2013年01月08日

【安倍政権にゾンビ復活の不安】

無題2

【安倍政権にゾンビ復活の不安】



安倍晋三新総理、今更「産業競争力会議」に竹中平蔵氏がご就任ですか?

安倍総理が「産業競争力会議」に登用した人材派遣会社・パソナの会長・竹中平蔵氏が関わる「残業代ゼロ法案」もゾンビ復活で、同じくゾンビ復活した「ものは言い様の集団的自衛権」の直訳は「同盟・交戦権」の事ですね。

そして経済成長戦略として「国土強靭化計画に、赤字発行の国債で大型の予算を組む」と言うのですか?

これでは新総理、古式豊かな自民党の伝統が「ゾンビのごとく復活した」としか評せ無いですよ。

まぁ金は使わなければ回りませんから、大型の予算を組んで景気を刺激するのは良いでしょう。

しかしその使われた金が、一般国民にまで廻る仕組みを同時に創らなければ、政治家の存在そのものが「何の為の政治家か?」と問われるでしょう。

経済的に失われた二十年間と称されるこの二十年間、安倍総理を覗いては歴代総理は戦闘思想に人畜無害だった。

しかし安倍総理は、育ち方からして全く違うのだ。

安倍晋三氏の外祖父・岸信介は、先の大戦を主導した東条内閣で閣僚(商工大臣・無任所の国務大臣兼軍需省次官)を務め、敗戦後一時はA級戦犯被疑者として三年半巣鴨プリズンに拘留された。

その外祖父・岸信介に可愛がられた影響で、安倍晋三氏は軍事屋気質だから武器輸出を解禁し、日本の「軍需産業国家化を目指したい」と考えている。

勿論、軍需産業と「戦争ができる国」は一体で、生粋のタカ派である安倍晋三氏を国民が大勝させた事は、将来に禍根を残す結果に成るかも知れない。


安倍新総理は前回総選挙で、民主党に政権を取られた理由を本当に理解しているのだろうか?

正直、竹中平蔵氏を教授に迎えていた大学も今度の安倍政権も、一般国民にして見れば理解できない愚挙である。

刃物や銃で人を殺したら殺人者だが、「弱者切捨て政策の失政」で何人殺しても「有識者の先生」とは、この世の中は矛盾に満ちている。

安倍新総理の意向で、「産業競争力会議」が設置され、竹中平蔵氏が主導した「経済諮問会議」の「骨太の方針」が復活すると言う。

しかし竹中平蔵氏は過去に、小泉政権下で財政赤字縮小の為に血も涙も無い「弱者切捨て政策」を遣(や)った男である。

当時の小泉・竹中内閣は、「痛みを伴う改革」と名打って行政構造改革には手を付けず「弱者切捨て政策」だけを遣(や)った。
「聖域無き改革」と言いながら大嘘で、弱い者の「社会保障費」だけを削るなら、大政治家や大学者先生が大見得を切って遣(や)る事では無いだろう。

竹中平蔵氏の産業競争力会議有識者議員就任を、大企業経営者は歓迎するだろうが、一般の国民に取っては悪夢の再来である。

この平蔵氏の一事をもってしても、一般の国民に取っては安倍新政権に「財界偏重政府か?」の疑問符が付くと考えられる。

安倍政権が掲げるアベノミクス(経済インフレ化計画)に対して危惧するのは、竹中平蔵氏が米国型市場経済学者と言う点である。

安倍氏は、日本経済を二十年前のバブル経済時代に近ずける考えで、日銀の資金供給量を増やして投資意欲を刺激し活性化させる積りである。

だが、バブル当時と最大の違いは竹中平蔵氏の米国型市場経済が企業利益を出資者(株主)に還元する事を優先するもので、給料には余り反映しない事である。

つまりアベノミクス(経済インフレ化計画)で企業が潤っても、一般国民の収入(給料)には反映しないで税金だけが上がる可能性が強い。

そうなると景気は一時的なもので終わり、その為に増刷した国債の赤字累積だけが残る事も容易に想像できる。

竹中平蔵氏に関しては、自民党内部にも先の政権陥落に対する戦犯と見る者も多く、場合に依っては党内内紛の火種に成る要素さえも含んでいる。


平蔵氏が関わった小泉政権下の「聖域無き改革」は聞き耳が良いが、現実は社会保障分野の予算削減ばかりで、天下り団体へ付ける予算は放置していた。

その「弱者切捨て政策」のみを遣ったからこそ民衆の支持が自民党から離れ、民主党への政権交代を許した。

そしてその「弱者切捨て政策」で国民生活が良く成ったならまだしも、多くの生活困難者が生まれて自殺者が急増し、景気は良く成らなかったし財政赤字も止める事はできなかった。

「理性」で考えれば、小泉純一郎氏と竹中平蔵氏が犯ったのは明らかに悪政である。

しかし小泉純一郎氏が未だに大衆に人気が高いのは、歌舞伎役者に似た好き嫌いの「感性」の部分しか採って居ない大衆が多いからである。

この「感性」の部分しか評価として採って居ない大衆が、アンカリング効果から解き離れないと、小泉純一郎氏の正しい評価は為されないだろう。


竹中平蔵氏は弱肉強食の米国型市場経済主義者であり、他に経済界の大物が産業競争力会議 に入ると言う事は、企業のロジック(論理)がまかり通って「昇給無きインフレ」の可能性がある。

上がるのが「消費税その他の生活税と物価だけ」と言う状態に成れば大企業経営者だけが良い思いをする事になり、そんなものは経済成長とは言えない。

しかし竹中平蔵氏の経済運営は、間違いなく「昇給無きインフレ」で大手企業の経済体質だけを強化する手法である。

元々米国型市場経済主義は、多くの貧困者と少数の大富豪を創造する究極の弱肉強食思想で、能力が無い者には冷たい思想である。

竹中平蔵氏が小泉政権下での「自分の成果」と主張する経済指標についても、数字の取り方で幾らでも作文が出来る数字で、まったくご都合主義の大本営発表である。

つまり小泉政権を引き継いだ第一次安倍内閣当時、大企業はぼろもうけして企業の内部留保が二百兆円も溜まって指標上は大好景気だったが、一般国民は誰も景気回復を実感できなかった。

日本の経済構造が、労使協調型時代は利益がでれば給料も上がった。

だが、米国型市場経済に変化して企業利益を出資者(株主)に還元を優先する形に変わって、資金が投資ファンドや一部の金持ちにしか廻らなくなった。

結果、一般市民に資金が廻らないから株式市場も活力が維持できず「好景気の株安」で推移し、その間にリーマンショックで構造が破壊され今日に到った。

つまりアベノミクス(経済インフレ化計画)は、各種の経済指標が一時的に好転しても「いつか来た道」に成る可能性がある。

その一方で労働賃金は長期に下がり続け、中小零細企業は廃業・倒産に追い込まれ、一般国民はバブル崩壊後一度も景気回復の実感は無い。

勿論、平蔵氏が信奉する米国型市場経済は賞味期限が切れた学説で、もう大きな転換を必要とする崖っぷちに追い込まれている。


民主党・野田政権の「嘘吐き政治」で、国民の目は政治家や政治の信頼性に於いて厳(きび)しく成って居る。

一方で日本中に蔓延している「不況感」は二十年間に及び、東日本大震災の復興は待ったなしと言う日本再生の大事な時に、船出した安倍政権である。


経営者の評価をするのは株価で、その力を持つのは投資ファンドだったり大株主だったりだから、社員より投資ファンドや大株主の方にだけ経営者の顔が向いている。

つまり構造的に社員の給与は後回しになるのが大企業で、その大企業だけ政治が保護育成しても一般に景気への波及効果は少ない。

問題は自民党・安倍政権の経済政策が、中小零細企業の仕事の活性化や非正規雇用者(派遣・パート・アルバイトなど)の収入増にまで踏み込めるかどうかが肝心なのである。

そこまで行かないで大企業だけが好景気では、国民は「自民党・安倍内閣の経済政策が成功した」とはけして認めないだろう。

小泉・竹中内閣・第一次安倍内閣・麻生内閣、続く民主党歴代内閣の経済政策失敗で、失われた二十年間と称される日本経済を、魔法じゃあるまいし小手先のアベノミクスで立ち直るなど、当初から怪しいもだった。

そのかなり詐称じみたアベノミクスの大洞(おおほら)に、善良な庶民がコロリと信じてしまった。


この二十年間、大企業は政治的影響力で減税と政府保護に力を入れ、自らの
体質改善や技術革新を怠(おこた)って来て新興国の追い上げに遭っている。

正直これは、創業者時代の独力で技術開発した創意工夫の精神を忘れ、横着に国の支援を引き出そうとした大企業経営者の自業自得である。

その大企業経営者の横着を、票や政治献金に結び付けた品格無き政治家達、そして天下り先の財団への寄付を当てにした官僚達の責任である。

そんな大企業よりも、これから自力で伸びようとする中小零細企業を育てた方が、長期的には為に成ると言う想いはある。

しかし永い事、財界がスポンサーで遣って来た自民党にすれば、スポンサーの利益を優先するのは当たり前だが、経済波及効果を政策的に創り出さなければ、「政権維持は出来ない」と心すべきである。

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