2014年03月03日

【アベノミクスが破綻する日は在るか?】

無題2

【アベノミクスが破綻する日は在るか?】


(裏付けが無い稚拙な空経済・アベノミクスへの警告)

安倍政権は、アベノミクス政策の円安基調や株価上昇で「景気を好転させた」と言われている。

確かに円安基調で、一部の輸出産業は好調かも知れない。

しかしグローバル経済化した現代に在って、海外の動向に大きく影響される日本経済の危うさを思えば、実体が無いマネーゲームに過ぎないアベノミクスはハイリスクである。

安倍総理のアベノミクスと言う人工的な経済政策で景気を創造する手法に国民が期待しているが、この景気浮揚策は一時的な効果しかない。

むしろこの為に赤字国債を発行してジャブジャブと費やす国民の借金は、国際化を標榜する企業の進出資金や国際フアンドの配当や利食いで流出して国内には余り廻らない。

つまり虚実の比較で言えば、安倍総理のアベノミクスは国の経済基礎を創出するのでは無く、膨大な国費を費やして「虚」を創出しているだけである。

強い足腰が無い日本経済に於いて、空経済を膨らませるだけの稚拙なアベノミクスに安定性や持続性があるとは到底考えられない。

アベノミクスの実体が、「中身が無い、虚の大衆扇動政治」である以上、早いか遅いかの差こそあれ、やがて破綻するのは明らかある。

安倍総理が本当の名宰相ならば、もっと地に足が着いて将来を見据えた政策を執るべきで、こんな小手先の稚拙な景気刺激策などはしない筈である。

また、今、株価上昇の株式で多少儲かっている個人投資家も、切り上げ時を間違えると大きなジョーカーを引く事に成るだろう。

何とも国民を馬鹿にした話だが、安倍総理は「国民に対して希望を創造する」と言う古典的な手法・「アベノミクスと言う幻想」で統治を試みた。


「政治家が嘘吐きの始まりである」と言う筆者の指摘の根底に在るのが「宿命的矛盾(しゅくめいてきむじゅん)」の存在である。

つまり理屈として、一方を採れば一方を見捨てなければ成らない本来の道理を、政治家は「承知の上」で、故意に双方が平等に可能であるかの様な幻想を意図的に抱かせる。

安倍晋三氏のアベノミクスはこの典型的な事例で、自民党政権として一方の大資本家(大手事業家)の立場を採れば、中小零細企業経営者や労働者は見捨てるべき者である。

益してや、年金生活者の事など考えている訳が無いのに、それでも「アベノミクスが生活を豊かにしてくれる」とすがる高齢者が惨めである。


正直、日本史作家である小生にとって、安倍王朝の比較的主流の末裔である長州安倍氏には親近感があるが、それだからこそ粗雑なアベノミクス政策には懐疑的である。

懐疑的なそこで、この文章の前提と成る約束としては、自分と異なる意見の人間を頭から廃するのは稚拙な事である。

安倍政権のアベノミクス政策では、「景気浮揚策」として法人税減税と賃上げがセットに成って話が進んでいる。

つまり例え大企業でベア(ベースアップ)が在ったにしろ、それは企業減税と引き換えであり、大企業はベア実行とのバランスで今後更に要員のウエイトを「非正規労働側」にシフトして行くだろう。

法人税減税の分のシワ寄せは社会保障費(福祉)の予算に影響され、法人税減税とセットの賃上げで財界の懐は痛まない事になる。

法人税減税の原資が、赤字国債でまかなわれるか消費増税でまかなわれるかであれば、結局は自民党スポンサーである財界との資金還流政策ではないのか?


アベノミクス政策は、日本の経済力の足腰を鍛えるのではなく、空経済を膨らませるだけの裏付けが無い稚拙な手法である。

まぁ、「景気の気」は「気分の気」ではあるが、アベノミクスは正しく空経済を膨らませる実体が伴わない「気分の景気」である。

しかしこの手法には危うさが在り、例えば空経済を膨らませるアベノミクス政策は、「外的要因」で打つ手も無く吹っ飛んでしまう。

勿論、アベノミクスが成功して欲しい想いはあるが、「これ」と言う確信も無く、「企業が賃金を上げてくれれば」のタラレバでは何とも頼り無い。


企業業績と昇給は相反する宿命的矛盾(しゅくめいてきむじゅん)であるから、安倍総理が頭を下げたくらいでは本質的にどうにも成らないだろう。

但しこの給料が上がらない状況は、「平成二十七年に一変する」と言うのが筆者の予測である。

断って置くが、この時点で昇給状況が一変するのは、何もアベノミクスの政策成果では無く、極自然な「人口問題」と言う合理的バランス現象に依るものである。

それは単純に、団塊世代の高齢化とその後に続く少子化と言う深刻な人口問題が、労働者を売り手市場にシフトして行くからである。


平成二十七年を迎えると、三大団塊世代である昭和二十二年、二十三年、二十四年の内の最後の年・昭和二十四年生まれが六十五歳の定年を迎える。

つまり三大団塊世代が会社を去る為、各企業は少子化状況の中で次の四十年を支える新たな人材の確保に走る事になるのだ。

もし、この現象が平成二十六年の後半から出始めても、これは団塊世代の定年と時機が重なった棚ボタで、けしてアベノミクスの政策成果と誤解してはならない。


それで少しは日本の労働環境に日差しが在っても、国際環境の悪化危機はアベノミクスの国内政策では対処できない。

一番差し迫って危険なのは、いびつに発展した人口大国の「中国経済」で、中国共産党の強権でさえもコントロールできない状況に在る。

大気汚染は中国国民の健康を直撃し、地方政府も関与するシャドーバンクは崩壊寸前、中央政府や地方政府の役人の腐敗、一人り子政策で少子高齢化は日本の比ではないなど深刻な問題ばかりで、中国共産党は長持ちはしない。

中国がこければ世界経済に深刻なレベルで影響があり、日本が巻き添えを喰えば、景気を刺激して空経済を膨らませる手法のアベノミクス政策など一溜まりも無い。

自滅する中国の巻き添え被害を最小限にとどめる知恵が日本に必要な時で、その積りで予め対処すべきだが、多分政界も財界も後手後手だろう。

また、欧州での紛争懸念や経済破綻などの外的要因も、積み上げて来たアベノミクス政策を一瞬で灰塵に帰すリスクも拭い切れない。

現実の経済を創出する為の足腰を鍛えるのではなく、手っ取り早く景気を刺激して経済を膨らませる手法が、果たして正しい経済政策なのだろうか?

この現実を追求されて、「国民の不安を煽(あお)る」と言うのなら、安倍総理の頭の中(思考水準)は、戦中内閣の閣僚だった母方の祖父・岸信介氏と同じである。

もはやそれは、「戦時統制時代の言論封鎖」と然(さ)して変わりは無いレベル(水準)の漫画チックな思考水準ではないのか?


何も事前策を採らずに先送りして来た「少子高齢化」と言う負の条件、「潜在国力と言う裏付け」が無いにも関わらず「気分」で景気上昇を目論む安倍晋三氏・・・・。

少子高齢化で「人口構造」が、経済の国際化で「企業構造」が、金融の国際化で外国の投資ファンドが乗り込んで来て企業の「配当構造」も変わり、日本経済の「根本的な体質」が変わった。

この構造変化に依る「根本的な体質の変化」はズット以前から予測出来たのに、日本の政治家も官僚も対処を先送りして、今やどうしょうも無い所に到っている。

つまり「根本的な構造の変化」が在るにも関わらず、アベノミクスは緊急処置としてカンフル剤を打つだけの国費をジャブジャブ費やしても効果は限定的に決まっている。

現在の「根本的な構造」では、ジャブジャブ費やした国費は一部大企業の「収益」と外国投資ファンドの「餌食」に成るだけである。

そしてこの国費ジャブジャブ投下は、「これ」と言う確信も無いタラレバ政策で、「かなりのハイリスクな賭けではないか?」と想う経済学者は多い。

何も事前策を採らずに先送りして来た「少子高齢化」と言う負の条件、もはや「宿命的矛盾(しゅくめいてきむじゅん)」と成った「企業構造の国際化」、潜在国力と言う裏付けが無いにも関わらず「気分」で景気上昇を目論む安倍晋三氏・・・・。

安倍晋三氏は、確証も無いままに太平洋戦争に突入した当時の政権・「近衛文麿内閣」と、何らの代わりが無い。

つまり安倍晋三氏は、空経済を膨らませる砂上の楼閣を「アベノミクス」として構築して、世の中にアピールしているに過ぎない。


戦前の小作人は労働力確保が絶対命題で、戦後少し後まで「夜這い」や「寝宿制度」が残って居て、子沢山だった。

国策も「産めよ増やせよ」だったからその残滓(ざんし)で「戦後の集団就職」と言う安い労働力が供給されて高度成長が可能となり、中小企業が大企業に育つ下地が在った。

比べるに少子高齢化が進む現代日本は、差し迫った人口問題に取り組まないと如何なる経済政策を行っても一時的なカンフル剤にしかならない。

この難問に、現代のモラル(道徳)パラダイム(時代の合意事項)の見直しを含む少子高齢化対策をするか、子持ちの移民を受け入れるかしないと、滅びの道は回避できない。

つまり環境が変わっているのに、無能にも戦後の高度成長期以来定番の財政出動政策を、相変わらず続けて、安倍総理は恥ずかしく無いのか?

社会保障費が膨大に膨らんで行く日本に在って、現状を維持しながら経済や国力を回復する力は、少子高齢化が進む現代日本には無い。

ここは日本の経済構造を一度リセットするくらいの大手術が必要なのではないだろうか?


米国の「市場原理主義学者」に先駆者とし評価されたのが田沼意次(たぬまおきつぐ)の政治」である。

江戸中期・第九代将軍・徳川家重の代に行われた「田沼意次(たぬまおきつぐ)の政治」は、まさに現代の資本主義・自民党の政治に酷似している。

つまり田沼意次(たぬまおきつぐ)は、現代で言えば大企業(当時の大商人)に肩入れして経済を上向かせようとして癒着を招き失敗した政治モデルである。

僅か三百年に足りない歴史の米国の経済学者は、この日本では失敗例として歴史に残る「田沼意次(たぬまおきつぐ)の政治」の政治を「市場原理主義」の先駆者とし評価している。

当時の江戸っ子でさえ批判的だった失敗作・「田沼意次(たぬまおきつぐ)の政治」・・・「強い者勝ちの政治」を、米国かぶれから信奉する学者や政治家は日本が辿って来た歴史を知らな過ぎる。



安倍晋三氏は、思想信条の中身を問わなければ歴代総理のなかでも希に見る純真な心を持った政治家である。

しかし晋三氏は、想定外の現状に苦悶している筈である。

なぜなら、空経済を膨らませるアベノミクス政策は台本通りには進んでは居らず、刻々と危険水域に近付きつつ在るからだ。

そして希に見る純粋な人物の代表は、明治期の軍人・乃木希典(のぎまれすけ)や、戦国期の織田家猛将・柴田勝家(しばたかついえ)が同タイプだが、戦の結果は二人とも「突撃一本やりの正攻法」の凡将だった。


近頃、「安倍政権の経済ブレーン」と言われた経済学者が、一斉に安倍晋三氏の周辺から消えつつある。

例えば安部総理は、円安になれば「経済が持ち直す」と主張している。

だが静岡県立大学教授・本田悦郎・内閣参与は、既に大企業の構造は海外製造拠点にシフトしていて、国内企業は円安の恩恵は受けられないと主張している。

高度な技術を有する中小零細の企業が、海外とのコスト競争に勝てずに消滅を続けている側面が、「企業構造の国際化」そのものだからである。

その本田悦郎・内閣参与は、元々「アベノミクス仕掛け人の一人」と言われる安倍政権の経済ブレーンだった。

現在の日本には、経済構造そのものを立て直す根本的な処置が必要な事態なのに、「小手先で何とかしよう」と言うアベノミクスに、時代遅れな政策レベルの間違いを感じる。


二十年間も、地に足が着いた中小零細企業の育成政策をして来なかった日本の先送り政府と官僚・・・。

それが自力で這い上がる自由主義思想かも知れないが、それなら「影響が大きい」と言う理由で、何で大企業ばかり優先する政策をする。


株価の第一関門は、比較的多くの企業が迎える三月末決算期の確定売りに平均株価を維持して耐えられるかどうかである。

そして景気そのものの第一関門は、四月の消費増税を控えて二月〜三月に駆け込み需要の反動が出る五月〜六月を、小売企業が乗り越えられるかどうかである。

刻々と迫る危険水域に、安倍政権の経済ブレーンである学者達は、消費増税後の五月〜六月を乗り切れるかどうかの経済状況を読めないで居るのだ。

また、この五月〜六月を乗り切ったにしても、元々空経済を膨らませるだけの裏付けが無い手法には、行く先には常に破綻危機がつきまとう事になる。


安倍政権は「景気刺激策」と称して、「赤字国債をドンドン発行した借金」を原資にジャブジャブと金を遣(つか)って居る。

「赤字国債」は、言うまでも無く未来に残る「国民の借金」だが、欲しい物をカードで買い過ぎ破産した個人と何処が違うと言うのだろうか?

そしてこの「国民の借金」が、大企業の利益に集中して還流している事実は、安倍政権の大本営発表で誤魔化されている。

千七百六十七年〜八十六年の江戸時代、第九代将軍・徳川家重がさせた「田沼意次の政治」では商業の発展に力を入れたが、賄賂をさかんにさせる結果になって政策は失敗した。

田沼政治で盛んに成った賄賂と、財界大手の各団体が自民党に納める政治資金と、その目的の性質に於いて大した差は無い。

何やらこの田沼政治時代、現代のどこぞの政権の、まだ事故が終息もしていない原発を他国に売り込むと言う・・・国民の範たるべき政府が「信無き拝金主義」では、民心が拝金に乱れても仕方が無い。

この「儲けさえすれば手段は構わない」と言う風潮を増長させた「アベノミクス」と言う名の政策が「田沼政治時代に良く似ている」と思うが、いかがか?


安部総理は「企業が賃上げしてくれば景気は回復する」と言うが、できれば他社が賃上げして景気が良くなるのをジッと待って居て儲けたいのが、経営者の虫が良い所である。

どうせ「全(まっと)うな人間」と自称する人々の中にも、金権亡者は沢山居る。

嫌、金権亡者が沢山居るからこそ、本当に「全(まっと)うな人間」は貧しく無力なのかも知れない。


近頃、「あらゆる偽装が表面化」して、とても大陸の隣国・中国の低レベル偽装を笑えなく成った。

しかし本音で言えば、納税義務義務にしても安全にしても企業には社会貢献と企業貢献の異なる目的が共立して存在する。

つまり金儲けの為なら、安全性を無視した多少の偽装は企業に貢献して居る事になる。

耐震偽装、食肉偽装、メニュー偽装、うなぎ産地偽装などなどと、儲ける為には手段を選ばない事は、相手の生命健康を想い遣ない人間の悪しき性(サガ)である。

そしてJR北海道で、「手抜き」が事故を招いて問題化したが、偽装も手抜きも、実は「他人の安全と引き換え」の無責任な利益主義である。

福島第一原発事故の電源喪失も、「手抜き」の人災の人災だった。

日本の経済活動がこのテイタラクでは、とても中国の無責任な金儲け主義を笑えないではないか?

つまり基本的に「隙あらば儲ける」が企業家の性(サガ)であるから、何も自ら率先して賃上げなどする訳が無い。

そして、円安による輸入品の高騰で「アベノミクス政策の負の部分」をまともに喰らうのは年金生活者であり、ニート非正規雇用(ワーキングプワ)と呼ばれる低所得者階級である。

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