうだい)は、本来の斎王(さいおう)の代わりを務める形式的な神事の様式であり、元は皇室と賀茂・葛城氏の古事に習う儀典と解される。

本来の斎王(さいおう)は、未婚の内親王または女王(親王の娘)が勤め、厳密には内親王なら「斎内親王」、女王の場合は「斎王」「斎女王」と称した。

伊勢神宮の斎王を「斎宮」、賀茂神社の斎王を「斎院」とも称し、この古事に習う儀典は斎宮の儀典が古代(天武朝)から南北朝時代まで、斎院の儀典は平安時代から鎌倉時代まで継続した。

この事が、神武王朝四代と葛城御門(かつらぎみかど)の経緯を表しているのであれば、「賀茂・葛城一族」は古事記日本書紀が伝えるごとくに単なる機内の豪族ではない。

当時葛城御門(かつらぎみかど)は、神武王朝に匹敵する相当の実力を擁(よう)した御門(みかど)だった事は間違いない。

つまり稲作作りは、事代主神(ことしろぬしのかみ)を信奉する大和民族にとって子創りと同じ神事である。
そして稲作作りには多くの人力の結集が必要であり、地域一帯の共生社会を構成する考え方の基礎と成っていた。

日本の集団を主にする文化は、この大和民族成立過程の原点である「農」から始まったものである。
欧米の個人を主にする文化と日本の集団を主にする文化の違いが、悪い方に出たのが戦前戦中の「全体主義戦時体制」だった。

しかしその批判の為に、日本の集団を主にする文化の良さが失われて個人の権利主張に走り、基本的な家族単位の思い遣りまで失ってしまった。

そして欧米文化の個人の権利を重視した教育の為に、子を虐待する親や親を孤独死させる子供、ご近所付き合いを失って「隣は何する人ぞ?」の社会が出現した。
つまり、集団を主にするか個人を主にするかは、どちらに偏(かたよ)り過ぎても良い事は無いのである。

また、TPP加盟の問題は農業への 打撃だけではなく、加盟に拠って医療基盤や医薬品分野の自由化が急速に進められ「崩壊への道を辿る」と警告が発せられている。
食料問題に於いても、現状は遺伝子組み替え食品は表示義務がある。
しかしTPPに加盟すれば、自由貿易推進の為に組み替えの表示は無くなる。

遺伝子組換食品の安全性に関しては、免疫システムの影響、子孫への影響、解毒臓器である肝臓や腎臓への傷害などが危惧されているが、加盟すれば安全と言う保障が無い物を食べさせられる事になる。

政治家や官僚の中に、余りにも簡単に自由貿易推進と言う立場で、「TPP加盟に賛成」と決めている方々がいる。
この辺りの「利の計算」は、正に「原発の再稼動」と同根の「多少危険でも目先の利益に資する」と言うギャンブル性の高い考え方である。

しかし、アイデンティティ(連続する同一性)としての現日本人の精神的柱の一つ「農」を、簡単に切り捨てて、美しい日本と日本人が生き続けられるだろうか?
それとも、個人の権利のみを追求する殺伐とした欧米型資本主義社会に日本が成る事を、現代日本人は選択するのだろうか?

だとしてら、世界に誇るべき日本人独特の共生主義も色あせてしまうに違いない。

困った事に、中身を吟味する事無く「官僚政治の打破」を挙げながらそれに反作用する「議員定数削減」を大衆受けするスローガンとして挙げるのは浅知恵ではないのか?

「議員定数削減」は、唯一官僚をコントロールする筈の国会議員を弱体化する事に成り、実は「官僚の思う壺」と言う観方が強い。
つまり定議員数削減は、幻想とも言うべき各論の大衆受けばかりで、総論的見地から物を見ていないか、選挙民を馬鹿にして居るとしか思えない。

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