今回の内容は下記のような内容でした。
1)「気」とは何か?
2)「気」に関する実験
3)「気」の性質・・感情から
3)「気」を増す手段
4)「気」を感じよう!
5)「気」を扱う注意点
「気」とは何か?というところでは、○×方式の問題で、本多先生に柔らかく説明していただいたので、どんなものであるのか、だいたいお分かりいただけたでしょう。
私は個人的には、漢字からのイメージが頭に入りやすかったです。米を炊くときに出る蒸気のイメージである「氣」。この文字の上の部分である「气」は流れる雲のイメージであり、雲を流れさせる見えない力が「気」であるいう解説には思わず納得してしまいました。
「気」の実験もしました。
「気」は圧すると熱を生じるということが言われていますが、これを物理実験で証明してみよう!という全く初めての企画でした。これは空気を圧縮することで綿が燃えるという実験だったのですが、実は器具を探すのが一苦労でした。さらに練習のときに火がつかないことがあったりして、火をつけるまではソワソワ落ち着かない気分でした。当日の実験ではうまく火がつきました。こうして生じる熱が体のいろんなところに支障を来たしているということが実感されました。
「気」は感情に大きく左右されるということも、実感に則したものだったので、理解はしやすかったですね。悲嘆にくれる人が病気になりやすいのも、理屈どおりだったので驚きました。
「気」を補うための処方に関して、私は、四君子湯、啓脾湯、帰脾湯を挙げました。また、「血」も補う処方として、十全大補湯と人参養栄湯を挙げ、それぞれ生薬から解説を入れました。
そして実際に「気」を感じるための、気功について実践をしたり、注意点について本多先生に解説していただいたりしました。実際に「気」を感じられた人も多かったです。感じられなかった人も、当日に習った動きを実践していくと段々に感じられるのではないでしょうか?
気功法は「気」をコントロールするために行うものですが、「気」のエネルギーも高まっていますので、いくつかの注意点がありました。体を回る「気」の量が多くなるだけに、コントロールできなくなると、食べられなくなったり、ひどいときには精神的に影響がでるという説明を聞きました。怖いなあ・・。そのようなときに対処するための漢方薬についても解説をいれました。
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