2008年11月20日 08:28

◎全職員が市長に作文提出=愛知県弥富市



 弥富市は、年1回、職員全員に市政の課題に関する作文を提出させている。服部彰文市長は「職員の問題意識がよく分かる。会って話しただけでは分からない部分まで知ることができ、参考になる」と話す。施策立案や適材適所の人材配置にも役立てているという。

 作文提出は2年前に始めた。職員360人のうち、本庁舎の事務職職員約200人が原稿用紙5枚以内にまとめ、総務部長に提出する。総務部長は市長に手渡し、市長はすべてに目を通す。

 2007年度の設問は、(1)「市民と歩む情報共有化への取り組み」(IT、CATV、情報通信網の整備および市民の声をいかに聞き、生かしていくかを考えていただきたい)(2)「市民と歩む福祉について」(弥富市は2012年、65歳以上の人が4人に1人となる。そのことも含めて考えていただきたい)−の2つ。職員はどちらかを選び、論じる。職員全員が提出した。

 同市では市長が午後5時以降に職員を課ごとに呼び出して話し合う、市長とのミーティングを定期的に開催。作文はこの際の話題としても活用される。(了)

(2008年11月20日/官庁速報)


トラックバックURL

コメントする

名前
 
  絵文字