2008年10月22日

本澤二郎の政治評論「志賀節・医療大国論」

 数ヶ月ぶり、元環境庁長官の志賀節さんと夫人からお声がかかった。平和主義者・三木武夫門下生で知られる。大蔵OBのコンテツこと近藤鉄雄氏に対して三木さんが「志賀君が私の後継者。支援せよ」と指示したこともあった。不運にも同じ選挙区の小沢一郎、ついで、後輩の森喜朗側近の謀略にかかりバッジを失ったが、いまや体調は15キロ減量、若返りに成功した。「引退など考えていない」と意気軒昂だ。


 志賀さんは小泉純一郎と同期生でもある。長崎出版の要請を受けて「小泉チルドレン」を執筆、そのさい彼にも取材した。完成を心待ちにしていたようで、「9月出版がどうしてなのか」と大幅に遅延している理由を問い正そうとしてきたものだ。心配しているのは、むしろ筆者の方である。夫妻も「出版社に電話したが、担当者が出なかった」と不安を口にした。
 小泉チルドレンは親分にも見放され、消滅する運命に追い込まれている。その内実を表と裏から、それにアンケート取材もしたりした。小泉政治総括を含めて仕上げた政治本である。とうに完成しているはずなのが、一向に連絡がないのである。だから夫妻に対して返事のしようもない。
 「まさか言論弾圧事件ではあるまいが」と二人は大いに心配、同情してくれた。

 その後に話題は、進めている志賀論文に移った。聞きかじりでしかないが、彼のライフワークは「医療大国・日本」である。徹底した平和・軍縮が前提となる。筆者も大賛成だ。国民の大半が共鳴するはずである。
 キューバがかなり成功しているが、さらなる大掛かりな医療大国論であるらしい。奇病・大病の患者が日本にくれば、たちまち治療を施してあげる。人類に感謝される日本にしたいというのである。彼は政界に死刑廃止議員連盟を立ち上げた張本人である。ご存知、死刑廃止はEU加盟の条件にもなっている。
 彼の祖母は栃木県の女医第一号で知られる。早世した母親も医師だった。命を大事にしようとする政治に奔走する昨今なのである。

 いわゆる世襲議員についても話題になった。彼こそ世襲議員の代表ではないのかと認識していたのだが。実は大分、事情が違った。代議士の父親は、地元の県議に白羽の矢を当てた。息子ではなかった。三木さんも「君、それでいいのか」と念押しした。
 ところが、指名された県議が思案の末に「志賀さん、あなたが適任だ」といってきた。こうして政界に入るのだが、もっぱら逓信の道を歩いてきた。小泉は銀行である。郵政民営化は銀行・金貸しの悲願だった。逓信族の巻き返しが、次なる選挙の争点の一つでもある。「引退などとんでもない」という理由なのか。
2008年10月22日記


jlj001 at 13:34政治評論  この記事をクリップ!
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