2014年08月31日

【竹中平蔵氏の財政成功疑惑】

無題2

【竹中平蔵氏の財政成功疑惑】


(疑惑の郵政改革)

平成二十六年八月、最終金曜日の夜(実際は土曜日の早朝であるが)、テレビの討論会に珍しく竹中平蔵氏が出演した。

この討論の中で、竹中氏は自らが主導した郵政民営化を伴う財政政策を、現在の年度予算との比較数字を挙げて「大成功例」として自慢していた。

この「大成功例」の自慢が、筆者にして見れば随分ずうずうしい話しに聞こえた。

だが、同席したコメンテーターの誰一人として、その当時の竹中氏の「大成功例」が「詐欺まがいの赤字隠しのたまもの」で在る事を指摘しなかった。

歴史をライフワークにしている筆者としては、総合司会者も含め他のコメンテーターが竹中氏の余りにも矛盾した主張を、そのまま許していたのが残念でならない。

しかし小泉内閣も歴史の一端になりつつある現在、その「「重要な経緯部分」を飛ばした「結果」だけが残れば「勝てば官軍」の手柄として主張できるのかも知れない。

大事な事は、いつの世にも表面に現れない歴史の裏が存在し、それを冷静に読まないと「大きな間違い解釈をしてしまう」と心得る事だ。


小泉改革の業績とされる郵政民営化であるが、実はの目的が違い、これは「詐欺まがいの赤字隠し」である。

つまり小泉郵政改革の正体は、郵政省の累積赤字(国の借金)二百兆円を郵政民営化に拠って新会社に付け替え、国家の借金を煙のごとく消した三流手品師のペテンマジックである。

郵政省が民営化して、「民間に成った」から、手品みたいに横滑りで二百兆円が国の借金では無く成り、国の借金の総額から消え、見てくれの帳簿面は良く成った。

同じく道路公団の借金・五十兆円も、同じように民営会社の借入金に化けた。

確かにバランスシートへの赤字記載から外れたから、国の累積赤字が一挙に減って帳面(ちょうずら)だけは良くなった。

赦せない事に、竹中氏は未だにそのペテンマジックを「自分が主導した経済改革の成果」とで自慢気に喧伝している。

竹中氏の言い分では、小泉内閣の後期には年度予算の「年額六兆円ほど財政予算を減らした」と成果を強調している。

このテレビ討論に於いて、他のコメンテーターから「小泉以後の内閣は,何故予算が減らせない」と質問が在った時、竹中氏は「改革を止めたから」と、シャアシャアと応えている。

だが、改革=民営化が赤字解消の原資であれば、郵政省以後にめぼしい民営化のターゲットは想い当たらないではないか。

つまり、これが郵政省の累積赤字(国の借金)二百兆円の元金返済と金利負担に対する予算分であれば、この発言はペテンマジックではないか?

このイカサマ手品で赤字国債の元金返済と金利負担分が大幅に減って、一見かなりの成果に見えるが、これは改革の成果では無く、一般社会の会社会計では「付け替え」と言う一種の会計操作ではないのか?

恐ろしい話で、民間がこの「付け替え」を犯(や)ったのなら、完全に企業存続の為の違法粉飾決算である。

見てくれは確かに良くなったが、「国の借金を民間に付け替える」と言う技術的なもので、財政努力で赤字が減った訳ではない。

この赤字付け替えの「郵政民営化と道路公団民営化」が、竹中氏が主導した小泉内閣の偽(いつわ)りの功績である。

この三流手品師のペテンマジックで消した郵政省時代の累積赤字二百兆円の負担が減った事で一時的に数年間は財政は数字面(すうじつら)だけ好転した。

だが、こんな非合法に近い手法で挙げた実績を平気で主張する竹中氏の面(つら)の皮の厚さは、政治家としては称賛に値するのかも知れない。

この民営化時点で郵便貯金が約三百兆円程在ったが、勿論貯金は国民からの預かり金で赤字の二百兆円とは相殺できない。

郵便貯金は、民営化後「郵貯銀行」が引き継ぎ、郵政省時代より貸し出し先制限が緩和されて運用されている。


竹中氏は、小泉内閣後期に赤字国債発行が減少した理由として、「小泉・竹中の改革が成功し、景気が回復して税収が増えた」としている。

だが、郵政の赤字付け替えを原資に赤字国債のバランスシートを好転させて景気回復を演出し、政策的に株価を上げてマネーゲームブームを誘導した。

正直その間も、景気回復に実体が伴わないから庶民の昇給は無く、「失われた二十年」と評するくらい好景気の実感など巷(ちまた)には無かった。

確かに経済指標からすると景気は回復して、大企業には内部留保(保留資金)は増えたが、それを抱え込んで投資には廻さず、結果下流の中小零細には金が廻らない。

そしてそれでは、庶民の懐が潤わないままに竹中氏の言う好景気は時代を通り過ぎた。

小泉・竹中の政治改革成果・「実感なき好景気」で金儲けしたのは、大企業の内部留保と竹中氏が推進した投資フアンドだけだった。

庶民の幸せに貢献しない財政政策など、いくら高等技術でも何の評価も得られない筈である。


それにしても、郵政民液化で国民に何のご利益が在った。

大概の所、郵政省時代はなんとか公共サービスを維持して来た過疎地域から出先の郵便局や出張所を閉鎖撤退して、高齢者に不自由を掛けさせるだけだったではないか。

そして予算を抑制した竹中小泉改革の全てが、実は「弱者の負担を増やした」と言う非情に徹した結果である事実も忘れてはならない。


なお、中央省庁である郵政省は郵政民営化に拠って廃止され、日本郵政公社を経て現在は日本郵便株式会社 ・株式会社ゆうちょ銀行・株式会社かんぽ生命保険などからなる日本郵政グループに分割され、その上に持株会社・日本郵政株式会社がグループ各社を統括している。

ついでに言って置くが、郵政省時代の累積赤字を押し付けられた日本郵政株式会社グループは、本来なら国の資産である郵政省時代の不動産資産などをそのまま使用し続けて居る為、その分普通の会社より有利である。

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