2014年08月22日

本澤二郎の「日本の風景」(1732)

<晋ちゃん、官邸を去れ>
 口を開けば「国民の命を守る」と叫んで、「他国の戦争に参戦する」という閣議決定をしたばかりの晋ちゃん。それなのに、広島で多くの命が奪われているというのに、ゴルフ場近くの別荘で夏休み。世論の怒りにあわてて上京したものの、昨夜は私邸に泊まったことが通信社の報道で判明した。せめて公邸で指揮を取るのが最低の義務である。其れも出来ない。晋ちゃん、もういいよ。官邸を去りなさい。


<「声なき声」も辞めろ>
 国民の「声なき声」が口癖だった首相経験者は、祖父の岸信介。彼はそうして日米安保改定を強行した。
 晋ちゃんは「ゴルフさえ止めれば国民は納得してくれる」と思いこんでいるのだろうか。とんでもない。「声なき声」も直ぐに辞めろ、である。晋ちゃんの「国民の命」とは、国民をだますための常とう句にすぎなかったのである。
<沢山の命に向き合えない安倍>
 彼は、広島豪雨による大災害の当日朝にゴルフ場に向かった。既に多くの犠牲者が出ていたのにもかかわらず。それでもゴルフに余念がなかった。後見人の森喜朗にお尻を叩かれて、仕方なくゴルフ場を後にした。
 昼前に官邸に着いたものの、夜になると、また別荘へと逃げた。大災害の被害は拡大しているため、翌日、再び官邸に戻るしかなかった。そのまま公邸に待機するのが、最低の義務だったが、実際は私邸に戻っていた。22日は私邸から午前10時前に官邸に入った。いつも通りの出勤時間だ。
 肝心の災害対策閣僚会議は午後3時、其れまではろくでもない人物との会見で過ごしている。死者・行方不明者は、どんどん増えているというのに現地入りしない。晋ちゃんの危機管理は、まるでなっていない。辞めてもらいたい。
<すぐ現地に行かなかった理由>
 晋ちゃんは24日に現地入りする意向を明らかにした。これを聞いた関係者は「ふざけるな」と憤ったらしい。
 それもそうだろう、被害発生の時点で現地入り、関係方面に適切な指示を与える。いかなる国の指導者もそうしている。国際的リーダーの感覚ゼロである。
<地元入りしても、大災害の隣県には行かない>
 彼は直前に故郷の田布施に入っている。広島の災害地はその手前である。地元入りしてひたすら弔問にうつつを抜かした晋ちゃん。だが、大災害で命を奪われている現地に立とうとしなかった。この感覚は普通ではない。
2014年8月22日記


jlj001 at 20:20 この記事をクリップ!
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