2006年11月28日
ブログ移転のお知らせ
2006年11月23日
はんなり
先日11月17日に「はんなり」という芸子さんのドキュメンタリー映画の試写会パーティーがビバリーヒルズのラ・メリディアンホテルで行われた。(恥ずかしながらもしこの映画がなければ、”はんなり”という言葉を知らなかった)メモリー オブ 芸者の映画のように芸者さんは未だにアメリカでは違うイメージが持たれている。その意味でも今回のドキュメンタリーは大きな意味がある。同じ日本文化を伝える人間として心からこのような活動は応援したい。
この映画はSakura Productionのプロデューサー曽原みゆきさんが4年かけて本当の芸子さんの真の姿をフィルムに収めたもの。当日は京都の芸子さんをはじめ、太渡(タイト)の太鼓パフォーマンス、尺八演奏、茶道などの披露で盛上がった。来場客は約150人、白人が4割くらいで6割が日本人を含めたアジア人であった。
やはり、芸子さんと日本酒は切っても切れない関係、その会場で来場客に当社から7銘柄を提供させてもらった。
−八海山純米吟醸
−獺祭純米吟醸
−酔鯨特別純米
−白壁蔵特別純米
−松竹梅Ginjyo
−松竹梅にごり酒
−菊水純米吟醸
来客のほとんどが日本酒に馴染みのあるハイエンドな顧客でそれぞれに試飲を楽しんでいただいた。小売店マーケットで売られていない八海山、香りの良い獺祭などが人気を呼んでいた。また、菊水はかなり消費者に浸透しているらしく、購買したいというお客さんもいた。
写真はこちらまで。
松本裕司
この映画はSakura Productionのプロデューサー曽原みゆきさんが4年かけて本当の芸子さんの真の姿をフィルムに収めたもの。当日は京都の芸子さんをはじめ、太渡(タイト)の太鼓パフォーマンス、尺八演奏、茶道などの披露で盛上がった。来場客は約150人、白人が4割くらいで6割が日本人を含めたアジア人であった。
やはり、芸子さんと日本酒は切っても切れない関係、その会場で来場客に当社から7銘柄を提供させてもらった。
−八海山純米吟醸
−獺祭純米吟醸
−酔鯨特別純米
−白壁蔵特別純米
−松竹梅Ginjyo
−松竹梅にごり酒
−菊水純米吟醸
来客のほとんどが日本酒に馴染みのあるハイエンドな顧客でそれぞれに試飲を楽しんでいただいた。小売店マーケットで売られていない八海山、香りの良い獺祭などが人気を呼んでいた。また、菊水はかなり消費者に浸透しているらしく、購買したいというお客さんもいた。
写真はこちらまで。
松本裕司
2006年11月17日
Toro Sushi酒セミナー
11月15日(僕の誕生日、関係ないですね、すいません)にToroというスシ&鉄板レストランで酒のセミナーを行ってきた。
オーナーは中国系アメリカ人、年齢は30くらいであろうか、かなり若い。
店は140席くらいの大型店。とても綺麗でおしゃれな店であった。
参加者は約45人。常連顧客が半分と従業員が参加した。
彼らが選んだ人気銘柄は以下の通り:
−菊水JG
−弥右衛門JG
−仁勇JG
−獺祭JG
−にごり酒
であった。
写真はこちらまで。
オーナーは中国系アメリカ人、年齢は30くらいであろうか、かなり若い。
店は140席くらいの大型店。とても綺麗でおしゃれな店であった。
参加者は約45人。常連顧客が半分と従業員が参加した。
彼らが選んだ人気銘柄は以下の通り:
−菊水JG
−弥右衛門JG
−仁勇JG
−獺祭JG
−にごり酒
であった。
写真はこちらまで。
2006年11月14日
Bishop 酒とフードペアリングディナー
今回の日本酒と食事のペアリングディナーは、ロスから北450kmにある小さな町(人口4,000人)Bishopというところで行ってきた。車で約5時間半のドライブ。Bishopに到着する途中の2時間半は高原の砂漠地帯をとにかくひたすらまっすぐ走る。
空気は澄み切っており夜になると流れ星が降りそそぐ。この町はヨセミテ国立公園から南に一時間、スキーリゾートで有名なマンモスまでは45分くらいの所に位置している。
日本食レストランはこの町ではYamatani一軒だけ。他にバー、ステーキハウスなどのレストランが何軒かあり、スーパーマーケットも一軒だけある。ここでの主な仕事は観光者相手の商売がほとんどらしい。店は総席数140席くらいでスシバー席は20席以上ある大型店。従業員は東洋人が一人で他は全て現地の白人である。ちょうど今のシーズンは釣り(ニジマス釣り)、紅葉も終わり年間で一番暇な時期ということで今回の企画に踏み切った。もう数週間経つと今度はスキーシーズンに入り忙しくなるということである。
標高1300m弱、朝晩はすでに氷点下になる。間近に見えるSierra Nevada山脈の上方にはすでに雪が積もり雄大な山岳光景が長時間のドライブの疲れを癒してくれた。
参加者は45名、全員地元の白人で30代後半から60代の人たち。5つのコースメニュー+デザートで計6銘柄の酒を試飲してもらった。酒の方はすでに共同貿易から仕入れているものを中心に行った。最初の10分は英語で日本酒とワインの違いや基礎知識を説明する。
<フードと酒メニュー>
1. マグロのたたきサラダ/ゆずドレッシング-----寒竹純米大吟醸
2. 焼き鳥と鳥のもものグリル/照り焼きオレンジソース-----菊水純米吟醸
3. マグロ、ハマチ、オノ(白身の魚)たたきのスシ----大雪純米吟醸
4. 牛のパン粉揚げ----松竹梅GINJO
5. チリアンシーバスの蒸し焼き----玉の光純米大吟醸
6. デザート バナバナのテンプラにジンジャーアイスクリーム----SCBにごり酒
<アンケート結果ベスト4まで>
Q1.) どの酒とのフードペアリングが一番良かったか?
1. マグロのたたき−寒竹(18票)
2. 焼き鳥と鳥のもも−菊水(2票)
3. チリアンシーバス−玉の光(2票)
4. スシと大雪(2票)
Q2.) 一番飲んで気に入った銘柄は?
1. 菊水(12票)
2. 寒竹(10票)
3. 玉の光(7票)
4. 松竹梅GINJO(3票)
Q3.) ボトルデザインで気に入ったものは?
1. 寒竹(10票)
2. 松竹梅(10票)
3. 菊水(7票)
4. 大雪(1票)
という結果が得られた。意外ににごりが思ったほど人気がなく、しっかりとしたボディーのある酒が好まれたようであった。年齢層も比較的高く、ワイン通も多かったことからかなりレベルの高い人もいた。また、参加した女性の内、3人がボトルのデザインで決めるという人もいたので改めてボトルデザインの重要性も感じた。
いままでの日本酒に対してのイメージが全く変わったという嬉しい意見もあった。また、酒がこんなにも食事を引き立ててくれるものなのかということを多くの人々に舌と体で体験させることができたことは大きな収穫であったと思う。
次の日、朝食をとり来た道をまっしぐらに帰った。気づくと汚れたロスの空気に戻っていた。
写真はこちらまで。


空気は澄み切っており夜になると流れ星が降りそそぐ。この町はヨセミテ国立公園から南に一時間、スキーリゾートで有名なマンモスまでは45分くらいの所に位置している。
日本食レストランはこの町ではYamatani一軒だけ。他にバー、ステーキハウスなどのレストランが何軒かあり、スーパーマーケットも一軒だけある。ここでの主な仕事は観光者相手の商売がほとんどらしい。店は総席数140席くらいでスシバー席は20席以上ある大型店。従業員は東洋人が一人で他は全て現地の白人である。ちょうど今のシーズンは釣り(ニジマス釣り)、紅葉も終わり年間で一番暇な時期ということで今回の企画に踏み切った。もう数週間経つと今度はスキーシーズンに入り忙しくなるということである。
標高1300m弱、朝晩はすでに氷点下になる。間近に見えるSierra Nevada山脈の上方にはすでに雪が積もり雄大な山岳光景が長時間のドライブの疲れを癒してくれた。
参加者は45名、全員地元の白人で30代後半から60代の人たち。5つのコースメニュー+デザートで計6銘柄の酒を試飲してもらった。酒の方はすでに共同貿易から仕入れているものを中心に行った。最初の10分は英語で日本酒とワインの違いや基礎知識を説明する。
<フードと酒メニュー>
1. マグロのたたきサラダ/ゆずドレッシング-----寒竹純米大吟醸
2. 焼き鳥と鳥のもものグリル/照り焼きオレンジソース-----菊水純米吟醸
3. マグロ、ハマチ、オノ(白身の魚)たたきのスシ----大雪純米吟醸
4. 牛のパン粉揚げ----松竹梅GINJO
5. チリアンシーバスの蒸し焼き----玉の光純米大吟醸
6. デザート バナバナのテンプラにジンジャーアイスクリーム----SCBにごり酒
<アンケート結果ベスト4まで>
Q1.) どの酒とのフードペアリングが一番良かったか?
1. マグロのたたき−寒竹(18票)
2. 焼き鳥と鳥のもも−菊水(2票)
3. チリアンシーバス−玉の光(2票)
4. スシと大雪(2票)
Q2.) 一番飲んで気に入った銘柄は?
1. 菊水(12票)
2. 寒竹(10票)
3. 玉の光(7票)
4. 松竹梅GINJO(3票)
Q3.) ボトルデザインで気に入ったものは?
1. 寒竹(10票)
2. 松竹梅(10票)
3. 菊水(7票)
4. 大雪(1票)
という結果が得られた。意外ににごりが思ったほど人気がなく、しっかりとしたボディーのある酒が好まれたようであった。年齢層も比較的高く、ワイン通も多かったことからかなりレベルの高い人もいた。また、参加した女性の内、3人がボトルのデザインで決めるという人もいたので改めてボトルデザインの重要性も感じた。
いままでの日本酒に対してのイメージが全く変わったという嬉しい意見もあった。また、酒がこんなにも食事を引き立ててくれるものなのかということを多くの人々に舌と体で体験させることができたことは大きな収穫であったと思う。
次の日、朝食をとり来た道をまっしぐらに帰った。気づくと汚れたロスの空気に戻っていた。
写真はこちらまで。
2006年11月08日
肌にいい日本酒
なんで、冬なのにロスはこんなに暑いのか!!?もう11月にもなるのに最近はIndian Summerという気象現象のおかげで日中は35℃前後にも気温が上がる。この気象現象は、砂漠地帯から昼間熱しられた空気が気圧の関係で吹いてくるもので秋から初冬に起こる。毎年のことではあるが、やはりこの時期にこの暑さは異常に感じられる。
話は変わりますが、最近よく関取の肌が荒れているという話を聞きませんか。まあ、科学的根拠はありませんが、実は彼らが日本酒を飲まなくなったというのが原因の一つと言われてるんですね。現代の関取もご多忙にもれず焼酎やウィスキーなどの蒸留酒を飲酒してるんですね。蒸留酒は字のごとく発酵により発生したアルコール飲料(ワイン、ビール、日本酒などの醸造酒)を熱を利用して水とアルコールんに分離しアルコール濃度を高めた飲み物であるため、その蒸留過程で実に多くの栄養素が失われるんです。また、アルコール度数が高いために体が脱水症状になり肌が乾燥してしまう。醸造酒である日本酒には肌によいアミノ酸が極めて他の酒類より多く栄養満点の飲み物なんです。もちろん量には気を付けないといけませんが、適量(一合から二合)であればむしろ健康によいことだらけなんです。ワインにもいろいろな健康効果が証明されているんですけど、サルファイトという保存剤が混入されており二日酔いでの頭痛の原因にもなっている。しかし日本酒には全く保存剤が入っていない稀なオールナチュラル健康アルコール飲料なんです。さらに日本酒にはアルコール以外になんと100種類以上もの微量栄養成分が含まれている。特に麹に由来する有効成分には美白効果があり、また、抗酸化作用や癌増殖抑制の成分もこの日本酒のアミノ酸成分にはあるんですね。日本酒を飲むのが本当にダメっていう人にはぜひとも料理酒として使っても同じ効果があるのでぜひともお試しを。調味料としての日本酒は旨み成分の宝庫でもあり材料の臭みを消す以外に蛋白質をやわらかくする作用や旨みを増長させる効果が大きいので活用してみて下さいね。何にでも“ちょっと一振り”をすればあなたの料理にコクが生まれますよ。ここで一つ裏技を。インスタントラーメンの仕上げにお猪口一杯分の酒を振りかけると麺臭さが消えインスタントとは思えない味が!だまされたと思って試してみて下さい。
明日8日と9日はロスから北400kmにあるBishopという町で唯一の日本食レストランで酒とのフードペアリングをしてくる予定。車で片道6時間、居眠りに気をつけて頑張ってきます。ちなみにそこの最低気温は-1℃だそうです。カリフォルニアは広い!!
松本裕司
話は変わりますが、最近よく関取の肌が荒れているという話を聞きませんか。まあ、科学的根拠はありませんが、実は彼らが日本酒を飲まなくなったというのが原因の一つと言われてるんですね。現代の関取もご多忙にもれず焼酎やウィスキーなどの蒸留酒を飲酒してるんですね。蒸留酒は字のごとく発酵により発生したアルコール飲料(ワイン、ビール、日本酒などの醸造酒)を熱を利用して水とアルコールんに分離しアルコール濃度を高めた飲み物であるため、その蒸留過程で実に多くの栄養素が失われるんです。また、アルコール度数が高いために体が脱水症状になり肌が乾燥してしまう。醸造酒である日本酒には肌によいアミノ酸が極めて他の酒類より多く栄養満点の飲み物なんです。もちろん量には気を付けないといけませんが、適量(一合から二合)であればむしろ健康によいことだらけなんです。ワインにもいろいろな健康効果が証明されているんですけど、サルファイトという保存剤が混入されており二日酔いでの頭痛の原因にもなっている。しかし日本酒には全く保存剤が入っていない稀なオールナチュラル健康アルコール飲料なんです。さらに日本酒にはアルコール以外になんと100種類以上もの微量栄養成分が含まれている。特に麹に由来する有効成分には美白効果があり、また、抗酸化作用や癌増殖抑制の成分もこの日本酒のアミノ酸成分にはあるんですね。日本酒を飲むのが本当にダメっていう人にはぜひとも料理酒として使っても同じ効果があるのでぜひともお試しを。調味料としての日本酒は旨み成分の宝庫でもあり材料の臭みを消す以外に蛋白質をやわらかくする作用や旨みを増長させる効果が大きいので活用してみて下さいね。何にでも“ちょっと一振り”をすればあなたの料理にコクが生まれますよ。ここで一つ裏技を。インスタントラーメンの仕上げにお猪口一杯分の酒を振りかけると麺臭さが消えインスタントとは思えない味が!だまされたと思って試してみて下さい。
明日8日と9日はロスから北400kmにあるBishopという町で唯一の日本食レストランで酒とのフードペアリングをしてくる予定。車で片道6時間、居眠りに気をつけて頑張ってきます。ちなみにそこの最低気温は-1℃だそうです。カリフォルニアは広い!!
松本裕司
2006年11月04日
タイ料理と日本酒
ロスの郊外、ノースリッジ市に今度タイ料理店が開店した。総席数は180席くらいの大型店である。ここの特徴はタイ料理はもちろん、鉄板と回転すし台があることだ。そこで今回はこのタイ料理に合う酒を見つけおいてもらえるようにと思い、7種類のお酒を持ち込んだ。しかし、回転すし、タイ料理、鉄板焼きの併合したレストランは何とも面白い組み合わせだ。
−寒竹 純米大吟醸 長野
−ダッサイ 純米吟醸 山口
−弥右衛門 純米大吟醸 福島
−竹の露 純米 山形
−白壁蔵 特別純米 兵庫
−菊正宗 純米吟醸 兵庫
−賀茂鶴 純米生貯蔵酒 広島
注文したものは、イカのサラダ、トヤムクンスープ、パッドタイ(タイの焼きそば)、ココナッツ入りのカレーなどだ。どれもハーブの香りの利いたスパイシーな料理であった。結果試飲した中で一番反発しなかったものは、獺祭の純米吟醸と弥右衛門の純米大吟醸であった。理由としては、他の酒は酸味が利いたハーブが多いタイ料理を食べると苦味が強調されたためだ。この苦味の元になる酸は何かはよく解らないがアフターテイストに上記2銘柄以外は若干の苦味が感じられた。カレーは辛さもあり、ミルキーなため、ほとんどの日本酒は合わなかったが、今回は”一本だけ選ぶとしたら何か?”と言うことで総合的な判断をした。
総合的に見てタイ料理と日本酒の相性は100点満点とすると60点くらいであったのではないかと思う。むしろ、にごり酒や中ハイの方が評価が高かったかも知れないが決して日本酒も悪くないことを実感した。
写真はこちらまで。
松本裕司


−寒竹 純米大吟醸 長野
−ダッサイ 純米吟醸 山口
−弥右衛門 純米大吟醸 福島
−竹の露 純米 山形
−白壁蔵 特別純米 兵庫
−菊正宗 純米吟醸 兵庫
−賀茂鶴 純米生貯蔵酒 広島
注文したものは、イカのサラダ、トヤムクンスープ、パッドタイ(タイの焼きそば)、ココナッツ入りのカレーなどだ。どれもハーブの香りの利いたスパイシーな料理であった。結果試飲した中で一番反発しなかったものは、獺祭の純米吟醸と弥右衛門の純米大吟醸であった。理由としては、他の酒は酸味が利いたハーブが多いタイ料理を食べると苦味が強調されたためだ。この苦味の元になる酸は何かはよく解らないがアフターテイストに上記2銘柄以外は若干の苦味が感じられた。カレーは辛さもあり、ミルキーなため、ほとんどの日本酒は合わなかったが、今回は”一本だけ選ぶとしたら何か?”と言うことで総合的な判断をした。
総合的に見てタイ料理と日本酒の相性は100点満点とすると60点くらいであったのではないかと思う。むしろ、にごり酒や中ハイの方が評価が高かったかも知れないが決して日本酒も悪くないことを実感した。
写真はこちらまで。
松本裕司

2006年10月27日
酒蔵訪問
昨日25日に無事日本からロスに戻った。日本を出る前の二日間だけ雨にたたられたが全般的にとても過ごしやすい気候に恵まれた。日本、特に東京では、ロスとは違う刺激が多々感じられた。また、昔住んでいて当たり前のことが奇妙に感じられたり新鮮にも感じられることも多かった。特にトイレのウォッシュレットは昔からあったが、やはりあると非常に良いものだと痛感した。なぜ、アメリカではさほどヒットしないかが不思議である。(アメリカでこれから大きなビジネスになるのでは!?)自動販売機の多さ、電車や公衆での飲酒は昔は違和感がなかったが、在米通算20年近くになるとそれが目立って奇妙に感じられる。若い女性・男性の衣装もアメリカとはかなり感覚が違う個性的なファッション面も見受けられた。また、日本も変ってきたなと感じたのはテレビでの政治家の討論会も昔のように何を言ってるのか解らないことではなく、はっきりとした主義主張や意見があったことだ。しかも以前のように老人ではなく若い政治家や評論家も増えていたことだ。もちろん、一部であろうが大分日本も個性を主張できる環境が整ってきているのでないかと感じられた。
さて、大会を終え、2件の酒蔵へ訪問してきた。長野県佐久市の戸塚酒造店と千葉県成田市の鍋店に行ってきた。急な訪問にもかかわらず快く受けていただき心から感謝したい。
長野の戸塚酒造店は1652年が創業。戸塚社長は16代目である。息子さんの繁さんは現在専務で父親の右手となり現場で頑張っている。商店街にあるこの酒蔵は一見入り口だけでは蔵とは思えないが、入ると奥行きがある。奥に進むと何ともいえない酒粕のよい香りが漂う。戸塚酒造は手造りをモットーに一つ一つの製品を丁寧に仕上げている。特にアメリカに出荷してもらっている純米大吟醸は最後の詰めで行う殺菌を一本一本手で栓をした後、湯煎殺菌をしている。また、アル添の酒には通常”醸造アルコールが混入されるがここでは本当に米からとられた醸造アルコールを使用している。
次の日に訪問した鍋店は成田駅から車で30分ほどの距離。旅立つ日の午前中に訪問をしてきた。大塚社長にわざわざ駅まで迎えにきていただき大変恐縮をしてしまった。蔵は大きく、衛生管理もしっかりと行き届いていた。ここには杜氏さんがいない代わりに工場長の高田さんが昔エンジニアであった経験を酒造りに生かしている。ここでも無ろ過の原酒を飲み感動をした。しかも布での吊るしで自然に絞った酒は何とも言えない香りと味の深さを感じた。歴代の総理大臣も必ず来る伝統的な蔵にも関わらず先入観のない美味しい伝統的な酒造りを目指しているのが特徴。
こんなすばらしい技術で造られた美味しい酒を僕自身アメリカに行く前は知らなかったのは実に恥ずかしいことだ。人生でなんか損をした気分になった蔵見学であった。
写真はこちらまで。
(日本酒会館、全国から集まった2千以上もの銘柄が展示してある)
松本裕司

WSC
さて、大会を終え、2件の酒蔵へ訪問してきた。長野県佐久市の戸塚酒造店と千葉県成田市の鍋店に行ってきた。急な訪問にもかかわらず快く受けていただき心から感謝したい。
長野の戸塚酒造店は1652年が創業。戸塚社長は16代目である。息子さんの繁さんは現在専務で父親の右手となり現場で頑張っている。商店街にあるこの酒蔵は一見入り口だけでは蔵とは思えないが、入ると奥行きがある。奥に進むと何ともいえない酒粕のよい香りが漂う。戸塚酒造は手造りをモットーに一つ一つの製品を丁寧に仕上げている。特にアメリカに出荷してもらっている純米大吟醸は最後の詰めで行う殺菌を一本一本手で栓をした後、湯煎殺菌をしている。また、アル添の酒には通常”醸造アルコールが混入されるがここでは本当に米からとられた醸造アルコールを使用している。
次の日に訪問した鍋店は成田駅から車で30分ほどの距離。旅立つ日の午前中に訪問をしてきた。大塚社長にわざわざ駅まで迎えにきていただき大変恐縮をしてしまった。蔵は大きく、衛生管理もしっかりと行き届いていた。ここには杜氏さんがいない代わりに工場長の高田さんが昔エンジニアであった経験を酒造りに生かしている。ここでも無ろ過の原酒を飲み感動をした。しかも布での吊るしで自然に絞った酒は何とも言えない香りと味の深さを感じた。歴代の総理大臣も必ず来る伝統的な蔵にも関わらず先入観のない美味しい伝統的な酒造りを目指しているのが特徴。
こんなすばらしい技術で造られた美味しい酒を僕自身アメリカに行く前は知らなかったのは実に恥ずかしいことだ。人生でなんか損をした気分になった蔵見学であった。
写真はこちらまで。
(日本酒会館、全国から集まった2千以上もの銘柄が展示してある)
松本裕司

WSC
2006年10月21日
2006年10月18日
日本
昨日夕方17日に日本に戻ってきた。飛行機は満席状態ではあったが定刻通り出発し無事に日本に戻ってきた。
飛行機の中で普段はワインを注文するのだが、初めて日本酒を機内サービスで頼み映画鑑賞をして楽しんだ。機内映画の中の一つでタイトルは確か「きらわれ松子」だったと思うがこの超非現実的な映画をなぜか全て観てしまい後悔した。内容は教師であった松子の悲惨な生き様を描いているのだがあまりにも暴力(英語ではDomestic Violence)が酷く不愉快で重くなった。まあ、興味のある方はご覧になっても構わないが...
さて、利き酒師世界大会も後2日に迫ってきた。もうここまで来るとイメージトレーニングをし、体調を万全にしていくしかない。
さあー、気合いを入れて頑張るずえい!
日本より、
松本
飛行機の中で普段はワインを注文するのだが、初めて日本酒を機内サービスで頼み映画鑑賞をして楽しんだ。機内映画の中の一つでタイトルは確か「きらわれ松子」だったと思うがこの超非現実的な映画をなぜか全て観てしまい後悔した。内容は教師であった松子の悲惨な生き様を描いているのだがあまりにも暴力(英語ではDomestic Violence)が酷く不愉快で重くなった。まあ、興味のある方はご覧になっても構わないが...
さて、利き酒師世界大会も後2日に迫ってきた。もうここまで来るとイメージトレーニングをし、体調を万全にしていくしかない。
さあー、気合いを入れて頑張るずえい!
日本より、
松本
2006年10月13日
個性ある酒、個性あるヒト造り
日本ではここ何年も日本酒の売上げは減少傾向をたどっている。逆にアメリカでは昨年も20%以上日本酒の販売が増えた。Adams Handbookのレポートによると日本酒はワインと同様アメリカ市場では確実に人気を獲得してきているとの報告をしている。今後アメリカでは影響力のあるワインのソムリエ、日本酒きき酒師がいかにアメリカ一般大衆に個性ある日本酒を伝えていくか、また、日本酒を扱う卸業者がレストラン側に魅力ある提案をできるかがキーポイントとなっていくであろう。
日本での日本酒販売不調の原因はいろいろな要素が考えられる。質の問題、税制の問題、企業努力、プロモーション不足、若者のアルコール離れ等あげればきりが無い。
しかし一番の原因は、過去多くの日本酒に個性や特徴が無かったことではないであろうか。また、個性的な酒が認められない日本社会構造そのものに問題があったのはないだろうかと思う。個性や特徴がないのは酒だけではなく日本にいる日本人・日本社会のみならず海外にもいる日本人社会特有の問題でもある。
ここアメリカで商売していくには商品やサービスにおいて“個性”“特徴”他社と差別化できる要素が必要になってくる。
日本酒論から若干企業価値論になるのだが、創造的新商品・サービス開発においての最大の敵は何と言っても封建的な支配経営であったのではないかと思う。では封建的経営とは一体なんであろうか?
1.目に見える支配をしたがる(形式重視、自分のわがままの押し付け)
2.責任者に責任だけを押しつけ権限を与えない(部下を信用しない)
3.公平な人事・給与制度がない(意味のない年功序列だけが残っている)
4.江戸時代の参勤交代のような無駄な集まりが多い(会議とはほど遠いもの)
5.減点主義評価(重箱の隅を突っついた揚げ足とり評価)
結果どのようになるかと言えば、
1.業者との癒着や自分の立場を利用しちょろまかしが増える(水戸黄門の悪代官と 越後屋の世界)
2.現場の真実な情報がトップに伝わらない(中間管理職は悪玉コレステロールのよ うに情報という血液をつまらせる)
3.若手社員のやる気・士気が異常なほど下がる
4.本来の仕事はせずゴマすりが横行、社内営業が主な仕事になる
5.仕事での正当な評価はされず態度や性格で評価される
現代においては以上のような経営をしている企業、産業は衰退の一途を辿っていくことは間違いない。人々は今、インターネットにより世界の情報を瞬時に得られようになった。リアルタイムで他の世界でおこっている現象を検索することにより自分の居る世界との乖離を比較できるようになった。また、消費者の意見や主張は直接emailで飛んでくるし個々の意見は送信ボタン一つで何百人何千人にも文字、実際の言葉、動画でも伝えられる世界になった。昔のように企業トップは都合の悪いことや失敗を隠すことができなくなったことは恐ろしいことだ。
では個性を最大限にいかす経営とは一体どういうことであろうか?簡単に言えば上記の無い環境を作ることだ。では上記の無い環境とはどのように作れるのかが問題である。
それは、顧客の求める商品やサービスとは何かを真剣に追求することから始まるのではないか。要はマーケット・インの志向を全身で感じ行動に移すことである。そしてその意識が最大限発揮され報われる組織・人事評価制度を作ることである。
商品開発においては商品が若者向けのものであればそれなりの味、パッケージデザイン、マーケティングが必要とされる。最終決定者のわがままな(こだわりとわがままは全く違うもの)感覚で決めないことである。こだわりとは、マーケットに本当に合った商品やサービスを提供していくことを常に感じ商品に反映させることであり、個人の志向や趣味ではない。
各個人の個性を生かした経営は創造的な商品やサービスを実現させてくれる。この次元においては1+1=2ではなく、それは相乗効果(シナジー効果)により個人能力の何倍、何百倍もの力をその企業は発揮できるようになるのである。それが本当の組織というものではないだろうか。個性や個人能力が最大限に発揮できない環境は近代企業組織とは言えず単なる指令を待っている“受身集団”にしか過ぎない。これでは良い商品やサービス提供などは到底期待できない。
製造業であろうがサービス業であろうがこの原理は普遍である。人種のるつぼであり個人、個性を重視するアメリカの風土では売る商品に特徴がなければ売れない。まして、歴史もありワインのように癖のある食中酒と今後戦っていくわけであるからより個性のあるものを提供していく必要がある。レストラン業を営んでいようが、卸売り業を営んでいようが、物を製造していようが要はそこには必ず“人”が介在してくる。その一人一人の創造的感性が大きな原動力になりここアメリカの巨大マーケットに日本酒を浸透させていくのではないであろうか。
最近、日本の酒蔵では若い後継者達が特徴ある酒造りをし話題をよんでいる。過去の品評会で主流だった*YK35だけでなく伝統を復活させた無濾過酒、原酒、長期熟成酒など特徴をもった酒が人気を得てきているのは喜ばしい現象である。私もアメリカで日本人酒ソムリエの一人として精一杯頑張っていきたい。
*Y=兵庫県産山田錦
K=九号酵母
35=精米歩合35%
松本裕司

World Sake Comp
日本での日本酒販売不調の原因はいろいろな要素が考えられる。質の問題、税制の問題、企業努力、プロモーション不足、若者のアルコール離れ等あげればきりが無い。
しかし一番の原因は、過去多くの日本酒に個性や特徴が無かったことではないであろうか。また、個性的な酒が認められない日本社会構造そのものに問題があったのはないだろうかと思う。個性や特徴がないのは酒だけではなく日本にいる日本人・日本社会のみならず海外にもいる日本人社会特有の問題でもある。
ここアメリカで商売していくには商品やサービスにおいて“個性”“特徴”他社と差別化できる要素が必要になってくる。
日本酒論から若干企業価値論になるのだが、創造的新商品・サービス開発においての最大の敵は何と言っても封建的な支配経営であったのではないかと思う。では封建的経営とは一体なんであろうか?
1.目に見える支配をしたがる(形式重視、自分のわがままの押し付け)
2.責任者に責任だけを押しつけ権限を与えない(部下を信用しない)
3.公平な人事・給与制度がない(意味のない年功序列だけが残っている)
4.江戸時代の参勤交代のような無駄な集まりが多い(会議とはほど遠いもの)
5.減点主義評価(重箱の隅を突っついた揚げ足とり評価)
結果どのようになるかと言えば、
1.業者との癒着や自分の立場を利用しちょろまかしが増える(水戸黄門の悪代官と 越後屋の世界)
2.現場の真実な情報がトップに伝わらない(中間管理職は悪玉コレステロールのよ うに情報という血液をつまらせる)
3.若手社員のやる気・士気が異常なほど下がる
4.本来の仕事はせずゴマすりが横行、社内営業が主な仕事になる
5.仕事での正当な評価はされず態度や性格で評価される
現代においては以上のような経営をしている企業、産業は衰退の一途を辿っていくことは間違いない。人々は今、インターネットにより世界の情報を瞬時に得られようになった。リアルタイムで他の世界でおこっている現象を検索することにより自分の居る世界との乖離を比較できるようになった。また、消費者の意見や主張は直接emailで飛んでくるし個々の意見は送信ボタン一つで何百人何千人にも文字、実際の言葉、動画でも伝えられる世界になった。昔のように企業トップは都合の悪いことや失敗を隠すことができなくなったことは恐ろしいことだ。
では個性を最大限にいかす経営とは一体どういうことであろうか?簡単に言えば上記の無い環境を作ることだ。では上記の無い環境とはどのように作れるのかが問題である。
それは、顧客の求める商品やサービスとは何かを真剣に追求することから始まるのではないか。要はマーケット・インの志向を全身で感じ行動に移すことである。そしてその意識が最大限発揮され報われる組織・人事評価制度を作ることである。
商品開発においては商品が若者向けのものであればそれなりの味、パッケージデザイン、マーケティングが必要とされる。最終決定者のわがままな(こだわりとわがままは全く違うもの)感覚で決めないことである。こだわりとは、マーケットに本当に合った商品やサービスを提供していくことを常に感じ商品に反映させることであり、個人の志向や趣味ではない。
各個人の個性を生かした経営は創造的な商品やサービスを実現させてくれる。この次元においては1+1=2ではなく、それは相乗効果(シナジー効果)により個人能力の何倍、何百倍もの力をその企業は発揮できるようになるのである。それが本当の組織というものではないだろうか。個性や個人能力が最大限に発揮できない環境は近代企業組織とは言えず単なる指令を待っている“受身集団”にしか過ぎない。これでは良い商品やサービス提供などは到底期待できない。
製造業であろうがサービス業であろうがこの原理は普遍である。人種のるつぼであり個人、個性を重視するアメリカの風土では売る商品に特徴がなければ売れない。まして、歴史もありワインのように癖のある食中酒と今後戦っていくわけであるからより個性のあるものを提供していく必要がある。レストラン業を営んでいようが、卸売り業を営んでいようが、物を製造していようが要はそこには必ず“人”が介在してくる。その一人一人の創造的感性が大きな原動力になりここアメリカの巨大マーケットに日本酒を浸透させていくのではないであろうか。
最近、日本の酒蔵では若い後継者達が特徴ある酒造りをし話題をよんでいる。過去の品評会で主流だった*YK35だけでなく伝統を復活させた無濾過酒、原酒、長期熟成酒など特徴をもった酒が人気を得てきているのは喜ばしい現象である。私もアメリカで日本人酒ソムリエの一人として精一杯頑張っていきたい。
*Y=兵庫県産山田錦
K=九号酵母
35=精米歩合35%
松本裕司

World Sake Comp



