2013年11月02日

本澤二郎の「日本の風景」(1447)

<山本太郎の直訴状>
 昨11月1日は、早朝に集団的自衛権問題をパソコンに打ち込み、ブログに発信したあと、珍しく朝から重くなった腰を上げた。中国・中央テレビの取材を受け、その後、日本記者クラブで元アジア経済研究所の中国研究者と懇談。午後1時過ぎに敬愛する弁護士と意見交換した。「今の国会に良い政治家がいるだろうか」と聞かれて、即座に首を横に振るしかなかった。久しぶりに、北朝鮮から帰国したばかりの友人と立ち話も出来た。「経済重視に舵を切った」という新体制報告に満足した。夕刻近くにジムに駆け込んで、歩行運動しながらテレビ朝日のニュースを見ていると、山本太郎参院議員の天皇直訴問題を大々的に取り上げ、山本批判を繰り広げていた。弱きをくじく政府、政党・政治家とテレビコメンテーターの合唱に異和感を抱いてしまった。



<狂気の永田町を反映>
 皇居での園遊会取材の経験はない。したくもなかったのだが、10月31日のその場で、国会議員が天皇に手紙を渡す場面を、同日夕刻の民放でチラと目撃、時代の逆転に不思議な思いにかられた。
 思えば、永田町は久しく狂気が覆っている。不思議なことが起きて、さらに別の狂気が起こる。それでいて新聞テレビは、高い内閣支持率だと決めつける。明らかに真実の世論調査数字ではないのだが、これが独り歩きしている。
 そうした中で、あたかも戦前を想起させる山本直訴に対して、政府や政党・政治家が異様な反発をしている。参院議院運営委員会は、本人を呼び付けて事情を聴き、処分をするのだという。福島の惨状を正しく報道しない新聞テレビに代わって、天皇に直訴した一人の無所属議員を叩いているのだ。それを面白おかしく映像に流すテレビ。結果、天皇を戦前の神に押し上げていることに気付こうとしない。戦後、人間宣言をした史実を知らない輩が、まるで永田町を占拠しているかのようにも思えてくる。
 驚愕すべきは、テレ朝の元朝日記者で大学教授のコメンテーターまでが、山本をこき下ろすのだ。
 バチカンでは法王の法話中に、厳重な警備をくぐり抜けた子供が壇場に登り、法王にしがみつくほほえましい映像が世界を駆け巡っていた。園遊会での山本と天皇の映像も至極自然なものだったというのに。
<大嘘五輪と原発売り込み>
 永田町の狂気というと、何度でも指摘したいのだが、大嘘をついて東京五輪を手にした安倍首相のことである。これを真っ向から批判できない与野党と新聞テレビである。
 300年経過しないと福島は元に戻らない。それでいて、原発売り込みがアベノミクスに欠かせない、として安倍はトルコ訪問を2度も、政府専用機を使って現地入りしている。これは異常である。財閥の代表も同行させた。
 事情通は「三菱と東芝お抱え総理大臣」と酷評している。円の大増刷で20兆円の資産を消失させたアベノミクス内閣を、それでも60%前後の日本国民が支持している?
 不正選挙システム「ムサシ」を使用しない地方の選挙において、自公の候補者は、なかなか勝てない。やはり裏があるのだろう。「ムサシ」を解剖すれば、真相が判明するはずだ。
<非常時に国会議員は長期の骨休み>
 日本の財政は破綻寸前、否、破綻している。TPP交渉の行方次第で、日本の経済環境も完全に崩壊しかねない。来春の消費大増税で日本経済は、必ず沈下する。隣国との緊張外交政策で、日本は東アジアで孤立、外交も破綻している。
 そんな時でも永田ムラは長期間、骨休みを取りながら、破格の報酬を懐に入れてきている。議員定数と報酬の半減をすれば、国内外も日本再生に気付き、日本株の信頼は高まるだろう。だが、彼らの鳴り物入りの国会改革は「安倍の国会出番を少なくせよ」とわめき始めている。
 本気で、安倍の健康を重視するのであれば、公邸に住めばいいだろう。場合によっては、善良な医師を付き添わせても国民は文句を言わない。
<甘すぎる東電追及>
 山本いじめは、政党・政治家が東電を追及してこなかった負い目からの反発であろう。東電のカネにぶら下がってきた政党・政治家に問題がある。
 史上空前の大事件だというのに、未だに東電関係者の証人喚問をしていない。腐敗まみれの永田ムラを象徴している。清潔を吹聴してきた公明党と共産党に、是非とも真意を聞いてみたい、と思う国民も多いと聞く。
<棄民扱いの東北・福島>
 結果として、永田ムラは東北・福島を棄民扱いしている。
 復興資金19兆円を精査しない会計検査院である。適当な指摘でお茶を濁している。これでは日本国民は踏んだり蹴ったりだ。
<市民の闘いが日本再生の決め手>
 闘わない市民は、狂気の守銭奴レベルの永田ムラに、今後も舐められるだけである。立派な法制度も、闘う市民の覚醒を前提にしている。
 一人の市民が、パキスタンの少女・マララちゃんのように勇気をだせば、必ず道は開けてくるだろう。
2013年11月2日15時40分記


jlj001 at 15:32 この記事をクリップ!
Archives
訪問者数

QRコード
QRコード
Recent Comments
Recent TrackBacks
livedoor Readerに登録
RSS
livedoor Blog(ブログ)