2013年02月01日

【浜岡原発・無防備な恐い話し】

無題2

【浜岡原発・無防備な恐い話し】



中部電力は電源喪失対策をし、浜岡原発の周囲に津波を想定した防潮堤を建設しているが、防潮堤建設と電源喪失対策だけで、本当に原子力の制御ができるのか?


欧州連合(EU)が予算を提供した公式の研究チームが発表した報告書に依ると、福島第一原発事故の放射線漏れは、「地震の直後から発生した」とされている。

つまり津波が福島第一原発に襲いかかる前の地震の直後に、キセノン133が漏れ始めていた。(2014年3月1日付け・Natural Society)

国内では、「事故は津波に依るもの」とされているが、EUの同研究チームのデータでは津波が襲来する前から「原子炉は地震によって損傷していた」と結論が出されている。

これは、原発再稼動を進めたい政府がひた隠しにしていた極秘情報と言え、対津波用の防潮堤の高さばかり話題で五十四基ある原発の地震強度は論議にさえならない。


建設中の防潮堤高十八メートルを上回る津波高十九メートルが想定され、中部電力は対応を迫られた。

中部電力は、名古屋大学に依頼して発電所と防波壁の模型を作り、波高十八メートルや二十二メートルの津波テストをして津波に対する浜岡防潮堤(防波壁)の有効性をアピールしている。

しかしこの実験、津波の襲来以前に起こる震度六強の破壊力をまったく考慮していない。つまり震災は、破壊力と液状化、そして津波が同時進行で起こるもので切り離して論ずるべきものでは無い。

中部電力・浜岡防潮堤(防波壁)は「波高二十五メートルの津波にも持続する」と説明されているが、その前に起こる震度六強の強震との合わせ技を計算に入れているのだろうか?

高さの問題に加え、浜岡原発の立地そのものに対する不安・砂丘立地が在る。

深く考えれば防潮堤は高さの問題だけで無く、海岸傍(かいがんばた)の砂丘に於ける地盤強度が巨大地震の強震に耐えうるかどうかも検証が必要である。

調べて見ると地盤が柔らかい所は、狭い範囲で震度が一度相当も上がる被害例は数多く、震度六強が震度七強に増幅すると言えるのである。


専門家に言わせると、浜岡砂丘に置ける防潮堤(防波壁)の基礎工事は地下三十五メートルまで掘り下げる必要が在ると言う。

震度六強の強震で防潮堤の地盤に液状化現象が発生すれば、浜岡防潮堤(防波壁)はその強度を失い津波の威力に崩壊、浜岡原発内に津波が流入するシナリオもある。

つまり浜岡砂丘と言う砂上の楼閣に在っての地盤で、防波壁の基礎が震度に耐えられる物なのかの疑問は本当に無いのだろうか?

津波を想定した防潮堤を建設しているが、その前の海(遠州灘)は震度七(マグニチュード9.1)が想定される「南海トラフ巨大地震」の震源域に最も近い位置にあり、津波以前の段階で強震に見舞われる。


ここで、小生が問い掛けたい疑問ポイントは「液状化現象」の事である。

南海トラフ地震に於ける浜岡原発地域で想定される震度は、震度六強を上回る震度七の強震と想定される。

静岡県の液状化危険地域には厚い砂地盤の静岡県西部エリアがあげられ、そのもっとも顕著なのが浜岡砂丘である。

つまり浜岡原発の背後に在る高台・「牧の原台地下」の海岸端は元々厚い砂の堆積地盤(海岸砂丘)で、液状化は必至なのである。

原発の安全性に関して、活断層と津波の波高は問題にされるが、原発立地の基礎強度については余り話題に成らない。

浜岡立地のような海岸傍(かいがんばた)砂丘は、液状化現象が考えられる水気が多い地盤で在る事は言うまでもない。

つまり津波の防潮堤到達前に、中部電力の防潮堤(防波壁)は震度七の強震で構造的にダメージを受ける可能性がある。

先の3・11東日本大震災でも、強固な防潮堤を大津波がバラバラに破壊して街を襲って来た。

東日本大震災(東北地方太平洋沖地震)による液状化現象により、至る所が地割れ、関東地区の千葉県や東京都の一部でドロの吹き出しが起こり、震源地から離れていながら家やビルが傾いている。

そこが目の付け所で、ここに一つのモデルケース(事例)がある。

岩手県宮古市田老地区は、貞観大地震(じょうがんおおじしん)を始め過去何度も津波に襲われ、明治以降も明治二十九年と昭和八年に壊滅的な打撃を受けている。

その教訓から構築された田老地区の大堤防は、海面から高さが10メートルもある総延長2・4キロの日本一を誇る大堤防で、「田老・万里の長城」と称されていた。

そこでこの「液状化現象」の事だが、良く観ると岩手県宮古市田老地区の頑丈な湾内防波堤や海岸大堤防は「大津波」だけで倒壊したものか疑問である。

あれだけの構築物が、津波の威力でいとも簡単に流されたのは、津波以前の巨大地震で湾内防波堤や海岸の大堤防の土台(基礎)が「液状化現象」で大きく破損してしまったからではないだろうか?

つまり田老地区の湾内防波堤や海岸大堤防の破壊は、波の高さしか考慮していなかったと想われ、実際の被害は巨大地震に拠る「液状化現象」と「大津波」の合わさった結果ではなかったのかの検証が必要である。

巨大地震で浜岡防潮堤にヒビでも入った上で巨大な津波を受け止めるとして、耐えうるかどうかは「運否天賦」と言うギャンブルに成ってしまうのではないか?


当初は「原子物理学者」の設計だけで安全と判断していた原発の危険性を、現在はそれに上乗せする形で「地勢学者」の原発直下の断層帯だけを問題にしている。

しかし液状化現象と震度の破壊力に対して、防潮壁(防波壁)を含む原発構造体の強度について「建設構造学者」が何処まで強度計算をしているのか?

また断層帯に関しては、「歴史学者」の調査で海底地震・津波の古文書が残り在るにも関わらず海底部の断層については安全基準の対象にしては居ない。

つまり全てを対象に研究すると日本国内に原発立地は無くなる為、別々の専門家の別々の狭い範囲の意見を取り上げて安全性を論議し、学者を結集して総合的な検討をする事を避けている。

これはもぅ、浜岡原子炉の一時停止や廃炉のみならず、在庫燃料棒や使用済み燃料棒も依り安全な場所に即刻移動すべき緊急事態である。

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